静岡県袋井市にあるエコパスタジアム。
サッカーやラグビー、陸上競技が行われる静岡一の巨大スタジアムです。
エコパスタジアムでは、主にサッカーやラグビーの試合が行われていますが、陸上トラックがある関係で、
ちょっと試合が見づらいんじゃない?
と思う人も多いのではないでしょうか?
この記事では、こういった疑問に答えていきます。
結論から言うと、エコパスタジアムは「結構見やすい」スタジアムです。
他の陸上トラックがあるスタジアムと比較しても、傾斜があることで遠くの位置からでも見やすく、座り心地が良いので快適なスタジアムでした。
僕は年に一度、欠かさずエコパスタジアムに行っていて、これまであらゆる場所の席から試合を見ていますが、どこからも快適に観戦することができました!
と言うわけで、エコパスタジアムがどれだけ見やすいのかを座席別に解説していきましょう。
記事を読めば、エコパスタジアムで観戦する時にどのようにピッチが見えるのか?を一目で理解できます。
スタジアムの周辺の様子も紹介しますので、観戦にいく前の参考にしてみてください!
(取材日 6月12日 ラグビー日本代表VSサンウルブス戦)
目次
エコパスタジアムとはどんなところか?
エコパスタジアムが完成したのは2001年の4月。
同時にオープンした小笠山総合運動公園内に建てられた約5万人を収容できる巨大なスタジアムです。
正式名称は、「小笠山総合運動公園スタジアム」。
2002年には、サッカーW杯日韓大会の会場として3試合が行われ、その存在が全国いや世界に知れ渡りました。
以来エコパスタジアムは、
- Jリーグジュビロ磐田の準ホームグラウンド
- ラグビートップリーグや日本代表の試合
- 高校サッカー静岡県大会の決勝戦
- 静岡国際陸上競技大会
- サッカー日本代表(対アゼルバイジャン戦)
- コンサート(Mr .children、SMAP、ももクロ、B’z、EXILE、BTS)
- ラグビーW杯(計4試合)
といったイベントを開催してきました。
中でも印象深いのは、2019年のラグビーW杯で日本が強豪アイルランドを破る歴史的勝利をあげたスタジアムとして、多くの人にエコパスタジアムの名前が刻まれたのは記憶に新しいです。
正直言って、年間の稼働数の多いスタジアムではないです。
それでもオープンから20年。(2021年時点)
着実にその歴史を積み重ねているスタジアムです。
エコパスタジアムのある小笠山総合運動公園の見所
エコパスタジアムは小笠山運動公園の中にあるため、周囲にはスポーツ施設や自然あふれる遊歩道や、写真のような広大な芝生広場も多く点在し、見所が多い公園です。
スタジアムの裏には小高い山があって、イベントが無い日でも散策したり、トレッキングをしたりして楽しむことができるのでおすすめ。
ここでは、そんな小笠山運動公園の見所を一気に紹介していきましょう。
小笠山総合運動公園 エコパミュージアム
エコパスタジアムの1階にあるスポーツミュージアムです。
館内にはサッカーにまつわる展示が多く、2002年のW杯関係のボールやユニフォーム、サッカー日本代表がメキシコ五輪で手にした銅メダルが展示されています。
それからラグビーW杯の影響もあって2020年の6月にリニューアルされ、ラグビー関連の展示が新たに増えました。
こちらのミュージアムは、イベントが開催されない時にオープンしていて、入場料は無料です。
この日は残念ながらイベント開催のため入場することができませんでしたが、写真の入口からミュージアムへ入場することができます。
ちなみに、そのリニューアルとほぼ同じ頃、スタジアム正面にこのようなメモリアルが建てられました。
ラグビーW杯のアイルランド戦の勝利を記念して建てられたもので、その試合で決勝のトライを奪った福岡堅樹選手のトライ時の姿が銅像になっています。
かなりインパクトのある銅像なので、必見です。
小笠山総合運動公園 エコパアリーナ
スタジアムの隣にある多目的アリーナです。
