少しでも航空運賃を安く済ませて旅行したい
LCCの航空会社ってどんな感じなのか知りたい
今回の記事では、このような悩みを持つ人に答えていきます。
結論から言うと、日本でLCCを利用するなら、LCCの草分け的存在のジェットスタージャパンに乗るのがおすすめです。
日本国内だけで無く、海外(アジア、オーストラリア)にもネットワークを持つことで知られるジェットスタージャパン。
サービスや機材など、大手航空会社とどう違うのかなどと、利用前に色々悩んでいる方は多いのでは無いでしょうか?
今回は、そんなジェットスターの
- 予約方法
- 機材
- 座席
- 機内サービス
を紹介しますので、これからジェットスタージャパンを利用してみたいと思っている方はぜひ参考にしてみてください!
目次
ジェットスタージャパン 基本情報
今回紹介するジェットスタージャパンは、
- 成田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
を中心に国内線と国際線を運営するLCC(ローコストキャリア)の航空会社です。
元々はオーストラリアを代表するLCCの航空会社だったジェットスターですが、2011年にカンタス航空とJAL、三菱商事が三分の一ずつ出資して、ジェットスタージャパンとして誕生しました。
- 座席予約
- 機内サービス
- 荷物預かり
といったサービスを有料にしてコストをできる限り削減し、安い運賃で利用できるというのが自慢で、利用者には社会人だけでなく、お得に旅をしたい大学生の利用も多く見受けられます。
2012年には成田空港をハブ空港として本格的な営業を開始。
2015年には、それまでの成田第2ターミナルから新たに第3ターミナルに移転し、現在では第3ターミナルの主要航空会社として重要な役割を果たしています。
その後2014年には関空第2ターミナル、2018年にはセントレア第2ターミナルと、日本の主要3空港をハブ空港にし、現在日本を代表するLCC航空会社として不動の地位を築きました。
ジェットスタージャパン 就航都市
前述したように、ジェットスタージャパンは
- 成田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
をハブとして、国内12都市と海外2都市を就航しています。
国内就航都市リスト
- 札幌(新千歳)
- 高松
- 高知
- 松山
- 福岡
- 長崎
- 熊本
- 大分
- 鹿児島
- 宮崎
- 下地島(宮古島)
- 那覇
国外都市就航先リスト
- 台北(桃園)
- マニラ
国内主要空港に加えて、近年は国外旅行の制限の解除もあって国際線の就航も再開されました。
安い運賃で国内外へ行きたい場合にはおすすめの航空会社です。
ジェットスタージャパンの予約方法
フライトの選択
- まず公式HPにアクセスし、出発地と到着地、片道又は往復、搭乗する日にちを入力し検索する
- その日のフライト時間が出てくるので、搭乗したい時間の飛行機をクリック
時間帯によって料金は異なりますので、表示運賃と旅行日程をしっかり確認して選びましょう。
オプションの選択
ジェットスターのオプションには、
- Starter【−約2700円】(基本運賃のみのオプションで、持ち込み手荷物7kg、機内預け荷物、座席指定有料)
- フレックスBiz【+500円】(機内持ち込み手荷物14kg、座席指定、予約変更キャンセル無料)
- ちゃっかりPlus
- しっかりPlus
の4種類です。
ジェットスタージャパンでは、基本料金は全てちゃっかりplusとなってます。
ちゃっかりPlusは、
- 受託手荷物が最大10kg(国際線20kg)
- 座席指定可能(非常口近辺の席を除く)
- 500円分の機内販売を利用できるバウチャー
が利用できる基本航空運賃です。
ただし、払い戻しはできませんので注意しましょう。
このちゃっかりplusに約2,000円プラスすれば、しっかりplusが利用できるようになり、こちらはちゃっかりplusに
- 受託手荷物最大30kg
- 全ての座席指定可能
- 払い戻し可能
- 500円の機内販売が利用できるバウチャー
がついてきて、ちゃっかりplusよりもお得です。
預かり荷物も無く、とにかく安い運賃で乗りたい場合ならStarterを選ぶのもありですが、座席指定もできるので、基本的にはちゃっかりPlusを選択する方がおすすめでしょう。
機内持ち込み手荷物
LCCでは、機内に持ち込む手荷物に関しても重量制限が決まっています。
なるべく飛行機の中に入れる荷物の重さを制限して、その分安い航空券を発行したり、燃料費の負担を減らすなどのコスト削減が目的です。
先程もちらっと紹介しましたが、ジェットスタージャパンの機内持ち込み手荷物の重量制限は7kg(フレックスBizは14kg)となっています。
チェックインの際に重量オーバーと言われないように、予め荷物の重量には気を配っておきましょう。
LCCは時にこうした対応が頻発すると、カウンターが大変混雑する場合がありますので、時間に余裕を持って出かけましょう!
