長野県松本市には、サッカー専用の美しいスタジアム、サンプロアルウィンがあります。
ここはサッカーJリーグ、松本山雅FCのホームスタジアムです。
このスタジアムの熱狂ぶりと、松本市に根付いた地域密着スタイルは、他チームからの評価も非常に高く、アウェーサポーターだけでなく、純粋なサッカーファンでも
1度行ってみたい!!
と思っている方は多いのではないでしょうか。
サンプロアルウィンってどうやっていくの?
どんなスタジアムなの?
そう思った方は、是非この記事を読んでみてください。
この記事では、サンプロアルウィンの見所について、僕なりの観点から解説させていただきます。
もしこれから、アルウィンにサッカーを見に行ってみたい方、もしくはアウェーサポーターでアルヴィンに遠征してみたい方は是非この記事を参考にしてください!
ちなみに松本市へ行くのであれば、名古屋方面なら特急しなの号が便利です
名古屋から長野へ行こう!特急しなの号の座席と料金を解説します
目次
サンプロアルウィンまでの交通アクセス
サンプロアルウィンは、JR松本駅から西へ10kmほど行った、信州スカイパークという公園内にあります。
公共交通機関でアクセスする事も可能といえば可能ですが、確実にアクセスするならシャトルバスに乗ってアクセスしましょう。
JR松本駅お城口の向かい側に、アルピコプラザというショッピングモールがあり、そこにはバスターミナルが併設されています。(他都市を結ぶ高速バスもここから出発)
そのバスターミナルの9番のりばから20分おきにシャトルバスが出発するので、それに乗車しましょう。
このシャトルバスの特徴はなんと無料!!無料で乗車することが出来るのです。
スタジアムの所要時間は約30分。しかも観光バスなので、背もたれ付きでゆったりと座りながら行くことが出来ます。
しかし試合によっては、無料バスは混雑する可能性がありますよね?
もし混雑を避けて、快適に座りながらスタジアムへ向かいたい場合は、有料で予約制の送迎バスを利用するのも便利です。
アルピコプラザの隣のアルピコプラザホテルから、スタジアムへ行くバスに乗ってスタジアムへ向かいます。(料金は1,000円)
無料バスの混雑を避けたい時には、利用する価値がありますよ。
バスの予約は、アルピコ長野トラベルのHPで受け付けています。
スタジアムのバス停は、第12駐車場です。
帰りのバスもここから出発します。
帰りのバスは、車で来場する人が多い為、スタジアム周辺や途中の国道で渋滞が必然的に発生するおかげで、30分で到着する松本駅までの道が、1時間以上かかってしまう場合があります。
特に14時、15時キックオフの試合で、日帰りで観戦を予定している人は特に注意が必要。
なぜなら道中の国道19号の夕方の渋滞も酷く、全くバスが動かないのでスケジュールが狂う恐れがあります。
必ず余裕を持って行きましょう。
サンプロアルウィンがある信州スカイパーク
こちらが、信州スカイパークです。
シャトルバスを降りると、このような空が広く、空気が澄んだ美しい光景が迎えてくれます。
信州スカイパークとは、信州まつもと空港を囲むようにあるスポーツ施設を中心とした運動公園です。
サンプロアルウィンだけでなく、
- プール
- やまびこドーム(イベント施設)
- 陸上競技場
と施設の数も充実。
まつもと空港から飛ぶ飛行機の離着陸を見れる展望台もあります。
試合前に芝生でリラックスしながら過ごすのもおすすめですよ。
サンプロアルウィンの外観
こちらが、サンプロアルウィンのバックスタンドの外観です。
プロ野球埼玉西武ライオンズの本拠地、メットライフドームと同じで、地面を掘り下げて作られた形のスタジアムです。
そしてアルウィンとは、アルプス(スタジアムから見えます)とウィンド(風)を合わせた造語です。
サンプロアルウィン スタンド紹介
ここからは、スタジアムの内部を見ていきましょう。
こちらが、メインスタンドから見たサンプロアルウィンのバックスタンドです。
最前列から撮影しましたが、やはり専用スタジアムという事でピッチとの距離は近いですね。
ただ残念ながら、屋根が無いという事で寒い季節や天気の悪い日にはちょっと不便なスタジアムでもあります。
そしてこのスタジアム、よく見てみるとちょっと独特な照明設備をしているのがわかるでしょうか?
