【LCC専用】成田空港第3ターミナルに行ったら凄くコンパクトだった

航空機

今度成田空港第3ターミナルから飛行機に乗るんだけど、ちゃんと行けるか不安だし一体どんなところなんだろう?

今回の記事は、このような悩みを持つ人に対してお届けします。

LCC専用のターミナルとして、2015年に誕生した成田空港第3ターミナル。

 

LCCを利用する場合以外、おそらく行くことは無いであろうターミナルで、メインターミナルから少し離れていることで「どんなところなんだろう?」と色々気になる人は多いかもしません。

 

今回は、そんな成田空港第3ターミナルの行き方と特徴を、簡単ではありますが紹介していきます。
この機会にぜひ参考にしてください!

成田空港第3ターミナル 誕生の経緯

 

LCC専用の成田空港第3ターミナルが完成したのは、2015年のこと。

このターミナルの完成の経緯とは、一体どんなものだったのでしょうか?

 

第3ターミナルが完成した2015年頃、世界ではお手軽な価格で航空機に乗れるLCC(ローコストキャリア)の会社が次々と誕生していて、これからの空の旅はLCCの需要が増えていくのでは?と予測されていました。
第3ターミナル完成の5年前には、羽田空港が国際線ターミナルを完成させて、国際線の需要は都心から近く利便性のある羽田空港に流れていくのでは、という思惑を成田空港側は察知。
その減った分の枠をLCCで埋めていけばという結論に至り、成田空港は第2ターミナルの隣にLCC専用のターミナルを建設することを決断しました。

LCCのターミナルということで、今まであった第1、第2ターミナルと違い必要最低限な施設だけを併設してコスト削減を心みて、簡素ながらシンプルな設備の第3ターミナルが完成したのです。

第3ターミナルの完成によって、LCCに乗って羽田から乗るよりも格安の価格で国内線、または国際線の飛行機を利用することができるようになり、年々その需要は増加。

それまで国際線が中心だった成田空港は様変わりし、国内線を利用して日本各地にアクセスできるようになったことで、成田空港の利用者は増えつつあります。

成田空港第3ターミナル アクセス紹介

成田空港第3ターミナルのアクセスは、至って簡単です。

JR線や京成線でアクセスする場合は、「空港第2ビル(成田第2、第3ターミナル前)駅」で下車しましょう。

関東各地から空港までを結ぶバスでアクセスする場合も同様で、空港第2ビルのバス停で下車します。

 

鉄道でアクセスする場合、改札口を出てターミナルの方に向かい、この場所に来たらエスカレーターを使い地上へ出ましょう。

この場所から第3ターミナルまでは、約480mです。

 

エスカレーターを登ると、第2ターミナルの1F出口前に出ます。

路線バスやリムジンバスで訪れた場合は、バスを降りて左側に進んでください。

地面を見ると、陸上のトラックのようなものがありますので、それを辿って歩いて行きましょう。
第3ターミナルの位置を示す案内板はたくさんあるので、迷うことはありません。

 

道中にはこのように、ターミナルまでの距離が記されていて、どのくらい歩けば良いのかというのが簡単にわかるようになっています。

ちなみに、地面が陸上トラックになっているおかげで、キャリーケースがとても引きやすかったです。

 

そこからは、ひたすらこのような道を進んでいきます。

初めて訪れる人にはかなりの距離があって、徒歩で歩くと約15分。
搭乗ギリギリの時間に行ってしまうと、予想外に距離があるので乗り遅れてしまうリスクがあります。

なので飛行機の出発には、他のターミナルよりも余裕を持って出かけるのがおすすめです。

ちなみにこの連絡通路、屋根があるので雨の日でも問題はないですが、空調設備はありませんので夏はかなり暑く、冬はかなり寒い環境になるのを承知で歩きましょう。

ひろたか
ひろたか

あなたの選んだ道なので、そんなことぐらい我慢しましょう(笑)

