【瀬長島ウミカジテラス 】美しい景色を眺める為の散歩コースを紹介

沖縄

那覇にいても綺麗なビーチが少なくてつまらない

那覇に近い場所で、沖縄の海を満喫したい

今回の記事では、このような思いを持っている方に対し答えていきます。

沖縄県那覇市には、ビーチが辻地区にある波の上ビーチしか無く、海を楽しむには少し不便な環境です。

そんな状況を満足に変えてくれる場所が、那覇市の隣の豊見城市にありました。

それが今回紹介する瀬長島のウミカジテラスです。

まるでエーゲ海のリゾートに来たかのような白く美しい建物と、美しい海+那覇空港に離着陸する飛行機を見物できる最高のリゾートアイランドとして、近年高い人気を誇ってます。

今回は、そんな瀬長島ウミカジテラスを満喫できる散歩コースを紹介していきましょう。

瀬長島ウミカジテラス アクセスの紹介

瀬長島のある場所はこちらです。
那覇空港のほぼ真横に位置していますね。

那覇市から瀬長島までは、公共交通機関でアクセスができます。

 

 

こちらの東京バスが運営している「ウミカジライナー」というバスが、

  • 国際通り
  • 那覇空港
  • ゆいレール赤嶺駅

から発着しています。

那覇市からの料金と所要時間の一覧です。

国際通り(所要時間30分) 360円
那覇空港(所要時間10分) 250円
赤嶺駅(所要時間17分) 150円

ウミカジライナーは、国際通りを起点に瀬長島を通り、豊見城市のショッピングモールイーアス豊崎を通って糸満市に入り、糸満市役所までを結んでいるバス路線です。

島と沖縄本島は、海上道路で繋がっているので、車や自転車でアクセスすることもできます。

瀬長島とは一体どんな島なのか?

 

ウミカジテラスのある瀬長島は、沖縄県豊見城市の西側に位置し、わずか0.18㎢しかないとても小さな島です。

那覇空港からわずか1.6kmしか離れておらず、島からは目と鼻の先に見えます。

瀬長島は、琉球王国の時代から沖縄八景の1つとして数えられるほど風光明媚で美しい島で、その昔中国の冊封副使が瀬長島を訪れた時、美しい砂浜や変化に富んだ奇岩など、素晴らしい景観を絶賛していたとされる記述があったとされてるそうです。

また琉球王国時代から伝わる歌舞劇の一つ、組踊「手水の緑」においても歌の冒頭に瀬長島の景色を絶賛する歌詞が出てくるなど、誰もが認める美しい島であった瀬長島。

明治時代には、琉球神道の儀式を行う「御嶽(うたき)」も存在していたことがあり、約90人ほどの島民が瀬長島に住み、農業や漁業をしながら生計を立てていたとのことです。

ひろたか
ひろたか

昔島内に建っていた城(グスク)跡からは、土器や青土器が出土したこともあり、沖縄県の歴史を知る上でも重要な島といえます。

しかし、第2次世界大戦が勃発すると、瀬長島にはアメリカに対抗するために砲台が作られ、これにより島民は強制的に島を追い出されてしまいました。

そして終戦後、瀬長島はアメリカに接収。
弾薬庫として使用され、その影響で島の形は戦前より大きく変わってしまったのです。

それでも沖縄返還から5年後の1977年、ようやく瀬長島は日本に返還されることになりました。

それから2012年、瀬長島は新たに観光開発されることが決定し、本島から瀬長島までの海中道路が整備され、2012年には琉球温泉瀬長島ホテルが、そして2015年にはウミカジテラスがオープンし、現在に至っています。

そんな瀬長島は、那覇から足を伸ばしてゆっくり散歩するのにふさわしい島です。
ここからは、瀬長島のおすすめ散歩コースを紹介していきましょう。

瀬長島散歩コース① ウミカジテラス

 

こちらがウミカジテラスと呼ばれる、2015年に誕生した商業施設です。

瀬長島の西側の傾斜地にあり、白い建物がギリシャのエーゲ海のリゾートのような雰囲気を演出しています。

那覇市内から糸満市内を結ぶ「ウミカジライナー」のバス停は、この場所にあります。

バスを降りたら、左側の方向へ進んでいきましょう。

 

 

少し歩くとかなり急な傾斜地になっていて、そこからは美しい透明な海辺を眺めることができます。

 

 

目の前には那覇空港の滑走路が広がっていて、飛行機の迫力ある着陸シーンが見れました。

写真は、ANAの着陸の瞬間です。

 

 

海岸の方へ行くために、テラスを降りていきましょう。
ウミカジテラスには、沖縄料理やエスニック料理、お洒落なカフェなど、様々なお店が営業していて、気持ちいい風を浴びながら食事を満喫できます。

 

 

お店によっては、このようなテラス席も完備されていました。

 

 

ハンモックで横になりながらくつろげる、「ハンモックカフェ」もありました。

 

 

新鮮な海の幸が味わえる「親父のまぐろ」というお店です。

 

 

まるでカリフォルニアを彷彿とさせるお洒落なカフェもあります。
このようにお店が豊富なので、1日中島にいても問題ありません。

ほどんどの店が、夜の21時頃まで営業しているので、美しい夕日や夜の星空を見ながらディナーも楽しめます。

ウミカジテラス 美しい浅瀬の海

 

 

