伊豆の温泉に日帰りで行きたいんだけど、入浴料が高いんだよな〜
電車で行きたいんだけど、何かお得な切符ってないのかな?
今回の記事は、このような悩みを持つ人にお届けします。
静岡県中伊豆に位置する伊豆長岡温泉。
三島駅から伊豆箱根鉄道で簡単にアクセスでき、良質な温泉として人気があります。
そんな伊豆箱根鉄道では、「伊豆長岡ゆったりきっぷ」という電車とバス、さらに日帰り温泉まで満喫できるお得な切符を販売していて、旅行客の間で人気です。
今回は、そんな伊豆長岡ゆったりきっぷの使い方と、日帰り入浴の方法を紹介していきます。
温泉に行きたいと思った方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
伊豆箱根鉄道 駿豆線について紹介
まずは、今回紹介するゆったりきっぷを販売している、伊豆箱根鉄道駿豆線について紹介します。
伊豆箱根鉄道駿豆線は、三島〜修善寺間全長19.5kmを結ぶ電車で、中伊豆の観光地への足としてはもちろん、地元住民の通勤、通学の足として利用されている電車です。
単線での運行ですが、1時間に3〜4本の電車が走っていて、かなり使い勝手の良い路線となっています。
1日に4本ほどですが、東京方面からやってくる「特急踊り子号」も終点の修善寺まで乗り入れてきて、一律200円の特急券を買えば乗車可能です。
SUICAなど、交通系ICの使用はできません。
車窓からの景色も素晴らしく、晴れた日には富士山も車内から見えます。
伊豆長岡ゆったりきっぷ 基本情報
今回紹介するのは、伊豆箱根鉄道が販売しているお得なきっぷ「伊豆長岡ゆったりきっぷ」です。
この切符は、
+
伊豆長岡駅から長岡温泉街への片道バス運賃
+
指定されたホテルの温泉の日帰り入浴代
三島駅、三島広小路駅 | 1,010円 |
大場 | 900円 |
伊豆長岡 | 750円 |
修善寺 | 980円 |
このように、購入した駅ごとに料金が変わってきます。
表を見てもわかるように、かなりお得な切符です。
なぜなら、通常ホテルの日帰り入浴は確実に1,000円以上するので、これは出血大サービスと言ってもいいでしょう。
というわけでここからは、三島駅できっぷを購入してからの道のりを紹介します。
長岡温泉へアクセス① 伊豆箱根鉄道駿豆線 三島〜伊豆長岡間
伊豆長岡温泉までの道のりは、三島駅からスタートします。
伊豆箱根鉄道三島駅は、JR三島駅南口の駅舎を出て右側に行ったところです。
三島駅の改札口ときっぷ売り場です。
伊豆長岡ゆったりきっぷは、駅の窓口で購入します。
購入したら、改札口を通過し電車に乗り込みましょう。
伊豆箱根鉄道は15分に1本と本数も比較的多いので、乗り遅れそうになっても焦って乗る必要はありません。
普通電車に揺られること約23分、電車は伊豆長岡駅に到着します。
伊豆箱根鉄道駿豆線の中間駅で、特急踊り子号も全て停車するこちらの駅。
駅前には、数軒の飲食店とお土産店以外、目立ったものはありません。
ちなみに駅から東へ歩いて20分のところには、明治産業革命の構成遺産の一つとして世界遺産に登録された韮山反射炉があります。
週末や祝日には、伊豆長岡駅から反射炉や旧江川邸などの観光地を巡る、「歴バスのる〜ら」でアクセスが可能です。
500円で一日乗り放題なので、時間に余裕のある方は乗ってみてください。
長岡温泉へのアクセス② 伊豆箱根バス 長岡駅〜長岡温泉
伊豆長岡温泉までは、バスに乗ってアクセスします。
駅前の1番、2番乗り場から発着するので、迷うことはありません。
駅前から発着する全てのバスが、温泉街に行きます。
