快適な大韓航空A321 エコノミークラスの乗り心地を解説!

航空機

韓国を代表する航空会社として知られる大韓航空は、2022年にエアバス社によって開発された最新機材「A321neo」を2023年に導入しました。

こちらの飛行機は、日本線を中心とした短距離路線に導入されていて、乗客の間から高い評価を受けています。

そんなA321neoは、以下の路線で運用中です。

  • 関西〜金浦(ソウル)
  • 羽田〜金浦

今回は、そんな大韓航空A321エコノミークラスの乗り心地を詳しく解説します。

これから韓国へ旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

大韓航空とはどんな航空会社か?

大韓航空は、1946年に設立された「大韓国民航空社」を前身とする韓国を代表する航空会社です。

1969年に現在の社名へと変更され、2025年現在世界120都市を結ぶ、韓国最大の航空会社として知られています。

1964年には初の国際線として大阪〜ソウル間の運航を開始し、日本と韓国をつなぐ重要な航空路線として、観光やビジネスなど幅広いニーズに対応してきました。

しかし1978年と84年には2度ソ連(現ロシア)に領空侵犯したことで撃墜され、1987年には北朝鮮の工作員に爆破されるなどさまざまな困難を経験しています。

その後1988年に誕生したライバルのアシアナ航空との競争が刺激となり、大韓航空の機材やサービスの質は向上していきました。

2000年には航空連合「スカイチーム」に加盟し、2007年にはグループ会社としてLCC(格安航空会社)のジンエアも設立しています。

そして2020年には、アシアナ航空との経営統合が正式に発表され、今後アシアナ航空の機体も順次、大韓航空のカラーに塗り替えられていく予定です。

大韓航空 チェックイン方法

まず最初に、出発当日に大韓航空のチェックイン方法を解説します。

搭乗する日になったら、早速出発する空港に向かいましょう。

なお今回は、大阪の関西国際空港を例にチェックイン方法を紹介します。

チェックイン時にはこちらの大韓航空のロゴが表示されたカウンターへ向かい、自動チェックインの機械を使ってチェックインを行います。

自動チェックインにはパスポートと予約番号が必須ですので、忘れずに用意しましょう。

チェックインが完了して預け荷物がある場合は、カウンターに並んで手続きします。

日本や韓国の長期休みの時期は混雑する可能性があるので、できれば出発の2時間前にはカウンターに到着するようにしましょう。

航空チケットにはゲートへの集合時間が記載されていますので、間に合うように保安検査を通過しましょう。

大韓航空 A321neo

今回搭乗した関西〜金浦線で搭乗した機材は、2016年に開発されたエアバスA321neoです。

最新技術を導入した短距離向けナローボディのエアバス機で、座席は3✖︎3です。

新客室内装の「エアスペース」が採用されていて、手荷物を入れる頭上の収納棚が大型で荷物が収納しやすくなりました。

照明は最新のLEDで、時間帯ごとに乗客のバイオリズムに合わせて、自動的に電気がついたり消えたりするシステムを導入しています。

日本〜韓国間はわずか2時間弱のフライトですが、快適で心地の良いフライトを提供してくれます。

大韓航空 座席紹介

ここからは、大韓航空エアバスA321の座席がどんなものかを紹介します。

エアバスの座席数は合計182席で、その内訳は以下の通りです。

  • プレステージクラス:8席
  • エコノミークラス:174席

今回のメインはエコノミークラスですが、プレステージクラスに関しても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