一通りお店回りを楽しんだら、今度は海岸の近くまで行ってみましょう。
瀬長島の最大の見所である浅瀬の海。

車が走れる道路が整備されている事で、車に乗って景色を眺めにくる地元の人で賑わっていました。
島の周辺は、比較的波が穏やかなので、綺麗で透明な沖縄の海を満喫できます。

 

那覇市にビーチが1つしかないことも関係しているのでしょうか、綺麗な海を求めて那覇市民がドライブがてらこの島にやってきます。

 

 

心が癒される穏やかな波の音が、とても気持ち良かったですね。
安全のために海に直接入ることはできませんが、静かに波の音を聞くだけでも、十分満喫できます。

 

 

海岸の近くには、広大な芝生広場があって子供達が思い思いに遊んでいました。

ウミカジテラス② 瀬長西ビーチ

 

美しい海を見た後は、今度はこちらの瀬長西ビーチへ歩いていきましょう。

写真は潮が引いた状態です。
岩がゴツゴツとしたビーチで、正直海水浴には向いていないビーチです。


しかし、このビーチから眺める夕日は絶景なので、時間があれば夕方に訪れてみましょう。

ところで、写真の真ん中には巨大な岩が写っています。
これは一体、何なのでしょうか?

瀬長西ビーチ 子宝岩

 

 

ビーチの真ん中に一際目立つ巨大な岩。
この岩は、子宝岩と言います。

島の南西部にそびえ立つこの不思議な岩は、高さ5.4m、幅は4.6m、奥行きが2.5mという大きさです。

 

子宝岩の最大の特徴は、岩の上部にある2つの大きな穴です。

この穴に石を投げて見事に穴の中に入れることができたら、上段の穴に入れれば男の子、下段の穴に入れれば女の子を授かると言われています。

そういう事から、「子宝岩」と命名されたのです。

ひろたか
ひろたか

僕は一発で上段の穴に入れる事に成功しました。
しっかり狙えば、そこまで難しくありません。

ちなみにこの子宝岩、観光用に復元されたものです。

戦争中に米軍によって破壊されてしまったのですが、2015年に再開発で中をコンクリート、外観を琉球石灰岩にして観光用として復元されました。

外見だけ見ると、100%天然の岩に見えますね。
その事実を知った上で子宝岩を見ると、かなり驚きます。

 

ウミカジテラス③ 展望エリア

 

子宝岩の後ろには、このような展望台へと続く階段があるので、登ってみましょう。

この階段は、かなり長くそして見た目以上に急でした。
道中日陰はほぼ無いので、暑い時期は熱中症にならないようにゆっくり歩いていきましょう。

 

そうしてたどり着くのが、こちらの展望台です。
展望台には、芝生広場がありました。

天気の良い日には、最高の景色を眺めることができます。

 

 

展望台から見た豊見城市街地です。

瀬長島内には、4面の草野球場が完備されていて、さながらアメリカの公園にあるような野球場でした。

 

 

ちなみに展望台は、このようになっています。
何やら「ハブに注意!」という看板があったのですが、本当にいるんでしょうか?

 

 

展望台の上からは、このように那覇空港の全景を見ることができます。

写真はちょうど、ANAの飛行機が離陸する瞬間です。

 

 

景色を楽しんだら、こちらの階段を降っていきます。
本当にハブが出てきそうですが、焦らずに降りましょう。

 

 

そしてこちらが、階段の終着点です。
子宝岩側にある階段と同様、この階段もかなり急な造りでした。

ウミカジテラス④ 瀬長ビーチ

 

階段を降りてたどり着くのが、こちらの瀬長ビーチです。

訪れたのが冬の時期だったこともあって、ビーチは閑散としていました。
なので海水浴に適しているかどうかはちょっとわかりません。

ただ波はとても穏やかで、波打ち際を散歩にはベストなビーチです。

ウミカジテラス⑤  琉球温泉瀬長島ホテル

 

一通り散策を終わったら、バス停に戻りましょう。
歩き疲れて、もし時間が十分にあるのであれば、こちらの琉球温泉瀬長島ホテルへ足を運びましょう。

瀬長島にある唯一の宿泊施設で、沖縄では珍しい天然温泉が備わったホテルです。

 

こちらが、琉球温泉竜神の湯です。

ホテルに宿泊の人以外に、日帰りでの入浴も可能ですので、風呂に入ってリラックスしたい方はぜひ訪れてみましょう。

料金は、

大人(中学生以上)
平日:1,360円
土日祝:1,570円
子供(小学生)
平日土日祝:740円
幼児無料
です。
オーシャンビューの露天風呂が完備され、美しい海と飛行機の離着陸を見ながらのんびりと湯船に浸かることができます。
また、ロウリュウサウナも完備されているので、サウナ好きの方にも必見です。
ホテルのロビーです。
開放感があって日当たりも良く、とても美しいホテルでした。
宿泊部屋は、海が見渡せる「オーシャンビュー」と、那覇空港の全景が見渡せる「エアポートビュー」の2タイプの部屋を3つのグレードで用意してあります。
沖縄旅行の思い出作りに、ぜひ利用してみてください。

まとめ

今回は、沖縄県豊見城市にある瀬長島にある観光施設、ウミカジテラスを満喫するための散歩コースを紹介してきました。

美しい透明な海と、那覇空港に離着陸する飛行機を同時に見ることができ、沖縄の魅力を感じるのには最適な観光名所です。

那覇市からバスで簡単にアクセスできるので、気軽に足を運んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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