【韓国釜山で野球観戦!】社稷野球場の魅力を徹底解説します!

野球

日本の隣にある韓国では、日本と同様にプロ野球が存在し、高い人気を誇ります。

韓国第2の都市である釜山を本拠地とする、ロッテジャイアンツの本拠地である社稷(サジク)野球場はチケットも簡単に買えて観戦しやすいので、初めて韓国野球観戦しに行く方にもおすすめです。

今回の記事では、そんな社稷球場の観戦方法や、球場の詳細について詳しく解説していきます。

この記事を読めば、韓国プロ野球の球場がどのような雰囲気なのかが分かりますので、韓国野球に少しでも興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

韓国釜山社稷球場 アクセスの紹介

韓国釜山にある社稷野球場へのアクセスは、地下鉄で行くのが便利です。

地下鉄2号線の社稷駅から1番出口を出て徒歩約10分、または総合運動場駅の9番出口から徒歩約10分で着きます。

なお球場を訪れる際は、社稷駅から行く方が内野席の入口に近いので、こちらの方が便利かもしれません。

総合運動場から行く場合は、「HomePlus」という韓国では有名なショッピングモールの中を通って行くのも可能です。

HomePlusは深夜0時まで開いているので、試合前後に飲食をしたりできます。。

なお釜山駅から地下鉄で行く場合、約36分くらいかかります。

蓮山駅まで1号線に乗って、そこで3号線に乗り換えましょう。

なお3号線に乗るときは、亀浦(Gupo)方面の電車に必ず乗るようにしてください。

ひろたか
ひろたか

試合当日は、ロッテジャイアンツのユニフォームを着たファンがたくさんいますので、彼らについていけばとりあえず大丈夫です。

韓国釜山社稷野球場 基本情報

続いて、韓国釜山の社稷野球場の基本情報を紹介します。

今回紹介する社稷(サジク)野球場は、韓国釜山の東萊(トンネ)区にある球場で、1985年にこの地に完成しました。

1986年から、現在のKBO(韓国プロ野球リーグ)のロッテジャイアンツの本拠地となり、現在まで至ります。

この球場は、日本の横浜にある横浜スタジアムをモデルにして建設されました。

ひろたか
ひろたか

照明の形やスタンドの構造が、何となくですが横浜スタジアムに似てます。

この球場は、韓国で最初に人工芝を使用したスタジアムですが、予想通り選手の足腰に負担がかかり、2006年に全面天然芝に張り替えられました。

2009年にはエキサイトシートが設置2014年にはスコアボードが全面表示、2016年は照明がLEDになるなど、徐々に進化をしています。

そして1986年からこの球場を本拠地としているのが、KBO(韓国プロ野球リーグ)に所属するロッテジャイアンツというチームです。

ロッテジャイアンツとはどんなチームか?

それでは、ロッテジャイアンツとはどの様なチームなのでしょうか?

ロッテジャイアンツは1975年に誕生した歴史の古い球団で、1982年のプロ野球誕生時から存在する球団の内の1つです。

日本でロッテと言えば、「お口の恋人ロッテ」の異名を持ち、

  • コアラのマーチ
  • クールミントガム
  • トッポ
  • ガーナミルクチョコ
  • 雪見だいふく

といった有名なお菓子を開発してきたお菓子会社ですが、実はそのルーツは韓国で、ロッテホールディングという韓国の巨大財閥の1つとして、ロッテホテルやロッテ百貨店を世界的企業に成長させました。

ロッテの創業者である重光武夫氏は、1969年に日本の大毎オリオンズを買収して、ロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)と命名して球団経営に進出します。

重光(前科者)は、「韓国でもプロ野球チームを持ちたい!」と言う夢を持っていて、将来への投資と言う意味で何とアマチュアチームを作ってしまうのです。

そしてチーム名は「ジャイアンツ」と命名(笑)。

この名前は、日本の「読売ジャイアンツ」が元で、重光はジャイアンツと言う名前に憧れがあったからなのです。

こうして釜山を本拠地としたチームは、韓国でも随一の熱狂的な応援で一躍人気球団となりましたが、お世辞にも強いチームではありません!

