【ピッチが近い】ヤマハスタジアムのスタンドからの見え方を解説します

サッカー

静岡県西部地区にある磐田市。
この街にはサッカーJリーグのジュビロ磐田と、ジャパンラグビーリーグ1に所属する静岡ブルーレヴスという2つのプロチームがあります。

 

その2チームが本拠地として使用しているスタジアムが、今回紹介するヤマハスタジアムです。

 

「ヤマハスタジアム」という名前のように、ジュビロ磐田と静岡ブルーレヴスの母体はバイクやピアノの製造メーカーとしておなじみのヤマハ発動機。

 

球技専用のスタジアムとして、少しずつ進化を遂げて行き、現在ではピッチが近く見応えのあるスタジアムとして、サッカー、ラグビー両方のファンから支持される素晴らしいスタジアムになりました。

 

そんなヤマハスタジアムとはどんなスタジアムなのか?

 

今回はそんなヤマハスタジアムのスタンドからの見え方を詳しく解説していきます。

席のカテゴリーごとに紹介しますので、観戦に訪れる前の参考になれば嬉しいです!

 

ヤマハスタジアム 基本情報

 

今回紹介するヤマハスタジアムは、静岡県磐田市の東山地区にある球技場です。

サッカーJリーグジュビロ磐田と、ジャパンラグビーリーグ1に所属する静岡ブルーレヴスの本拠地として使用されていて、スタジアムは名前の通り親会社であるヤマハ発動機によって運営されています。

ヤマハスタジアムは1978年、現在のジュビロ磐田の前身にあたるヤマハ発動機サッカー部のグラウンドとして完成し、当時のスタジアム名は「ヤマハ東山グラウンド」と呼ばれていました。

スタジアム周辺には、ヤマハ発動機の本社ビルを中心に工場群が立ち並んでいて、まさに「ヤマハタウン」といった感じで、他のJリーグの本拠地とはちょっと違った独特の雰囲気を持っています。

 

1985年に独特の切り立った丘を利用して作った、5,000人収容の巨大なバックスタンドが完成した後、ジュビロ磐田のJリーグ入りに備えてナイター設備やスタンドの改修などが行われた結果、1994年にジュビロがJリーグ加盟したのに合わせて現在の10,000人収容のスタジアムに生まれ変わりました。

その後も何度か改修工事が行われましたが、開場から変わらないのはスタンドのピッチの距離感です。

 

このように前列に来るとプレーする選手を間近に見ることができて、高い臨場感を味わえるスタジアムとしてサポーターからの評判も高いので、観戦を存分に楽しめます。

 

ヤマハスタジアム 交通アクセスの紹介

ヤマハスタジアムの最寄り駅は、JR東海道線の御厨(みくりや)駅です。

 

2020年3月に新たに完成した請願駅で、以前は磐田駅からシャトルバスに乗って行くなど少し不便でしたが、駅が完成したおかげでスタジアムのアクセスが便利になりました。

 

スタジアムへは、この御厨駅北口広場から歩いて約20分です。

かなりの距離がありますので、帰りの電車は予め調べておくようにしましょう。

昼間の場合は、1時間に4本から5本の電車が走っていますが、ナイターの試合帰りでは1時間に3本ほどと本数も少なくなります。

ただそうは言っても、以前の磐田駅からシャトルバスで行っていた時代と比較しても、かなり恵まれてると言えるでしょう。

なぜなら帰りの道が必ず渋滞し、15分程で着く道が30分以上かかる場合もあったので、遠方から訪れるアウェイサポーターにとっては悩みの種だったので、御厨駅の存在は工場に通勤する人にとってもサポーターにとってもありがたい存在なのです。

ただまだ開発が進んでないことから、駅周辺には自動販売機以外お店がありませんので気をつけましょう。

ひろたか
ひろたか

一応上記の場所にファミリーマートはありますが、スタジアムと逆方向なので少し不便です。

御厨駅最寄りの見所については、こちらの記事を参考にしてください。

ヤマハスタジアムの外周

 

こちらが、ヤマハスタジアムです。

スタジアムの横にはヤマハの工場群や閑静な住宅街が広がっていました。
地域に密着しているスタジアムという雰囲気が伝わってきます。

スタジアムの入場ゲートは全部で3ヶ所あり、1つ目は上の写真にある南側の第1ゲートです。

 

