【行き方は簡単】バンコクでおすすめの三大寺院はどんな所か紹介します

タイ

熱心な仏教徒が多いタイでは、数多くの派手で個性的な仏教寺院があって、タイの人にとっては神聖な存在として、観光客にとってはタイを感じれる最高の環境として、重要な位置を占めています。

特に首都のバンコクには、数々の個性的な寺院がありますので、初めて行く方はどこに行けばよいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、バンコクに行ったら絶対行くべきおすすめ三大寺院を紹介していきます。

いずれもアクセスが良く、初めて行く方でも行きやすい寺院です。


バンコクにはお洒落な写真が撮影できる寺院も多いので、ぜひこの記事を参考にして出かけてみてください!

 

 

バンコクおすすめ寺院その1  ワット・ポー

 

最初に紹介する寺院は、バンコクでも特に人気の高い寺院として有名なワット・ポーです。

観光地として有名な王宮の隣にある「涅槃仏(ねはんぶつ)」のある寺院として有名で、連日世界中から多くの観光客が訪れる寺院として知られています。

 

 

そんなワットポーが完成したのは1788年のこと。

時のラーマ1世によって建立された、「バンコク最古の寺院」としても有名で、境内には涅槃仏だけでなく歴代国王のお墓やラーマ1世が埋葬されている本堂など、色々な仏像を見学できます。

また、「タイの知識の殿堂」とも言われていて、訪れた人に様々な知識を提供する寺子屋のような役割を持っている寺院でもあり、中でもタイマッサージの発祥の地として有名です。

 

 

ここで学んだタイの医学に基づいたものが発展し、誰もが知っているタイマッサージがこの地で誕生しました。

現在でも境内にはマッサージ場があり、タイマッサージやフットマッサージを受けることができるので、歩き疲れたらここでリラックスしましょう。

それではここから、境内の見所を紹介していきます。

寝釈迦像

 

こちらが、ワットポーの象徴と言える涅槃像です。

撮影したのは2022年の半ばで、当時は工事のためこのようにカバーがかけられてました。

写真の真ん中に人が入って行く場所がありますが、こちらが入口です。
入口では靴を脱いで、備え付けのビニール袋に靴を入れましょう。

 

こちらが、ワットポーの象徴と言える涅槃像です。

ラーマ3世によって建立されたもので、全長46m、高さ15mと室内にある仏像としては規格外の大きさを誇っています。

肘を付きながら堂々と寝ているその姿は、まさに圧巻です。

 

この建物では、涅槃像の前から後ろを歩いて行けます。

 

 

胴体の真ん中からスマホやカメラで撮影しても、上手いこと全体が治りきれないくらい巨大な寝釈迦像。

 

仏像全体を撮影したいと思ったら、この位置から撮影しましょう。

ここなら上手く全体を撮影できます。

 

 

像の前方をひたすら歩いて行くと、お釈迦様の足にたどり着きました。
この写真を見ると、いかに巨大な仏像なのかがわかりますね。

 

 

続いては、足の裏です。

巨大すぎる涅槃像の足の裏には、いくつもの複雑な絵が描かれています。

 

これは貝殻を研磨して模様にするという螺鈿細工(らでんざいく)」と呼ばれる手法で描かれた絵で、仏教の世界観を表現しています。

 

全部で108ありますが、説明も無いとなんのことやらさっぱりでした。

 

 

続いて、寝釈迦像の裏側を見ていきましょう。
こちらから見ても、凄い存在感です。

 

 

そして寝釈迦像の後ろには、このようにいくつもの鉢があります。
この鉢は煩悩の数である108あって、中にはコインが入ってました。

 

なぜコインが入っているのかというと、108個の鉢にコインをいれることで煩悩を取り払うという意味があるからです。

 

コインは25サタン、1カップ20バーツになります。

 

カップを持ったら、順番に鉢にコインを入れていきましょう。
1つ1つの鉢に「チャリーン!」とコインを入れる音が堂内に響き渡り、引き締まった空気を演出しています。

ワット・ポーに行ったら、必ずトライしてみましょう。

境内紹介

 

タイの寺院といえば、朱色の屋根をした白い建物に、タイルで作られた仏塔が特徴です。
ワット・ポーの境内を歩けば、何か非日常の雰囲気に入ったような気分になります。

 