日本シリーズに当たる韓国シリーズ優勝は2012年の1回、出場したのはわずか4回と、名門にしては物足りない成績です。

日本の千葉ロッテマリーンズは05年と10年に下克上で日本一になりましたが、リーグで1位となったのは74年が最後です。
これも重光の呪いでしょうか?

それでも、地元のファンに愛されていて、釜山市民にとって欠かすことのできない存在と言っても良いでしょう。

試合日程の確認

ロッテジャイアンツの試合日程の確認は、チームの公式HPからチェックできます。

HPを立ち上げると全て韓国語なので思わず尻込みしてしまいそうになりますが、トップページの右上に「English」とあるのでクリックして英語に変え「SCHEDULES」と英語で書かれた部分をクリックすれば、日程が出ますので試合日程をチェックしましょう。

英語で「Sajik」と書いてあるのが、釜山でのホームゲームです。

まれに北部の蔚山で試合をする場合もあるので、見落とさないようにしてください。

チケットの購入方法

 

続いて、試合のチケットの購入方法について解説します。

チケットは内野席が10,000ウォン(1,100円)〜13,000ウォン(1,400円)、外野席が8,000ウォン(900円)と、日本より断然安い価格でした。

上記の価格は平日価格で、週末の試合は4,000ウォン高くなります。
基本的にチケットは、
  • 球場窓口で購入
  • オンライン購入

の2つの方法があります。

それぞれ順番に解説しましょう。

窓口で購入する

外国人旅行者は、チケットを窓口で購入します。

上記の写真の「SELF TICKETING」の機械の右側に窓口があって、ここでチケットを購入しましょう。

ひろたか
ひろたか

「SELF TICKETING」は、オンラインチケット購入者の引き換え用の機械です。

窓口の方は英語がペラペラというわけではありませんが、簡単な英語なら通じます。

このような座席表が窓口にあるので、自分の座りたいセクションを指でさして、購入の意思を示しましょう。

後は支払いをすればチケットを受け取れるので、何も難しいことはありません。

そしてこちらが、試合のチケットです。

1番上には対戦カード(ロッテジャイアンツ VS KIAタイガース)、そして日付け(2023年8月12日)とプレイボール時間(18:00)、そして座席の種類が記載されてます。

