福岡にある神社などのパワースポットを巡ってみたいけど、どこへいったらいいのだろう?
今回の記事では、このような思いを持っている人に対して答えていきましょう。
九州最大の都市である福岡市には、幾つもの有名パワースポットがあり、ご利益を多くもたらすことでも知られています。
でもいざ訪れるとなった時、初めての人はどこに行けば良いか迷ってしまいますよね?
今回の記事では、福岡市に行ったら必ず訪れるべきおすすめのパワースポットを4つ紹介します。
いずれも、僕自身が直接訪れて調べた場所なので、福岡に旅行に行く際の参考にしていただければ嬉しいです!
目次
福岡市のおすすめパワースポット① 櫛田神社
最初に紹介するのは、福岡市の祇園地区にある櫛田神社です。
博多の総鎮守とされていて、地元では「お櫛田さん」と呼ばれて親しまれています。
櫛田神社では、
- 2月に開催する節分祭
- 7月の博多祇園山笠
- 10月下旬開催の博多おくんち
と、年に3回に渡って、全国的に有名なお祭り会場として、博多っ子に愛されている神社です。
特に7月に開催される博多祇園山笠は、700年以上に渡って続いている福岡の人達にとって命とも言えるお祭りです。
毎年7月15日の「追い山」と呼ばれる祭りのクライマックスを飾る山笠の市内練り歩きの際は、櫛田神社がスタート地点となり、大勢の人が押しかけます。
また10月に開催される博多おくんちは、櫛田神社の秋の大祭で、秋の実りを祈る祭りとして1200年以上の歴史を持つお祭りで、佐賀の唐津市、長崎県の長崎市と並んで日本3大くんちとして有名です。
おくんちの日の櫛田神社は、牛車に引かれた神輿でおなじみの御神幸パレードのスタート地点になります。
櫛田神社の境内には、山笠振興会と九州朝日放送による、飾り山笠が奉納されています。
実際に見てみると、かなりの大きさでした。
お祭りの当日は、これだけ大きい山笠が市内を全力で疾走するのです。
一度この眼で見てみたいものですね。
櫛田神社は、普段はこのように閑静なオフィス街にある厳かな神社です。
本堂やしめ縄に、長い歴史と重厚なたたずまいを感じて、思わず身が引き締りました。
神社近くの川端通商店街では、昔の祇園山笠の様子を写した写真が天井に飾られています。
博多っ子にとっては、大きな祭りの舞台で聖地とも言える櫛田神社。
中心部にあってアクセスも良いので、ぜひ訪れてみましょう。
櫛田神社 アクセス紹介
福岡市営地下鉄祇園駅で下車し、2番出口を出て国体通りをまっすぐ歩いて徒歩6分で到着します。
同じく地下鉄中洲川端駅から、川端通商店街を歩いてアクセスすることも可能です(徒歩6分)。
川端通商店街はアーケードになっているので 、雨の日でも傘をささずに櫛田神社に行けます。
福岡市のおすすめパワースポット② 住吉神社
筑前国一宮の一つで、「すみよしさん」と呼ばれ親しまれている住吉神社。
博多駅の近くにあるこちらの神社は、浄化の神様が祀られていて、祈ることで心身の清浄ができて全ての災いから身を守ることができると言われています。
創建から1800年以上の歴史を誇り、全国に2000近くあると言われている住吉神社で一番最初にできた神社としても有名です。
航海守護神の住吉3神を祀っていることから、航海の神様としても知られています。
こちらが、住吉神社の社殿です。
福岡藩主黒田長政によって造られた社殿は「住吉造り」と呼ばれ、国の重要文化財に指定されています。
鮮やかな朱色が美しいですね。
住吉神社の境内は思った以上に広く、様々な神様が祀られていました。
本殿の西側には、4つの小さな神社がありました。
左は学問の神様菅原道真を祀る菅原神社、右は芸能の神様柿本人麻呂を祀る人丸神社です。
