【大阪通天閣】スリル満点の展望台があるタワーの見所を紹介します

関西

「大阪の名所とは何?」

もしこう尋ねられたら、あなたは何を思い浮かべるでしょう?

 

色々思い浮かぶとは思いますが、昔からの象徴として通天閣をイメージする人は多いのではないでしょうか?

大阪の象徴として名高い通天閣ですが、

 

中って見る価値あるの?
お金払って展望台登る必要はあるのかな?

 

面白そうだけど、どんな見所があるのかな?

と、色々疑問を持つ人は多いだろうと思います。

通天閣は見所が豊富で、

  • ビリケンさん
  • 屋外展望台
  • 多彩なお土産を売っているお土産店
  • 美しい大天井画

など、予想以上に見所が多くて楽しめる場所でした。

今回の記事では、そんな通天閣の面白い見所を1つ1つ紹介していきますので、良かったら最後までお付き合いくださいませ。

 

 

通天閣の簡単な歴史

 

 

こちらが今回紹介する通天閣です
大阪市浪速区恵比寿町に位置するタワーで、大阪の象徴として長年この地に君臨し続けています。

 

この通天閣、現在の姿は実は2代目で、初代の通天閣は1912年に完成。
1903年に開催された内国勧業博覧会の会場跡地に、ルナパークという遊園地と共に建設されました。

 

 

この写真の奥にあるのが初代通天閣です。
ここからだとちょっと分かりにくいですが、パリのエッフェル塔と凱旋門のような門をくっつけた訳のわからない不格好なタワーでした。

しかしこの通天閣は、1943年に火災と戦時中の鉄不足によって大阪市に鉄板が引き渡されてしまい、あえなく解体されてしまいます。

 

そして戦後の1956年、当時の新世界の有志らが、新世界の復興のために通天閣を復活させようとお金を出資、これによって現在の2代目通天閣が完成しました。

2代目通天閣を設計したのは内藤多中氏という建築家で、彼はなんと東京の芝公園にある東京タワーも設計しているのです。

2代目は鉄骨で造られていて、高さは108m。

入口やお土産店のある地下1階から3階と、展望台のある4階と5階で形成されています。

 

1957年には、現在まで通天閣の代名詞と言われている、「日立」の看板が設置されました。
通天閣の看板は、その時々の時事に合わせて看板の文字や、夜のライトアップ時の光の色が変化していて、時々話題になります。

2014年には大規模な耐震工事が行われ、2017年にはネオンがLEDになるなど、今でも進化を続けている通天閣。

さらに2022年の5月には、通天閣の地上22m地点からスパイラル状に滑り落ちていく、全長60mの滑り台が登場するので、どうなるか楽しみですね。

 

通天閣 入場方法

 

 

通天閣の入口がこちらです。

入場券売り場と展望台の入口は、入口から地下へ繋がる階段を下ってアクセスします。
入口前には、明治から昭和にかけて活躍した将棋棋士、坂田三吉を立てる王将碑がありました。

明治時代には、通天閣の近くに住んでいた坂田三吉。
没後には、彼を主人公にした映画「王将」にも初代通天閣が登場するなど、通天閣にゆかりのある棋士でした。

 

ひろたか
ひろたか

新世界周辺には昔から将棋センターが多く、将棋は身近な存在だったのです。

 

 

さらに真下には、美しい大天井画がありました。

この絵は元々、初代通天閣の真下に描かれていた、「くらぶコスメチック」という会社の広告のために描かれたものです。
初代の絵の設計図を元にして描かれたので、当時の商品名も同じように絵の中に入っています。

夜にはライトアップされて、その美しさに磨きがかかるので必見です。

 

 

 

階段を降りて地下に行くと、そこには

  • 日清食品
  • グリコ
  • 森永製菓

といった関西を代表する食品メーカーのアンテナショップがあります。
ここでしか購入できないグッズもあるので必見の場所です。

こちらは無料で入場できるので、展望台見学後に行くこともできます。
この通路を歩いていけば、入場券売り場があります。
チケットを購入したら、入口の目の前にあるエレベーターで2Fに向かいましょう。

通天閣  入場料と営業時間

入場券は、

大人 900円
子供 400円(5歳〜中学生)
特別展望台へ行く場合は、大人は追加で+300円、子供は+200円かかります。
営業時間(2022年3月時点)は、
平日 10時〜18時
土日祝 10時〜20時
となっています。
特別屋外展望台は、これより30分早く閉まるので注意です。

通天閣  5階屋内展望台 (87.5m)

 

 

 

 