2つ目は第7ゲート

御厨駅から来た場合は、駐車場の横を通ってたどり着く第7ゲートから入るのが便利です。

横にあるヤマハ発動機第7駐車場は、車で来場するサポーターが駐車できる駐車場の1つとなっています。

駐車場は南ゲート近くの第1、第5駐車場と、第7ゲート前の第7駐車場と、スタジアムから離れた第15、16駐車場が試合当日1,000円で利用できます。
そしてメインスタンド奥にあるアウェイサポーター専用ゲートの第3ゲートです。
以上がヤマハスタジアムの入場ゲートになります。
それでは、スタジアムの裏側がどうなっているのか見ていきましょう。

スタジアム前広場

 

最初に紹介するのは、2013年に完成した南スタンドの前に整備されたスタジアム前の広場です。

試合のある日には、何台ものキッチンカーが姿を現し、サポーターのお腹を満たしてくれます。

入場ゲートは、スタンドの入口のところにあるのでこの広場に関してはチケットを持たなくても自由に入場するのが可能です。

広場の道路を挟んで向かい側にはセブンイレブンがあり、メインスタンドの方にはジュビロ磐田のグッズショップがあります。

広場はサポーター同士の憩いの場の役割も果たしていて、サポーター同士食事を楽しみながら話に花を咲かせていました。

 

 

御厨駅からやって来た場合は、こちらの白い階段を下って行けば楽です。

 

 

先程紹介した、第7ゲートの左側に階段があります。

普通に道を歩いて向かうと急な坂を歩くことになるので、こちらの階段で広場にアクセスした方が楽です。

ひろたか
ひろたか

アウェイサポーターが入場する第3ゲートにも、楽にアクセスできます。

 

バックスタンドの裏

 

こちらは、バックスタンドの裏側です。

ここにも売店が多くあり、試合前とハーフタイムにはお店に行列ができます。
横に駐車場があることが関係しているのでしょうか、通路はかなり狭いので、気をつけて歩きましょう。

尚バックスタンドのお手洗いは、ゲートのところと最上段の通路にあります。
新しい南スタンドのトイレは綺麗で、洋式トイレも整備されていますが、こちらのトイレは完成当初からほぼ変わっておらず、個室は古い和式タイプのトイレなので覚悟して利用しましょう。

ここは早期の改善が求められますね。

 

ヤマハスタジアム スタンド紹介

 

ここからは、スタンドの様子を座席の種類ごとに紹介します。

丘陵地にあるスタジアムということで、バックスタンドはかなりの急勾配で登り降りの移動はかなり大変です。

ただ、傾斜があるおかげで試合は見やすく、どこに座っても見やすいので試合中にストレスを感じたりすることはありません。

ただ見ての通り屋根はありませんので、雨が降った日は基本的にレインコートは必須です。
ちなみに椅子の下に隙間がありませんので、荷物を置く場所がほぼありませんので、この点も注意が必要になります。
それでは、スタンドを席のカテゴリー別に紹介していきましょう。

(注)今回はジュビロ磐田の試合での座席カテゴリーでの紹介となります。

メインスタンド

 

最初に紹介するのは、メインスタンドです。

他のスタジアムと比較しても小さいサイズのメインスタンドですが、スタンドが屋根に覆われているので、雨の日でも快適に観戦ができます。

 

こちらは、コーナーフラッグよりのS指定席です。
価格は、

サイド寄りのS指定席が
ジュビロ磐田:5,700円
静岡ブルーレヴス:5,500円

真ん中寄りのSS指定席が

ジュビロ磐田:7,700円
静岡ブルーレヴス:8,000円

となっていて、特等席であることから5,000円以上かかります。
しかし座席も広く選手も間近に見れるので、5,000円払う価値は十分にある席です。

 

最前列から見た景色です。
ベンチの近くで、アップをする控え選手を間近で見れます。

ゴールの瞬間やトライの瞬間に、選手同士が歓喜に沸くシーンもすぐそこで見れてしまう最高の特等席です。

 

 

先程と反対側の位置から見た景色です。
価格は先程紹介したのと変わりません。

サッカーの試合の場合は、ジュビロサポーターだけでなくアウェイサポーターも多くこの場所に座っています。

 

 

