あの千葉にある船橋競馬場がリニューアルされるそうだから、どんな競馬場か見て見たい!
今回の記事では、このような要望に答えます。
千葉県の船橋市にある南関東の競馬場の1つとして有名な船橋競馬場。
その船橋競馬場がこの度、新しくリニューアルされるようになり、
「まちの憩いの広場」
をコンセプトに新たに生まれ変わろうとしています。
ただ、
どんな風に生まれ変わるんだろう?
と気なる人は多いのではないでしょうか?
今回の記事では、そんな新しく改装された船橋競馬場の見所を紹介していきます。。
この記事を読めば、
・レースがどのように見えるのか?
がわかりますので、訪れる際の参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
船橋競馬場 簡単な歴史
船橋競馬場のルーツは、1928年に開場した千葉県柏市にあった柏競馬場です。
当時で最新鋭の設備を持ち、「東洋一の規模を持つ競馬場」という異名を持つ競馬場でした。
しかし戦時中に軍事工場となった後、戦後に再開しましたが採算が見込めなくなってしまい1950年に廃止。
やがて1952年に、採算が見込めそうだという理由で現在の船橋市若松地区に移転し、現在の船橋競馬場が完成しました。
- アジュディミツオー
- アブクマポーロ
- インテリパワー
- トーシンブリザード
- ナイキアディライト
など、多くの活躍馬が出ていて、競馬ファンからの注目を浴びています。
船橋競馬場 アクセス紹介
船橋競馬場は、東京駅から京葉線に乗って約30分のJR南船橋駅の近くにあります。
その南船橋駅からは徒歩10分。
途中でららぽーと船橋に続く歩道橋を渡ると、船橋競馬場の全景を眺めることができます。
この他に、京成電鉄の船橋競馬場駅から徒歩5分で到着可能です。
注意点として、船橋競馬場駅には特急電車は停車しません。
快速と普通電車しか停車しない駅なので、上野方面から特急でやってきた場合は京成船橋駅で乗り換えましょう。
船橋競馬場 場内施設の紹介
早速、船橋競馬の場内施設の解説をしていきましょう。
こちらが、船橋競馬場の入口になります。
スタンドの改修工事の影響によって、場内は狭く一般のお客さんが立ち入れる場所は現在限られていますが、競馬は普通に楽しめるので特別不便ではありません。
それでは、船橋競馬場がどうなっているのか見ていきましょう。
船橋競馬場 パドック
こちらが、船橋競馬場のパドックです。
まだ100%完成したわけではありませんが、以前と比べると高い位置から馬を眺めることができるようになり、様々な角度から観察できるようになりました。
以前は観戦スペースが小さくて足元もただの石畳でしたが、改修工事を経てJRAの競馬場に負けない綺麗なパドックに改修されたのです。
昔のパドックは、馬の歩いている道も砂利が落ちていて強風の吹く日か砂埃が客席に飛んでくるようなかなり厳しい環境でした。
そんな薄汚いパドックが、ここまで綺麗になりました。
指定席の観客のために、テラス席も誕生するなど恐ろしいくらいの変化をしているパドック。
というわけで、それぞれの位置から馬がどのようにして見えるのか順番に解説していきましょう。
上段から見た景色
一番上の位置から見た景色がこちらになります。
今までとは違う新たな目線で見れるので、昔のパドックを知っている僕からしたらかなり新鮮な景色でした。
傾斜が急なので、馬の馬体がはっきり確認しやすかったです。
中段から見た景色
こちらは中段の位置から見た景色です。
馬が目線にしっかり入るようになっていて、かなり計算されて設計されたのでは?と推測してしまいました。
こちらが、パドック席のスペースです。
スペースが広く、ゆとりができています。
馬を見る環境は、格段に向上しました。
最前列の景色
続いては、一番下の位置から見た景色です。
馬の馬体が目線の正面に入ってきて、上の位置より馬をわかりやすく観察できます。
一番前から見た景色です。
馬が近く、息遣いであったり時には馬を引いている厩務員さんの話し声まで聞こえる時もあります。
気になったのが、オッズ等を紹介する映像装置。
こちらはスタンドが改修されても古いままでした。
そのうち改修されるのでしょうか?