エレベーターに乗って、到着するのがこちらの5階屋内展望台です。

この展望台は、壁全体が黄金に囲まれていて、見た目からして縁起の良さそうな部屋でした。
地上からの高さは87.5mで、大阪市内を360°一望することができます。

 

 

西方面の景色です。
奥には六甲山、京セラドーム大阪がはっきりと見えます。

 

 

大阪市を北の方角から見た景色がこちら。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、写真中央の奥には大阪城の天守閣が見えます。

 

 

こちらは東側です。

遥か向こうには、大阪府と奈良県の県境である生駒山が見えます。
こうしてみると、生駒山の大きさがよく分かりますね。

そういえば、生駒山の麓から見る大阪市の景色も素敵でした。

近鉄奈良線沿線の生駒山の麓の駅から見える絶景ビュースポットを紹介

 

 

天王寺方面の景色です。

真下にあるのは天王寺動物園。
動物園がどのようになっているのか、ここからはっきりと確認できます。

そして目立つのはあべのハルカスです。

今や大阪の高層建築といえば、あべのハルカスと言われているように、通天閣から見るとハルカスのビルの高さは際立っています。

周囲に高層ビルが少ないこともあって、余計に目立っている感じですね。

 

 

こちらは、南側の景色です。

みんな大好きあいりん地区が見えます(笑)。

 

かつてフェスティバルゲートと呼ばれ一世を風靡したドンキホーテとパチンコマルハン、そしてスパワールド新世界の建物が真下に目立っていました。

正直あまり広い展望台では無いですが、大阪市の景色を眺めるには最高の場所です。

 

通天閣5階屋内展望台  ビリケンさん

 

 

5階展望台で欠かすことのできない存在といえば、こちらのビリケンさんです。

通天閣の象徴ともいえる、黄金に輝くビリケンさん。
幸運の神様として、長年通天閣を支えてきました。

ビリケンさんは、1908年にアメリカの女性芸術家のフローレス・プリッツという人が自身の夢の中で見た神様をイメージして作ったものです。

彼女が完成させたビリケンは、世界中で「幸運の神様」としてブームになり、その噂を聞きつけた通天閣関係者が、

「ビリケンさんを通天閣の象徴にしよう!!」

と思ったことで、通天閣の展望台に置かれることになったのです。

現在のビリケンさんは3代目。
足の裏側を触ると、御利益があると言われています。

通天閣を訪れた記念に、ぜひ触っていきましょう。

 

 

5階展望室は他に、ビリケンコレクションがあり、様々なビリケンさんを見ることができます。

それにしても、黄金が美しいですね。

 

通天閣 特別屋外展望台(94.5m)

 

 

通天閣の入場料+300円を支払えば、5階展望室の上にある、特別屋外展望台「展望パラダイス」に行くことができます。

入口で通常の入場料しか払っていなくて、急遽特別展望台に行きたい!と思ったら、登り階段の前にいるスタッフに言って300円を支払えば入場可能です。

 

 

ここは屋内展望台とは違って、吹きさらしの風を受ける展望台です。

通天閣の1番高い所に位置するこの展望台は、黄金展望台以上のスリルを感じることができ、風の強い日には恐怖感さえ感じます。

ここは入口の所から階段を上がって行く円形状の展望台になっていて、ベンチも用意されていました。

 

 

手すりにかぶりついて見る景色は、かなりの迫力でした。

 

 

特別展望台には、写真のようなデジタルホーンがありました。

ここでは、自分の声の大きさがどのくらいあるのかを知ることができる機械で、計る際は大阪市に向かって大声で叫んで計ります。

高い所にあるのでとても叫びやすいため、日頃のストレスを思いっきり発散できるので思いっきり叫んでみましょう。

 

通天閣 特別屋外展望台 跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」

 

続いては、この特別展望台最大の見所である、跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」について紹介していきます。
通天閣本体から跳ね出しているこちらの展望台。
もう見る限り怖そうなのですが、なんとこの展望台先端までの通路の床下が丸見え、横が金網1枚、先端に至っては床がシースルーという恐ろしい展望台になっているのです。
最初に足を踏み入れた際にはかなり恐怖を感じ、先端に中々立つ事ができませんでした。
ひろたか
ひろたか

高所恐怖症の人は無理して行かない方が良いです!

 

 

こちらが先端のシースルーの部分です。

真下を見てしまうと、落ちてしまいそうな恐怖感を感じます。

怖いけど、どうしても先端に立ちたい!