そしてこちらが、ヤマハスタジアムの特等席の中央席です。

サッカーラグビー共に、ロイヤルシートという名前で販売されていて、

ジュビロ磐田:10,000円
静岡ブルーレヴス:10,000円

と高額の席になります。

席には背もたれと肘掛け、カップホルダーがついているので、ヤマハスタジアムの中で一番ゆったりと試合が見れる席です。

ひろたか
ひろたか

とは言っても、埼玉スタジアムや日産スタジアムのようにほぼ全席に背もたれやカップホルダーのあるスタジアムもあるので、(なんでこの場所だけ?)と思わず感じてしまいました。

 

最前列の席に座った眺めがこちらです。

価格はともかく、座れば必ず納得のできる席と言えます。

この他に、メインスタンドの両端にはファミリー向けボックスシート(ジュビロ15,000円、ブルーレヴス12,000円)も完備しているので、家族や友人などのグループで観戦するにはおすすめです。

ひろたか
ひろたか

5席1組になっているので、5名様まで利用可能になります。

 

ヤマハスタジアム バックスタンド

 

次に紹介するのは、バックスタンドです。

丘陵地のところに作ったスタジアムなので、このような急斜面の独特なスタンドとなりました。
初めて来た人にとっては、その巨大な造りに驚くこと間違い無しです。

早速どのような感じなのか見ていきましょう。
今回は、【サッカー、ラグビー】の順番で席種とチケット価格を紹介しますので、観戦の際の参考にしてください。

バックスタンド A指定席

 

まず紹介するのは、バックスタンドの中央の特等席に当たるA指定席とバックセンター指定席です。

バックスタンドの真ん中位置するこちらの席は、試合をじっくりと見たい方におすすめの席になります。

 

この場所に座ればピッチにいる全ての選手の動きを把握できます。

屋根はありませんが、メインスタンドで観戦するよりもお得な価格設定(サッカー、ラグビー共に4,000円)となっていますので、初めてスタジアムに来る方にもおすすめの席と言えるでしょう。

バックスタンド B指定席

 

続いて紹介するのは、B指定席です。
ピッチサイドに位置して、ある意味特等席にあたるこちらの席。

正直A指定席よりもいい位置で見れるのに、なぜかB指定席という名前で販売されています。

最前列ブロックの位置にある席で、ピッチが間近に見えるので選手の息遣いがはっきりとわかる迫力満点の席です。

 

こちらが、最前列から見た景色です。
向こう側のタッチラインが見えないのは少し難点ですが、選手目線になることができます。

一度はこの席でじっくり観戦してみたいものですね。

バックスタンド C指定席

 

次は、南スタンド寄りの位置にあるC指定席とバックサイド席を紹介しましょう。

バックスタンドのジュビロサポーター席に近い席で、周りを見渡すと長くジュビロを応援し続けていた筋金入りのジュビロサポーターが多くこの席に座っています。

価格は3,300円なので、他のスタジアムと比較してもかなりお手頃と言えるでしょう。

じっくりと試合を見ながら、応援の熱い雰囲気を近くで感じたい人にはおすすめの席で、かつ価格もお手頃なので生まれて初めてサッカーを見に行く人にとってもおすすめの席です。

また出入口が近い位置にあるので、入退場がすぐにできるのもC指定席のメリットとなっています。
試合終了後、早めに駐車場や御厨駅に戻りたいと思うなら、この席に座るのがおすすめです。

 

C指定席ゾーンの下段から見たピッチの眺めがこちら。
コーナーキックやスローインを間近で見れて迫力満点です。

バックスタンド D指定席

 

続いては、D指定席を紹介しましょう。

バックスタンドの最上段に位置する席と、上記の写真の北側サイドスタンド寄りの席が、ジュビロ磐田の試合では3,000円のD指定席として発売されています。(ラグビーは自由席)

この席、以前はアウェイチームのサポーターも着席できましたが、現在ではジュビロサポーターしか着席できませんので、アウェイサポーターの方は注意が必要です。

 

バックスタンド最上段の位置から眺めたピッチです。

かなり高い位置にありますが、急な傾斜のおかげで試合は凄く見やすくなっています。
トイレやスタンドの裏側に通じる通路の前の席なので、席の場所によってはすぐにトイレや売店へアクセスできるのもメリットです。

 

 