もしどうしても歩きたくない場合は、第2ターミナルの1番バス乗り場から発着している無料バスに乗れば、約5分で到着できます。

バスは3分〜7分間隔で運行してますので、バスを見かけたら乗車しちゃいましょう。

荷物が大きかったら、その方が楽です。

 

この陸上トラックの道を通り終えたら、いよいよターミナルの中に到着します。

 

成田空港第3ターミナルの様子

 

こちらが、成田空港第3ターミナルの建物内です。

ターミナル最大の特徴は、床に陸上トラックのようなものが設置されているところにあります。

 

このトラックは、ターミナル内の道案内のために使われたり、急いで歩く人が少しでも負担を減らしてもらおうという意味があります。

外の通路同様、陸上トラックの上はキャリーケースが引きやすく、実際に引いてみたらかなり動きやすい造りでした。

LCC便の飛行機は、朝早く出発する便も多く、どうしても乗り遅れないために急いでしまう人も多いので、あえてこうしたトラックを床に整備したのでしょうか?

第1、第2ターミナルと違って、第3ターミナルはコストの削減にこだわったシンプルな造りになっていて、必要最低限の設備しかありません。

そんな第3ターミナルはどんな風になっているのかを、順に解説していきましょう。

フードコート

 

こちらは、第3ターミナルのフードコートです。

所々閉まっているお店もありましたが、ほとんどのお店は元気に営業していて、夕方でしたがテーブルもそこそこ埋まっていました。

  • 讃岐うどん
  • ぼてちゅう
  • リンガーハット
  • フレッシュネスバーガー

といったお店が出店しています。

 

ターミナル内にはフリーWi-Fiが通っていて、しかもかなり繋がりやすく快適です。

一部の机には充電用のコンセントも設置されていて、机の上でパソコン作業する方も多く見られました。

この他にも、コンビニや書店、レンタルWi-Fiの受け取り窓口など空港に欠かすことのできないお店が揃ってますので、特に不便ではありません。

チェックインカウンター

 

続いては、チェックインカウンターについて紹介していきます。

航空会社ごとにどんな風になっているのか紹介していきましょう。

 

最初に紹介するのは、ジェットスターです。

イメージカラーであるオレンジ色が目印になって、遠くから見てもわかりやすいようになっています。

 

第3ターミナルでは、基本的にチェックインは乗客自ら行うスタイルになっています。

ターミナルに着いたら、こちらの自動チェックイン機を使用して、予約番号など必要事項を入力して航空券を発行したら、チェックインカウンターに向かいましょう。

 

チェックインの手続きが終わったら、こちらの無人荷物預け機械を使用して、機内に預ける荷物の手続きを行います。

荷物に必ず巻きつける紙のタグが機械から出てくるので、自分で荷物に巻き付けましょう。
これは、アメリカの空港ではほぼ日常の光景です。

国内線の場合は、このように人と接触することなくチェックインを完了できるのとは対照的に、オーストラリア方面に向かう国際線に搭乗する場合は、有人の窓口でチェックインを行います。

 

こちらが、春秋航空のカウンターです。

LCCは必要なコストを削減しながら運営をしている関係で、カウンターには必要最低限のスタッフしかいません。

よって繁忙期にはカウンターに長蛇の列ができることがありますので、できる限り早めにターミナルに到着することをおすすめします。

保安検査場入口

 

こちらが、第3ターミナルの保安検査場の入口になります。

ターミナルの奥の方にあり、表示も大きいのでとてもわかりやすいです。

正面から見て右側が国際線、左側が国内線の保安検査場の入口になります。

保安検査通過後、国内線の場合は基本飛行機が沖どめになるので、基本はバスラウンジで待った後にバスに乗って飛行機本体に向かうというのが、搭乗の一連の流れです。

ちなみに国際線の出発エリアは3Fにあります。

出国審査を終えて、免税店のあるところを通り抜ければ搭乗エリアに到着します。

 

それほど広くないので、迷うことや長く歩かされる様なことはありません。

 

到着ゲート

 

