マレーシアでは、高速バスが交通手段の中心となっていて、マレーシアを快適かつスムーズに観光するのであれば、バスの利用が1番便利です。
- 運賃も安く
- 本数や路線もたくさんある
など、高速バスマレーシア国内全体を網羅しています。
でも、乗り方って難しいんじゃない?
と疑問に思っている方も多いのでは無いでしょうか?
確かに言葉の問題なので難しいそうと思いがちですが、マレーシアは英語が通じるので英語で切符が購入でき、外国人の方でも分かりやすいシステムなので、慣れれば問題ありません。
というわけで今回は、マレーシアの高速バスの乗り方について解説します。
チケットの買い方やバスの車内、バスターミナルも紹介しますので、これからマレーシアの旅行をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
マレーシアの高速バスは便利
縦に長いマレーシア国内を快適に周遊したい方にとっておすすめなのが、高速バスです。
マレーシアは古くから、鉄道よりも高速バスが移動の中心として発展してきました。
マレーシア国内だけでも、数多くのバス会社があってしのぎを削っています。
実はマレーシアの高速バスは、このようにとにかく見た目が派手です。
見た目で、強い印象を植え付けたいという戦略なのでしょうか?
バスターミナルにいると、色とりどりのバスが見れて飽きることはありません。
一部では、2階建てのバスもありました。
マレーシアに行った際には、派手なバスの色を見て楽しむのもありです。
高速バス チケット購入方法
マレーシアの高速バスのチケット入手方法には、
- バスターミナルで直接購入する
- オンラインで購入する
の2つのパターンがあります。
いずれも買い方はそれほど難しくなく、初めて利用する方でも簡単に購入可能です。
早速購入方法を解説していきましょう。
バスターミナルで直接購入する
当日チケットを購入する場合は、こちらの窓口で購入します。
こちらは、クアラルンプールのTBSバスターミナルですが、時間帯によってはかなりの行列ができている場合もあって時間もかかりますので、注意しましょう。
ちなみに上にある案内板は、バスの出発到着時間が記載されてますので、自分の乗るバスが何時に出発するかをここで確認します。
大きいバスターミナルには、カウンターがたくさんあります。
ちなみに上にある看板は、バスターミナルに発着しているバス会社の看板になります。
あまりに多すぎて、把握仕切れません。
同じ路線を異なるバス会社がバラバラに走っているのがマレーシアの特徴ですが、正直競争などはどうなっているのでしょうか?
手早くチケットを購入したいなら、こちらの自動券売機を利用しましょう。
現金のみ利用可能ですが、行き先と乗りたいバスのボタンを押すだけなので、操作は難しくありません。
こちらは、マラッカのターミナルの自動券売機です。
全てキャッシュレスで、マレーシアの交通系ICの「Touch’n go」などのE-walletしか使用できません。
現金で購入したい場合は、販売機の上に「Cash Payment Only」と張り紙が貼ってある機械から購入しましょう。
マラッカのチケットカウンターです。
カウンターによっては、オンラインチケットの発行のみを取り扱う場所もあるので、事前に確認しておきましょう。
オンラインで購入する
予めバスに乗る予定が決まっている場合には、事前のオンライン予約をおすすめします。
マレーシアには、隣国のシンガポールと共通の「BusOnlineTicket.com」というオンライン予約サイトがありますので、ここから簡単にチケットを購入可能です。
英語や中国語、マレー語のみですが、全てのバス会社のチケットが予約できたり、ホテルや列車の予約もできるかなり便利なサイトとなってます。
この予約の場合、最後に予約確認書がメールアドレスに送られてきますので、乗車当日はそれを持ってバスターミナルでチケットに引き換えなければなりません。
窓口に並ぶ際には、メールで送られてきた予約番号を忘れずに用意しましょう。
主要バスターミナル① TBSバスターミナル
マレーシアには、主要都市に必ず大きなバスターミナルがあります。
中でもトップクラスの規模を誇るのは、クアラルンプールのTBSバスターミナルです。
クアラルンプールから南部の方のバス路線の拠点となっていて、マラッカやジョホールバル、シンガポールまでのバスがひっきり無しに発着しています。
初めて行く方は、その巨大なターミナルにびっくりすること間違い無しです。
アクセス
TBSバスターミナルは、クアラルンプール中心部から南東へ約13km離れたところにあります。
クアラルンプール中心部の「マスジットジャメ」駅から、LRTの電車に乗って約20分、「Bandar Tasik Selatan」の駅で下車してすぐのところにあります。
この駅にはクアラルンプール国際空港へアクセスするKLIAトランジットや、KTMコミューターも乗り入れていて、KLセントラル駅からも行けます(所要時間約20分)
「Bandar Tasik Selatan」駅はちょっとややこしい造りとなっていて、KLIAは1階、その他の電車は2階にホームがあるというちょっとややこしい構造です。
バスターミナルの入口は3階にありますので、電車を降りたらエスカレーターまたはエレベーターで3階まで上がりましょう。
バスターミナル内
こちらが、TBSバスターミナルの内部です。
チケット売り場は3階で、フードコートなどの飲食店があるのは4階になります。
こちらが4階です。
いくつか閉まっているお店もありましたが、東南アジア名物のぶっかけ飯(ご飯があって色々なおかずをかけて食べる料理)を提供するレストランもありましたので、腹ごしらえにはおすすめです。
主要バスターミナル② マラッカバスターミナル
続いては、マラッカバスターミナルです。
マラッカはクアラルンプールとジョホールバルの真ん中に位置する観光都市で、オランダ広場やセントポール教会跡など、世界遺産もあり観光客に人気の高い街となってます。
KLまでは約2時間、シンガポールまで約3時間でアクセスでき、発着するバスの本数も多いので多くの利用者で賑わっているターミナルです。
こちらは一体、どのようなターミナルなのでしょうか?
