さいたま市浦和区にある埼玉スタジアム2002は、Jリーグ浦和レッズの本拠地でもあり、日本代表の試合も多く行なわれることでも知られるサッカー専用スタジアムで、
- 巨大なスタンド
- ピッチまでの距離の近さ
- 観客席の座りやすさ
など、サッカーが好きが求める全ての欲求を満たしているスタジアムです。
スタジアムに行きたいんだけど、客席からどのように試合が見えるの?
今回の記事では、このような疑問を持っている人に答えていきます。
埼玉スタジアムは、全ての席から完璧に試合を見ることができるので、どの席を選んでも問題ありません。
この記事では、座席ごとにどのように見えるのか?を1つ1つ解説していくので、観戦に行く際の参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
埼玉スタジアム2002とはどんなスタジアムか?
埼玉スタジアム2002は、2001年にサッカーW杯の開催地になることを目的に建設されたスタジアムです。
スタジアム名にある2002というのは、日韓W杯が開催された2002年にちなんで名付けられました。
現在は地元の浦和レッズの本拠地や、日本代表の試合など重要な試合も開催される、国内、いやアジアで最大規模を誇るサッカー専用スタジアムです。
収容人員は約63,000人と、欧州のスタジアムに匹敵する規模を誇っています。
また構造も素晴らしく、どの席から見てもはっきりとピッチ全体を見渡すことが可能なスタジアムです。
サッカーを見るための理想が全て詰まっている埼玉スタジアム。
早速どんなスタジアムなのか見ていきましょう。
埼玉スタジアム 周辺施設
埼玉スタジアムの周辺は、大規模な運動公園となっています。
開場当初、スタジアム周辺は建物も何もない場所でしたが、年々開発が進められ現在ではマンションや一軒家が増えてきました。
スタジアムの隣には、このような立派なサッカーグラウンドが完備されていました。
こちらは、人工芝のグラウンド。
そしてこちらがメインスタンドの向かいにある2面の天然芝のサッカー場です。
主に少年サッカーの試合で使用されているみたいですが、こんな素晴らしい環境で試合できるのが羨ましいですね。
メインスタンドの裏側には、水の広場と呼ばれる緑地公園が設けられていて、サッカーの試合の日ということでボールを蹴って遊ぶ子供達の姿が目立ってました。
こちらがその隣にあるもみの木広場です。
思っていた以上に広く大きい広場でした。
早くスタジアムに着いた時には、南広場に向かいましょう。
ここには、スタジアムグルメを出すお店がたくさん出店しています。
椅子とテーブルが多く設置されていて、グループで食事を楽しむことができます。
試合終了時もまだ空いている店も多いので、食事を楽しみながらのんびり混雑が解消されるのを待つこともできるので、時間のある人は利用してみるのもいいですよ。
埼玉スタジアム2002 入場ゲートとコンコース
こちらの写真は、南側の入場ゲートです。
左側の方が、アウェイサポーター専用の入口になっていて、指定のチケットを見せれば入ることができます。
それ以外のゲート(北側)は、全て浦和レッズのサポーターの入口です。
入場ゲートからコンコースへ通じる道は階段もありますが、こちらのスロープを利用するのをおすすめします。
緩やかな上り坂で、歩きやすいです。
埼玉スタジアム2002 コンコース
こちらが、埼玉スタジアムの屋内コンコースです。
キャパシティが大きいこともあってとにかく広く、床が柔らかいので歩きやすい設計になっています。
売店も多く、トイレの数も豊富でストレスを感じることはほぼありません。
メインスタンドとバックスタンドのコンコースには、2002年に開催された日韓W杯に関する展示があります。
埼玉スタジアムで試合をした国のユニフォームやボール、日本代表のユニフォームや浦和レッズに関する展示も豊富にありました。
外のコンコースです。
こちらも広くてゆとりがあります。
隅の方でビニールシートを敷き、サポーターが談笑したりする姿が目立ちました。
埼玉スタジアム2002 メインスタンド
ここからは各座席ごとに、「どのように試合が見えるのか?」を写真を交えながら解説していきます。
まず最初に紹介するのは、メインスタンドです。
テレビの目線で試合を見ることができ、1階席はチケットも高額な席ばかりのメインスタンド。
その分、快適に試合を観戦できます。
メインスタンドは、上下2重構造になっていて、上のアッパースタンドは比較的お手頃な価格で、チケットが購入可能です。
そういうわけで、早速解説していきましょう。
埼玉スタジアム2002 メインロアー
メインスタンド下段、通称「メインロアー」の席から見たピッチの眺めです。
もう完璧としか言いようがないくらいの特等席でした。
傾斜もちょうどいい感じで、高いお金を払って座る価値のあるシートです。
サッカー好きなら、一生に一度は座りたい場所といえます。
スタンドの上には、関係者が座るためのシートもありました。
ベンチ外の選手が座っていたり、日本代表監督など協会関係者が座っているのを見ることができます。
僕は以前、元日本代表のハリルホジッチ氏がここに座っているのを見たことがあります。
最前列から見た景色がこちら。
ウォームアップする控え選手の様子や、監督の声もはっきり聞こえる席で、プレーヤー気分を味わえます。
ちなみに、スタンドとピッチの間にはこのような隙間になっていて、スタンドへの飛び降りを防ぐ仕組みになっています。
スタンド内の通路がこちら。
とにかく広くてゆとりがあり、歩きやすい設計になっています。
車椅子用のスペースも豊富にあり、バリアフリーも完璧です。
この場所に座れば、テレビで試合を見るより快適です。
選手の顔もはっきりと見え、細かいプレーも肉眼ではっきりとわかるので、初めてサッカーを観戦するのにおすすめの席といえます。
一生の思い出になるのは間違いないので、ぜひ一度利用してみましょう。
埼玉スタジアム2002 メインアッパー
次に紹介するのは、メインスタンドの上段にあたる通称「メインアッパースタンド」です。
ピッチから遠く、選手の顔も見えない場所ですが、どの席からも全体がよく見えます。
なので、観戦時にストレスを感じることはありません。
メインアッパースタンドへ行く入口がこちらです。
メインスタンドの正面口に、アッパースタンドへ通じるエスカレーターがあるので、有効チケットを見せてエスカレーターに乗車してください。
エスカレーターのスタート地点は2F。
ここから一気に、5Fまで乗り継いでいきます。
そして、5Fのコンコースに到着します。
コンコースは広く、移動しやすい設計になってました。
よほどの大観衆で埋め尽くされない限り、ここのコンコースは写真のように人気が少ない場所です。
なので下の階と比較してもトイレの混雑が短いので、その点では快適と言えるでしょう。
そして、こちらがバックスタンドから見たピッチの眺めです。
前列からの眺めですが、ピッチまでの距離がかなり近いように感じます。
元々スタンドとピッチの距離が近いのと、傾斜が急になっているので、このような快適な見やすさをしているのかもしれません。
アッパースタンドの正面に座ると、このような景色です。
こちらのスタンドは、真ん中の前列は記者席になっているので、一般の観客は座ることができません。
後方の席は、グループでの観戦のための2人〜6人掛けのファミリー席、テーブル席として販売します。
それより上は、メインアッパー指定席として販売しているシートです。
そしてこちらは、アウェイ側の席です。
正面から見て右半分の席は、レッズの試合ではアウェイサポーターが座る席になります。
ここはチームによっては、比較的早めに売り切れることも多い席です。
購入時は早めの手配をおすすめします。
こちらが、アッパースタンドの通路です。
ロウワーよりは少し狭く、また傾斜が急なので上の座席に登って行く際に少し苦労します。
階段が急でしんどく、スタンドのキャパが大きいので、自分の席がわからなくなる場合もあるので注意しましょう。
埼玉スタジアム2002 バックスタンド
次に紹介するのは、バックスタンド席です。
ロウワーの席は、メインスタンドと比べると比較的安く、お手頃な価格で試合を見ることができます。
難点は、デーゲーム時の日差しの強さです。
スタンドの大部分に日差しが当たるので、晴天の日は日差しを手で避けながら試合を見なければなりません。
夜の試合は良いですが、昼間のゲームはそこを意識してバックスタンドのチケットを購入しましょう。
埼玉スタジアム2002 バックロアー
こちらがバックスタンドの下段部分、通称ロアーです。
メインスタンド同様に、傾斜もちょうど良くてどの席からも見やすい設計となっています。
ここからは、バックロアーから見た景色を紹介していきましょう。
バックロアーの席からピッチを眺めると、このような感じです。
スタンドの中段あたりから撮影していますが、もう本当にピッチが間近に迫っているような感じですね。
こちらが、上段から見た景色です。
こうして見ると、かなり日差しが当たる場所だということがわかります。
こちらは、コーナーフラッグの近くから見た景色です。
普通ここから見ると反対側のゴールが確認しにくかったりすることがあるんですが、埼玉スタジアムではそうしたストレスは一切ありません。
かなり念密な計算をして建てられたスタジアムであることがわかります。
埼玉スタジアム2002 バックアッパー
続いてはバックスタンドの上段席、通称「バックアッパー」の紹介をします。
と言いたいところなんですが、この日バックアッパーの席のチケットを持っていなかったので、スタンド内に入ることはできず。
よって、スタンドからの景色を撮影することはできませんでした。
申し訳ありませんが、バックアッパーまでのアクセス方法は紹介します。
こちらが、バックアッパー席への入口です。
メインスタンドと同様に、スタンドの真ん中付近にエスカレーター乗り場があって、これに乗って上の階までアクセスできます。
以前にバックアッパーを利用したことがありますが、座席も眺めも、メインアッパーとそこまで変わりはありませんでした。
埼玉スタジアム2002 サイドスタンド
最後に紹介するのは、サイドスタンドです。
応援に力を入れたいサポーターが集まる席で、ここでは毎試合熱烈な応援が繰り広げられてます。
正面から見て左側が浦和レッズ、右側がアウェイサポーターの応援席です。
試合は良く見え、両サイドのスタンドに映像装置がついているので、試合中の時計の確認もしやすくなっています。
ただ難点は、屋根がついていないことですね。
よって雨の日には、雨具の用意が必要になります。
さてどのように試合が見えるのか、サイドごとに解説していきましょう。
埼玉スタジアム2002 ホーム側サイドスタンド
こちらが、サイドスタンドの真ん中辺りから見た眺めです。
写真を見てもわかりますが、ほとんどの人が浦和レッズの赤いユニフォームを着て着席していました。
黒つくめのサポーターズグループが陣取るポジションも、この近くです。
浦和レッズのサポーターと言いますと、
怖い
過去に幾度と問題を起こしている
というネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際はそこまで怖い訳ではありません。
スタンド内はとても和やかな雰囲気の人がほとんどなので、安心して観戦できます。
埼玉スタジアムといえば、浦和サポーターによる芸術的なコレオグラフィーが有名です。
重要な試合に限りますが、サイドスタンドに座ったらこのコレオグラフィーに参加できる特典がつきます。
ただし、その素晴らしさを直接目で見ることはできないですが。
サイドスタンドの最前列から見た景色です。
ゴールが目の前に迫っていて、迫力満点の景色でした。
ここは試合中、巨大フラッグを持つサポーターが陣取る席になっています。
サイドスタンドの上段から見た景色です。
ゴールはもちろんですが、サイドのタッチラインが1番向こうまではっきりと見えました。
これでもかというほど、見やすさを追求しているスタジアムです。
ちなみに、カップホルダーのところにはフラッグが刺さってありました。
これを見かけたら、コレオが行われるという意味なので、ラッキー!と思ってください。
埼玉スタジアム2002 アウェイ側サイドスタンド
続いては、アウェイ側サイドスタンドの紹介です。
バックスタンド側の席は浦和サポーターの席で、メインスタンド側の席がアウェイサポーターの席となっています。
アウェイサポーターは、通常のゲートともう1つ、アウェイサポーター専用ゲートと2ヶ所を通過しなければなりません。
埼玉スタジアム2002 アクセス情報
埼玉スタジアムの最寄り駅は、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の終点浦和美園駅です。
東京都内からは、
- 都営三田線
- 東京メトロ南北線
に乗って浦和美園行きに乗車すれば終点まで一直線です。
そして浦和美園駅からスタジアムまで、徒歩15分で到着します。
浦和美園駅からスタジアムまでは、この専用通路を歩いて向かいましょう。
通路には、浦和レッズの栄光の歴史を紹介するパネルが飾られていて、アドレナリンを向上させてくれます。
通路を歩くと、南側入場ゲートの前に到着します。
帰りも、ここから歩いていきましょう。
15分も歩くのは面倒臭い!
そう思った人は、浦和美園駅からスタジアムへ向かうシャトルバスを利用してください。
料金100円で、スタジアム前まで連れていってくれるので、大変便利です。
ただし、往路限定なので注意しましょう。
まとめ
今回は、アジア最大級のサッカースタジアムの埼玉スタジアム2002の、座席からの眺めと特徴をそれぞれ紹介してきました。
埼玉スタジアムは、どこの席から観戦しても快適に観戦できる最高のスタジアムです。
サッカーが好きなら、一度このスタジアムに行ってサッカーを見て見ることをおすすめします。
今回の記事を参考にして、この春はスタジアムに足を運んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。