普段は、バスケットポールやバレーボールなどのスポーツが開催されていて、市民に広く開放されています。
静岡県を代表するアリーナクラスのコンサート会場としても有名で、数々の大物アーティストがここでライブを開催してきました。
トレーニングルームやサブアリーナも備えた、県内でもトップクラスの体育館です。
小笠山総合運動公園 小笠山トレッキングコース
スタジアムの裏は、森林浴ができるトレッキングコースになっています。
スタジアムからは少し離れているところにありますが、イベント開催前に散策に出かけてみるのも中々いいものですよ。
スタジアムからしばらく歩くと、このようなハスをはじめ様々な植物が育つビオトープがあります。
鳥と風の音だけがなる、静かで心が癒される素晴らしい環境でした。
エコパスタジアム 各スタンドからの眺め
- メインスタンド
- バックスタンド
- サイドスタンド
とそれぞれの場所から、どんな感じで見えるのか?というのを順に解説していきましょう。
エコパスタジアム メインスタンド
メインスタンドの下段席からピッチを見ると、こんな感じです。
さすが1番良い席でもあり、高い席でもあるので、トラックは目の前にありますがピッチで何が起こっているのかは全て完璧に把握できます。
スタンドの通路は広く、ゆとりがありました。
こちらは、メインスタンドの椅子です。
プラスチック製の椅子で、一見固そうに見えますが、実際に座って見るとあまりお尻に負担がかからない造りになっていて、座り心地は抜群でした。
カップホルダーが全ての椅子についているのがありがたいですね。
メインスタンドの上段から見たピッチです。
傾斜がキツい設計になっているおかげで、かなり見やすい席でした。
しかしながら、この上段メインスタンド、Jリーグの試合では近年開放されない場合が多いので、中々行くことができないのが難点ではありますね。
でも開放している時は、あまり混雑する場所がないので、あまり周りを気にせずに観戦することができるのは良い部分です。
トイレも狭いですが、あまり混雑することはありません。
注意したいのが、上段の席にはカップホルダーがついていません。
上段の席全体がそうなので要注意です!
エコパスタジアム バックスタンド
バックスタンドの下段から見たピッチです。
この日自分の持っていたチケットの関係で、前の方に行くことができなかったので、最上段の場所からの撮影になります。
メインスタンドと比べると、傾斜が急でこちらの方が見やすい感じがしました。
立ち見はできませんが、通路から見る眺めも中々良かったです。
サッカーの試合の際は少しピッチと距離ができてしまいますが、ラグビーの場合はピッチがスタンド寄りになるので、メインスタンドに比べ選手の動きが把握しやすくなります。
初めてエコパに来るなら、ここの席を個人的におすすめしたいですね。
なお、バックスタンド下段の中央寄りの椅子には、メインスタンド下段同様にカップホルダーがついていました。
- 身体に負担のかからない椅子に座りたい
- どうしてもカップホルダーが欲しい
という方は、高いチケット代を支払ってもこちらに座ることをおすすめします。
前から大体10列目くらいまでは、雨に濡れる可能性が高いので要注意です。
バックスタンドの上段席です。
ここはJリーグの試合でも開放されることが多く、メイン上段同様に人が密集することはほとんどないので、まったりと試合を見たい人にはおすすめの場所と言えます。
上段席はピッチ全体を見下ろせるので、ラグビーのトライやサッカーのゴールを1番確認しやすい場所ですね。
エコパスタジアム サイドスタンド
- 汚れてもいいタオル
- 座布団
エコパスタジアム アクセス紹介
まとめ
- 美しい自然に囲まれた環境
- 傾斜が急でピッチが見やすい
- 最寄り駅が新幹線掛川駅から一駅なので、遠方からの利用が便利
という所です。
逆に良くない所は
- 一部の椅子が汚れている
- 駅から少し歩く