大阪市長居公園内にある、Jリーグセレッソ大阪の本拠地としておなじみのヨドコウ桜スタジアム。
2021年にメインスタンドとサイドスタンドがリニューアルされて収容人員も増え、それまで以上に最高のスタジアムに生まれ変わりました。
リニューアルされたのはいいんだけど、何が変わったの?
今回の記事では、こんな疑問に答えていきます。
メインスタンドとサイドスタンドがリニューアルされたヨドコウ桜スタジアムの観戦環境は、今まで以上に向上していました。
今回は、そんな新しくなったヨドコウ桜スタジアムのスタンドと座席について紹介していきます。
ぜひ観戦の際の参考にしてください!
目次
ヨドコウ桜スタジアム 基本情報とリニューアルについて
大阪市東住吉区にある長居公園内にあるヨドコウ桜スタジアム。
シャッターや物置の製造で有名な、淀川工業がネーミングライツを取得したJリーグセレッソ大阪の本拠地です。
スタジアム自体は、1987年に全面人工芝の球技場としてオープンし、
- アメリカンフットボール
- ラグビー
- サッカー
の試合で使用されてきました。
2010年に隣にある長居陸上競技場(現ヤンマースタジアム長居)を本拠地としていたセレッソ大阪が、新たに球技場を本拠地とすることによって改修工事が行われ、「キンチョウスタジアム」という名前で天然芝の球技場として美しく生まれ変わったのです。
それから2019年、セレッソ大阪はスタジアムを新しくし、大規模なスタジアムに生まれ変わる「セレッソの森スタジアム構想」を立ち上げました。
1万5千人台だった収容人数も2万人以上に改修すべく「桜スタジアムプロジェクト」を立ち上げ募金活動も開始、そして2021年にメインスタンドとサイドスタンドがリニューアルされて、装いも新たに生まれ変わったのです。
ピッチとスタンドの距離も近く、サッカーを見るには最適のスタジアムと言えます。
ヨドコウ桜スタジアム 交通アクセス
ヨドコウ桜スタジアムは、大阪市の中心部から大変アクセスしやすい場所にあります。
JR阪和線の鶴ヶ丘駅から徒歩3分、または大阪メトロの御堂筋線の長居駅から徒歩5分と、天王寺や難波、梅田まで乗り換え無しでアクセス可能です。
鶴ヶ丘駅前から見たヨドコウ桜スタジアムのスタンドです。
かなり至近距離で、スタンドに貼られた「SHARP」の看板がはっきり見えますね。
しかし鶴ヶ丘駅は、混雑時には入場制限をする場合があります。
なので混雑が嫌な場合は、御堂筋線の長居駅を利用しましょう。
御堂筋線は本数も多いし、そこまで駅は混雑していません。
メインスタンドの後方は、改修工事によって歩行者用通路が整備されているので、ここを歩いて行けば長居駅に近いです。
公園を出てあびこ筋を歩いていけば、1番出口に到着します。
ヨドコウ桜スタジアム メインスタンド
まず最初は、2021年に完成した新しいメインスタンドについて紹介していきましょう。
改修前はバックスタンドで、屋根も無くこじんまりとしたスタンドでした。
スタンドの真後ろには、JR阪和線の線路があります。
改修工事前は、スタンドから電車を眺めることができましたが、現在ではメインスタンドの階段からでしか見ることができません。
ちなみにメインスタンドで試合を見ていると、時々大きな音と共に多少の振動を感じます。
これは電車の通過音なので、特に気にする必要はありません。
さて電車の話はこのくらいにして、今度はスタンド内の入場方法とスタンドの中について紹介していきましょう。
2つのゲート「ナカバヤシ」と「コーナン」
メインスタンドには、入場ゲートが2つ存在します。
ホーム側のゲートは、こちらのナカバヤシゲート。
あのフエルアルバムでお馴染みの製本会社で、セレッソ大阪のメインスポンサーを務めています。
もう一つはこちらのコーナンゲート。
関西を中心に展開しているホームセンターで、こちらもセレッソ大阪のスポンサーです。
チケットに「OOゲート」と記載されていますので、必ず指定されたゲートから入るようにしましょう。
ヨドコウ桜スタジアム メインスタンドコンコース
メインスタンドのコンコースがこちらです。
下段も上段も、コンクリートが剥き出しのままの無機質な造りでした。
売店は下段の方に集中していて、上段には2ヶ所しか売店が無かったので注意しましょう。
ヨドコウ桜スタジアム メインスタンド下段
最初に紹介するのは、メインスタンドの下段部分です。
ホーム側は北側、アウェイ側は南側となっているので、チケット購入の際には気をつけましょう。
正直言って、サッカーを観戦するには最高の環境でした。
写真を使用して、スタンドからピッチがどのように見えるのかじっくり見ていきましょう。
下段席の南側から見た景色がこちらです。