アクセス
マラッカバスターミナルは、マラッカの中心街であるオランダ広場から約5km離れた郊外にあります。
歩くと40分以上かかってしまうので、タクシーで移動するのが無難です。
バスターミナルから市内へ向かう場合は、こちらのタクシー乗り場からタクシーに乗ります。
こちらのタクシーカウンターにお願いして、配車してもらいましょう。
中心街までは20リンギット(600円)と一律価格となっていてますので、ボられる心配はありません。
体力的にもしんどいので、タクシーで行くのが無難です。
ターミナル内
バスターミナルは円形状の建物で、中にはコンビニや商店などのショッピングモール状態でした。
バス停の向かい側には、イオンモールもあるので買い物に困ることはありません。
バスの発着ホームへは、こちらの改札口にチケットのQRコードをかざして入場します。
TBSバスターミナルでは番号ごとにバス停が分かれてましたが、マラッカはアルファベット表記でした。
チケットカウンターや自販機は、全て黄色に統一されていました。
高速バスに乗ってみよう
続いては、実際に高速バスに乗ってみましょう。
マレーシアの高速バスの乗り方は、飛行機に近い乗り方でした。
どのように乗るのか、早速紹介していきましょう。
高速バスチケット
こちらが高速バスのチケットです。
外国人はパスポートナンバーの入力が必要ですので、忘れないようにしましょう。
改札口
マレーシアの高速バスでは、バス乗り場に行くのに改札口を通って行く必要があります。
このゲートは、14〜16ゲートへ向かう入口で、最初に改札口のような機械にチケットに記載されてあるQRコードをかざせば中に入ることが可能ですので、通過したらエスカレーターでバス停に向かいましょう。
場合によっては行列になるので、時間に余裕を持って行きましょう。
こちらがバス停です。
上にゲートナンバーと、このバス停から発車するバスの案内板がありますので、自分の乗るバスをチケットを見て確認しましょう。
出発の5分前になるとバスが現れますので、大きな荷物がある場合はバスの下に入れます。
高速バスの車内の紹介
それでは、早速バスに乗ってみましょう。
今回紹介するバスは、「MELOR interline Express」です。
車内は一体どうなっているのか、早速見ていきましょう。
車内
こちらがバスの車内です。
座席は2✖︎2の構造でした。
ゆっくり眠りやすい空間を提供するのが目的なのでしょうか、若干車内の照明は落としてあります。
座席
VIPバスに乗ろう!
先程紹介したバスよりも一段上の快適性を求めている方は、VIPバスへの乗車がおすすめです。
普通のバスよりも格段に快適な座席に座れ、しかも料金もKL〜マラッカ間で400円と驚くべき安さとなっております。
今回は、マラッカ発KL行きの「KKKL GLOUP」という会社のバスを紹介しましょう。
座席の違い
VIPバスの最大の魅力は、座席にゆとりがあることです。
2✖︎1の余裕ある座席配置で、運がよければ1人掛けの席に座ることもできます。
全席指定なので、座れるかどうかは運の問題です。
しかし運良く座れたら、隣の人を気にせず快適なバスの旅を味わえうことが可能です。
もう少しじっくり座席を見ていきましょう。
リクライニングを動かすと、お尻をつける部分も前方に動くので、まるでベットで寝ているかのような快適性を味わえます。
まさにVIPバスですね。
前との座席間隔はそこまで広い!というわけではないのですが、足を置く場所があるので楽です。
そしてこれはバスにもよりますが、音楽がずっと流れています。
画面では映画など流すことも可能かもしれませんが、このバスではずっとなんだかよくわからないダンスミュージックが流れてました。
音量は乗客に配慮された音だったので、眠るのに支障はありません。
KL〜マラッカの所要時間は2時間でしたが、その内1時間はこの座席のおかげでゆっくり熟睡できました。
少しでも快適にバス旅をしたいなら、VIPバスはおすすめです。
まとめ
今回は、マレーシアの移動に欠かすことのできない高速バスのチケット購入の方法や、バスの車内について紹介してきました。
マレーシア国内を網の目のように結んでいる高速バスは運賃も安く、使いこなせればマレーシアの移動がスムーズになります。
特に
クアラルンプール〜マラッカ〜ジョホールバル〜シンガポール
のルートは本数も多く、安く移動するには便利です。
ぜひマレーシアに行ったら、高速バスを利用してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。