お堂の中には、このように黄金に光る美しい仏像がありました。
訪れたタイ人の皆さんは、仏像の前に正座して深く祈りを捧げています。

思った以上に若者が多く、タイにとっていかに仏教が重要なものなのがよくわかる光景でした。

 

ワット・ポーには、このように様々な仏像を見ることができます。
静かに仏像を眺めていると、何だか心が洗われていくような気分になりました。

 

このように、綺麗に鎮座している仏像を見れるのもタイならではです。

 

 

境内を散策する際は暑さに気をつけましょう。
境内の冷房器具は基本扇風機で、エアコンはほとんどありません。

また境内には、しばしば野良猫がうろついています。

なお、拝観料は200バーツですが、タイ人は無料です。

タイの人にとっては大事な場所で、観光客は「見学させていただく」立場なので、これは仕方ありません。
その代わり、入場券にはミネラルウォーターが1本ついてきますので、水分補給にはありがたい一品です。

ワット・ポーのアクセス紹介

以前は、ワット・ポーと言えばバスかタクシーで行かなければならないスポットでしたが、2019年に地下鉄ブルーラインが延伸されたことによって、アクセスが便利になりました。

地下鉄ブルーラインのサナームチャイ駅から、王宮方面まで歩いて行って徒歩4分で着きます。
アソークや、チャイナタウンからも直でアクセスできるので、とても便利です。

 

アソークやシーロム、クルンテープ駅から直結なのでとても便利です。

バンコクおすすめ寺院その2 ワット・サケット

 

続いて紹介する寺院は、ワット・サケットです。

カオサン通りから徒歩で15分ほどのところにある、人工の岩山の上にそびえ立つこちらの寺院。

アユタヤ王朝(1351年から1767年)の時代から存在する歴史の古い寺院で、サケットとは王が散髪をされると言う意味です。


後にラーマ一世として即位するチャオプラヤー・チャンクリーは、ここで散髪をしてから即位の儀式に望んだと言われています。

寺院に入るための入場券売り場は、正面入口から入って右側をぐるりと回ったところにあります。
営業時間は8時〜18時で、入場料は、

外国人:50バーツ
タイ人:無料
となってます。
ひろたか
ひろたか

繰り返しますが、外国人は「見学させていただいている」という立場であることを忘れないようにしましょう。

丘の上に建っている寺院なので、本堂へ行くには暑い中階段を登らなければいけないので、見学するなら覚悟して行くようにしてください。

本堂までの道のり

 

入場料を支払うと、急な階段がそびえ立つので、ひたすら登っていきましよう。
写真にもありますが、全部で344段あります。

段数的にはしんどくないですが、暑さの影響で登ると結構大変なので、無理は禁物です。

 

道中にはこのような緑のジャングルや、鯉が泳ぐ池や滝もありました。
寺院というより、アトラクションみたいな感じがします。

 

階段を登っていくと、このようなお洒落なカフェを発見しました。
エアコンも効いていたので、疲れたらここで休憩しましょう。

 

 

こちらはカフェラテ(60バーツ)です。
中々クオリティーの高い味でした。

 

カフェを出てしばらく階段を登ると、このような無数の鐘がありました。
鐘の中には鉄の棒が吊るしてありますので、それを動かして1つずつ鐘を鳴らしていきましょう。

 

そしてついでにこの大きな鐘も付きましょう。
鳴らした後は煩悩が取り払われたようで、何だかスッキリした気分になります。

 

 

鐘を鳴らしたら、さらに上に進んでいきましょう。

 

 

ふと横を見ると、緑に溢れた市街地が一望できます。

 

伝統的な寺院と、近代的なビルがいい感じでマッチしているのが、バンコクの良いところです。

 

 

階段の中間地点にも、先程見かけた鐘がありました。

観光客が一斉に鐘を鳴らしているので、常に激しい鐘の音が響いています。

 

 

こうして螺旋状の階段を登りきると、本堂の入口に到着します。
入口で靴を脱いで入場しましょう。

本堂

 

こちらが、ワットサケットの本堂内にある仏像です。

仏塔の真下に位置するこの建物には、数々の仏像が祀られていました。

 

 

