日本で有数の大都会でありながら、自然が豊かで食べ物も美味しいことで、近年高い評価を得ている福岡県福岡市。
そんな福岡市の中心部には、大濠公園という都会にいながら自然を満喫できる公園があります。
大きな池があり広大な敷地を持つ大濠公園は、予想以上に広く、そして都会の真ん中にあるとは思えないくらい大きな池があるので、
かなり広そう!
どうやって散策していけばいいの?
というように、初めて訪れる人にはどのようにして散策すれば良いのか戸惑う人も多いのでは無いでしょうか?
そういう訳で今回は、福岡市の大濠公園のおすすめ散歩コースを紹介していきます。
見所が豊富な公園ですので、この記事を参考にして大濠公園を満喫してみましょう!
目次
大濠公園とはどんな公園なのか?
大濠公園は福岡市の中央区に位置する巨大な池のある自然公園です。
中心部にありながら豊かな自然のある公園で、福岡市民の憩いの場として長年親しまれています。
公園の周辺は、安土桃山時代から江戸時代にかけて博多湾の入江で、海が広がっていました。
その場所を、筑前国福岡初代藩主の黒田長政が福岡城を建設。
城の建設時に整備された外堀が、現在の大濠公園の元となったのです。
ちなみに黒田長政は住吉神社の社殿や、筥崎宮の鳥居を建立した凄い人物でもあります。
39万8千㎡の広大な敷地が、公園として整備されたのは1929年のこと。
1966年には福岡大博覧会が公園で開催され、終了後には
- 美術館
- カフェ
- 日本庭園
- ジョニングコース
など開発が次々行われ、見所豊富な公園になりました。
今回紹介する散策ルートのスタート地点はこちら。
地下鉄大濠公園駅を出てすぐにある入口を入ったところにあるボートハウス乗り場から、散策をスタートしましょう。
散策は、池を時計回りで回るのをおすすめします。
池の東側の方が見所が多く、大濠公園を散策するにはベストだからです。
という訳で、早速まいりましょう!!
大濠公園散策ポイント 大濠池
大濠公園内のど真ん中にある、約22万6千㎡の規模を持つ池です。
初めて池を見る人は、そのあまりの大きさに度肝を抜くことは間違い無いでしょう。
池の周囲はランニングコースになっていて、昼夜問わず多くのランナーが池の周囲を走っています。
ちなみに池の周辺はちょうど2kmとのこと。
キリの良い距離なので、走るには最適の場所ですね。
池のすぐ横には、透き通った綺麗な水が流れる水路がありました。
かなり流れは速く、水面をよく見ると小さい魚が物凄いスピードで泳いでいます。
夏場に行くと涼しそうに見えますが、水路に入って遊ぶのは禁止されているので注意。
そんな美しい水路を見ながら、池を時計回りに歩いていきましょう。
大濠公園の主たる見所は、池の北、東、南に集中しています。
水路から見てすぐ左側の道は、ランニング専用のコースなので、邪魔にならないように歩きましょう。
大濠公園 大濠池周辺の見所① スターバックス福岡大濠公園店
ボートハウスから池に沿ってしばらく歩くと、凄くお洒落な建物が姿を現します。
こちらは、スターバックス福岡大濠公園店です。
後ろにある森林と合わさって、見事なくらいにマッチングしていました。
スターバックスは全国の大きな公園に進出しているようで、その場所にマッチングした外観の店舗を建設して、多くの人を集めています。
観光で歩き疲れたら、ここで休憩していきましょう。
大濠公園 大濠池周辺の見所② 福岡市美術館
スターバックスからしばらく歩くと、見えてくるのはこちらの福岡市美術館です。
池の南東のところに位置するこちらの美術館は、西洋の絵から黒田長政ゆかりの芸術品まで、幅広い作品を展示しています。
多彩な企画展も開催しているので、時間がある人は見に行ってみるのもいいのでは無いでしょうか。
コレクション展、企画展
大人 200円
高大生 150円
中学生以下 無料
大濠公園 大濠池周辺の見所③ 日本庭園
福岡市美術館の隣にある日本庭園を紹介しましょう。
数寄屋造りの味のある外観で、大規模な茶会も開催可能な茶室があります。
広大な池の周囲は林に囲まれ、かつ静かな雰囲気で、ここが福岡市の中心街ということを忘れさせてくれます。
月曜日休園
入場料
大人 250円
15才未満 150円
大濠公園 大濠池周辺の見所④ 大濠テラス 八女茶と日本庭園と
もし疲れてたら、ここでゆっくり休憩していきましょう。
福岡といえば、南部の八女市で栽培している八女茶が有名ですよね?
