特急かもめ号で九州旅行を楽しもう【美しい景色を見ながら長崎へ】

国内旅行

九州一の大都会である福岡市と、九州の西部に位置する観光都市として有名な長崎市。

この2都市を結んでいる特急電車が、特急かもめです。

JR九州を代表する特急電車で、観光客や地元の人々に長期に渡って愛されてきた特急電車として有名な特急かもめ。

 

現在かもめ号は、

  • 白い車体の885系。通称「白いかもめ」
  • グレーの車体の787系

の2つの車両によって運行されていて、その豪華な車内設備は鉄道好きの間でも評価が高いです。

この記事では、そんな特急かもめ号の車内設備と、道中に窓から見える美しい車窓の風景を詳しく紹介していきます。

 

この記事を読めば、特急かもめの素晴らしさを簡単に理解することができるので、ぜひ九州旅行に行く際の参考にしてみてください!

 

 

特急かもめ号とはどんな列車なのか?簡単な歴史を紹介

 

 

特急かもめ号は、1976年に長崎本線の全線電化によって開業した特急電車です。

博多〜長崎間の全長約135kmの距離を、約2時間で運行しています。

 

ひろたか
ひろたか

長崎本線電化前には、急行「出島」が走っていました。
「かもめ」は、この急行電車が格上げされた列車です。

これによって、博多〜佐世保間で運行されている特急「みどり」と同時運転をするようになり、2011年3月まで「かもめ」と「みどり」が連結されて運行されてました。

初期の頃は、国鉄色の485系を使用していましたが、2000年に上の写真の左側に写っている「白いかもめ」こと885系に置き換えられ、さらに2011年には熊本方面を走っていた特急「有明」で使用されていた787系が、九州新幹線の開業と共に使用されるようになりました。

今回紹介する885系と787系、いずれも数々の鉄道車両のデザインを手掛けた水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏によってデザインされたものです。

いずれの車両も、鉄道界で権威のあるブルーリボン賞と、デザイン業界で権威のあるグッドデザイン賞を受賞しました。

水戸岡鋭治氏の詳しい経歴はこちら。

それではここから、かもめ号で使用されている車両がどんなものなのかを紹介していきましょう!

 

特急かもめ885系 「白いかもめ」とはどんな電車か?

 

 

今回の旅では、博多から長崎に行く時に乗車した通称「白いかもめ」ごと885系です。
ちょっと新幹線に似ているかなり個性的な外観をしています。

 

 

美しい白い車体に、エンブレムが映えてますね。

885系は、1号車がグリーン車と指定席、2、3号車が指定席、4〜6号車が自由席の6両編成の運行です。
1日に運行する8割近い列車が、このような編成になっています。

一体車内はどのようになっているのでしょうか?
早速見ていきましょう。

 

白いかもめ885系 グリーン車

 

 

1号車にあるこちらのグリーン車、なんとも個性的な造りをしていました。
1席ずつ離れたスタイルになっていて隣をあまり気にする必要もなく、広くてゆとりがあるのでリクライニングも深く倒すことができます。

椅子も豪華な革張りの椅子で、肘掛けのスペースが大きいのが良いですね。

椅子は素晴らしいですが、あえて難点を言うとテーブルが少し小さいことでしょうか。

鉄道の座席でありながら、自宅でくつろいでいる感覚を味わうことができて、長崎までの2時間を快適に過ごすことができます。

ひろたか
ひろたか

グリーン車には、グリーン車の乗客だけが利用できる専用トイレがあります。

博多〜長崎までのグリーン車料金は,5,870円です。

 

白いかもめ885系 普通車座席の紹介

 

 

今回僕が乗車したのが、2号車の指定席です。
普通車とは思えないくらい厚い革張りの椅子で、まるで体全体を包み込んでくれるかのような安心感を感じました。

2号車限定ではありますが、窓側に充電用のコンセントがあるのがありがたいですね。

 

 

座った足元も、かなり前方の席と距離があって、ゆったりとしています。
拳でいうと、大体4つほど。

間違いなく、東海道新幹線の普通席より広い構造になっています。
床が木目調なのも良く、なんか昔のSLの客車に乗っているかのような気分になりました。

 

 

ふと前方の席に目をやると、ポケットのようなものが。
これは切符を入れておくためのもので、ここに切符をさしておけば、車掌さんが確認の際に楽であるために設置されています。

車掌さんが来た時に、いちいち財布やポケットから切符を出したりするのは、確かに面倒くさいですからね。

ちなみにこのシステム、愛知県を走る名鉄特急でも採用されています。
乗客と車掌さんの手間を省く意味でも、とても良いシステムなのでは無いでしょうか?