続いて、到着ゲートの紹介です。

国内線の場合は、飛行機からタラップで降りた後、バスに乗ってターミナルの建物に入った後、預けた荷物を受け取る場所へ向かいます。

レーンは3つしかないので、迷ったりすることはありません。

しかしこうして建物を見て見ると、かなり簡素な造りの建物であることがよくわかります。
まるで物流センターのような感じに見えますね。

 

荷物を受け取ったら、床の陸上トラックを辿って出口に向かいましょう。

出口を出てすぐのところには、空港から各地に向かうためのリムジンバスや、ターミナル接続バスに乗ることができます。

 

 

ターミナル連絡バス、または徒歩で第2ターミナルへ向かう場合は、こちらの出口から向かいましょう。

 

成田空港第3ターミナル 乗り入れ航空会社

 

LCC専用ターミナルである成田空港第3ターミナル。

現在(2022年11月現在)、第3ターミナルに就航している国内線は、

  • ジェットスタージャパン
  • スプリングジャパン

国際線は、

  • ジェットスター
  • 春秋航空
  • スプリングジャパン
  • チェジュ航空

となっています。

今回は、国内線に就航している航空会社を紹介していきましょう。

ジェットスタージャパン

 

オーストラリア大手のLCCキャリアの日本法人の航空会社で、2011年8月に創立したジェットスタージャパン。

成田空港に就航したのは2012年の7月で、成田〜新千歳、成田〜福岡間の2路線で運行がスタートしました。

成田空港の第1ターミナルに乗り入れている、日本初のLCCキャリアとして有名なピーチアビエーションと共に、日本の空の旅にLCCの選択肢を定番化させた航空会社で、今ま以上に飛行機の旅を身近な存在にしてくれた功労者とも言えるジェットスタージャパン。

現在では成田空港と関西国際空港をハブとしており、現在成田空港に就航しているのは、

  • 関西国際空港
  • 新千歳(札幌)
  • 高松
  • 松山
  • 高知
  • 福岡
  • 長崎
  • 熊本
  • 宮崎
  • 鹿児島
  • 那覇
  • 宮古島
  • 下地島

へ行くことができます。

羽田空港発着の飛行機よりも格安の料金で行くことができるので、成田空港のアクセスの遠さに目をつむればお得に飛行機に乗れますので、利用するのも手です。

この他、ジェットスター誕生の地であるオーストラリアのケアンズや、ゴールドコーストといったクーンズランド州までの国際線も運行しています。

スプリングジャパン

 

次に紹介する航空会社は、こちらのスプリングジャパン(SPRING JAPAN)。

中国の大手格安航空会社の、春秋航空との共同出資で2012年にJALグループの一つとして設立された航空会社です。

成田空港に乗り入れるようになったのは2014年のことで、当初は第2ターミナルから発着していましたが、翌2015年の第3ターミナル開場と合わして移転し、現在まで至ります。

コロナパンデミックの前は、成田から

  • 上海
  • ハルヒン
  • 重慶
  • 天津

と中国行きの便も運行されていたのですが、現在(2022年11月現在)は全て運休していて、

  • 札幌(新千歳)
  • 広島
  • 佐賀

の3つの空港を結ぶ国内線のみの運行です。

わずか3路線ではありますが、ジェットスタージャパンと同様格安のLCCということで旅費を節約したい旅行者には重宝されている航空会社のスプリングジャパン。

 

飛行時間が短いことで、機内サービスは控えめですが、乗り心地は快適でした。

札幌行きの便は、1日に5便運行されているので、安く北海道旅行をしたいのであればおすすめです。

まとめ

今回は、2015年に完成したLCC専用の成田空港第3ターミナルがどんなところなのか、というのを一通り紹介していきました。

第3ターミナルはとてもコンパクトな造りになっていて、案内表記もわかりやすいので、初めて利用する人も迷わずに利用することができます。

フードコートやコンビニ、お土産売り場などが一通り揃っていますので、不便なことはありません。

遠方への旅行をお考えの方は、ぜひ利用してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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