こちらの神社、左側には海洋の守護神綿津見大神を祀る志賀神社、右側にあるのは道の守護神猿田彦大神を祀る船玉神社があります。
他にも縁結びの天津神社や、医学の神様としておなじみの少彦名(すくなひこ)神社もあり、神様が境内に目白押しの神社です。
能楽堂もある由緒正しき神社、たくさんお祈りしていきましょう。
住吉神社 アクセスの紹介
JR博多駅博多口のマルイ前のバス停から西鉄バスに乗車し、「住吉」バス停で下車して徒歩2分のところです。
博多駅から直接徒歩で行っても12分ほどで到着します。
キャナルシティから徒歩7分、中洲からは徒歩12分です。
福岡市のおすすめパワースポット③ 筥崎宮
別名「箱崎八幡宮」とも呼ばれ、日本三大八幡宮の一つとして全国的な知名度を誇る神社です。
開運、勝利の神を祀るパワースポットとしても知られていて、地元のプロスポーツチーム
- 福岡ソフトバンクホークス(野球)
- アビスパ福岡(サッカー)
- ライジングゼファー福岡(バスケット)
- コカコーラレッドスパークス(ラグビー)
が毎年必ず必勝祈願に訪れることでも知られています。
筥崎宮の本殿に行く前には、必ずこちらの一之鳥居を通過します。
いかにも歴史を感じるこの鳥居は、1609年に福岡藩主だった黒田長政によって建立されました。
こちらは、湧出石。
この石に触れると運が湧き出てくるという言い伝えがあり、多くの参拝者がこの石に向かって祈りを捧げます。
湧出という名前の通り、なんだか地底から湧き出てきたような石に見えますね。
こちらは本殿の前にある筥崎宮の神木「筥松」です。
木の周囲はこのように朱色の玉垣で囲まれていて、「標の松」とも呼ばれています。
竹垣には、地元のプロスポーツチームの選手達のサインの寄せ書きが書かれた巨大絵馬が飾られていました。
そして、こちらが国指定重要文化財にも指定されている楼門です。
楼門の後ろには拝殿と本殿があり、こちらも同じく重要文化財に指定されている建物です。
楼門は1594年に小早川隆景によって建立された、三間一戸入母屋造(さんけんいっこいりもやづくり)の建物で、屋根は三手先組という升組によって支えられています。
正面には「敵国降伏」という扁額があり、いかにも勝負の神様を祀っているぞという雰囲気を漂わせていますね。
楼門の左側を見てみると、轟音と共にジェット機が着陸態勢に入っていました。
筥崎宮からは、福岡空港に着陸する寸前の旅客機を見ることができます。
ちょうど筥崎宮の近くは福岡空港の滑走路の近くに位置しているので、飛行機を見学したい人は必見の撮影スポットです。
筥崎宮の真上は飛行機の航路にはなってはいますが、神様に敬意を払うという意味で筥崎宮の真上は通過しないようにしているとのこと。
必ず飛行機は本殿の左側を通過するので、参拝中も要チェックです。
毎年9月には、博多3大祭りの1つである方生会(ほうじょうや)が行われ、多くの露店が境内を埋め尽くします。
大事な勝負がある前には、ぜひ訪れたい神社ですね。
筥崎宮 アクセスの紹介
福岡市営地下鉄「箱崎宮前」の1番出口から出て徒歩3分のところにあります。
JR鹿児島本線の箱崎駅から徒歩8分でも到着可能。
この他に、西鉄バスやJR九州バスでもアクセスすることができます。
福岡市のおすすめパワースポット④ 香椎宮
最後に紹介するのは、「夫婦の宮」として名高い香椎宮です。
1300年近い歴史を持つ福岡を代表する神社で、あの万葉集にも名前が記されています。
福岡市の東区に位置し、中心部からは少し遠いところに位置しますが、時間を割いて行く価値は十分にある神社です。
こちらは、724年に建てられた香椎宮の本殿です。
日本でここだけと言われている「香椎造」という建築様式で、1801年に福岡十代目藩主黒田斉清によって再建されました。