座席指定
座席指定をする場合は、予約後に「座席指定」の項目をクリックすれば、登場する飛行機の座席図が出てきますので、空いているお好みの席をクリックすれば完了です。
特に希望無しの場合は、「希望無し」を選択すれば勝手に座席が指定されます。
お支払い方法
航空券のお支払い方法は基本的に、
- クレジット、デビットカード
- コンビニ、ATM支払い
となっています。
メールアドレスなどの個人情報を入力してから選択する流れです。
最も簡単なのがカードとコンビニ決済で、カード決済の場合は予約番号付きの旅程表がメールで送られてくれば完了。
コンビニ決済の場合は予約完了と同時に確認番号、決済番号が送られてきますので、それをコンビニで見せて支払えば完了です。
ジェットスタージャパン チェックイン
ここからは、ジェットスタージャパンのカウンターでのチェックイン方法を解説します。
ここは中部国際空港のカウンターですが、ジェットスタージャパンのカウンターは、こちらのオレンジ色が目印です。
カウンターでは、メールで送られてきた予約番号を見せて、必要な場合は手荷物と預ける荷物の重量を確認後、航空券を発行して荷物を預けます。
また、カウンター前にある自動チェックイン機でも航空券発行が可能です。
予約番号を機械に入力すれば簡単に航空券が発行できますので、発行が終わって預ける荷物がある場合は、航空券を持ってカウンターに並びます。
繰り返しますが、荷物が重量オーバーにならないように荷物の重量の調節を忘れないようにしましょう。
オンラインチェックイン
近年主流となっている、HP上で事前にチェックインできるオンラインチェックイン。
もちろんジェットスタージャパンでも対応しています。
オンラインチェックインをすれば、カウンターに行く前にQRコードの搭乗券を発行できますので、もし預ける荷物が無い場合はそのまま保安検査に行けるので、カウンターへ行く手前を省くことが可能です。
オンラインチェックインができるのは、出発の1週間前から35分前まで利用可能です。(国際線は48時間前から可能、ただしマニラ行きを除くアジア行き国際線は7日前から2時間前)
オンラインチェックインの方法は、
- オンラインチェックインのページから、予約番号とメールアドレスを入力
- 荷物の追加や座席指定が必要な場合は入力して完了。
という流れで、入力方法の説明に沿って進めればあっさりできてしまいます。
なお、QRコードの搭乗券はウォレットのアプリに収めることが可能です。
他にもメールで送られた搭乗券をPDFファイルで発行し、印刷して持っていくのも問題ありません。
ジェットスタージャパンの機材の紹介
ここからは、ジェットスタージャパンの機材を紹介していきましょう。
上の写真は中部国際空港ですが、LCCであるジェットスターは少しでもコストを浮かせるために、このように屋根付きの通路を通って、地上からタラップを登って搭乗します。
成田空港の場合は沖止めで、飛行機までバスで乗っていくスタイルなのに対し、福岡空港は通常の搭乗口から搭乗するなど、搭乗の仕方は空港によって様々です。
そんなジェットスタージャパンはどんな機材を使用しているのか、早速見ていきましょう。
機材
ジェットスターの主に国内線で使用されている機材は、こちらのエアバス社のA320です。
座席数は335席で、全席エコノミークラスとなっています。
マニラ、台北行きの国際線も同様の機材です。
2022年には、新しい国内線の成田〜新千歳、福岡行きに新しいエアバス社の機材であるA321neoが新たに導入され、それまでのA320よりも快適な座席になりました。
座席
続いて、座席の紹介です。
座席は3✖︎3の構図で、全席皮張りのエコノミーシートになります。
程よい角度を保ち、背中と座席がピッタリとくっつくような感じがして、見た目以上に座り心地の良い座席でした。