サイド側
今度はサイド側です。
この場所は普通の石段で、改修前と変わらない姿でした。
改修前の懐かしい姿を残している貴重な場所です。
ちなみに、このような感じになってました。
長きに渡って、こんなショボイスペースで観客は心の中に不満を抱きながら馬を見ていたのです。(憶測です)
ちなみに、もう一方のサイド席はまだ改修工事中で、このような感じになっていました。
それから2024年4月、パドックにはこのような本馬場へと続く地下馬道の入口が整備されていました。
現在(2024年4月)の段階ではパドックビジョンの左側から本馬場に向かいますが、どうやらこちらが完成したら、この道が新しい通り道になるようです。
さらにパドックの反対側には、このような施設が完成しました。
ここは装鞍所と言って、レース前の馬がゼッケンや鞍などをつけて待つ場所です。
リニューアルが完了されると、スタンドから出番を待つ馬を見ることができそうな感じでした。
今まで日本の競馬場では、こうした施設は観客から見えない場所にあるのが普通でしたが、いよいよ日本にもこのような施設ができるのだと思うとちょっと感慨深く感じました。
テラス席
こちらは、テラス席から見たパドックです。
指定席に座っている人が主にこの場所で馬を見ています。
過去の船橋競馬場を思うと、何だか新鮮な景色ですね。
船橋競馬場 旧スタンドの姿
こちらは、船橋競馬場の旧スタンドです。
訪れた5月のGWの際は、このようにイントレや重機があって解体工事が行われていました。
本馬場側から見た旧スタンドです。
船橋競馬場の象徴として、競馬ファンにお馴染みだったこのスタンドも、立ち入りができなくなって外から見れるだけとなっています。
ファンはスタンドの上にあった長椅子に座ったり、ガラスの後ろの自由席に座って競馬を見ていました。
今思うと、全く特徴のないスタンドでしたね。
スタンドの一部はゴーストタウン状態で、よくあんな所で競馬を見ていたなと感慨深いです。
何しろ電灯も少なくて薄暗く、トイレもゾッとするくらい汚かったので、今のようにおもてなしの心は皆無と言ってよかったかもしれません。
また、昔使われていたであろう有人馬券発売場も放置されたままでした。
こちらが、解体工事中のスタンドです。
更地となっているところには、かつて有人の馬券売り場がありました。
写真の奥の方には、かつてスタンドの方へ続く階段があってスタンドにそのまま入れるようになっていたのですが、そこの階段はもう20年以上前から錆び付いた状態だったのです。
僕の個人的な思い出は、売店で販売していたおでんのからしがとてつもなく辛かったことが一番の思い出となっています。
これから、このスタンドも新たなスタンドが建設されるようです。
船橋競馬場 グルメ
続いて紹介するのは、船橋競馬場のグルメです。
現在改修工事中なので、出店しているお店は限られていますが、ナイター開催を開催している影響からか、お酒のつまみ系が充実しています。
ここにあるキッチンカーには、ポテトやたこ焼き、焼きそばやもつ煮というつまみにはピッタリの食事が売られていました。
おすすめはこちらの牛の赤もつ(1本100円)。
夜風に吹かれながらビールと一緒に食べるもつは最高です。
ちなみに、豚の白もつ(100円)も販売されています。
この他に入口近くではイカ焼きなどのお祭り屋台や、不定期ではありますが千葉県の物産品を販売していて、この日は成田山の名物「鉄砲漬け」が販売されてました。
また船橋競馬場の外には、ショッピングモールをはじめ飲食店が充実しています。
もし外出をしたい場合は、入場の際係員からリストバンドをもらってください。
再入場の時に必要となるので、外で食事をしたいのであれば必須です。
何しろ正門前にはショッピングモールの「ビビット船橋」があり、ここにはサイゼリアや蒙古タンメン中本があります。
そして、ららぽーと船橋も競馬場の隣にあります。
そういった面で、船橋競馬場は他の川崎、大井、浦和と比較すると恵まれた環境にあると言っても良いですね。
船橋競馬場 新スタンドと観戦スペース
こちらが、船橋競馬場の新スタンドです。
まだ3分の1しか完成していませんが、今までの船橋競馬場のイメージを覆す綺麗なスタンドに生まれ変わりました。
外の席とガラス張りの一番下の階は自由席、それより上の階は指定席となっています。
どんなスタンドになったのかを、これから順番に紹介していきましょう。
スタンド内部
こちらがスタンドの内部です。
明るくて過ごしやすく、エアコンも効いているのですごく快適でした。
大きい荷物を預けるコインロッカーもあるので、身軽になりたい時は利用しましょう。
自由席ゾーンがこちら。
ゴールの目の前にあるので、雨の日でも濡れることなく快適に競馬観戦が楽しめます。
パドックのところの通路はこのようになっていました。
今までと見間違えるかのように綺麗になっていて、女性でも気軽に競馬観戦ができる環境に生まれ変わっていますね。
3階には子供向けの遊び場や、UFOキャッチャーが設置されていて、競馬以外の楽しみも用意されていました。
奥にあるエスカレーターに乗ると、指定席エリアにアクセスできます。
見晴らしテラス
