マレーシアのフラッグキャリアで、世界63都市に路線網を敷いているマレーシア航空。
日本でも、
- 東京国際空港
- 成田空港
- 関西国際空港
に発着していて、マレーシアに行く以外にも、近隣の国に行くためのトランジット用ルートとしても多く利用されている航空会社です。

どういう航空会社かわからないから不安だな。

サービス面とか安全性とかは大丈夫かな?
東南アジアではメジャーな存在のマレーシア航空ですが、いざ利用してみようとなると色々と不安になることも多いのではないでしょうか?
結論を言うと、マレーシア航空は快適かつ運賃も安いので、おすすめの航空会社です!
今回は、そんなマレーシア航空の成田〜クアラルンプール便の搭乗記をお届けします。
これからマレーシアへの旅行をお考えでしたら、ぜひこの記事を読んで機内の雰囲気などを掴んでみてください!
目次
成田空港 マレーシア航空に搭乗する
今回登場する飛行機は、マレーシア航空MH89便、成田空港発のクアラルンプール行きです。
写真にもあるように、搭乗する飛行機はA350のワイドボディ機でした。

マレーシア航空の機材は、A350、A330-200,300とエアバス機が中心で、ボーイングの飛行機はB737しかありません。
マレーシア航空は、
- JAL(日本)
- キャセイパシフィック(香港)
- カンタス航空(オーストラリア)
- カタール航空(カタール)
などと同じ、ワンワールドアライアンスに所属している航空会社です。
成田空港では、ワンワールドに加盟している航空会社はすべて第2ターミナルからの発着となります。
間違って第1ターミナルに行かないように気をつけましょう。
出発時刻の20分前には、飛行機のドアが閉まるようになっています。
年末年始やGW、またはお盆休み時にはチェックインカウンターや保安検査場が混雑しますので、なるべく出発の2時間前には空港に到着するようにしましょう。
マレーシア航空では、出発の前日にオンラインチェックインの案内メールが、予約者のメールアドレスに届きますので、座席指定などの手続きをしましょう。
手続きをすれば、チケットがメールに届きます。

荷物を預ける際に、メールに届けられた航空券を見せればOKです。
マレーシア航空 機内

エコノミークラス 座席 A 350
今回搭乗したA350のエコノミークラスの座席がこちら。
3✖︎3✖︎3の組み合わせで、座席が誰も来なければ3席独占できます。
身体にしっくり張り付くような感触で、中々良い座りごこちでした。
ちなみに、真ん中の一番後ろには「Crew Seat(スタッフ用座席)という紙があり、CAがこの席に座って機内食を食べてました(笑)。
JALやANAでは、絶対に有り得ないシーンですね。
こうしたゆるい感じが、マレーシア航空の魅力でもあります。
CAさんは気さくな感じなので、気軽に色々話しかけてみましょう。
前との座席間隔は、このようになっています。
大体拳2つ分といったところでしょうか。
クアラルンプールまで7時間近いフライトですが、長時間のフライトでも問題無いくらい快適です。
エコノミークラス 機内エンタテイメント
次は機内エンターテインメントについて見ていきましょう。
A350のスクリーンは、タッチパネル式の最新型でした。
「トップガン・マーベリック」など2023年1月現在の最新作はもちろんのこと、マレーシア産の映画や韓流、日本、インドの映画も見れます。
ドラマも、アメリカのコメディーやドラマ、マレーシアのTVショーなど、多民族国家のマレーシアらしく様々なバックグラウンドの作品が見れました。
- 半沢直樹 第1シリーズ
- 「TokyoMER〜走る緊急救命室〜」
を見ることができました。
映画もドラマも、日本の作品はそこまで多くなく、字幕も日本語が無いのでそのつもりで乗りましょう。
こちらは、飛行機の現在地を知ることができるフライトレーダーです。
指で画面をタッチすれば、色々な方向からマップを観察できます。
機内情報誌
マレーシア航空で発行されている機内情報誌は、「Going Places」という名前の雑誌です。
本には、マレーシアや就航先のおすすめスポットを紹介する記事や、マレーシア航空の就航地図や、機内エンタメの紹介がされています。
まあそこまで他の航空会社と変わりません。
ただ個人的には、キャセイやシンガポール航空、タイ航空には見劣りすると思いました。
上記の3社は、ハブ空港(香港、シンガポール、バンコク)から就航先までの飛行時間が詳しく記載されていたり、読み物も豊富な印象だったので、もう少しその辺をしっかりしてほしいと思います。
マレーシア航空 機内食
続いて、おそらく皆さんが一番気になっているであろう機内食を紹介します。
成田〜クアラルンプール線では、離陸して1時間半ほどで機内食が出て、その後着陸の2時間前ほどに軽食が配布されるというのがルーティンです。
どのような機内食なのか、早速解説しましょう。
尚、機内食は日替わりなので、あくまで参考として捉えていただけたらと思います。
離陸後 機内食
こちらが、成田離陸から1時間半後に出てきた機内食です。
この時、
- チキン
- フィッシュ
の2種類から選ぶというのでしたが、敢えなくチキンは売り切れ。
ということで仕方なく、こちらのフィッシュ料理を選びました。
メインは白米と餡掛けのソースがかかった白身魚。
そして海老のサラダとケーキという、とてもシンプルな付け合わせでした。
白身魚は柔らかくて食べやすく、すぐに完食してしまうくらい美味しさです。
到着の2時間ほど前には、このような軽食が配布されます。
野菜とチーズが挟んであるコッペパンと、チョコレートでした。
尚、ドリンクはジュースやコーラなど、冷たい飲み物が中心となっています。
注意点は、水をオーダーした時に水の味が異常にカルキ臭かったことです。
まるで、東京都の水道水を直接飲んだ時のような味なので、水を頼む際は注意しましょう。
マレーシア航空 飛行機の窓から見た富士山
成田から離陸した飛行機は、九十九里浜周辺を旋回し、相模湾上空を通り静岡県に差し掛かるルートを取っていきます。
天気の良い日に伊豆半島上空を通過したら、右手には美しい富士山が姿を現しますので、見逃さないようにしましょう。
冬の時期だったので、鮮やかな雪化粧をした富士山を眺めることができました。
この位置から眺めると、富士山及び周辺の山々の形がはっきりとわかります。
自然の力を実感する瞬間です。
富士山の後ろには、富士五湖が見えました。
富士山の右側には、山中湖の姿が確認できます。
もう一つ、僕にとって素晴らしい写真を撮影することができました。
窓の外に広がっているのは、私松井ひろたかの生まれ故郷である静岡市です。
自分の故郷を上空から飛行機で眺めるのは生まれて始めてのことでした。
撮影した場所は、安倍川沿いの牛妻地区あたりで、手前に伸びる道路は新東名高速道路です。
左に見えるのは、日本平、そしてビルが集中している地域にそびえる四角い緑色の場所は駿府公園でした。
遥か向こうには、焼津市や御前崎の方まで見えて、静岡生まれの人にとっては最高の景色です。
天気の良い日は、このような街の景色を上空から眺めることができますので、その美しい景色をぜひ満喫してみてください。
まとめ
今回は、成田空港発クアラルンプール行きマレーシア航空の搭乗記をお送りしてきました。
いきなり5時間出発が遅れるなど、波乱に飛んだフライトとなりましたが、なんとか無事にクアラルンプールに到着。
富士山も見れて、7時間快適に機内で過ごすことができました。
マレーシア航空は、運賃も他のメジャーキャリアと比較しても安く、クアラルンプールから他の国に行くための乗り換えにも便利なので、非常に使い勝手の良い航空会社です。
時々遅延するのがたまにキズですが、LCC以外で快適に安い価格で東南アジアに旅行したいなら、間違いなくおすすめの航空会社なので、ぜひマレーシア航空を利用してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。