北海道の空の玄関口としてお馴染みの札幌新千歳空港。
札幌市の南東40kmの千歳市内にある巨大な新千歳空港には、北海道の魅力を存分にアピールした飲食店やお土産売り場、エンタメ施設が豊富にあって、飛行機に乗らなくても気軽に遊びに行ける場所として大人気です。
そこで今回は、北海道新千歳空港の見どころを徹底的に解説します。
北海道旅行の参考になれば嬉しいです!
目次
新千歳空港のアクセス紹介
札幌市から約40km離れた千歳市にある新千歳空港へは、上記の写真のJR北海道が運行する「快速エアポート」でアクセスするのが1番便利です。
昼間は1時間に5本程度運行されていて、札幌駅までの所要時間は約37分(料金1,150円)となっています。
また1時間のうち3本の電車は、札幌経由の小樽行きで、小樽までの所要時間は約1時間15分(料金1,910円)です。
快速エアポートはこの他に、次の停車駅である南千歳駅で室蘭函館方面や、帯広釧路方面の特急電車に乗り換えるための連絡線の役割も果たしています。
札幌駅でも旭川方面の特急に乗り継ぐ役割を持っているので、何かと便利な快速です。
快速エアポート以外にも、新千歳空港からは北海道各地へアクセスできるバスが発着しています。
札幌地区は
- 宮の沢
- 真駒内
- 大谷地
- 円山
- 定山渓
または、
- 旭川
- 帯広
- 網走、北見
- 苫小牧
- 白老
- 室蘭
- ニセコ
といった北海道各地へアクセスできるバスも乗り入れているなど、まさに北海道の玄関口の役割を果たしています。
細かいバスの時刻表は、こちらを参考にしてください。
長距離バスは予約制になっている場合もありますので、必ず事前に確認しましょう。
新千歳空港 国内線ターミナル
今回の記事では、こちらの新千歳空港の国内線ターミナルの見所について紹介します。
全部で4階建ての国内線ターミナル内には、
- 北海道土産のお店
- 北海道の味を満喫できるレストラン
- 子供から大人まで楽しめるアミューズメント施設
- 映画館に温泉
- ミュージアム
とバラエティに飛んでいて、飛行機に乗らなくても満喫できる空港です。
まずは、飛行機関係の施設を簡単に紹介していきます。
航空会社別チェックインカウンター
まずは、航空会社別にチェックインカウンターがどうなっているのか見ていきましょう。
こちらがANAのカウンター。
そしてこちらがJALのカウンターとなります。
両方とも日本のレガシーキャリアということもあって、お土産店が立ち並ぶ便利な立地に構えていました。
これはANAとJALの強みともいえるでしょう。
どちらも自動チェックインに対応していて、荷物預かりも自動でできるように簡素化されていました。
上記2社の次に便利な場所にあるのが、こちらのエアドゥのカウンターです。
こちらはチェックインのみで、手荷物預かりはANAの方で行う形となっていますので注意しましょう。
こちらは、成田や関空、仙台へアクセスできるPeachのカウンターです。
自動チェックインに対応しているせいか、チェックイン機の数は豊富に揃ってました。
右が羽田や名古屋へアクセス可能なスカイマーク、左が静岡空港へアクセスできるFDAのカウンターです。
お手軽な料金で飛行機に乗れるスカイマークは、羽田までの便数も多く人気があります。
【スカイマークをレビュー】お得な運賃で定時運行確実の航空会社です
一方FDAは、現時点では富士山静岡空港までのアクセスのみです。
【搭乗記】FDAは乗り心地も快適でコスパ良しの航空会社でした
最後に紹介するカウンターは、LCCの代表格とも言えるジェットスターと、中国資本のLCC航空として成田へアクセスしているスプリングジャパンです。
両方の航空会社のカウンターは、思いっきり隅の場所にあり、正直冷遇されているような感じも受けます。
でもまあ、LCCだから仕方が無いことですが。
こちらがスプリングジャパンのカウンターになります。
LCCは荷物の重量制限が厳しいので、時間帯や季節によって混雑する場合もありますので、チェックインの時間になりましたら早めにカウンターへ行くようにしましょう。
【搭乗記】スプリングジャパンに乗ったら予想以上にお得で快適でした
なお新千歳空港は、航空会社ごとに保安検査場が別々に用意されていますので、比較的スムーズに制限エリアへ移動できることが強みです。
しかし混雑する恐れもあるので、早めに行くことをおすすめします。
カードラウンジ
指定のカードと搭乗券を持っているだけで気軽に入れるカードラウンジ。
ここ新千歳空港にも、広くて豪華なラウンジが完備されています。
これまで当ブログでは、様々な空港のカードラウンジを紹介してきましたが、新千歳空港のカードラウンジは今まで紹介したラウンジに負けず劣らずの快適ぶりでした。
【カードラウンジも完成】高知龍馬空港は思った以上に快適な空港です
こちらがカードラウンジの入口で、名前は「Super Lounge」といいます。
受付で対象のカードと搭乗券を見せて、中に入りましょう。
こちらに記されたカードを見せれば、料金はかかりません。
カードを持って無くても搭乗券があれば入れますが、利用には1,100円かかります。
窓からはこのように、駐機中の飛行機が見えました。
ちょうどJALの飛行機が集中する場所にラウンジは設置されているようでした。
ラウンジの椅子は、このようにソファーと作業用の机が基本です。
全ての椅子にはコンセントが完備されてました。
このように、集中して作業したい人のための机もあります。
ラウンジ内では、無料のソフトドリンクが用意されています。
こちらはコーヒーマシーン。
かなりドリンクの種類は豊富です。
極め付けが冷蔵庫でキンキンに冷やされた
- トマトジュース
- 牛乳
- アイスコーヒー
です。
ラウンジ内にはトイレも完備されてますので、とある空港のようにわざわざ外に行って用をたすことはする必要ありません。
なお他の空港と同様に、アナウンスはラウンジ内に流れませんので、飛行機の出発時刻はしっかり頭に入れておきましょう。
福岡空港の国内線に誕生したカードラウンジが最高だったのでレビューしました
新千歳空港 お土産売り場
新千歳空港では、お土産店の豊富さは日本でもトップクラスの品揃えを誇ります。
季節を問わず、多くの観光客が来るのと、北海道には豊富な食材が揃っていることから、たくさんのお土産が販売されている新千歳空港。
最後まで北海道を堪能してほしいという配慮なのでしょうか、あらゆる場所にお土産売り場があるので、おそらくお土産を忘れる確率の1番低い空港かもしれません。
こちらは北海道土産の定番中の定番、石屋製菓の白い恋人です。
このようなラックに置いてありますので、遠くからも一眼でわかります。
新千歳空港では、空港限定の限定アソートやプリンも販売していました。
箱もコンパクトでスーツケースに入れやすく作っていますので、複数購入していくのにも問題ありません。
こちらは、白い恋人に次ぐ人気を誇る北海道土産としてお馴染み、六花亭のマルセイバターサンド。
ホワイトチョコレートとレーズン、北海道産100%の生乳をブレンドしたクリームを、六花亭で自社生産している小麦粉で作ったビスケットに挟んだ、北海道の魅力が存分に詰まったお菓子です。
こちらも定番商品のじゃがポックルです。
北海道産のじゃがいもを丸々1つ使用し、サクッとした独特の食感とオホーツク産の塩がいい感じで口の中に広がって、一度食べると病みつきになります。
普通の塩味以外にも、
- ピリカラ味
- ホタテ味
もありますので、色々食べ比べてみましょう。
この他にも、ミルクキャラメルで一世を風靡したタレントの田中義剛さんが経営する花畑牧場の直営店もありました。
海の幸で有名な北海道。
いくらやほっけ、毛ガニなど豊富な魚介類があるお店もあります。
これ以外にもたくさんのショップがありますので、時間を見つけてお気に入りのお土産を探してみてください。
新千歳空港 飲食店
新千歳空港には、北海道グルメを気軽に味わえる飲食店が多く点在しています。
中でも1番のおすすめが、こちらの北海道ラーメン道場です。
北海道を代表するラーメン店10店が進出しているラーメンストリートで、ラーメン好きには天国と言ってよいでしょう。
こちらは、市電通り食堂街です。
「市電」とは札幌市電のことで、食堂街の中にはかつて実際に札幌市内を走っていた市電のレプリカがあります。
スープカレーや寿司、北海道最古の洋食店として知られる五島軒もありますので、ゆっくり食事を満喫したいならベストの場所と言えるでしょう。
ただし、閉店時間が20時〜21時なので、訪れるなら昼間か夕方がおすすめです。
もう少しリーズナブルに食事を済ませたいと思ったら、こちらのフードコートもおすすめです。
ラーメンやインドカレー、雪印のソフトクリームにジンギスカン丼を食べることができます。
フードコートの窓からは、このように飛行機を間近で見ることができます。
新千歳空港 エンタメ施設
新千歳空港には、できる限り利用者に空港を楽しんでもらうために、様々なエンタメ施設が設置されています。
広大な国内線ターミナル内には、
- 大空ミュージアム
- エアポートヒストリーミュージアム
- ドラえもんワクワクスカイパーク
- ハローキティハッピーフライト
- ロイスチョコレートファクトリー
- 新千歳空港シアター
- 新千歳空港温泉
といった見所が豊富に揃っていますので、出発前だけで無く到着後にも思わず長居してしまうほどです。
それではどんな施設なのか、簡単に解説していきましょう。
大空ミュージアム
最初に紹介するのは、フードコートに隣接したところにある大空ミュージアムです。
利用客に空の旅や飛行機、空港への理解を深めてほしい事を目的とした施設で、
- フライトシュミレーター(有料)
- キッズコーナー
- 空港の仕事紹介や制服の体験ゾーン
があり、どちらかと言えば子供向けの施設となっています。
訪れた日も、多くの子供達が思い思いに楽しんでいました。
エアポートヒストリーミュージアム
