浜名湖の南の方にある弁天島。
その北側には、渚園というキャンプ場を初めとした複合レジャー施設です。
実はこの渚園の中には、知られざる穴場スポットとして知られる小さな水族館があります。
それが、今回紹介する浜名湖体験型学習施設ウォットです。
かなりユニークな名前のこちらの施設は、浜名湖や遠州灘、都田川に生息する生き物を見て学べる水族館で、数々の魚を見ることができます。
思った以上に充実した水族館で、見てて飽きることはありません。
というわけで今回は、渚園にある浜名湖体験型学習施設ウォットを取り上げます。
- 浜名湖に遊びに来た
- 週末に行く場所が無くて困っている
- 魚が好きだからゆっくり魚を見ていたい
この記事はこういった方におすすめです。
是非読んでみてください!
目次
渚園とはどのようなところか?
JR弁天島駅から北へ徒歩10分行った所にある巨大レクリエーション施設で、広大な芝生のキャンプ場とテニスコート、2面の野球場、多目的運動場を備えています。
中之島大橋のたもとにあり、そこから雄踏地区や浜名湖ガーデンパーク、舘山寺地区にもつながっているので、車でのアクセスも便利です。
こちらは渚園のキャンプ場です。
この広大な芝生のキャンプ場では、過去に何度か有名アーティストの野外ライブの会場としても使用されてきました。
② B’z
③ TUBE
④ サザンオールスターズ
⑤ ONEOKROCK
浜名湖体験学習施設 ウォット
![](http://hirokun5150blog.com/wp-content/uploads/2021/04/93F34F08-A4D3-404C-8464-533570F0C8E2_1_105_c.jpeg)
![ひろたか](http://hirokun5150blog.com/wp-content/uploads/2020/09/5E3300F0-BF3C-4058-A7DD-5ED12F8F6F3B_1_105_c-1.jpeg)
展示内容がとにかく充実しているので、こっちが逆に心配なくらいに元は取れますよ!
まあよく考えれば、体験学習の場なので、子供が無料なのは当然の事ではありますが。
- 浜名湖
- 遠州灘
- 都田川
に生息する生物だけを展示しています。
![](http://hirokun5150blog.com/wp-content/uploads/2021/04/F76F12F4-5CC0-457D-AD4D-4225BF76B468_1_105_c.jpeg)
浜名湖体験学習館 ウォット1F アクアゾーン
![](http://hirokun5150blog.com/wp-content/uploads/2021/04/EA77251D-13FC-42BA-A0CF-ECEA8ABF45A1_1_105_c.jpeg)
![](http://hirokun5150blog.com/wp-content/uploads/2021/04/781AA60E-0F37-4A2C-9B7D-975FAC89893E_1_105_c.jpeg)
ここは、浜名湖に住んでいる生物を飼育している水槽。
写真はハリセンボンとマアジです。
このような小さい箱型の水槽は複数あり、浜名湖の多彩な生態系を学べます。
普段近くで見るには危険なウツボも間近で観察する事ができます。
鋭い牙が特徴の海のギャングも、こうして見ると愛嬌がありますね。
もしこのウツボが倍の数になったら、かなり気持ち悪いですが。
さらに浜名湖には、ウミヘビも生息しています。
水槽の上の方で泳いでいるのは、イサキ。
他にもこの水槽にはヒラメもいます。
実は浜名湖は、淡水と海水が入り混じる汽水湖という湖で、多くの生き物に恵まれた湖です。
他にも色々な魚が展示されていて、浜名湖が魚達にとって住みやすい場所であるのを知ることができます。
こちらは、1Fフロアの目玉とも言える大水槽です。
美しく、そしてかなりの大きさですね。
入場料320円で、これだけの巨大水槽で泳ぐ魚を見れるのは、やはり相当のコスパの良さです。
この大水槽には、サメやエイ、イワシなどの多くの種類の魚が悠々と泳いでいます。
水槽の水量は120トン、深さは5メートルと小規模水族館の中では、かなり大きい部類に入る水槽です。
水槽の前にはベンチがありますので、ゆっくりくつろいで魚の姿に癒されましょう。
ところで静岡県は、魚が美味しくて有名です。
変な話ですが、水槽の魚を見ながら、
![ひろたか](http://hirokun5150blog.com/wp-content/uploads/2020/09/5E3300F0-BF3C-4058-A7DD-5ED12F8F6F3B_1_105_c-1.jpeg)
どうやって食べたら美味しいんだろう?