続いて紹介するのが、こちらの見晴らしスペースです。
新スタンド開設によって新たにオープンしたこちらのスペースは、テーブルもついているので、競馬を観戦しながら食事を満喫するのに最適な場所となっています。
テラス席はこのようになっています。
段差のスペースは広めに設計されていたのでかなり快適でした。
テラス席から見た本馬場の景色です。
本馬場を斜めに見るような感じで造られているので、向かいあって見るよりもゴール前の迫力をはっきり確認することができるようになってます。
ビール片手に、のんびりと競馬観戦を満喫したい方にはおすすめの場所です。
その他観覧スペース
その他の観覧スペースも紹介しましょう。
こちらは、屋外スタンドから見た本馬場です。
工事中の影響からか最終コーナーの攻防が少し見づらいですが、ゴール前の攻防ははっきりと見やすく、傾斜もバッチリでした。
グループで訪れるなら、こちらのボックス席がおすすめ。
木のテーブルや椅子に座って快適に観戦できますが、雨の日には雨が振り込んでくるのが難点です。
スタンドの上から下までの移動は、こちらの階段を使います。
スタンドの1階部分は工事中になっていて、通り抜けることができません。
レースが終わった後は、人がパドックの方まで移動するので少し混雑します。
改修工事が落ち着くまでの我慢ですね。
こちらが、ゴール前です。
改修工事の影響で観客が入れるスペースが限られている関係か、かなり人が多くこの場所に集まってました。
ナイター開催に合わせて、以前はあまり綺麗でなかった大型映像装置もリニューアルされています。
川崎競馬場のように大きいビジョンではありませんが、遠目からでも見やすかったです。
【アクセス良しグルメ良し】川崎競馬場の楽しみ方と見所を紹介します
かぶりつきで見た景色がこちらです。
植え込みが邪魔ではありますが、走ってくる馬との距離は近くて迫力があります。
ゴール前から4コーナー方面を見た景色がこちら。
旧スタンドが解体工事を行なっている最中だったので、狭いスペースになっていました。
奥の方は行き止まりになっていて、立ち入りできるスペースは限られています。
ただ、特に不便を感じるほどではありません。
そんな長年愛されてきた旧スタンドも完全に取り壊され、2024年4月のGW開催からいよいよスタンドが全て完成しました。
こちらがスタンドの内部です。
この数年間、改修工事でせせこましい中での観戦を余儀なくされてきましたが、スタンドの完全オープンによってようやくゆとりを持って競馬を見れるようになります。
船橋競馬場 コース紹介
続いて、船橋競馬場のコースについて紹介します。
船橋競馬場は左回りのコースで、一周1400mの小回りコースです。
カーブはコースの内と外に高低差をつけた「スパイラルカーブ」と呼ばれるカーブを採用していて、とても周りやすくて乗りやすい競馬場だと騎手からの評判も良いコースとなってます。
船橋競馬場の航空写真がこちら。
レースで使用する外回りコースと、調教で使用する内回りコースの2種類があります。
船橋競馬場の直線の長さは362m。
ちなみに浦和競馬場は300m、川崎競馬場は400m、大井競馬場は外回り486m、内回り386m。
ちなみに浦和競馬場の直線は300m
川崎競馬場は400m
大井競馬場は外回り486m、内回り386m。
そこまで直線は長くないですが、カーブがスパイラルカーブになっているので馬のスピードがのったまま直線に入ってくるので馬群がばらけやすく、後ろから一気に前の馬を抜く追い込みも決まりやすいのが特徴です。
距離も短距離から長距離まで多彩なレースが開催されるので、バリエーションにとんだレースを満喫できます。
船橋競馬場 サテライト&オートレースふなばし
船橋競馬場では、競馬観戦以外にもオートレースや競輪を楽しめる施設が併設されています。
船橋競馬場の正門の左側にあるサテライト&オートレースふなばしは、2018年にオープンした場外車券売り場です。
競馬場の正面には、競馬のレースが流れるモニターと簡易馬券売り場があるので、競馬を楽しみながらオートレースと競輪を楽しむこともできてしまう恐ろしい楽しい施設となってます。
ほぼ年中無休で車券を販売していて、小さな施設ですが場内はそこそこ賑わっていました。
左の青いスペースでオートレースを、右の青いスペースで競輪を販売しています。
かつて存在した船橋オートレース場の代理施設といったところです。
競馬や競輪、オートレースに加えて大きなショッピングモールもあるこの地区は、ギャンブル好きにとっては天国とも言える場所と言えるでしょう。
まとめ
今回は、改修工事中の千葉県船橋競馬場の現在の見所について紹介していきました。
古いスタンドも取り壊されて、新しいスタンドとパドックが誕生したことで、装いも新たに生まれ変わった船橋競馬場。
それまでのギャンブル場のイメージを覆す綺麗で入りやすい競馬場にするために、2024年春の完成に向けて順調に工事が進んでいます。
アクセスも良く、周辺のショッピングモールと合わせて一度出かけて見てはいかがでしょうか?
きっと1日満喫できます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。