下の方に書いてある番号は、左がブロック(56番)、真ん中が列(14列)、右側が席番号(41番)という風に読みます。

なお、41番の下に書いてあるハングル文字は、(現金購入)を示すものです。

オンラインチケット購入

チケットは前売りでも販売されていて、球団の公式HPからオンラインで購入もできます。

しかし、オンラインチケット購入は韓国で使用している電話番号の入力が必要となりますので、外国人は利用できません。

なので現状、海外からの旅行者がオンラインでチケットを購入するのは、韓国では難しい状況です。

もし外国人で、「SELF TICKETING」の列に並んでいる外国人を見かけたら、それは長期で釜山に暮らしている方と思っていいでしょう。

社稷球場コンコース

チケットをスタッフに見せたら、社稷球場のコンコースを歩いていきましょう。

社稷球場はかなり年季の入った球場なので、日本人から見たら昭和の雰囲気漂うノスタルジックな気分に浸れます。

外野席のコンコースはこんな感じで、かなり年季を感じる雰囲気でした。

ただ、コンコース内には様々な飲食店が充実しています。

ここからは、社稷球場コンコース内の様子を紹介していきましょう。

セブンイレブン

コンコースには、街にあるような立派なセブンイレブンが売店としてあります。

ただおにぎりや弁当のようなものは少なく、お菓子やアイス、ドリンクを中心に販売していました。

圧巻だったのは、こちらのドリンク売り場です。

こちらは全てビールやチューハイなどのアルコールになります。

しかも全て500mlで、350mlはありません。

ちなみになぜか缶のまま販売されてますが、日本のように紙コップに移し替える文化はありませんでした。

試合に負けた腹いせで、この缶を投げる輩がいないかと、逆に心配になってしまいます。

価格は3,000ウォン(約340円)と、日本より若干高めです。

なおアルコールが飲めない人のために、ソフトドリンクも販売されています。

ロッテリア

ロッテが所有するロッテジャイアンツの本拠地ということで、当然ロッテリアのお店もあります。

ハンバーガーセットはもちろんのこと、韓国らしくチキンパックも販売されていて、ビールと一緒に味わうと最高です。

ただ球場内のお店ということで、若干街のロッテリアよりも値は張ります。

韓国料理売店

コンコースには、韓国料理のお店も当然のようにあります。

メニューはチキンやトッポッギ、オデンといった韓国の定番B級グルメが売られていて、いずれもビールと一緒に食べるには最高の一品ばかりでした。

なお韓国では、グループで食べることを考えたメニューばかりですので、1人で食べるには若干多いかもしれませんが、お腹いっぱい食べたい方にはおすすめです。

また持ち運びしやすいように、ボール紙をトレーにしているのが韓国式です。

さらに面白いのは、売店で販売しているビールをストローを使用して飲むところです。

日本人にとってはちょっと違和感を感じるかもしれませんが、味は普通に飲むのとそこまで変わりませんでした。

社稷球場 スタンド紹介

続いて、社稷球場のスタンドについて紹介していきましょう。

グランドは天然芝が採用されていて、こうして見るとメジャーリーグのスタジアムの様に見えます。

しかーし!外野スタンドの方はこの様に、芝生が一部ハゲてボコボコになっていました。

スタンドもそうですが、グラウンドの方もだいぶ老朽化が進んでいる様に見えます。

ただスタンドは、どこへ座っても居心地良く観戦できました。

ここからは、社稷野球場のスタンドの座席について解説します。

テーブル席

韓国では、ファミリーやグループで試合を楽しめる様に、テーブル席が充実しています。

こちらの座席は、ネット裏の4人がけの席です。

この席はネット裏にあり、ベンチの雰囲気や選手の顔も間近に見れる最高の特等席となります。

足元はウッドデッキになっていて、こちらもアメリカメジャーリーグを意識した感じになっています。

テーブル席は4人がけだけでなく、2人がけの座席もありました。

こちらは1人でも利用できますので、贅沢に野球観戦をしたい方はぜひ試してみましょう。

内野席

続いて、内野席を紹介します。

屋根はありませんが、どこからでも見やすく観戦環境は抜群です。

内野席の座席は、このような感じです。

後から無理やり取り付けたような感じですが、一応カップホルダーもあります。

ネット裏には上段席が完備されていて、料金も安くておすすめです。

上段席から見た景色がこちらです。

グラウンド全体を見渡せるので、じっくり試合を観戦するにはかなり好条件と言えるでしょう。

ただし座席は、下段の席に比べると古い造りでした。

おまけにカップホルダーもないので、観戦の際には気をつけましょう。

こちらは、3塁側内野スタンドから見た景色です。

グラウンドの前には、防球ネットが完備されているので、ネットの網目が少し邪魔になるかもしれません。

この場所からは山とマンションが見えて、中々見応えのある景色でした。

こちらは、1塁側の内野スタンドです。

傾斜は思ったより急で、階段も狭くて混雑していると登りにくい場合があります。

移動の際は、足を滑らせないように気をつけましょう。

外野スタンド

続いて、外野スタンドの紹介です。

外野席は日本と同様に、格安でチケットを購入できます。

ただ日本と異なり、応援団は外野席にいませんので、静かにのんびり観戦可能です。

こちらはレフトスタンドです。

全席指定席ですが、基本人が少ないので自由にみんな座っているかもしれません。

前列の方に行くと、フェンスが邪魔になるので中段か上段の席を確保するのがおすすめです。

閑散としているので、運が良ければホームランボールを取れるかもしれませんよ!