大空ミュージアムからフードコートを挟んで反対側にあるのが、こちらのエアポートヒストリーミュージアムです。
名前の通り、旧千歳空港の開港から現在の新千歳空港に至るまでの90年以上におよぶ歴史を紹介したミュージアムです。
それほど規模は大きくありませんが、展示物は充実していて、かつ無料で見学できます。
こちらでは、これまで千歳空港に離着陸していた航空会社を模型で紹介しています。
JALやANA以外にも、JAS(日本エアシステム)の模型もあって、特定の世代にとっては懐かしさも覚える展示です。
こちらでは、千歳空港の開港から現在に至るまでの歴史を時系列で紹介しています。
軍民共用だった時代の写真や、現在は航空自衛隊が使用している旧千歳空港の懐かしい写真など、貴重な写真でわかりやすく紹介されてました。
JALのCAの歴代制服も展示されていました。
小さい博物館ですが、意外に展示物は充実していています。
時間があったら訪れてみましょう。
ドラえもんわくわくスカイパーク
赤レンガに描かれたドラえもんが印象的なこちらが、ドラえもんわくわくスカイパークです。
3階の国際線と国内線の、「スマイルロード」と呼ばれるターミナル連絡通路内にある施設で、ひみつ道具をテーマにしたアトラクションを楽しめます。
大人 800円
中高生 500円
小学生以下 400円
営業時間
10時〜18時(ショップは18時30分まで)
併設されているライブラリーコーナーは無料で利用可能で、こちらでは世界各国の言語に翻訳されたドラえもんのコミックスを自由に読めます。
他にも、ドラえもんグッズショップや
- 工作スペース
- カフェ
- ゲームセンター(プリクラなど)
も併設されてますので、ドラえもん好きの人は必見です。
ハローキティハッピーフライト
次に紹介するのが、ハローキティハッピーフライトというアトラクションです。
ドラえもんと同様に、スマイルロード内にある施設で、キャビンアテンダントになったハローキティと一緒に、世界のあちこちにいるサンリオキャラクターに合いながら世界一周を楽しむというコンセプトとのこと。
入場料は大人800円、小学生以下400円、3歳未満無料で、営業時間はドラえもんと同じです。
こちらは、サンリオのキャラをモチーフにした料理が味わえるカフェです。
季節限定メニューもありますので、気になった方はのぞいてみてください。
ロイスチョコレートファクトリー
北海道土産としてお馴染み、ロイスチョコレートが運営するエンタメ施設がこちらのロイスチョコレートファクトリーです。
チョコレートをフィーチャーした施設で、チョコレートの歴史やどのようにチョコがカカオからできていくのかを詳しく学べます。
このように博物館のようになっていて、カカオからどのようにチョコレートになっていくかを紹介しています。
ここではチョコレートにまつわる歴史が紹介されてました。
世界各国のチョコレート、ココア缶の歴史を学ぶこともできます。
そして極め付けは、ガラス越しにチョコレート工場でどのようにチョコレートが製造されているのかを見学できます。
目にも止まらぬ速さで機械が動き、瞬く間にチョコが完成していく光景は圧巻です。
個人的に凄かったのは、こちらのスピナーです。
回転による遠心力で、モールドの形に沿ってチョコが固まり、丸い形になるという凄い機械で、回り方が独特だったのでついつい夢中になってしまいました。
見学後は、ロイスのショップでチョコレートを購入していきましょう。
新千歳空港シアター
驚くことに、新千歳空港には新千歳空港シアターという映画館もあります。
4階のオアシスパークにあり、最新の映画を鑑賞できる映画館です。
実は千歳市には、映画館がこの1件しかありません。
だから映画好きの千歳市民にとっては、大切な映画館なのです!
新千歳空港温泉
最後は、空港の中で天然温泉が満喫できる新千歳空港温泉を紹介します。
新千歳空港シアターと同じ、4階のオアシスパークにあるこちらの施設。
大浴場と露天風呂が完備され、塩分を含むナトリウム塩化物泉なので、保湿性に優れ「美肌の湯」としての効能がある本格的な温泉で、飛行機の待ち時間や到着後にリラックスしたい方におすすめです。
温泉以外にも、
- 宿泊施設
- ボディケア
- お食事処
が充実してますので、早朝のフライトに搭乗する方には最高の環境とも言えます。
思いっきりくつろぎたいと思ったら、ぜひ利用してみてください。
まとめ
今回の記事では、北海道の空の玄関口である新千歳空港の見所を紹介してきました。
北海道の名産を売るお土産売り場や飲食店だけでなく、温泉施設や映画館、チョコレートやドラえもん、ハローキティなどの展示系のエンタメがあるなど、思った以上に見所が多く飛行機に乗らなくても満喫できる空港です。
北海道旅行を充実させるためにも、ぜひこの記事を参考にして、新千歳空港で有意義に過ごしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。