プレステージクラス

こちらが、ビジネスクラスにあたるプレステージクラスの座席です。

モダンで落ち着いた雰囲気の座席で、大韓航空では初めてナローボディの機材で180度座席がリクライニングできるシートが導入されました。

シート幅は53cm、幅は180cmとかなり余裕があります。

またフルフラットシートが導入されているので、短い旅行にはもったいないくらい快適に過ごせるのが強みです。

コンセントとUSB-Cポートも設置されているので、スマホやパソコンもあっという間に充電を満タンにできます。

エコノミークラス

続いて紹介するのが、エコノミークラスです。

シートピッチは81cmで幅は60cmと、スペースに余裕があるのでゆっくり過ごせます。

座席との間隔は、かなり余裕がありました。

拳2つ半あり、足を伸ばせるくらい余裕があるので飛行中もストレッチが可能です。

ヘッドレストは調節が可能で、体格に合わせて自由に動かせます。

大韓航空A321 エコノミークラス設備

ここからは、私が実際に搭乗した大韓航空エアバスA321neoエコノミークラスの設備を解説します。

短いフライトにはもったいないくらいの快適なシートでしたので、これからA321に搭乗する予定のある方はぜひ参考にしてください。

シートモニター

A321には、全ての座席にシートモニターが設置されています。

モニターに関する操作は指で操作可能なので、簡単に操作できました。

こちらの画面では、映画やテレビ番組、音楽などのエンタメを楽しめます。

右上にある歯車をクリックすれば、音量と画面の明るさを調整可能です。

表示言語は、以下の4つの言語から選べます。

  • 韓国語
  • 日本語
  • 英語
  • 中国語

映画の種類は、かなり充実していました。

英語や日本語の作品もありますが、大韓航空だけあってほとんどの作品が韓流作品です。

音楽はBTSなど、K-popが充実していました。

フライトマップ

A321neoのシートモニターには、直感的に操作が可能なフライトマップが搭載されています。

現在飛行機がどの地点を飛行しているのかチェックできて、目的地までの距離や飛行ルートを視覚的に楽しめます。

フライトマップを利用したい時は、画面上にある飛行機の絵をタップすれば利用可能です。

このフライトマップでは、指のスワイプ操作を使って地図の拡大や縮小、視点の操作が可能です。

地図がきれいでわかりやすく、飛行機がどこを飛んでいるのかが写真のようにはっきりわかります。

地図のデザインも美しく表示されるので、移動中のちょっとした娯楽としても利用できる便利な機能です。

機内情報誌 Morning Calm

大韓航空の機内情報誌は、「Morning Calm」と言います。

1977年に創刊された歴史のある情報誌は高い評価を得ていて、2024年にはワールド・トラベルアワードでアジアのリーディング機内誌を受賞しました。

2ヶ月に1回発行されているこちらの情報誌は、座席の前方に置かれていて、無料で持ち帰りが可能です。

韓国や海外の都市情報が紹介されている雑誌で、英語と韓国語で書かれています。

冊子は機内だけでなく、大韓航空のラウンジでも閲覧可能です。

最新号は大韓航空のWebサイトからでも読めますので、気になったらぜひ読んでみてください。

コンセント

A321のエコノミークラス席には、全ての座席にコンセントが設置されています。

コンセントは座席の左下にあって、プラグでの充電だけでなくUSBでの充電も可能です。

全タイプのコンセントが利用可能で、日本で使用されているタイプAでも問題なく使用できました。

到着前に充電が足りないと思ったら、こちらを使ってスマホなどの充電を満タンにしておきましょう。

機内Wi-Fi

A321では、機内Wi-Fiが使用できます。

機内Wi-Fiを使用する際は、座席にあるモニターから「機内Wi-Fiの案内」をタップしましょう。

次にQRコードから大韓航空のHPにアクセスすれば、Wi-Fi使用の手続きに進めます。

ただ残念ながら、大韓航空のWi-Fiは無料ではなく、全て有料となります。

Wi-Fiは機内モードからでも使用可能で、使用する場合は最初にスマホの設定から「Wi-Fi」をタップし、「Korean Air In-Flight」をタップしましょう。

その後アドレスバーに「wifi.koreanair.com」と入力して料金プランを選択すれば、Wifi利用料の支払い手続きに入れます。

なお支払いはクレジットカードが必要になるので、Wi-Fiを使う時はクレジットカードの用意を忘れないようにしましょう。

料金は飛行時間により異なりますが、関西〜金浦線で使用する場合は以下の通りです。

インターネット Web、メール、音楽、動画(480P以内) 11.95米ドル
メッセージング LINE 4.95米ドル

なお機内Wi-Fiサービスは、2025年現在以下の路線でのみ利用できます。

  • 関空〜金浦
  • 関空〜仁川
  • 福岡〜仁川

それ以外の路線では利用できませんので、注意が必要です。

大韓航空 機内食

関空〜金浦線はわずか2時間のフライトですが、機内食は提供されます。

今回提供された機内食は、メインディッシュとフルーツに水、そして低糖質のミックスナッツです。

そしてメインディッシュはおかずの定番とも言えるハンバーグとチキンライス、そして付け合せに機内食では定番の茹でた人参とブロッコリーが供えられています。

学生の頃母親に作ってもらったお弁当を思い出すようなメニューで、私はあっという間に完食してしまいました。

今回初めて大韓航空の機内食を頂きましたが、機内食のクオリティはかなり高いと考えられます。

大韓航空 トイレ

A321のトイレは、前方に1箇所、後方に2箇所あります。

こちらは後方のトイレですが、短距離型の飛行機にしてはかなり広くてゆとりのある設計でした。

流す時のボタンは大きく、かつ押しやすくなっています。

洗面所の隣には、石鹸だけでなく匂いを整えるための消臭剤もありました。

便器は高級そうな見た目の陶器で、トイレですが上品な雰囲気を感じます。

何となく優雅な見た目なので、快適に用を足せました。

大韓航空A321neoは快適で楽しいフライトを約束!

今回の記事では、大韓航空のA321neoの乗り心地を解説してきました。

大韓航空のA321neoに搭乗すれば、たとえ2時間の短距離フライトでも、その快適さに驚かされるはずです。

モダンな座席デザイン、USBポートや個人モニターなどの充実した設備が、移動時間をまるでリラックスタイムのように変えてくれます。

機内サービスも行き届いており、上質なおもてなしを受けながらの空の旅は、旅行の始まりから気分を高めてくれます。

効率と快適さを兼ね備えた大韓航空A321neoに乗って、ワンランク上のフライトを楽しんでみてください。

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