と、変なことを思わず考えてしまいました。
これはそれだけ、ウォットにいる魚がいつも上質の姿で展示されているということです。
浜名湖といえばウナギが有名という事で、ウナギも何匹か飼育されています。
その中でこんな変わり種のウナギもいるので、ここでご紹介しましょう。
上の写真にいる白い生き物。
名前は「パンダウナギ」と言います。
この不思議なマダラ模様が、なんとなくパンダの模様に似ている事から、このように命名されました。
なんでもこの模様は突然変異らしく、パンダウナギになる確率は約10万分の1という低確率だそうです。
このウナギを見るだけでも、ウォットを訪れる価値があるくらいのウナギなので、見逃すことのないように。
浜名湖体験学習館 ウォット 体験スペース
ウォットは「体験学習館」という名の通り、浜名湖や遠州灘、都田川の生態を学習する場所なのです。
そのため、実際に生き物に触りながら学べます。
水槽の横から手を入れて、水槽内の魚に触れることのできる「ふれあい水槽」や魚の立体造形に触れて、魚の感触を体験できる「タッチDEおさかな」といった体験コーナーがあり、魚の事を深く知れる貴重な体験をする事が出来ますよ。
ウォットは、室内展示だけではありません。
実は外にも、いくつかの展示、体験コーナーがあります。
ウォット 屋外体験スペース
こちらは、タッチプール。
プールの中には浜名湖に生息するヒトデ、ナマコ、ヤドカリがいて、直接手で触れる事ができます。
プールなので、足を浸かって触る事もOK。
夏には、子供たちの格好の遊び場になります。
プールの水は塩水なので、遊んだ後はプールの横の水道で、しっかり手や足を洗ってください。
このように小型のヒトデなので、小さい子でも安心して触れます。
ウォット 屋外展示 うなぎの池
タッチプールの向かい側には、浜名湖に生息するウナギが飼育されています。
この巨大なウナギはオオウナギ。
浜名湖ではそんなに多く生息している種類ではありません。
この1匹で、ざっと30人前の蒲焼を作れるらしいとのこと。
が、はっきり言って味はイマイチらしく、食用としては不向きなウナギです。
おそらく皆さんがよく知っていて、蒲焼として食されているウナギが、このニホンウナギです。
浜名湖で養殖されているのも、ニホンウナギがほとんどです。
水槽前には、ウナギの生態に関する説明書きがあり、ウナギについて色々学べます。
最近は、密猟などにより絶滅危惧種にも指定されているニホンウナギですが、ここウォットで大事に飼育されているので、要チェックです。
ニホンウナギとオオウナギの住む水槽は、上から見るとこんな感じで、実際にあるウナギの養殖場の池を再現しています。
こちらは露地池という池で、池の中にはたくさんのウナギが養殖されています。
池の中にある水は、浜名湖の地下にある地下水を使用しており、浜名湖のウナギはこの水を使用していて養殖されているのです。
写真にはいくつか池が写っていますが、池の中には全部で100匹以上のウナギが実際に飼育されていて、実際の養殖場の雰囲気を体感する事ができます。
ウォットは水族館だけでなく、水産技術研究所と併設されていて、実験室を見学する事ができます。
ここでは、ウナギの生態などの研究が行われているとのこと。
このような実験室、普段は中々見る事が難しいですよね。
タッチプールの所に、見学通路に通ずる階段があるので、そこからアクセスしましょう。
階段を登るとそこはオープンデッキになっていて、施設全体を眺めながら、2Fにそのまま行けます。
それではここからは、2Fを見て行きましょう。
浜名湖体験学習館 ウォット 2F学習ゾーン
2Fには、写真の通り数々の生き物が水槽で飼われている部屋があります。
なんだか、学生時代の理科室みたいな雰囲気ですね。
机の横の流しとか特に。
ここは開放実験室と呼ばれる部屋で、文字通り自由に解放された、生物の実験をする為の部屋です。
ヒトデやクラゲ、ナマコや伊勢海老なんかもいて、一部の動物には直接触れる事も可能。
他にも生物の標本も展示してあって、学習施設さながらの雰囲気になっていますよ。
壁には生物の知られざる生態の解説があり、生物の勉強が好きな人は必見です。
2Fは全体的に、学習する為のコーナーが中心で、図書館や映像を使ったゲーム形式の学習コーナーがあり、子供達が楽しみながら学習しています。
浜名湖体験学習館 ウォット 3F展望フロア
ウォットの3Fは、展望フロアとなっていて、渚園全体や浜名湖を一望する事ができます。
木が邪魔して見にくいですが、木の裏には浜名湖の大パノラマです。
キャンプ場の広大さも、手に取るように分かりますね。
ちょうど展望台から目の前に見えるスペースが、ライブで客席となった所です。
展望スペースの真下にある円柱状のスペースは、ベンチ付きの休憩所になっていて、飲食しながら休憩できます。
綺麗な景色を眺めながら、ゆっくり過ごしてみましょう。
まとめ
今回は、浜名湖体験学習館ウォットについて取り上げてみました。
たった320円で、これだけの魚が見れる施設はあまり他にはないかも知れません。
それだけに、もっと多くの人に訪れて欲しいおすすめのスポットです。
この施設では、
- 浜名湖、遠州灘、都田川に生息する生き物
- 生き物に実際に触れて遊べるタッチプール
- ウナギの養殖場風景
- 子供向けの体験学習
を楽しむ事ができます。
浜名湖へ遊びに行った時は、是非訪れてみてください。
いい意味で期待を裏切る面白い施設ですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。