レフトとライトの間にあるバックスクリーンのところには、お子様向けのプレイスペースがありました。

お子さんは無料で遊べることができて、みんな元気にトランポリンのような遊具で跳ねて遊んでいます。

大人は入れませんので、我慢しましょう!!❤️(笑)

続いて、こちらがライトスタンドです。

ここには熱狂的なロッテファンが集まっています。

年甲斐もなく激しく踊るおじさんもいて、中々楽しい場所です。

後ほど解説しますが、ライトスタンドにはこのようなお立ち台がありました。

ここには韓国名物のチアガールの女性が立ち、ロッテの攻撃時に激しいダンスを披露して球場を盛り上げます。

応援で盛り上がりたい人には、絶好の席と言えるでしょう。

スコアボード

続いてスコアボードの紹介です。

今や世界共通ですが、野球場ではスタメンやスコアだけでなく、守備位置や選手のデータもはっきりスコアボードに表示されるようになりました。

しかし最大の問題は、スコアボードの全ての文字がハングル語で書かれていることです。

野球好きな人は、

ひょっとしてあれかな?

と推測できるかもしれませんが、そうでない人やハングルが読めない方は何が何だかわかりません。

なのでもし韓国へ野球観戦に行くなら、日本語の観戦ガイドを購入していきましょう。

こちらは選手名鑑はもちろん、韓国語での野球用語も一覧となって紹介されています。
もし試合へ行こうと思ったら、こちらを用意しておけば何倍も満喫できますよ!


 韓国野球 応援スタイル

続いては、韓国野球の応援スタイルについて解説していきましょう。

韓国の応援スタイルは、日本よりも熱狂的で、しかも台湾と同様にスタイルの良いチアガールも試合に華を添えます。

というわけでここからは、

  • ロッテジャイアンツの応援
  • ビジターチームの応援
  • チアガール

について解説していきましょう。

ロッテジャイアンツの応援

社稷球場の1塁側スタンドは、ホームチームのロッテジャイアンツの応援席になります。

ロッテジャイアンツの応援は、韓国プロ野球10球団の中でもかなり熱狂的な応援で有名です。

点が入るとこのように観客は総立ちになり、応援歌を大声で歌ったり、オーバーアクションで踊ったりするなど日本とかなり異なります。

遠目から見ているだけでもかなりの迫力があるので、この応援を見に社稷球場に行くだけでも価値があると言えるでしょう。

これだけ熱い応援が繰り広げられてますが、日本シリーズに当たる韓国シリーズに優勝したのは1992年が最後です(悲)。

彼らの応援が、報われる日は果たして訪れるのでしょうか?

ビジター応援

社稷球場の3塁側は、ビジターチームの応援席となっています。

この日の試合は、韓国南西部の光州を本拠地とする起亜タイガースが対戦相手だったので、3塁側はチームカラーのオレンジに染まってました。

釜山と光州は距離があることもあって、この日の観客はそこまで多くありませんでしたが、チアガールも出張で訪れていて賑やかな雰囲気を演出しています。

釜山からKTXでアクセスできる

  • 大邱
  • ソウル
  • 仁川
  • 水原
  • 太田

のチームの場合は、もっと多くのファンが押しかけるかもしれません。

チアガール

韓国は台湾と同様に、チアガールが応援に加わわります。

スタイルの良い美しい女性と、応援リーダーの3枚目男性という図式は台湾と変わりません。

台湾と同様に、韓国でもプロ野球を語る上でチアガールは欠かせない存在です。

各チームには4人から8人の専属チアリーダーがいて、野球以外のスポーツでもチアとして活躍しています。

各球団のHPにはチアのプロフィールも掲載されていて、人気のあるチアガールは選手同様突然他チームに移籍するなど、その動向は注目の的です。

韓国野球を訪れたら、ぜひチアガールにも注目してみましょう!

まとめ

今回は、韓国第2の都市である釜山にある社稷球場の魅力について解説していきました。

交通アクセスも良く、熱狂的な雰囲気なので訪れたら楽しい気分に浸れること間違いなしです。

観戦チケットの価格も安く、食べ物も美味しいので、韓国釜山を訪れたらぜひ社稷球場に足を運んでみましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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