前との座席の間隔はこんな感じです。
拳で1つ半と、正直言って足元の狭い座席でした。
このあたりは、LCCだからと思って割り切るしかなさそうですね。
そして、ジェットスタージャパンの座席に関する最大の問題は、座席の下の方にある小物入れが無いことです。
上記の写真にもあるように、小物入れは安全のしおりなどが入っている場所しかありません。
なので、もし機内にペットボトルを持っていく方は、ペットボトルを収納する場所が無いことを理解しておきましょう。
ペットボトルは、肘掛けの横に置いておくのがベストかもしれません。
そして、この小物入れはどちらかというと機内で読む本をしまうには適しています。
ここで注意したいのが、小さい本がスッポリ下に入ってしまうことです。
新聞やそこそこ大きめの雑誌なら問題ありませんが、文庫本などの小さい本はスッポリ入ってしまうので、飛行機を降りる際にうっかり本を中に入れたまま忘れてしまうことも、なくはありません。
なので降りる際には、必ず忘れ物が無いかをしっかりチェックしておきましょう!
ジェットスタージャパン 機内販売
ジェットスターでは、予約の段階でお菓子などの軽食やドリンクを注文できます。
ANAやJALなどのレガシーキャリアでは無料でドリンクや機内食がついてきますが、LCCであるジェットスターは有料ですので、搭乗の際には注意しましょう。
機内販売のメニューは、座席の小物入れにありました。
マフィンとワッフルが単品で350円、スナックが300円、他にもドリンクが各250円にアルコール飲料が各500円で販売されています。
地上で購入するより価格は高いですが、これは仕方がありません。
これらの品物は、機内でクレジットカードを使用してその場で購入できます。
セットメニュー
予約の際に「ちゃっかりPlus(運賃+2,500円)」または「しっかりMax(運賃+4,500円)」のオプションセットで予約をすれば、500円相当の機内バウチャーが料金に入ります。
その際には機内サービスが始まったら、写真にあるセットメニューが注文可能です。
この機内バウチャーはお得で、例えば焼き菓子(350円)+ドリンク(250円)の場合通常は700円ですが、セットの場合は500円と、200円分お得なりますので、予約する価値は十分にあります。
僕は今回、プレーンとチョコのマフィンの「スイーツセット」を注文しました。
こちらが、機内で販売しているプレーンとチョコレートのマフィンです。
ジェットスターで販売されているマフィンは、東京の六本木にある老舗洋菓子と喫茶のお店、「六本木アマンド」のマフィンで、口に入れた瞬間にその甘さに魅了されるので、なんだか優雅な気分に浸れます。
本来これも2つで700円ですが、機内パウチャーのおかげで200円お得に注文できます。
事前にバウチャーを購入した場合は、ワゴンが通りかかった時に名前を呼ばれますので、その際にCAさんに注文しましょう。
この他にも、
- ドリンク+マフィン
- スナック+ホットorコールドドリンク
という組み合わせや、追加で250円を支払って
- アルコールドリンク+スナック1つ
のおつまみセットも注文できますので、お好みのものを選んで空の旅を満喫しましょう。
まとめ
今回は、日本のLCC航空会社の代表的存在として知られるジェットスタージャパンの詳細や機材、搭乗した感想などを紹介していきました。
機内は大手キャリアと比較しても狭かったり、持ち込みや預ける荷物に制限が設けられているなど、安いために色々と制限のあるLCCですが、乗りこなしてしまえば快適に空の旅を満喫できます。
国内旅行を満喫するために、ジェットスタージャパンをぜひ利用してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。