実はこれ、スタジアムの隣にあるまつもと空港が大きく関係しています。
スタジアムのある場所は、何と滑走路の先端部分。
便数は少ないですが、飛行機の離着陸がありますよね。
安全のために高い建物を建てることができないので、このように飛行機に配慮した照明が付けられたのです。
スタジアムが掘り込み式なのも、同じように飛行機に配慮したからこうなったとのこと。
というわけで、ここからはサンプロアルウィンのスタンドを紹介していきましょう。
サンプロアルウィン メインスタンド
こちらがサンプロアルウィンのメインスタンドです。
傾斜は、かなり急になっていました。
屋根は、スタンドの中央部分にしかついていません。
屋根のついていない方の席だったのですが、僕が調べた限りカップホルダーは席に備え付けてなかったです。
椅子の座り心地は結構良い方なのではないでしょうか。
ただ、冬場の試合は非常に冷え込みます。
山に囲まれた場所にあるので、市街地より冷えるかもしれません。
厚手の上着やカイロなど、防寒対策を完璧にしましょう!
寒さが苦手でしたら、夏に行くのもいいと思います。全てナイトゲームなので、涼しさも感じて良いかも。
バックスタンドの裏手に見える山々は雄大で美しく、信州に来た!という実感がこみ上げてきます。
サンプロアルウィン アウェー側サイドスタンド
こちらはアウェーサポーターの席があるサイドスタンドです。
基本的に、アウェーサポーター席はメインスタンド側に設置されます。
ちなみにバックスタンド側の席は、松本山雅のサポーターが座る席です
スタンドの1番上段の方は立ち見席になっています。
いかにも応援で盛り上がるために設計された感じがしますね。
前列と中間は着席式になっていて、背もたれのないベンチ型の簡素なシートになっています。
サンプロアルウィン ホーム側サイドスタンド
こちらは、ホームの松本山雅サポーターが陣取るサイドスタンドです。
たいていのスタジアムは、アウェー側に電光掲示板があるのですが、このスタジアムはホーム側に設置されていました。
こちらの席に陣取る時は、時計やスコア、選手の名前を確認するために首を後ろにひねらねければならないのが難点ですね。
注目は、バックスタンド寄りにある一際目立つ巨大な横断幕です。
雷鳥は頂を目指す
松本山雅のホームゲームで必ず見かける横断幕です。
雷鳥が長野県の県鳥にも指定されていることから使われていて、高い山の頂きに生息する鳥という事で頂点に立つという意味で使用されているのでしょうか?
ちなみに松本山雅のマスコット、ガンズくんは雷鳥がモチーフになっています。
熱狂的松本山雅サポーターがここに陣取ります。
熱く応援するなら、この席がおすすめです。
サンプロアルウィン スタジアムから見える飛行機
先にも書いたように、スタジアムの横には信州まつもと空港があって、スタジアムから離陸する飛行機を見ることができます。
この日は15時キックオフという事で、松本発福岡行きのFDAの離陸を写真に納めることができました。
デーゲームだったら、試合中に飛行機を見れる可能性が高いので、そこにも注目です。
サンプロアルウィン メインスタンド通路
お次は、スタジアムの通路の紹介です。
こちらはメインスタンドの通路。
無機質なコンクリートの造りになっていますが、通路からは田んぼや山が広がって、のどかな雰囲気を感じました。
屋根はついていますが、完全に通路を覆っている感じではないので、雨の日は雨が少し降り込んでしまうかもしれません。
サンプロアルウィンおすすめのお店 喫茶山雅
サンプロアルウィン内には、数多くのスタグル(スタジアムグルメ)のお店があります。
中でもおすすめのお店が、こちらの喫茶山雅です!
松本山雅は1965年に山雅サッカークラブという名前で松本市に創設。
以降北信越リーグを経てJFL、J2リーグ、J1リーグとここ10年近くで急成長を遂げました。
「山雅」というチーム名は、当時の山雅サッカークラブの選手が出入りしていた松本駅近くの喫茶店「喫茶山雅」から名付けられたものです。
喫茶店の名前がチーム名になるなんて、世界的に見てもなかなか珍しいクラブですね。
名前のきっかけとなった喫茶山雅は、閉店してしまいましたが、2017年にクラブの直営店として復活。
そういうわけで、スタジアムにも支店があります。
メニューは、コーヒーやカフェオレ、ホットぶどうと言った定番の物に加えて、アルコール類やカレー、弁当、フランクフルトと言ったフードもあります。
僕は、カフェオレを注文しました。
11月の寒い日には、暖かい飲み物が身に染みます。
苦味とミルクの味がうまくマッチして、とても美味しく頂きました。
カップの所に書いてあるのが、先述したガンズくんです。
ちなみに、松本市街地にある喫茶山雅の場所はこちらです。
松本城や中町商店街の近くにあります。営業時間等はこちらを確認
まとめ
この日の試合は、見事松本山雅の勝利。
試合後、サポーターが勝利を喜び合う姿は微笑ましく、サポーター同士が家族のような一体感を感じてこちらもとても暖かい気分になりました。
今や松本市民にとって、松本山雅は生活に欠かせぬ存在になっています。
松本城などの観光地に行くのもいいですが、サッカーに少しでも興味があったら是非一度サンプロアルウィンを訪れてみてください。
松本市の文化として、一見の価値のあるスタジアムです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。