境内には、様々な神が祀られている小さな神社があります。
こちらは巻尾神社。
勝負事や武芸上達が叶うとされています。
あまり大体的には知られていないことですが、香椎宮の本殿の入口に建っている狛犬は、上の写真の右側に立つ口を開けた細い犬と、
左側に立つこちらの筋肉隆々の口を閉ざした犬が、2頭で本堂を守っています。
1844年頃に建てられた2頭の狛犬、左側の方に触れることで運気が上昇するとのことで有名です。
なぜ左側の狛犬がそうなっているのかというと、右側の犬が口を開けて「あ」と言っているのに対し、左の犬は口を閉じて「うん」と言っていることから、「うん=運」にちなんで左の方が縁起が良いと言われるようになったからです。
「阿吽の呼吸」という言葉は、ここからきています。
遠くから見ても、力がみなぎっているように感じます。
訪れてみたら、狛犬をたくさん触ってパワーを頂いちゃいましょう。
狛犬の前には、香椎宮の御神木である綾杉という杉の木があります。
玉垣に囲まれて、いかにも御神木っていうオーラを出していますが、それもそのはずで綾杉の木の樹齢は1800年を超えているとのこと。
まだまだ成長を続けているそうなので、お参りしてパワーをもらいましょう。
続いてこちらは、香椎宮の楼門です。
1903年に再建されたこちらの楼門には、大きな特徴があります。
楼門の前にやって来たら、写真にあるような1つだけ色の違うプレートが床にあります。
一体なんだこれは?と思うでしょうが、実はこのプレートにはある秘密があるんです。
改めて、楼門の写真を載せました。
この写真は、先程紹介したプレートの上に立って撮影したものですが、楼門と門の間から見える鳥居を一緒にじーっと見つめてみてください。
解りにくいかもしれませんが、プレートの上に立って楼門の隙間から見える鳥居と楼門を合わせて見ると、漢字の「開」という文字に見えます。
そうまさに、「開運」の「開」ということで縁起の良い門なのです。
ちょっと珍しく、縁起の良い光景ということで、以前テレビでも紹介されました。
香椎宮を訪れたら、見逃すことの無いようにしましょう!
香椎宮 アクセスの紹介
一番便利なのは、天神から西鉄バスに乗車して、直接香椎宮の手前のバス停で下車することです。
天神中央郵便局バス停から出ている27、27B、27Nのバスに乗車し、所要時間は30分。
「香椎宮しょうぶ園前」バス停で下車して徒歩3分で到着します。(運賃410円)
バスの本数も多いので、初めて香椎宮へ行くならこちらのバスが便利。
西鉄で販売している、「福岡市内1日フリー乗車券」を使用すれば、1,000円で乗り放題になるので大変便利なのでおすすめです。
バス以外に、電車でもアクセスが可能です。
博多駅からJR鹿児島線に乗って香椎駅まで行って、香椎線に乗り換えて一駅の「香椎神宮駅」で下車、徒歩4分で到着します。
運賃は230円とバスより安いですが、香椎線の本数が20分に一本と少なく、接続に失敗すると香椎駅で足止めをくらう羽目になるのが難点です。
この他に地下鉄と西鉄貝塚線を乗り継いで「香椎宮前駅」で下車し、徒歩12分で行けるが、たどり着くまでの道のりが少し複雑で、土地勘の無い人には解りにくいのであまりおすすめできません。
まとめ
今回は、福岡市にある4つのおすすめパワースポットである
- 櫛田神社
- 住吉神社
- 筥崎宮
- 香椎宮
を紹介しました。
いずれの神社も願いが必ず叶い、幸運を呼び込む強いパワーを持つ神社です。
大事な事があったり、幸せを掴んでみたいと思ったら、是非福岡に足を運んで願いを叶えにいきましょう。
アクセスも良好なので、気軽に訪れることができますよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。