建物の真ん中には、4体の仏像が東西南北に鎮座していました。

4体の仏像にそれぞれ祈りを捧げてみましょう。

狭い空間ですが、タイ人の方はそれぞれの仏像の前に座って、熱心に祈りを捧げていました。

 

本堂内には仏像の前に捧げるお供えや、水分補給のための水も販売していますので、美しい景色を眺めながら歩き疲れた体を休めるのもおすすめです。

本堂の頂上

 

本堂を入った右側にある狭くて急な階段を登って行くと、このような美しい仏塔のある本堂の展望台に行くことができます。

地上から見たら小さく見える金色の仏塔ですが、目の前で見ると予想以上に大きく見えますね。

この場所には人工芝が敷かれているので、芝生の上に腰掛けてリラックスしてみましょう。

 

この仏塔内には、仏舎利という入滅した釈迦の遺骨が収められていて、ワットサケット内で一番神聖な場所です。

 

毎年11月には、タイ全土で農業の神様に祈りを捧げて川に灯籠を流す「ロイクラトーン」と言うソングラーンの次にタイにとって重要な祭りがあり、この時ワットサケットでは、「ホム・パーデン」と言う儀式が行われます。

 

当日は仏塔に赤い布が巻かれ、大勢の人で賑わいます。黄金の塔に赤い布が巻かれる姿は幻想的です。

この場所からは、このようにバンコクの街並みを一望することができます。

風の強い日には、風が暑さを紛らわす良いクーラーとなり、ちょっとした清涼感を感じます。

ワット・サケットのアクセス

ワットサケットへはバスを使っても行けますが、渋滞を避けたい場合はセンセープ運河を走る船に乗っていけば早く到着できます。

 

プラーチナムにある船着場から、終点にあたるこちらの「パンファー・ピア」の船着場から歩いて徒歩6分で到着します。

料金も6バーツと安くて、おすすめです。

プラーチナムの船着場はこちらになります。

バスの場合は、BTSナショナルスタジアム駅の下から15番のバスに乗車すれば近くまで行くことが可能です。

バンコクおすすめ寺院その3 ワット・パクナムシーチャルーン

 

続いて紹介する寺院は、ワット・パクナームパーシーチャルーン(以下ワット・パクナーム)です。

ちょっと言いにくいこちらの寺院は、数年前から密かに日本人観光客の間で脚光を浴びています。

バンコク中心街からチャオプラヤー川を越えたところにある、アユタヤ時代に建立された歴史ある寺院として有名な寺院。

 

タイの北部の僧侶の統制や、タイの僧侶が使用するパーリー語という言語の教育の中心としても重要な意味を持っています。

 

ここで有名なのは、寺院の最上階にある美しい天井画で、インスタ映えする光景として日本人観光客の間で有名な場所になりました。

ひろたか
ひろたか

僕のTwitterのアイコンもこの寺院の写真を使っています。

さて、一体どのような寺院なのでしょうか?

本堂

 

まず紹介するのは、こちらの本堂です。

こちらには地元の人がたくさん訪れる寺院で、神様が祀られている重要な建物になります。
観光客も気軽に入れるので、寺院の雰囲気を存分に満喫しましょう。

なお本堂に入る際には、入口で靴を脱いで靴箱に入れる必要があります。

 

こちらが本堂の中です。
写真の手前にある絨毯に皆腰掛けて、目の前の仏像に祈りを捧げています。

巨大仏像

 

こちらは、境内にある巨大大仏です。
とにかく巨大で、寺院の最寄りのBTSの駅からはっきり見える程の迫力でした。

 

僕が2020年初等に初めてこの寺院を訪れた際、工事をしていてなんとなく気になっていた仏像でしたが、2021年の6月に完成しました。

 

その高さは69m。

 

台座を含めたら95mというかなりの高さで、瞑想をしている仏像としては、世界で一番高いとして知られているらしいです。

 

 

近くで見ると、かなりの大きさでした。

これだけ大きいにもかかわらず、仏像を近くで見るのは無料となっているこちらの大仏。

真下から撮影したり、遠目または寺院から少し離れた距離から撮影するなど、撮影のバリエーションも豊富なバンコクの新名所です。

周辺は運河が流れる静かな場所ですが、そんなところにこれだけの巨大な仏像はなんだかミスマッチな感じがしてしまいますね。

 