傾斜が急でピッチとの距離が近く、個人的には埼玉スタジアムや豊田スタジアムより臨場感がありました。
全体的に、選手の目線に合わせる感じで建設されているように感じます。
最前列から見た景色がこちらです。
まるでイングランドのサッカースタジアムのような一体感を感じますね。
センターサークルから見た景色がこちらです。
選手入場が間近で見れたり、ベンチの目の前ということで緊張感を間近で感じることができます。
値段は高めの設定(9,600円〜10,600円)ではありますが、最高の特等席で一生の思い出になることは間違い無しです。
こちらが最前列。
この場所はエキサイティングシートという名前で、ピッチまでの距離は最短が5.8mという近さです。
これは、日本にある球技場で最も近い距離とのこと。
いつかこういう場所で思いっきりサッカーを楽しんで見たいものですね。
こちらはホームの北側の景色です。
はっきり言って、ピッチの眺めは完璧と言って良いでしょう。
この位置からも同様です。
ただし、前列には屋根がかかって無い部分もあるので、雨の日はレインコートを用意するのをおすすめします。
ヨドコウ桜スタジアム メインスタンド上段
続いて、メインスタンドの上段部分を見ていきましょう。
「指定席A」という名称で、料金も4,300円ほどなので、手軽な料金でメインスタンドに座って観戦したい人におすすめです。
少しピッチから距離はありますが、実際に観戦してみたらそれを感じさせないくらい迫力のある席でした。
早速見ていきましょう。
南側から見た景色です。
傾斜が急なので、思った以上にピッチまでの距離が近く感じました。
ピッチ全体を眺めることができるので、純粋にサッカーを見たい人にとっては特等席ではないでしょうか。
上段席はこのように屋根に覆われているので、雨に濡れる心配はありません。
こうして見ると、かなり傾斜が急なことがわかります。
北側から見た景色です。
- 傾斜が急
- 雨に濡れない
- チケットの値段がお手頃
ということで、初めてヨドコウ桜スタジアムに来る方にはおすすめの席です。
ヨドコウ桜スタジアム 両サイドスタンド
次に、サイドスタンドを紹介します。
こちらは、ホームのセレッソ大阪サポーターが陣取るスタンドです。
以前は屋根が無く、小じんまりとしたスタンドでしたが、改修工事によって屋根付きの大きなスタンドに生まれ変わりました。
スタンドの裏側は通路になっていて、バックスタンド側からメインスタンドへ行くための通路になっています。
スタンドのコンコースはこうなっています。
色々なグルメを販売する売店が揃っていて、通路も広くて過ごしやすく造られていました。
メインスタンド側には、セレッソ大阪のグッズショップがあります。
続いて、アウェイ側のスタンドを紹介します。
ここも改修工事で少し大きくなりました。
特筆すべきは、ホーム側と違ってピッチとスタンドの距離がかなり離れているところです。
写真で見ても、かなりの理不尽さを感じますね。
このスタンドは改善を望む声も多かったのですが、結局改善はされることはありませんでした。
さらに驚くことに、こちらのスタンドの後ろには墓地があります。
墓地の隣のスタジアムって、中々ないですよね。
そういう意味も込めて、アウェイの厳しさを強く実感できるスタンドです。
一度体験してみる価値はありますので、機会があったら行ってみましょう。
ヨドコウ桜スタジアム バックスタンド
最後に紹介するのは、バックスタンドです。
こちらは現在のメインスタンドが完成するまで、長い間長居球技場のメインスタンドとして君臨してきました。
こちらは、僕が2018年に訪れた際のバックスタンドから見たピッチです。
現メインスタンドと同様に傾斜がきつく設計されているので、サイドスタンド側でしたが試合は見やすいスタンドでした。
この当時はベンチシートでしたが、現在では改修工事によって全席背もたれつきのイスになっています。
ただ、屋根が上段部分だけにしかついていないので、雨の日は雨具を用意した方が良いです。
後サイド側に寄っている席に座ると、試合が見にくい可能性もあるので、注意しましょう。
まとめ
今回の記事では、大阪市長居公園にあるヨドコウ桜スタジアムの新しいメインスタンドから見たピッチの景色と、その他新しくなった部分を解説してきました。
以前にも増して素晴らしいスタジアムに生まれ変わったヨドコウ桜スタジアムは、ピッチからの距離も近くて快適で、しかもアクセスも抜群という快適な環境で試合を楽しむことができます。
皆さんもぜひヨドコウ桜スタジアムに足を運んで、その素晴らしさを実感してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。