愛知県豊橋市の豊橋駅の近くに、2021年11月新たな図書館がオープンしました。
それが、今回紹介する豊橋まちなか図書館です。
本や人と出会い、新たな世界を創造する
まちと繋がり、まちづくりに貢献する
誰もが気軽に立ち寄り、にぎわいを生み出す
をコンセプトにし、交流と創造を生み出すための新たなスタイルの図書館として誕生しました。
こちらの図書館は、従来の図書館とは違い会話や飲食が自由にできるので、リラックスした雰囲気で読書を楽しむことができます。
今回は、そんな豊橋まちなか図書館について紹介していきます。
魅力的な図書館なので、この機会にぜひ知ってみてください!
目次
豊橋まちなか図書館 アクセス紹介
豊橋まちなか図書館の最大の魅力は、そのアクセスの良さです。
JR豊橋駅の東口を出て、豊橋鉄道の路面電車が走る駅前大通りを歩いて徒歩5分で到着します。
このようなビルが見えたら、エスカレーターに乗って2階に上りましょう。
そのまま奥に進んでいけば、図書館の入口に到着します。
豊橋まちなか図書館 emCAMPUS
図書館について紹介する前に、図書館が入っているこちらのビルについて紹介しましょう。
この高層ビルは、数年前から行われていた「豊橋駅前2丁目再開発プロジェクト」の一貫として建設された24階建のビルで、名前はemCAMPUS(エムキャンパス)と言います。
emというのは「笑む」という意味で、目標を持って笑いながら前向きに挑戦する豊橋市民の生涯学習をサポートする施設として建設されました。
1階にある屋外広場は、「豊橋まちなか広場」という広場で、様々なイベントが開催されます。
ビルの1階は、フードコートやマーケット、イベントレストラン「FOOD FOREST」がオープンしました。
ここでは三河地区の食材を使用した和洋食、ピザを食べることで、東三河の食について学べます。
東三河地区ではこんなのも栽培されているんだ!と意外な発見もあるかもしれませんよ。
この他に、5階には生涯学習や事業創業、企業研修で使用できるem CAMPUS STUDIOや、東三河の農家の人達が研究や作物の魅力を発信するために作られた屋上農園もあり、多目的な役割を果たす地元住民の憩いの場を目指しています。
正直、豊橋駅前はあまり賑わっている感じが無かったのですが、emCAMPUSの誕生によりその雰囲気も変わりつつあるなと感じました。
今後の発展に期待したいですね。
豊橋まちなか図書館 豊橋市国際交流協会
こちらは、emCAMPUSの2階にある豊橋国際交流協会のオフィスです。
ここでは、豊橋市に住む留学生など外国人と日本人との交流イベントを実施したり、日本語ボランティアの育成や日本語教室の主宰等をしています。
窓口では、日本での生活に困った外国人の為の、多言語での日常相談も行われているとのこと。
フロアには、英語やタガログ語、ポルトガル語の新聞が置いてあって、自由に閲覧可能です。
また、豊橋で開催されている国際交流会の情報も知ることができ、豊橋の国際交流事情もわかるようになっています。
興味のある方は気軽に立ち寄ってみましょう。
豊橋まちなか図書館 2Fフロアの紹介
豊橋まちなか図書館は、「知と交流の総合拠点」をコンセプトにした新しいタイプの図書館です。
図書館の施設を活用し、クリエイティブな活動を通して街の発展に貢献することを目的とした図書館で、館内は従来の図書館とは違うスタイルで運営されています。
まちなか図書館の最大の特徴は、利用者同士の会話がOKということです。
館内は、静かに読書を楽しむ空間であるという図書館のイメージを覆した雰囲気になっています。
館内は写真のように、明るく過ごしやすい雰囲気で、住人同士が話に花を添えながら読書を楽しんでもらい、充実した時間を過ごして欲しいという願いからこのような内装になりました。
また図書館では、市民同士の交流を深めるきっかけを増やすようなイベントを積極的に開催しています。
多彩なジャンルの本が置いてあるので、本好きにとってはまさに天国のような図書館と言っても過言ではありません。
豊橋まちなか図書館は、2階と3階の2フロアで構成されています。
最初は、2階フロアに何があるのかを紹介していきましょう。
豊橋まちなか図書館2階 キッズスペース
最初に紹介するのは、キッズスペース。
その名の通り、子供向けの本が置いてあるスペースです。
親子で横になってくつろげるようになっていて、親と一緒に読書を楽しめるような工夫がされていました。
不定期ですが、絵本の読み聞かせ会も開催されています。
豊橋まちなか図書館2階 カフェスペース
2階フロアには、ドリンクやスナックなどの飲食を食べたり飲んだりしながら読書を楽しむ、という目的で作られたカフェスペースがあります。
飲んだり食べたりしながら自由に読書が可能で、カフェの前にはコーヒーやビールに関する本が都合の良い感じで置かれていました。
豊橋まちなか図書館2階 ヘルスウェルネススペース
スポーツに関する本や、健康に関する本が置かれたスペースです。
ここではスポーツに関するセミナーや、ヨガなどのトレーニングセミナーも開催されます。
豊橋まちなか図書館2階 マガジンスペース
図書館では定番というべきマガジンスペースです。
幅広いジャンルの雑誌が置いてあって、月刊誌を中心に約300冊にもおよぶ雑誌を閲覧できます。
かなりの充実度で、大型書店にも負けないくらいの充実ぶりでした。
豊橋まちなか図書館2階 イベントスペース
2階と3階の吹き抜けスペースは、このように開放的で劇場のようにたくさんの席が並ぶ変わった造りになっていました。
ここは階の移動やベンチとして使用されるだけでなく、
- スクリーンを使用した上映会
- トークイベント
などのイベント時に使用される場所です。
イベントの無い時には自由に座ることができるので、この場所で本を読むこともできます。
豊橋まちなか図書館 3階フロア
続いては、3階のフロアを紹介していきましょう。
豊橋まちなか図書館の3階は、主にクリエイティブなスキルを身につけてもらいたい人に読んでほしい本を中心に置いてあります。
また、予約制の自習スペースやラウンジもあって、多くの地元学生が勉強に勤しんでいました。
そんな3階フロアはどうなっているのか見ていきましょう。
豊橋まちなか図書館3階 メーカーズラボ
デザイナー向けの実用書がある本が置いてあるところにある、「メーカーズラボ」という部屋です。
ここでは動画編集など、クリエイティブなことに使用できるパソコンが置かれていて、図書館にある本を利用してすぐに学んだ技術を実践できるようにと設置されました。
部屋の横には、
- デザイン
- アート系
- ブログ関連
- IT関連
の本が置かれているので、部屋で作業中にわからなくなったら、すぐに図書スペースに行ってわからないことはすぐに調べることができるようになってます。
豊橋まちなか図書館3階 漫画コーナー
こちらは漫画コーナーです。
最近の図書館では、漫画を普通に置いてあるところが多いですが、豊橋まちなか図書館の漫画コーナーはPOPが綺麗でわかりやすくて手に取りやすいようになっています。
よく見ると、POPが漫画のコマ割りを意識していて面白いです。
豊橋まちなか図書館3階 文庫本と一般書籍
こちらでは、一般の書店で販売されている文庫本や一般書籍が置いてあります。
ジャンル別に綺麗に配置されていて、わかりやすくお目当ての本が見つかりやすかったです。
こちらの図書館では、本棚に無理に本を置かず、スペースに余裕をもたして本が置かれています。
本棚にぎゅうぎゅうに本が詰まって無く、ジャンルによってはっきりと区分けしてあるので、お目当ての本が見つかりやすいです。
とても過ごしやすく、1冊1冊色んな本を集中して読んでいると、あっという間に時間が経ってしまいます。
豊橋まちなか図書館 予約制自習席
豊橋まちなか図書館には、完全予約制の自習席があります。
地元の学生を中心に多く利用されていて、熱心に勉強に打ち込む姿が目立ちました。
こちらが個人席です。
座り心地も良く、机にある照明もお洒落でした。
手元にはコンセントがあって、スマホを充電することもできます。
Wi-Fiもあるので、パソコン作業にも適した席です。
こちらはボックス席。
ソファースタイルの椅子でのんびりと読書を満喫できる席です。
こちらは、ラウンジ席です。
リラクゼーションゾーンと呼ばれているこの部屋は、静かな環境で落ち着いて読書を楽しんでもらうための部屋です。
他にも、1人だけの空間で集中して読書をするためのブース席も設けられています。
こちらが、まちなか図書館内にある予約制の席と席数です。
個人席 | 28席 |
ボックス席 | 9席 |
ラウンジ席 | 8席 |
グループ席 | 3席 |
ブース席 | 2席 |
データベース席 | 2席 |
難点は、図書館の貸し出しカードを持ってないと利用ができないということです。
しかも、豊橋まちなか図書館へ直接出向かないと発行できません(涙)。
ただし、貸し出しカードは豊橋市民以外でも発行することができます。
頻繁に豊橋市を訪れる機会がありましたら、貸し出しカードを手に入れておいた方が良いかもしれません。
席は利用の1週間前から予約可能です。
豊橋まちなか図書館 コンセント付きの自由席
豊橋まちなか図書館には、予約席以外にも自由に座ることのできる席がたくさん用意されています。
写真のこの席、真下にある黒い部分をよく見てください。
なんとこちら、充電用のコンセントなのです。
こういった席に、充電用のコンセントが取り付けてある図書館って、かなり珍しいのではないでしょうか?
こちらは四角の形状をしているソファーなのですが、よく下の方を見てみるとなんとコンセントを発見しました。
これはちょっと、誰かに言われないとわからないくらいの場所にありますね。
コンセントの所には小さな机があって、パソコンで作業する人のために設置されたのでしょうか?
いずれも急に充電する必要がある時は、大変ありがたい存在です。
まとめ
今回は、愛知県豊橋市の豊橋駅前に新たに完成した図書館、豊橋まちなか図書館について紹介してきました。
それまでの図書館のイメージを覆す、
- 会話飲食自由
という図書館で、豊橋市民のクリエイティブな活動に貢献すべく豊富な本があるので、1日丸ごと滞在しても飽きない図書館です。
豊橋駅から徒歩圏内にあるので、本が好きな方で豊橋を訪れた際はぜひ訪れてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。