ちなみに後ろからみるとこんな感じ。

何だか背中が寂しく見えます(笑い)。

そんな一度見たらずっと見ていたくなってしまうこちらの仏像、バンコクを訪れたらぜひ拝んでいきましょう。

大仏塔

 

次に紹介するのは、こちらの大仏塔になります。

タイ国王と王妃の72歳の誕生日を祝って建設されたこちらの仏塔は、2004年に起工、2012年に完成という比較的新しい建造物です。

ワットパクナムで最も大きく重要なこちらの塔には、無料で入場できます。
正面の階段前で靴を脱ぎ、靴箱に靴を入れて建物に入りましょう。

 

中に入ると、このような大広間がありました。

どうやら、信者を集めて大規模な集会をやるような部屋です。

 

そのまま上の階に登ると、見事な金色の仏像が並んでいました。

こちらは、ワットパクナムに収蔵されたコレクションのようです。
あまりに数が多いのと、解説がタイ語なのであまり価値がよくわかりません。

 

 

この仏塔の最上階の5階にあるのが、この天井画です。

まるで宇宙にいるような錯覚に陥る天井画は、その印象的な美しさからインスタ映えする風景として、近年日本人旅行者を中心に高い人気を誇ってます。

 

 

4つの金色の柱に囲まれたエメラルドの仏塔には、仏舎利が奉納されています。

天井は極楽浄土をイメージしているようで、仏塔を囲むように28体の仏像が描かれている姿は圧巻と言ってよいでしょう。

ひろたか
ひろたか

この絵は森羅万象をイメージしているとのこと。

 

近くで見るとクリスタルのように美しく、時間を忘れて見惚れてしまいます。

 

 

このフロアにはこのようなバルコニーがあって、外の景色を一望できます。

 

寺院の隣には運河が流れていて、さらに隣の寺院にはこれまたスケールの大きい仏像があります。

 

像を台座にしているこちらの仏像は、ワット・クンチャンという寺院の仏像です。

小さい寺院ながら、こちらのかなりのスケールの仏像でした。
ただ、背中がちょっと寂しいとは感じましたが。

ワット・パクナム周辺の様子

 

こちらは、ワット・パクナムの目の前にある商店街です。
由緒ある寺院ということで、周辺には多くの商店があります。

 

このような屋根付きの市場風建物もあって、入口では多くの屋台が営業していました。

ワット・パクナムには「サトリワットアプソンサワンスクール」という女子校が併設されていて、午後の放課後に時間帯には下校する女子生徒で華やかな雰囲気になります。

生徒さんは屋台やセブンイレブンにたむろして、買い食いを満喫していました。

タイらしくまったりとした雰囲気の商店街ですので、散策するのもおすすめです。

ワットパクナーム 交通アクセス

ワット・パクナームまでのアクセスは、正直バンコク初心者にとってはかなり難易度の高いアクセスになります。

もし言葉などに不安があるなら、現地旅行会社による日本語ツアーに参加していくのがおすすめです。

 

個人で訪れる場合は、BTSシーロムラインの「Talat Phlu」駅で降りて、大通りを右に曲がって徒歩2分ほど行ったバス停から、赤いソンテオが出ていますので、それに乗って行きましょう。

ちなみにバス停はこちら。

 

 

必ずこの赤い車体のソンテオに乗るようにしてください。
料金は8バーツで、降りる時にドライバーに手渡しして払います。

くれぐれも降りる瞬間にとんずらしてただ乗りをしないように!!!!

ただいつ来るかは正直わからず、道も渋滞していることも多いので、あまり来ないようだったら駅にいるバイクタクシーを利用しましょう。

料金相場は約20バーツで、それほど高くありません。
この価格以上ふっかけてきたら、別のドライバーを選択しましょう。

 

 

帰りのソンテオは、こちらの商店街の終点にある広場に停車していますので、「タラットブルー?」とドライバーに言えばその方面に連れていってくれるソンテオを教えてくれます。

まとめ

今回は、バンコクへ行ったら絶対に行くべき三大寺院を紹介してきました。

タイと寺院は切っても切れない大切な文化。
いずれの寺院もかなり個性的で、一度行ったら最高の思い出になること確実です。

行き方も簡単なので、初めて訪れる方でも問題ありません。
ぜひ一度訪れてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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