沼津駅行きと伊豆三津シーパラダイス行きバスは、最初に温泉街の中を経由し、長岡温泉循環は最初に伊豆の国市役所を通って、その後に温泉街を通ります。
本数は1時間に3〜4本と本数はかなり多めに設定されていました。
所要時間は、約8分で料金は180円です。
ちなみに、ゆったりきっぷには、
- 伊豆の国市役所前
- 宗徳寺前
- 長岡リハビリ病院前
で降車できますと書いてありますが、この3つは日帰り入浴可能なホテルの最寄りバス停です。
このバス停で降りれば、ホテルに近いところで降車できますので、お目当てのホテルの近くのバス停をよく確かめてバスを降りましょう。
長岡温泉街 温泉街を歩いてみた
さてここでは、長岡温泉の温泉街が一体どのような雰囲気なのか?を見て行きましょう。
こちらは長岡温泉バスターミナルです。
まさに、ザ・昭和といった外観で、もう半世紀以上もそのままなのでは?という雰囲気を出しています。
しかし、バスターミナルの建物を見るとたくさんの本が並んでいました。
ここは以前は、バスの案内所として機能していたところです。
地元のふれあいサークルによって開設された「旅する古本」という、自由に本を読んで持ち帰ったり読み終わった本を置くことができる施設とのこと。
毎月第3水曜日には、「ココブンコ」という簡易図書館的ブックカフェもオープンしています。
バスの待ち時間などに、自由に本を読めるのはありがたいですね。
続いて、長岡温泉の温泉街を散策してみましょう。
長岡温泉の歴史は古く、明治時代の終わりまで遡るくらいなのですが、見ての通り、誰も外を歩いていません。
あまりの殺風景な姿に、少したじろいでしまいました。
ちなみに、写真を撮影した日はGW真っ只中の5月4日。
それでこの有様とは、かなり寂しいものがあります。
近くの伊豆パノラマパークのロープウェイ乗り場には、長い行列ができていたのですが、それとは全く対照的な様子がそこにはありました。
この建物は、以前は「さかなや旅館」という長岡を代表する旅館でしたが、数年前に閉鎖され、現在も建物だけが残っています。
現在は数キロ先に「さかなやアネックス」として営業していますが、閉鎖された建物は取り壊しなどはされていません。
温泉といえばこちら。
射的場です。
昼間は閉まっていますが、19時すぎになると営業します。
こちらでは、「スナック ブス」という看板を見かけました。
スナックにこんな名前つけてしまっていいのでしょうか?
すでに閉店しているみたいでしたが。
伊豆長岡ゆったりきっぷ 日帰り入浴
ゆったりきっぷを利用して入浴可能な温泉施設は、伊豆の国市内にある計6件の温泉です。
現在はすっかり寂しい温泉街になってしまった長岡温泉ですが、源泉が温泉街の中に40ヶ所もある由緒正しき温泉を、1ヶ所だけですが楽しむことができます。
注意点として、GWやお盆、年末年始の長期休みには混雑を避けるため受け入れ不可能となりますので、この時期に訪れる時には注意しましょう。(いづみ荘を除く)
伊豆長岡ゆったりきっぷ 日帰り入浴ができるホテル
こちらが、日帰り入浴ができるホテルと利用時間、最寄りバス停の一覧です。
ホテルサンバレー富士見 | 12時から21時まで | マックスバリュ前 |
ホテル天坊 | 11時から13時30分 15時から19時30分 |
別所 |
ニュー八景園 | 11時から23時 | 温泉前駅、温泉場西 |
ホテルサンバレー伊豆長岡本館 | 11時から21時(水曜日は15時から21時) | 宗徳寺前、長岡湯本 |
小松屋八の坊 | 15時から21時 | 温泉場中 |
いづみ荘 | 12時から21時 | 温泉場上 |