杉の木を使った造りで、釘を一切使用していません。
純和風建築で使用される、木の込み栓だけを使用して建てられました。
2F席もあり、テラス席に座ってガラス越しから池を眺めてお茶をすることができます。
ここでは、着物のレンタルも行っています。(予約制)
もしゆっくり味わいたいなら、午前中限定で味噌汁とお稲荷、八女茶がセットになった「旅するお稲荷セット」として注文してみるのもおすすめです。(600円)
大濠公園散策ポイント 大濠池の中島
大濠池のど真ん中には、池が半分に分けられているように島があります。
池に浮かぶ島は全部で4つ。
それらの島は全て橋でつながっています。
八女茶で一休みしたら、近くにあるこちらの橋を目指しましょう。
島へは、この橋を渡ってアクセスします。
橋から見た池の景色です。
橋の向こうには、通称どんぐり公園という児童公園が写真真ん中の森林内にあります。
こちらが、大濠池の中島です。
至るところに松の木が生えていますね。
水辺には、大小問わず鳥や魚が泳いでいたり、岩の上で亀が甲羅を干していたりとのんびりムードが漂っていました。
ベンチもあるので、座ってみると池から風が吹いてきて夏場は特に気持ちがいいです。
さらに先へと進んでみましょう。
こうして見ると、かなり大きい島というのを改めて実感します。
島と島を結ぶ橋も、味があって素敵でした。
橋にはそれぞれ名前がついていて、写真はほぼ中島の真ん中に位置する松月橋です。
最後の島を歩いていると、池の上にたたずむ中国風の建物が見えてきます。
こちらは浮見堂という建物で、池を見渡すための展望台です。
桟橋を歩いて浮見堂まで行けば、風がとても気持ちよく当たり、水辺に住む鳥達を間近で観察することもできます。
浮見橋を見学し終わったら、中島にある橋で一番長い観月橋を渡りきれば、散策コースのスタート地点に到着します。
右側を見渡すと、無数のスワンボートが。
ここでは、ボートに乗って遊ぶことができます。
ボートに乗りたいと思ったら、写真の真ん中の奥に写っているボートハウスに行きましょう。
スワンボートは30分で3人用が1,100円、4人用が1,600円。
手こぎボートが30分で600円です。
ただ、こちらは3人〜4人用なので、1人できた場合は乗ることができません。
1人で来たなら、アメンボボートという自転車を漕ぐように動かすボートなら乗れます。
1人だったら30分で600円、2人で利用するなら1,000円です。
ちなみにボートハウスには、4つの飲食店がありますよ。
大濠公園までのアクセス紹介
大濠公園までのアクセスはとても簡単です。
福岡市営地下鉄に乗って「大濠公園駅」で下車して、3番出口を出たすぐのところに入口があります。
西鉄バスでも「大濠公園」バス停で降りれば、入口は目の前です。
西新や、福岡空港、博多駅、天神から直接アクセスできるのが便利ですね。
まとめ
今回の記事では、福岡市街のオアシスとして名高い大濠公園のおすすめ散歩コースを紹介しました。
今回紹介した散策ルートは、
① 地下鉄大濠公園駅の近くから公園内に入る
↓
② スターバックス大濠公園店
↓
③ 福岡市美術館
↓
④大濠公園日本庭園
↓
⑤大濠テラス 八女茶と日本庭園と
↓
⑥大濠池の中島を横断し、スタート地点に戻る
というルートを紹介してきました。
地下鉄の駅からすぐにアクセスでき、時計周りに池を周回すれば大濠公園の見所のほとんどを周ることができますので、大濠公園に行く機会があったらぜひ試してみてください。
まるで湖のような巨大な池を見れば、癒されること間違い無しです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。