 

 

椅子のところにあるテーブルは、肘掛けの中に収納してあるので、肘掛けの蓋を開けて取り出して使用します。

重いのと、少し年季が経っていて汚れが多少目立っていたのが難点でした。
普通に使用するにはなんの問題もないです。

ちなみに、博多〜長崎間の運賃は、

  • 指定席が4,870円
  • 自由席が4,270円

となっています。

白いかもめ885系 デッキ内の設備

 

 

885系のデッキはこんな感じで、曲線を描いた木目調のデザインでした。
椅子やテーブルも完備されていて、座りながら歓談したりすることも可能。

なんかヨーロッパの高速鉄道を彷彿とさせるようなデザインですね。

 

 

他にデッキには、このような景色をのんびり見るための個室のようなものがあります。
一見喫煙室のようにも見えますが、かもめ号は全席禁煙なのでタバコは吸えません。

 

 

そしてデッキには、曲線の形状を利用してアート作品が展示されていました。
これはかもめ号だから長崎出身の作家によって書かれたものなのでしょうか?

ちょっと作者まではわからなかったですが、電車の中にこのようなアート作品が飾られるって中々無いですよね。

力強い相田みつお風の作品でした。

 

 

車両の入口には、荷物置き場がありました。
スーツケースを持っていく乗客には、ありがたいサービスです。

僕も下段の方に、バックパックを置かせていただきました。

885系はこのような感じです。
続いて、787系を紹介していきましょう。

特急かもめ 787系とはどんな電車か?

 

 

こちらが、787系の車両です。
グレーが基調のシックなデザインとなっています。

元々は、九州新幹線開業前に鹿児島本線を走っていた特急つばめと特急有明で使用されていた車両で、現在では

  • 博多〜佐世保を結ぶ特急みどり
  • 宮崎〜大分を結ぶ特急にちりん
  • 延岡〜宮崎を結ぶ特急ひゅうが
  • 宮崎〜鹿児島中央を結ぶ特急きりしま

というように、九州地区で幅広く使用されている車両です。

正直、「白いかもめ」の885系に負けず劣らずの乗り心地でした。
それでは、早速紹介しましょう!

 

787系 デッキの風景

 

 

こちらが787系のデッキです。
壁の木目と、床の絨毯がいい感じに映えていて、いかにも豪華列車に乗っているぞという気持ちになれるデザインでした。

JR九州は特急でも普通電車でも、個性的なデザインの列車が多いのが特徴です。

あまり本州では見かけないスタイルの電車ばかりなので、九州に行ったらそういうところにも注目していけば、旅がもっと楽しくなるでしょう。

 

 

ここには、自動販売機も設置されています。
JR九州の車両は、会社のシンボルカラーでもある赤を基調にした電車や車内デザインが多い印象でした。

 

787系 グリーン車座席の紹介

 

 

まず紹介するのは、787系のグリーン車です。
2×2の席で、席と席の間にゆとりがあり、かつ通路が広くていかにもグリーン車っていう感じでした。

実際座ってみましたが、座り心地は抜群。
高いお金を払っても、乗る価値は十分にあります。

 

787系 4人用コンパートメント

 

 

787系には、4人掛けのコンパートメント車両もついています。
グループ旅行で利用するのにはベストな席といえますね。

外見や車内もヨーロッパの鉄道に近いところがありますが、このコンパートメントはその最もたる所でもあるでしょう。

テーブルもあって乗り心地が良さそうなので、一度でいいから独り占めして楽しみたいものですね。

787系 普通車座席の紹介

 

 

787系では、基本的に指定席、自由席共に2×2の座席配置になっていて、グリーン車ほどではありませんがゆとりのある設計になっています。

長崎発博多行きのかもめ号がこの787系だったのですが、あまりにも座り心地が良すぎました。

 

2号車にある席は、ワンランク上の席っていう感じでした。
白いかもめの885系の2号車の席と、ほぼ同系統の席となっています。

 

 

座席の前には、885系と同じように切符入れがありました。

しかしよく見ると、座席に刺繍されていたのは「KAMOME」ではなく、「TSUBAME」になっています。

おそらく、「KAMOME」に修正するのを忘れたんでしょうか?

