【レトロな大阪】鶴橋駅前の商店街はディープで懐かしい雰囲気でした

関西

大阪には、昭和感あふれるレトロな商店街がたくさんあって、そんな個性的な商店街を歩くのも楽しみの一つです。

中でも大阪市の東にある鶴橋周辺には、昭和時代を彷彿とさせる懐かしくてレトロな商店街が広がっています。

特に韓国の雑貨や食べ物のお店が多く、通称「コリアンタウン」と呼ばれ全国的な知名度を誇っている街です。

またたくさんの焼肉店が軒を連ねていて、焼肉好きにはたまらない街として知名度の高い街でもあります。

 

今回の記事は、そんな鶴橋の韓国風+レトロムードあふれる駅前周辺の商店街の見所の紹介です。

まるで韓国かと思うくらい韓国関連のお店がたくさんあるので、そちらの文化に興味のある人は特に必見なので、大阪へ観光の際はぜひ参考にしてください!

 

 

 

大阪の鶴橋とはどういったところなのか?

 

 

 

大阪市の東側、生野区にある鶴橋駅は、

  • 近鉄大阪線、奈良線
  • JR大阪環状線
  • Osaka metro千日前線

が発着する一大ターミナル駅です。

近鉄電車の全ての電車が停車するので、奈良や三重、名古屋から直接アクセスができて、大阪市の交通の拠点としても知られてます。

 

そんな鶴橋駅周辺は、上にある写真のように、昭和の古い時代から変わらない庶民的な飲食店が立ち並ぶ界隈です。
戦後間もない頃の闇市から発展した鶴橋は、交通の便も良いことから物流の拠点としても栄え、商店街には大規模な魚市場もあります。

ひろたか
ひろたか

以前は近鉄電車が、三重の近海で取れた魚を輸送するための「鮮魚列車」という電車を鶴橋まで走らせていました。

元々鶴橋には、多くの在日韓国人のコミニュティーが栄えていて、韓国系の人が後から次々と住むようになった結果、チマチョコリや韓国食材や韓国料理のお店が増え続けました。
今では東京の新大久保に続く、「日本最大規模のコリアンタウン」の1つとして、地元の人や観光客で賑わっています。

こうした事から、鶴橋には焼肉やホルモンといったレベルの高いお店が集中していて、焼肉好きの関西人にとっては「焼肉の聖地」と呼ばれ有名な街です。

鶴橋の場所はこちら。
JR大阪環状線と近鉄電車がクロスして、交通の便が物凄く良いところです。

難波や天王寺、果ては神戸からも直接アクセスできるので、簡単に行くことができます。

 

それではここから、鶴橋駅前にある商店街の様子を紹介していきましょう!

鶴橋駅商店街 コリアンストリート

 

 

鶴橋駅の東改札口を降りたところに広がるのは、韓国系のお店がたくさん並ぶコリアンストリートです。

韓国系の食べ物や、韓国の伝統衣装チマチョコリを売るお店がたくさんある商店街で、ハングル文字も多く日本とは思えない雰囲気が漂っています。

店で働いている従業員のほとんどは韓国系で、お店の中では韓国語が乱れ飛んでいました。
キムチの匂いが強く漂い、現地に行かずとも韓国にいるような気分になれます。

商店街は古いスタイルのアーケードに覆われた商店街で、建物は古く半世紀前とほとんど変わっていない雰囲気がまた良い感じです。
ほとんどの場所が屋根に覆われているので、悪天候の日でも買い物を満喫できます。

それでは、韓国色に溢れた商店街の見所を紹介していきましょう!

 

鶴橋コリアタウン チマチョコリのお店

 

 

鶴橋は在日韓国人が多く住む場所ということで、写真を見てもわかるように本場韓国を彷彿とさせるチマチョコリのお店が多く軒を連なっています。

店頭から店内を見てみると、色鮮やかなチマチョコリがディスプレイされていて、見てて飽きることはありません。

 

 

鶴橋ではチマチョコリのお店以外にも、個人で経営している洋服屋がたくさんあります。
最近は韓国のコスメが流行しているので、若者がこぞってそれらの店に詰めかけて、購入していく姿も見かけました。

店先では、従業員とおばちゃんがコテコテの関西弁、もしくは韓国語で会話をしていました。
その会話を聴くだけでもなんだか微笑ましくなってきます。

 

鶴橋コリアンストリート キムチ販売のお店

 

 

韓国といえばキムチ、ということで鶴橋駅周辺には老舗のキムチ専門店が多く集まっています。

 

 

中でも代表的なのが、こちらの豊田商店です。

黄色い制服で統一されたスタッフの威勢の良い声は、商店街でも一際目立つ存在です。

 

 

白菜やチョンジャ、セロリなどの本場韓国仕込みのキムチが、韓国で売られているのとほぼ同じような感じで販売されています。

日本のスーパーでは中々見かけない食材を使用したキムチもあって、キムチの奥深さを色々と知る事ができるお店です。

 

 

この他にも、韓国料理で使用するであろう食材を売る店がたくさんありました。
ニンニクを売るお店は多かったですね。

キムチを売るお店を中心に、「○○商店」という名前の付いた店が多いのも特徴です。

 

鶴橋コリアンストリート 韓国料理食べ歩き

 

 

鶴橋駅周辺には、食べ歩き可能な韓国料理のお店もたくさんあって、トッポギやチヂミなどの本格的韓国料理を気軽に食べることができます。

 

 

中でも僕のおすすめはこちらの土井商店です。
土井商店で売られているチヂミは、

  • ニラ
  • ニラ(青唐辛子)
  • 海鮮
  • キムチミックス
  • ネギタコ

とバリエーションも多く、どれを食べていいのか迷ってしまうくらい美味しそうに見えました。

 

 

迷った挙句、僕はネギタコ(400円)を注文しました。

食べ歩きでも食べれますが、店内にはカウンターもあるので歩き疲れたら迷わずカウンターに座りましょう。
チヂミ以外でもトッポギなどたくさんの韓国料理を食べることができ、またアルコールをはじめドリンク類も販売しているので居酒屋感覚で利用することができます。

 

 

土井商店のスタッフの方のほどんどが韓国系の人で、当然スタッフ同士の会話は韓国語でした。

スタッフの日本語が少し辿々しくなって会話に詰まる事もありましたが、カウンターで会話を聞きながら食事していると、まるで韓国にやって来たかのような雰囲気になれます。

土井商店の場所はこちら。
鶴橋駅の西出口を出て少し歩いたところにあるので、交通の便も良しです。

お店の目の前には、「つるしん広場」という広場があって、ここで食事を味わうこともできます。

(ゴミ箱あり)

 

食べ歩きのお店は鶴橋駅周辺にはたくさんあるので、思い思いのお好みの味を見つけてみましょう!

 

鶴橋商店街  鶴橋鮮魚市場

 

 

鶴橋駅から少し離れたところにあるのが、全部で18の商店からなる鶴橋鮮魚市場です。

訪れた時間は昼下がりだったので、写真のように営業も終わって静かな状態でしたが、朝の2時頃からここでは魚の卸売が開始され、大体午前11時頃までの営業となっています。

活気ある市場の様子を見るなら、午前中に訪れるのがベストみたいですね。

 

 

市場の魚は基本的に卸売で販売していますが、一般客のために小売をする鮮魚店も多く開いていて、新鮮な魚を気軽に購入することが可能です。

それなりに賑やかではありますが、すでに開場から60年以上が経過しているため、耐震基準の問題などで建て替えや立ち退きを要求されるようになっています。

写真で見てもわかるように確かに古い建物でしたが、中々行政の思惑と市場関係者との兼ね合いは上手くいっていないようで、今後この市場がどうなっていくのかは不透明な状況です。

しかし、関西では品質の良い魚をスーパーと同じ価格で購入したりできるので、顧客からの評価が高く、

変わらず残って欲しい。

という意見も多いです。

いつまで見れるかわからないと思うので、興味があれば早起きして訪れてみるのもいいかもしれませんよ。

 

 

鶴橋商店街 焼肉ストリート

 

 

鶴橋駅の西口には、無数の焼肉店やホルモンの専門店が並んでいて、店内やお店のダクトからは香ばしい肉の匂いが流れてくる、焼肉好きにとっては天国のような場所です。

 

ひろたか
ひろたか

この匂い、風の流れによっては鶴橋駅のホームまでやってきます。
この匂いを嗅ぐ時が、「鶴橋に来た!」と強く実感する瞬間です。

関西では、「焼肉を食べに行く=鶴橋へ行く」という言葉も定着しているほど、レベルは高く、著名人もこぞって食べにくるお店も多いとのこと。

有名なお店ばかりだから、値段も張るんじゃない?

と思うかもしれませんが、ランチタイムに行けば1,000円〜2,000円程度で食べることができるランチメニューも豊富で、1人で行っても気軽に焼肉を楽しむことができます。

今回は、僕がランチ時に訪れたおすすめのお店を紹介しましょう。

 

鶴橋焼肉ストリート 黒毛和牛めいげつ カルビスープランチ

 

 

今回僕が訪れたのは、鶴橋駅の焼肉ストリートとは反対の車線側にある焼肉めいげつというお店。

上質の黒毛和牛を本格的に使用した焼肉を提供する、鶴橋でも人気の高いお店の一つです。

場所はこちら。
鶴橋駅からも近いところにあって、とても行きやすいです。

 

 

いくつかのランチメニューがありましたが、僕は今回カルビスープランチ(1,100円)を注文しました。

最初に出てくるのは、前菜として

  • ナムル
  • サラダ
  • キムチ
  • キムチ入り冷奴
  • 韓国海苔

が登場。

特にキムチの香りは最高で、程よい辛味と酸味はまるで本場韓国のキムチを思わせるパンチの効いた味でした。

 

 

前菜を食べ終わってやってきたのは、白米とカルビスープです。

 

スープは、辛党にとっては十分なくらいに辛く、僕も食べながら汗が滴り落ちてきました。

スープの中の具は、カルビの他に野菜や卵とじが入っていて、メインのカルビは口の中に入るとホロホロに溶けていくくらい抜群の美味しさです。

そして白米と一緒に食べるとさらに美味しくなります。
やっぱり辛いスープと白米との組み合わせは最高ですね。

 

めいげつのランチタイムはAM11時〜PM4時までの営業です。
スープを中心としたランチメニューは、他にシレギスープとテールスープがあります。

もちろん焼肉の定食もあり、気軽に1人焼肉が可能。

カルビ、テール、シレギスープランチ+和牛バラ肉5枚が加わるA、B、Cランチや、焼肉定食、冷麺定食もあり、メニューはバラエティーに飛んでいます。

全てのランチメニューは2,000円以下という値段設定なので、これはかなりお得と言えるのでは無いでしょうか?

鶴橋を昼時に訪れる機会があったら、ぜひ試してみてください!

 

まとめ

今回は、大阪市の交通の拠点であるJR、近鉄鶴橋駅周辺の

  • コリアンタウン
  • 生鮮魚市場
  • 焼肉店

の見所についてまとめてきました。

昭和臭の残る独特のアーケード商店街が広がる鶴橋駅周辺は、行けばどんなものでも購入できてしまうくらい様々な店が軒を連ねています。

韓国料理や韓国雑貨のお店もたくさんあり、韓国好きな人にとっては間違い無く居心地の良いところです。

さらに美味しい焼肉店がたくさんあるので、焼肉に舌鼓を打てば旅の最高の思い出となること間違い無しでしょう。

 

梅田や難波、天王寺とは1味も2味も違う懐かしい空気が漂う鶴橋。
大阪に旅行に行ったらぜひ足を運んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました