今度飛行機で高知に行くんだけど、高知空港ってどんな空港だろう?
高知の市街地からどのくらいかかるのかな?
今回は、こうした疑問に関して答えていきます。
高知県の空の玄関口として知られる高知龍馬空港は、高知生まれの偉人坂本龍馬の名前を使った空港として、多くの観光客に利用されている空港です。
高知市内から約30分ほど車で行ったところにある高知龍馬空港には、2022年に待望のカードラウンジがオープンするなど、快適な環境が整っています。
今回は、そんな高知龍馬空港の見所について紹介していきますので、高知に行く際の参考になれば嬉しいです。
目次
高知龍馬空港 歴史
高知出身の偉人である坂本龍馬の名前が入った高知龍馬空港は、高知市の東側約18kmのところの高知県南国市の海沿いにあります。
開港当時1,200mしかなかった滑走路も、1983年に2,000m、2004年に現在の2,500mに拡張されて、大きな飛行機も離着陸ができる様になりました。
現在では高知県の空の玄関口としての役割に加えて、高知県の警察消防のヘリコプターや、ドクターヘリの拠点として機能するなど、地域の安全を守る上でも重要な空港となっています。
高知龍馬空港 アクセス
空港〜高知市へのアクセスは、バスが便利です。
空港バスはJR高知駅を起点に、はりまや橋観光バスターミナル前からとさでんと高知駅前観光の2社によって運行されています。
中心街のはりまや橋バス停の前には、高速バスやアクセスバスの切符を販売しているサービスセンターがあるので、空港へ行く際はセンター内で切符を購入しましょう。
バス停の位置はこちら。
高知市内から空港までは、約30分となっています。
空港発のバスは、到着口を出た左側にバス停があります。
バス停には切符の自販機もありますが、乗る際に現金で支払っても問題ありません。
現金以外には、PayPayのスマホ決済も使用できます。
運賃ははりまや橋、高知駅共に740円です。
詳しい時刻や他の停車バス停に関しては、こちらを参考にしてください。
この他にも、空港から土佐くろしお鉄道のいち駅までの乗合タクシーも運行しています(事前予約制)
片道運賃500円なので、室戸や安芸方面へ行く場合はかなり便利な交通手段です。
高知龍馬空港 就航路線
現在、高知龍馬空港に就航しているのは、
- 名古屋小牧、中部(3月から)
- 神戸
を結ぶこちらのFDA(フジドリームエアライン)。
高知〜東京成田空港(第3ターミナル)を結ぶジェットスター。
東京羽田空港、大阪伊丹空港までを結ぶANA。
この他に、
- JAL(東京羽田)
- J-AIR(福岡)
が就航しています。
国内線のみの就航で、国際線は就航していません。
高知龍馬空港 施設紹介
高知龍馬空港は国内線のみの空港なので、規模自体はそれほど大きくありません。
わかりやすい構図になっているので、初めて利用する人にとっても迷ったりすることはありません。安心して利用しましょう。
余談ではありますが、空港の入口近くには元首相の吉田茂氏の銅像がありました。
吉田氏の父親は宿毛出身で土佐藩氏として知られた竹内綱という人物で、その縁でなんと戦後最初の総選挙の際には高知県全区から立候補して、トップ当選を果たしたという伝説を持っています。
初めて来た人は、
なんで吉田茂の銅像がここにあるの?
と思わず疑問を感じると思いますが、こういう繋がりがあったからなのです。
とまあ余談はこのくらいにして、早速空港内を見ていきましょう。
到着口
こちらは、高知空港の到着時に荷物を受け取るレーンです。
飛行機を降り、階段で2階に降りたところにあります。
高知空港は駐機場が3つだけなので、荷物の出るレーンは3つだけ。
利用人数が少ない場合は、すぐに荷物が出てきます。
荷物を受け取ったら、出口からこちらの到着ロビーに出ましょう。
ここから外に出て、バスやタクシーなどでそれぞれの目的地へ向かいます。
チェックインカウンター
高知空港のチェックインカウンターは、全て1階にあります。
こちらはANAのカウンター。
1階フロアの一番左側にあります。
こちらはJALのカウンターです。
ANAとは反対側のところにあり、到着ゲートの横にあります。
そしてこちらが、ジェットスターとFDAのチェックインカウンターです。
ANAとJALの間に位置しています。
カードラウンジ
長くカードラウンジの無かった高知空港でしたが、2022年の4月に待望のカードラウンジ「ブルースカイ」が完成しました。
ラウンジは2階の保安検査場前にあるので、搭乗の時間が近づいてきたらすぐに列に並ぶことができて便利です。
利用できるカードは、
- JCBカード
- MUFGカード
- DCカード
- NICOSカード
- VISAカード
- Masterカード
- Oricoカード
- エムアイカード
- ダイナースクラブカード
- JACCSカード
- TSキュービックカード
- 楽天カード
- SAI SONカード
- UCカード
- dカード
となっています。
入口でカードと搭乗券を見せれば2時間無料で利用可能です。
もちろん上記のカードを持っていなくても利用できますが、
- 12歳以上:1,100円
- 3歳〜11歳:550円
- 3歳未満:無料
- 延長料金:1時間550円
と利用料金がかかりますので、注意しましょう。
ラウンジの中には、コーヒーやソフトドリンクを提供する自動販売機と、緑茶と麦茶とお水を提供する機械があって無料で味わうことができます。
また、ビールなどアルコールを販売する自動販売機もあって、受付では高知名産を使用したおつまみも販売していました。
ラウンジ内の座席はこのようになっています。
1席ごとに仕切りがあるので、ゆっくりくつろぐこともできて安心です。
パソコンで作業をしたいなら、こちらの席がおすすめです。
空港内のWi-Fiは快適で、かつ机の下にはコンセントもあるので、充電もできます。
この机以外にも、完全な仕切りを設けた机もあり、作業などに集中しやすい環境です。
窓は大きく、開放感がありました。
ラウンジの奥にはトイレも完備されていて、わざわざ外に出て行く必要はありません。
この写真の奥の右側には、電話ボックスのような集中スペースがあって、急なオンライン会議で利用する時に便利です。
そしてこちらが、ブルーラウンジ最大の目玉です。
合計3ヶ所ある高知空港の飛行機の駐機場の正面に取り付けられたカメラから送られた映像が放映されていて、
「今外にどんな飛行機が駐機しているのか?」
または、
「自分の乗る飛行機は無事に駐機しているのだろうか?
というのを、このモニターで確認できます。
ついつい快適で飛行機のことを忘れがちなラウンジですが、このモニターを見れば飛行機が駐機場にやってきた瞬間をラウンジでくつろぎながら確認できるので便利です。
空港によっては、搭乗案内のアナウンスがラウンジに流れない空港もありますが、高知空港では問題なく流れます。
レストラン
高知空港のレストランは、
- うちんくの食堂
- 土佐料理「司」
の2件です。
どちらのお店も、空港周辺で取れた旬の高知の肉魚や野菜を存分に使用した土佐名物を、気軽に味わえることができます。
土佐名物のカツオのたたき、うつぼのたたきなどの土佐名物を満喫できるので、出発前でも到着後でも満喫できるレストランです。
土佐料理「司」に関しては、カツオのタタキやサバの寿司に関しては県外への発送も可能となっています。
難点としては、閉店時間が18時〜19時と早いことでしょうか。
お土産店
お土産店は、3階フロアに2軒あります。
定番の高知土産に関してはほぼ手に入りますので、旅行中に買い忘れたものがあればここで購入できるので問題ありません。
送迎デッキ
高知空港の最上階である3階には、離着陸する飛行機を見学できる送迎デッキがあります。
デッキには高知県南国市出身のやなせたかし先生の代表作、アンパンマンのイラストもありました。
ちなみに、写真の青い床には高知県産のヒノキの木を使用しています。
見学は無料ですので、フライトまで時間のある場合は気軽に見学に行きましょう。
エレベーターや多目的トイレもあるなど、バリアフリーの方でも安心して見学できます。
まとめ
今回は、高知県にある高知龍馬空港について紹介してきました。
2022年春に新たなカードラウンジが完成し、ますます快適になった高知龍馬空港。
高知市中心街からバスで30分ほどで到着でき、コンパクトな空港なので初めて訪れる方でも利用しやすい空港です。
高知に行く時には、ぜひ利用してみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。