ホテルの都合によって、日帰り入浴を休止する日もあるので、利用する際は事前にホテルに電話で確認を入れてから訪れるようにしましょう。
夜の21時頃まで利用が可能なので、時間を気にしすぎて焦って行かなくても大丈夫です。
なお上記の6ヶ所で、ホテルサンバレーだけは長岡温泉ではなく、古名温泉のホテルになります。
古名温泉は、1,300年の歴史がある温泉で、伊豆三古湯の一つとして知られているので、気になったら立ち寄ってみましょう。
なお、ゆったり切符購入時にはそれぞれのホテルが記された地図がもらえるので、それを参考にお目当てのホテルに足を運んでみてください。
ゆったりきっぷを使って日帰り入浴 いづみ荘
今回僕が訪れたのは、長岡温泉街の老舗旅館として知られる、いづみ荘です。
訪れた日がGWだったので、ゆったりきっぷ利用者を受け入れてくれるのがいづみ荘だけだったというのが訪れた理由ですが(笑)、こちらのいづみ荘は長岡温泉で1番最初にできた温泉旅館で、120年近い歴史を持っています。
まずフロントで、ゆったりきっぷを見せます。
タオルが無い場合は、フロントで小さいタオルを購入、又はバスタオルをレンタルできるので、手ぶらで訪れても問題はありません。
こちらがロビーです。
いかにも昭和の温泉旅館といった感じですね。
こちらは案内看板です。
おそらく半世紀近く変化なく、現在まで至るんでしょうね。
懐かしさを感じます。
いづみ荘 大浴場
こちらは、大浴場の入口です。
いづみ荘の温泉は、長岡温泉で1番最初に湧き出た湯で、「1号の湯」と呼ばれています。
浴室の撮影はできませんでしたが、岩風呂の内風呂と、露天風呂が備わったシンプルな造りです。
露天風呂はぬるめ、内風呂は少し熱めのお湯でした。
更衣室の特徴は、
- ドライヤーが少しパワー不足
- 貴重品を入れるロッカーは木製で小さいサイズ
- ロッカーには鍵が無く、籠に服を入れるスタイル
なので、貴重品の管理には十分に気をつけましょう!!
ちなみにお風呂は日替わりで男女入れ替え制になっていて、この日の内湯は男性風呂が岩風呂、女性風呂はヒノキ風呂でした。
1日ごとの入れ替え式で、1泊で異なるお風呂を楽しんでほしいという戦略でしょうか?
これは有馬温泉の兵衛向陽閣と同じスタイルでした。
いづみ荘 武者小路実篤文学館
いづみ荘は、「愛と死」、「友情」で知られる小説家の武者小路実篤との関わりが深いことでも有名です。
ロビーには、このように実篤のゆかりの品が展示されています。
武者小路実篤といづみ荘の関わりは、実篤が神経痛によって動けなくなった際に、知人の紹介で長岡温泉を紹介されたのがきっかけです。
当時は「共栄館」と呼ばれていたいづみ荘に宿泊した実篤は、温泉のおかげで神経痛が回復し、その後何度もいづみ荘に通うようになりました。
長い時は、1年の半分をいづみ荘で過ごすようになり、従業員との関係も深いものとなっていったのです。
実篤の代表作「愛と死」はこのいづみ荘で執筆されました。
そうした関係もあって、館内にはこのような武者小路実篤文学館が設置されました。
ここには実篤直筆の文章や、いづみ荘に滞在していた実篤の貴重な写真が展示されています。
ちなみに、フロントで申し出ればホテル利用者以外でも無料で見学可能です。
お風呂から上がった後の休憩スペースとしても利用できるので、実篤の本を読みながらリラックスしましょう。
ロビーにも、実篤の本が置いてあります。
まとめ
今回は、伊豆箱根鉄道で販売している「伊豆長岡ゆったりきっぷ」について紹介しました。
伊豆長岡駅〜温泉街までの片道料金
特定のホテルの温泉で日帰り入浴