そういう人は、しばらく展望台に滞在して高さになれましょう。
そうすれば、意外にあっさりとガラスの上に立つことができます。
だけどいくら強化ガラスとはいえ、怖いものは怖いです。
大阪の上空を宙に浮いているような気分になれる貴重な体験ができますが、決して無理をしないようにしましょう。

通天閣 4F光の展望台(84m)

特別展望台を見終わったら、一旦5階に降りて、写真上の階段から4階に降りていきましょう。
この階段を下に降りていくと、4階光の展望台に到着します。
こちらが4階の展望台です。
5階の黄金展望台が派手すぎるせいか、こちらはちょっと地味な印象を受けます。
景色も5階で見たのと変わらないので、景色を見るのに飽きたらスルーしても問題ありません。
ただしそれは昼間の場合で、夜になると展望台の中はライトアップされて、天井にあるミラーボールや照明がディスコの様に光る様です。

通天閣 3階トップフロア  通天閣とグリコの歴史

 

 

4階を見学したら、今度はエレベーターに乗って3階に降りましょう。

エレベーターを降りたら、そこには通天閣の歴史が紹介されています。

 

初代通天閣や、通天閣周辺のルナパークがどの様な施設だったのか、当時の貴重な写真と共に紹介してあるので、じっくり見てみましょう。

 

 

その隣の部屋には、道頓堀の戎橋にある巨大看板でお馴染みの、江崎グリコの歴史が紹介されていました。

 

① グリコ誕生の歴史と企業の発展
② 道頓堀の看板の移り変わり
③ 看板商品ポッキーの誕生物語
と、大まかに分けて3つの展示があります。
長い間日本人に親しまれてきた、グリコのキャラメルとおまけのおもちゃの誕生秘話が紹介されていました。
今や海外のスーパーマーケットでも普通に売っている日本の国民的お菓子のポッキー。
プリッツにチョコレートをコーティングし、
持つところがあって、チョコで手を汚さない。
という斬新なスタイルのお菓子は、1966年に発売。
ここでは、どの様にしてポッキーが誕生したのかを知ることができます。

通天閣 3階屋上 通天閣庭苑(ていえん)

 

 

トップフロアでの見学を終わると、上段の階に続く階段があります。

その階段を登ってたどり着くのが、通天閣庭苑です。

株式会社タカショーという、ガーデニング関連製品の大手会社のプロデュースによる庭苑で、

「風、光、水、緑、そして心」

というコンセプトの元に設計しました。

 

 

富士山の浮世絵や、苔や枯山水をモチーフにした日本式庭苑になっていて、夜にはライトアップされます。

 

 

庭苑の一角には、どこかで見た様なゾウが。

これは作家の水野敬也(けいや)氏の書いた自己啓発本、「夢をかなえるゾウ」に出てくるガネーシャ像です。

財産や学問の神様という設定のガネーシャ。
像に触れば何か良いことがあるかもしれませんよ!

 


 

通天閣 2階 アンダーフロア

 

 

3階から階段を降りると、再び2階に帰ってきます。

2階には通天閣のオフィシャルショップがあるなど、買い物のためのフロアですが、見逃してはいけないのはこちらのキン肉マンプロジェクトアーカイブコーナーです。

ここには、80年代に一声を風靡した漫画「キン肉マン」の世界を知ることができ、キャラクター紹介など、キン肉マンを知らない人でも楽しめる展示となっています。

キン肉マンの作者であるゆでたまご氏(嶋田隆司氏と中井義則氏)は共に大阪府の出身。

特に中井氏は通天閣のある浪速区の出身なので、通天閣に対する思いは人一倍あったそうです。

 

新世界の活性化のためのキン肉マンミュージアム。

実際見学すると結構見入って、あっという間に時間が経ってしまいました。
キン肉マンを知っている世代にはたまらない情報が満載なので、必見です。

 

通天閣  アクセス紹介

通天閣は、串カツ店が集中していることで有名な新世界のど真ん中にあり、交通アクセスも抜群です。

JR、南海電鉄、阪堺線の新今宮駅、Osaka Metro御堂筋線、堺筋線の動物園駅前から徒歩6分。
またはOsaka Metro堺筋線の恵比寿町駅から徒歩3分です。

梅田や難波方面から乗り換え無しで、直接アクセスできます。

 

まとめ

今回は、大阪のシンボル通天閣の展望台や館内にある様々な見所を紹介してきました。

  • 個性的なお土産店
  • 黄金に光る展望台とビリケンさん
  • 吹きさらし+スリル満点の跳ね出し展望台
  • キン肉マンの展示

など、最後までお客さんを飽きさせない演出が豊富なタワーで、大いに楽しむことができました。

大阪に行って、通天閣に登らないのは実にもったいないことです。
大阪観光の際は、ぜひ通天閣に登って素晴らしい景色やアトラクションを堪能してみましょう。

きっと満足できますよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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