 

787系  コンパートメント車両

 

 

こちらは、4人掛けの個室コンパートメント席です。
ヨーロッパに行くと、一等車でよく見かけるスタイルですね。

大きなテーブル付きで、居心地の良さそうな空間でした。

これ、一度でいいから独り占めして乗ってみたいですね。

 

787系  普通車席

 

 

今度は普通席を紹介します。
この席もグリーン車と同様に、2×2のシート構成になっているので、1つ1つの席にゆとりがありました。

 

 

テーブルは、オーソドックスな前の席に取り付けられているタイプです。
足元も広く余裕があり、普通車としてもったいないくらいの椅子でした。

長距離の移動を意識して造られているみたいで、僕は朝方の「かもめ号」に乗ったのですが、あまりの心地よさに長崎〜博多までの2時間中1時間かほぼ爆睡状態でした。

つまり、それだけ座り心地が快適なのです。

 

今回紹介した両車両、全ての席が快適でハズレ無しなので、初めて乗車する人にも安心して乗車でき、長崎旅行を忘れえぬ思い出に変えてくれることは間違いないです。

 

特急かもめ 車窓から見える景色を紹介

 

 

長崎本線って、よく見たら海の近くとか色々なところ走っているみたいなんだけど、景色ってどんな感じなの?

ここからはこういった疑問に答えていきます。

博多〜長崎間の沿線には、たくさんの見所があって、景色を見続けていれば2時間の道中はあっという間です。

ここでは、かもめ号の車窓から見えるおすすめの景色を4つ紹介していきます。
これを覚えておけば、列車の旅がさらに楽しくなりますよ!

 

かもめ号 おすすめの景色 その1  駅前不動産スタジアム

 

 

長崎本線との分岐点、鳥栖駅に到着すると左手に見えてくるこのサッカースタジアム。
こちらが、Jリーグサガン鳥栖の本境地の駅前不動産スタジアムです。

駅の真横に、これだけの規模のスタジアムを建設してしまう鳥栖市には、頭が下がります。
鳥栖駅前で一際目立つ建物なので、チェックしてみましょう。

 

かもめ号 おすすめ景色 その2 佐賀吉野ヶ里遺跡

 

 

同じく佐賀県の景色で、長崎本線吉野ヶ里公園〜神崎駅間の所に見えてくるのが、弥生時代の集落や古代遺跡を見学できる吉野ヶ里歴史公園です。

長崎本線の線路の真横にあるので、公園の風景が車窓から見れます。

ただし、あっという間に通過してしまうので、見逃さないように!

 

かもめ号 おすすめ景色 その3  佐賀平野の水田

 

 

佐賀県内を通過する時、車窓はひたすら水田で埋め尽くされます。

ここは、九州でも有数の米所の佐賀平野です。
昔からダムや用水路が整備されたことで、これだけの水田が広がったとのこと。

有明海の干拓地ということで、地盤が緩いのも特徴です。

水田以外何もないので、空の広さを改めて実感できるところでした。

 

かもめ号 おすすめ景色 その4   有明海

 

 

肥前鹿島駅〜諫早駅間は、ひたすら海岸線のクネクネとした道を進んで行きます。
そこから見える有明海の美しさは本当に素晴らしく、ずっと見てても飽きません。

有明海をじっくり眺めるなら、長崎行きは左側、博多行きは右側の席に座ることをおすすめします。
この日は天気も良く、海岸線が美しく輝いていました。

 

 

長里〜湯江駅間には、諫早湾干拓事業の為に建設された巨大干拓堤防が見えました。
一瞬見えるだけですが、遠くからでもはっきりと見えるくらい巨大な建造物です。

 

2時間の道中、長崎本線の車窓からはこのような美しい景色を眺めることができます。
正直、寝て過ごすだけではもったいないです!

ぜひ余裕がありましたら、外の景色も楽しんでみましょう!

 

まとめ

今回は、博多〜長崎間を走る特急かもめ号の

  • 使用されている2つの車両の特徴
  • かもめ号の車窓から見える素晴らしい景色

を簡単に紹介してきました。
本州にはあまりないなかなか個性的なデザインの乗り物なので、乗っていて楽しくなります。

しかし残念ながら、2022年秋には長崎新幹線の開業に伴って、現行のかもめ号の運行は終了してしまうことになるとのこと。

今回紹介したかもめ号に乗車できるのも後1〜2年ほどかもしれないので、乗りたいのなら今のうちに乗らないと損です。

ぜひ九州に行く機会があったら、今のうちにかもめ号に乗って見てくださいね!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました