【ぷらっとこだま】新幹線に安く乗れる切符の使い方と買い方を解説します

鉄道

皆さんは、通常の価格より格安の値段で新幹線こだま号に乗車できる、「ぷらっとこだま」という切符があることをご存知でしょうか?

指定席に格安で乗車することができる切符として、新幹線の利用者に長年愛されてきたぷらっとこだま。

ぷらっとこだまを利用すれば、指定席を利用できるのと同時に、正規料金より安い価格で移動することができるので大変便利です。

今回の記事では、そんなぷらっとこだまについて解説していきます。
日頃から東海道新幹線を利用している方には、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!

ぷらっとこだま 基本情報

 

 

「ぷらっとこだま」とは、東海道新幹線を営業しているJR東海の旅行会社、JR東海ツアーズで販売している格安の新幹線切符です。

いわゆる、「添乗員のつかないJR東海ツアーズの募集型企画旅行商品」という位置付けとなってます。

厳密には、新幹線の切符では無くてJR東海ツアーズの旅行商品で、自動販売機や金券ショップで購入する切符とは異なります。

そんなぷらっとこだまとはどんな切符なのか?
ここからは、ぷらっとこだまのメリットとデメリットを紹介していきます。

ぷらっとこだま 利用するメリット

 

 

JR東海で発売しているぷらっとこだまは、安い価格以外にもいくつか特典があり、あなたに快適な新幹線の旅を提供します。

通常の切符よりお得な点は次の3つです。

  1. 通常より安い価格で切符が買える
  2. 席が指定席なので確実に座れる
  3. ドリンク1本無料のドリンククーポンがついてくる

それぞれを順番に解説していきましょう。

ぷらっとこだまのメリット① 通常より安い価格で切符が買える

ぷらっとこだまは、通常通り自販機や金券ショップで購入するより安い金額で、指定席やグリーン席に乗車することができます。

例えば、静岡〜東京までの自由席片道の正規料金は6,470円ですが、ぷらっとこだまとして同距離を購入すれば4,500円と、通常より1,970円安く新幹線を利用できます。

こちらが東京から名古屋、京都、新大阪までの料金と所要時間です。

  • 東京〜名古屋 8,600円(通常10,560円)所要時間2時間40分
  • 東京〜京都  10,600円(通常13,320円)所要時間3時間30分
  • 東京〜新大阪 10,800円(通常13,870円)所要時間4時間

このように時間はかかりますが、お得な金額で東京から名古屋、関西地区に移動ができます。

ゆっくり座って新幹線を満喫したい人にはおすすめです。
グリーン車に乗車したい場合は、上記の指定席の価格に1,000円〜1,500円を追加すれば乗車できます。

夏休みや冬休み、GWなどの繁忙期には、1,000〜2,000円料金が値上がりするので気をつけましょう。

ぷらっとこだまのメリット② 席が指定されているので確実に座れる

のぞみ号やひかり号と比べると、比較的席が空いているこだま号ではありますが、繁忙期などで混雑している際は自由席に座れない時があります。

しかしぷらっとこだまは、席が必ず指定されているので、乗車駅から目的の駅まで確実に座っていくことができるので安心です。

確実に座りたい時は、通常の方法で指定席を買うよりお得なので、ぷらっとこだまを購入することをおすすめします。

ぷらっとこだまのメリット③ ドリンククーポン付き

ぷらっとこだまの切符には、乗車券の他にドリンククーポン券がついています。

このクーポンを、上の写真に写っている「クーポン券引換店」のマークのあるお店で、1ドリンクと引き換えることが可能です。

一応店内で販売しているドリンクならなんでも購入できるので、缶ビールの大きいサイズの500mlとも引き換えることができてしまいます。
切符が安いのと、ドリンクが引き換えるというのは、普通に考えてもかなりお得と言えますね。

もし車内でアルコールを満喫したいならおすすめです。

ひろたか
ひろたか

クーポン券を使用できるお店は、新幹線改札内やホームにある売店、または改札口の近くのキヨスクにあります。

 

ぷらっとこだま デメリット

 

このように、良いとこ尽くしのように思えるぷらっとこだまですが、デメリットもいくつかあります。

デメリットは主にこちらの3点です。

  1. 指定された日の電車しか乗車できない
  2. 乗り遅れたら切符は無効
  3. 在来線改札口から乗り換えできない

順に解説していきましょう。

ぷらっとこだまのデメリット① 指定された日の電車特定区間しか乗車できない

ぷらっとこだまは、全てのこだま号で利用できるわけではありません。
JR東海ツアーズの方で指定されたこだま号のみでの販売となっています。

基本的に、

  • 東京、品川、新横浜〜静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪
  • 静岡〜名古屋、京都、新大阪
  • 名古屋〜京都、新大阪

でしたら利用可能で、例えば

  • 東京、品川、新横浜、静岡〜豊橋、三河安城、岐阜羽島、米原

というパターンでは使用ができません。
あくまで特定の駅を移動するための切符ということを覚えておいてください。

短い時間で移動をする場合で安く切符を購入したい場合は、金券ショップに行くしかありません。

ぷらっとこだまのデメリット② 乗り遅れたら切符は無効

ぷらっとこだまは指定席券なので、予め乗る電車は決められています。
なので乗り遅れてしまったら、その時点で切符は紙屑となり無効になってしまうので、注意しましょう。

乗り遅れの場合の払い戻しだったり、後続の電車の自由席に乗ることは原則できないので、乗り遅れには十分気をつけましょう。

ひろたか
ひろたか

新幹線の駅に行くまでに在来線を利用したりする場合は、乗り遅れ無いように余裕を持って駅に着くようにしてください。

在来線のトラブル関係(人身事故、ポイント故障など)で、新幹線に乗り遅れてしまった場合は、駅で遅延証明をもらい、JR東海ツアーズの窓口で手続きをしてもらいましょう。

ぷらっとこだまデメリット③ 在来線改札口から乗り換えできない

ぷらっとこだまは、新幹線専用の切符です。
なので、通常の新幹線切符とは違い、在来線の乗り換え口を通って乗り換えることはできません。

もし在来線に乗り換えるなら、一度改札を出て改めて在来線改札から入らなければならないので、少し面倒くさいです。

しかし、どの駅も新幹線改札と在来線改札はそんなに離れて無いので、物凄く面倒ということではありませんが、うっかりいつもの癖で乗り換え改札に行ってしまう可能性もあります。

十分に気をつけてください。

 

ぷらっとこだま 購入方法

 

 

ぷらっとこだまを購入する方法は、次の3つです。

① ネットで購入する
② JR東海ツアーズの支店に行って購入
③ 電話での予約

以上3つの方法があります。

いずれも簡単に購入することができるので、順番に紹介していきましょう。

購入方法① ネットでの購入

 

 

最も簡単な購入方法が、ネット上からの購入です。

購入の流れはこちら。

  1. ぷらっとこだまの購入ページにアクセス
  2. 乗りたい区間と時間帯を入力して空席情報を検索
  3. 乗車したい新幹線と、指定席かグリーン車かを選ぶ
  4. 旅行人数と席の位置(窓際か通路側か)を希望選択
  5. 個人情報やクレジットカード情報の入力
  6. 購入完了

という流れで、簡単に購入できます。

発券は当日、上記のEXの機械で「JR東海ツアーズ乗車券受け取り」のボタンを押して発券しましょう。

発券には、QRコードか16桁の受け取りコード、6桁の数字の確認コードが必要になります。
JR東海ツアーズのマイページから「予約内容の確認」をクリックし、電話番号、メールアドレス、予約確認時に送られてきた9桁のお問い合わせ番号を入力。

それから「詳細」を押して「確認コードを表示」を押せば、QRコードが出てきます。

スクリーンショットでもOKなので、乗車当日スムーズに行くためにも必ず準備はしておきましょう。

予約は乗車1ヶ月前から購入できます。
週末の切符は売り切れることもあるので、早めに手配しましょう。

購入方法② JR東海ツアーズの支店で購入

 

次に紹介するのは、JR東海ツアーズの支店に直接足を運び購入する方法です。

ただし、ぷらっとこだまを販売している支店は

  • 東京駅
  • 品川駅
  • 新横浜駅
  • 静岡駅
  • 浜松駅
  • 名古屋駅
  • 京都駅
  • 新大阪駅

と、上記の代理店に行かなければなりません。
自宅から近いなどの理由で足を運べるなら、ベストな購入方法です。

 

支店に到着したら、こちらの机で乗車したい新幹線を時刻表で確かめ、必要事項を鉛筆で手書きします。

 

申し込み書はこのような感じになっています。
希望する乗車日などを、鉛筆で直接紙に記入していきましょう。

必要事項を書いたら、番号札を取って自分の番号が表示されるまで待ちます。
呼ばれたら窓口に行って、希望した電車の空席状況を確認してもらいましょう。

空席があれば発券、売り切れの場合は別の電車を指定して再び確認してもらいましょう。
切符をその場で発行してもらえるので、QRコードを使った手続きをしなくて良いのがメリットです。

ただし、窓口がお客さんで混雑している場合は、少し待たされることが難点ですね。

購入方法③ 電話で予約する

ネットと支店での直接購入以外に、電話で予約して購入することも可能です。

ぷらっとこだまコールセンター(営業時間10時〜18時)に連絡して、チケットの受け取りはJR東海ツアーズの支店で手渡しか郵送での受け渡しとなります。

支払いには、クレジットカードが必要となるので注意。
しかし、電話が通じる時間が限られているのと、申し込み締め切りが出発の10日前というのが難点です。
あまり便利な方法とは言えないので、ネットか支店で購入した方がベストになります。

キャンセル方法

切符を購入したのに、

急な用事ができてしまった。

という理由などでキャンセルしなければならない時ってありますよね?
ぷらっとこだまでそういうことが起きた場合は、どうしたらよいのでしょうか?

キャンセルをしたい場合は、Webサイトや窓口で簡単にすることができます。
ネットでは、「予約状況の確認/取消し依頼」の項目をクリックして、予約状況確認のページに入ったら取消しの項目をクリックして取消し依頼をすれば、承認されたメールが届くといった流れです。
しかし、ここで注意したいのがキャンセル料のこと。

出発予定の10日前でしたら無料でキャンセルができますが、10日前を過ぎてしまうとキャンセル料を取られてしまうので注意が必要です。

購入の際は、そうしたことも頭に入れておきましょう。

ぷらっとこだま 乗車当日の流れ

 

 

ここからは、ぷらっとこだまに乗車する際の当日の流れを紹介します。

当日は、指定した新幹線に確実に乗車することができるように、時間に余裕を持って駅に足を運びましょう。

何回も繰り返しますが、指定された電車に乗り遅れてしまったら、後続のこだま号の自由席にも座ることができません。

そういうリスクのことも考えて、ぷらっとこだまを購入しましょう。

①改札を通る

紙チケットをお持ちの方は、自動改札機を通ることができません。
駅員さんのいる窓口から改札を通過しましょう。

 

ネットで購入された方は改札を通る前に、先程紹介した「EX切符受け取り専用機械」でチケットを発券しましょう。

操作は難しくないですが、ギリギリに到着してまごついて乗り遅れというのを防ぐために、余裕を持って早めに手続きを行うことをおすすめします。

②ドリンク購入

改札を通過、または改札を通過する前でも良いですが、切符と一緒についている「ぷらっとこだまドリンククーポン」を使って新幹線内で味わうドリンクを購入します。

 

先程紹介した、このステッカーのあるお店で購入しましょう。

アルコール好きの人は、ビールやチューハイの500mlや、なるべく値が張る商品(エビスビール)を買うことをおすすめします。

もちろん、新幹線を降車した後に購入しても構いません。

③指定された席に座る

乗車するこだま号がやってきたら、乗車して指定された席に座りましょう。

購入時に、窓側通路側を選ぶことができます。
希望の席に座りたいのであれば、早めの購入がおすすめです。

目的地に着いたら、新幹線を降りて改札へ向かいましょう。

繰り返しますが、改札を出る時はそのまま新幹線の改札を出るようにしてください。

 

たまにいつもの癖で、在来線に乗り換えるべくぷらっとこだまの切符を持って乗り換え口に行ってしまうこともあるにはあるので、気をつけましょう。

ひろたか
ひろたか

僕は一度、それをやらかしたことがあります(笑)

まとめ

今回は、JR東海で販売されているお得な新幹線切符「ぷらっとこだま」の使い方や購入方法を解説しました。

ぷらっとこだまは、通常よりお得な料金で指定席orグリーン席にドリンククーポンがついてくるというとてもお得な切符です。

のぞみより時間はかかりますが、東京〜新大阪間の指定席orグリーン車を座って快適に利用できるぷらっとこだま。

ぜひ一度使用してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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