この場所からは、スタジアムのある東山地区の住宅街の景色を一望することができます。

写真で見てもわかるように、かなり起伏に飛んだ土地になっていて、その影響からか中々眺めは良いです。

サッカーファンとしては、この近くに住んでいる人がちょっと羨ましくなりますね。

南スタンドの方角には、小さく新幹線が走っている姿を見ることができます。
新幹線の車窓からもヤマハスタジアムの照明灯が見えますので、そこまでお互いの距離は離れていません。

ひろたか
ひろたか

新幹線はナイトゲームの時でもはっきりと見えます。

ちなみに、コーナーフラッグの目の前の角の席もD指定席の一部となっています。

出入口が近いのと、コーナーキックのシーンを間近で見ることができるので、おすすめです。

ヤマハスタジアム 南側サイドスタンド

 

次は、南側サイドスタンドの紹介です。

以前はアウェイサポーター専用で、オール立ち見席のスタンドでしたが、2013年のスタジアム改修によって新たなスタンドが増築。

熱狂的なジュビロサポーターが集まるスタンドに生まれ変わりました。
上段には屋根もついているので、雨に濡れる心配はありません。

スタンド内にある売店にすぐアクセスができ、トイレもバックスタンドと比べても綺麗で快適です。

南側サイドスタンド F1、F2自由席

まずこちらが、南側スタンドの前列のF1指定席から見たピッチの眺めです。

熱狂的サポーターが集まる場所なので、ひたすら応援するにはベストの席と言えます。

 

この席の素晴らしさは、ゴールとスタンドの距離が近いことです。

以前紹介したノエビアスタジアム神戸や、柏レイソルの本拠地である三共フロンティア柏も、ゴールとスタンドの距離が近いことで有名ですが、このヤマハスタジアムも上記2つのスタジアムに迫力では負けていません。

 

そしてこちらが、南サイドスタンドの上段のF2指定席から見た景色です。

この席は屋根に覆われているので、雨の日でも快適に観戦することができます。
その分、この場所のチケットはすぐに売り切れてしまうので、早めの手配が必要です。

なお、価格はF1F2共に3,500円となっています。

なぜかC指定席やD指定席より高めの料金設定となっていました。
これはピッチの距離が近いせいでしょうか?

ヤマハスタジアム 北側サイドスタンド

 

最後に紹介するのは、北側のサイドスタンドです。

大型映像装置が設置されているこちらのスタンドの上段は、サッカーの試合ではアウェイサポーターの席となっています。

北側サイドスタンド GB指定席

まず紹介するのは、1階席のGBスタンドです。

3,150円で購入できるこの席は一般には販売されておらず、サポーターズクラブ会員のみが購入できる席となってます。

なのでこの席には、筋金入りのジュビロサポーターが多く座っています。

 

ピッチはこのように見えます。

安全のために目の前にネットが貼り付けてあるのは難点ですが、ゴール前の攻防を間近に見ることができて迫力満点の席です。

反対側の南側スタンドが完成する前は、この場所がジュビロサポーターの応援席でした。

こんな狭いところで応援していたなんて、今考えると信じられないですね。

 

北側サイドスタンド K指定席

 

そして最後に紹介するのが、アウェイサポーター専用のK指定席です。

今回は入場することができませんでしたが、

  • 入場の際は御厨駅の位置から反対の第3ゲートからの入場
  • 大型映像装置を背にするので、スコアや時計が見にくい

という場所で、アウェイの洗礼を強く受けることができるスタンドです。

それでも毎試合、遠方から多くのアウェイサポーターが詰めかける熱い雰囲気の席となっています。

先程も書きましたが、このスタンドはメインスタンドの第3ゲートからしか入場できませんので、アウェイサポーターの皆さんは注意しましょう。

まとめ

今回は、サッカージュビロ磐田とラグビーの静岡ブルーレヴスの本拠地である磐田市のヤマハスタジアムの座席と観戦環境について紹介してきました。

スタンドとピッチの距離が近く、サッカーやラグビーどちらでも間近で大迫力の試合を観戦できる最高の環境にあるヤマハスタジアム。

問題だったアクセスも、JR御厨駅の開業により便利になり行きやすくなりました。

春から秋にかけて開催するサッカーと、冬から春にかけて開催されるラグビーと、1年中訪れることができるスタジアムなので、ぜひその迫力を堪能してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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