石垣島離島ターミナルの見どころを一挙紹介【フェリーの乗り方も解説】

沖縄

石垣島の周囲にある離島を結ぶ海の玄関口として知られているのが、石垣市の中心街にある石垣島離島ターミナルです。

竹富島や小浜島、西表島と言った離島を結ぶために重要な意味を持つターミナルで、観光だけでなく離島に住む住民にとっても生活の一部として重要な位置を占めます。

実は石垣港離島ターミナルは、多くの観光客が離島に行くために利用していることもあるので、船に乗るための施設だけでなく観光にも最適な見どころがあるターミナルでもあるのです。

今回は、そんな石垣港離島ターミナル内にある見どころと、離島を結ぶフェリーの乗り方についても解説します。

ユーグレナ石垣港離島ターミナルのアクセス

こちらが、石垣市の中心街にあるユーグレナ石垣島離島ターミナルです。

竹富島や小浜島、西表島など石垣島の近隣にある離島を結ぶフェリーの出発地点であり、観光客や石垣島にやってきた離島の島民など、毎日多くの人で賑わっています。

離島ターミナルは、石垣市の市街地にあります。

石垣空港から訪れる場合、石垣島バスターミナル行きバスに乗れば、所要時間約30分で到着できるので便利です。

市街地のホテルに宿泊すれば徒歩圏内なので、簡単にアクセスできます。

ユーグレナ石垣港離島ターミナル 施設紹介

ユーグレナ石垣港離島ターミナルは、単に離島へアクセスするための船に乗るための施設だけではありません。

施設内には、フェリーの利用客以外でも楽しめる見どころがたくさんあります。

ここからは、フェリーターミナル内にある施設について解説していきますので、フェリーを利用して離島へ行かれる方もそうで無い方もぜひ参考にしてください。

フェリー時刻表

八重山の島々を結ぶ離島フェリーは、

  • 安栄観光
  • 八重山観光フェリー

の2社によって運行されています。

写真にあるのは、安栄観光のフェリー時刻表です。

そしてこちらが、八重山観光フェリーの時刻表になります。

フェリーの運行本数は季節によって異なりますので、今回紹介した時刻表はあくまで参考程度に抑えておいてください。

八重山諸島の島に住む人達にとって、このフェリーは大事な生活の足として機能しています。

余談ではありますが、この時刻表は地元紙である

  • 八重山毎日新聞
  • 八重山日報

にも毎日必ず掲載されていました。

石垣島から物資を運ぶ役目も担っているので、それくらいフェリーは八重山の方には重要な交通手段なのです。

乗船券売り場

正面入口に入って真っ直ぐ進んだら広いコンコースがあり、左右両方に離島行きフェリーを運行するフェリー会社のチケットオフィスがあります。

左側が八重山フェリー、右側が安栄観光のフェリーのチケットカウンターです。

八重山の離島を結ぶフェリーを運行しているのは上記の2社で、どちらも似たような時間帯にフェリーを運行していて、料金も差はありません。

ひろたか
ひろたか

竹富島行きの場合、2社とも運賃は同様で、片道880円、往復1,700円となっています。

フェリーのチケットは、八重山フェリー安栄観光のHPから購入可能ですが、持っていない場合でも窓口で乗船券を購入することも可能です。

受付で行き先を告げれば、簡単に購入できます。

安栄観光のカウンターには、このような自動券売機もありました。

夏場などのハイシーズンは混雑が予想されますので、この時期に訪れるなら事前予約がおすすめです。
以前は、石垣島ドリーム観光という会社もフェリーを運行していて3社によるトリプルトラックという体制で運行していましたが、2018年に離島への定期航路を休止して、現在では八重山フェリーと安永観光の2社で運行中です。
こちらは、安永観光で購入した石垣〜竹富島フェリーの往復きっぷになります。
帰りの船に乗る際には、この切符が必ず必要になりますので、くれぐれも散策中などに失くすことのないようにしましょう。

売店・食堂

離島ターミナル内には、八重山の郷土料理を味わえる食堂やお土産を購入できる売店があります。

売店にはサーターアンダギーやポークたまごなど、気軽につまめる食べ物が安く購入できるので、小腹が空いたらたら食べていきましょう。

また美味しいマグロ料理を味わえる「具志堅くわっちー」という飲食店や、ユーグレナ果汁スムージーを購入できる自動販売機もあるので必見です。

いしがき島星ノ海プラネタリウム

こちらは、いしがき島星ノ海プラネタリウムと言って、日本最南端の傾斜型投影式プラネタリウムで八重山の美しい星空を眺めることができます。

ドームの高さは9mで、全点デジタル投映システムという超高濃度のプロジェクターを使用しているので、臨場感溢れる星空を見ることが可能です。

入場料は、

一般:1,200円
高校生以下:700円

となっていて、1日に6本上映されます。
休館日が火曜日と水曜日で、訪れたこの日は休館日でした。

具志堅用高像

離島ターミナルの船着場の5番6番乗り場の横には、石垣島の英雄として有名な元世界チャンピオン具志堅用高さんの銅像があり、記念撮影スポットとして知られています。

石垣島生まれで元WBC世界ライトフライ級王座だった具志堅さんは、日本人最多の13回の世界戦防衛を果たし、その記録は現在でも破られていません。

力強く両手を突き上げた具志堅さんの銅像に元気をもらいましょう。

尖閣諸島情報発信センター

離島ターミナル2階にある尖閣諸島情報発信センターには、尖閣諸島の歴史や自然環境を多くの方に知ってもらうための展示品や写真が多く展示されています。

まだ人が住んでいた頃の尖閣諸島の貴重な写真や、尖閣諸島に住む生き物、経済活動の様子や中華民国からの感謝状など、尖閣諸島の歴史や問題を時系列で学べる興味深い施設です。

小さい展示コーナーですが、内容は充実していて今まで知らなかった尖閣諸島のことについて色々学べました。

無料で見学でき、午前8時〜午後8時まで見学可能です。

セブン銀行ATM

離島ターミナル内には、セブン銀行のATMが1台置かれていました。

何と恐ろしいことに、石垣島にはセブンイレブンとローソンが無く、ファミリーマートのみしかありません。

セブン銀行のATMは、こことANAインターコンチネンタルホテルの中しか無く、普段セブン銀行を利用している方にとっては悪夢と言っても過言ではありません。

貴重なATMとなりますので、石垣島滞在中にセブン銀行を利用したい方はここに来ましょう。

桟橋

石垣港離島ターミナルには、浮桟橋が4つあります。

この桟橋は切符を持たないと入れないわけでは無く、船に乗らなくても自由に入場が可能です。

目的もなく佇んでいても何も言われませんので、綺麗な海を見ながらリラックスしましょう。

竹富島行きフェリー

せっかくここまで離島ターミナルについて解説してきたので、ここからは離島を結ぶ船についても解説していきます。

今回は例として、石垣島の南6kmのところに位置する竹富島行きフェリーに乗船してみました。

船の乗り方と船内の様子について解説していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

竹富島フェリー船内の様子

船の乗り方はとても簡単です。

船の出港時間になりましたらアナウンスがありますので、チケットを持って指定された船着場に行きましょう。

上の写真の船は、安栄観光で使用されている船です。

そしてこちらが、八重山観光フェリーで使用されているフェリーです。

こうして比較すると安永観光の船が地味に見えますが、特に気にする必要はありません。

外にも座席があり、海風を感じながら船旅を満喫できます。

こちらが、安永観光の「あんえい号」の船内です。

年季を感じる船内で、かつ天井が低めですので、背の高い方はご注意ください。

座席はこのような感じで、全て自由席です。

肘掛けが破れているのが気になりますが、特に支障はございません。

前との座席間隔は、このようになっていました。

それほど狭くなく、足は伸ばせます。

ちなみにこちらが「あんえい号」より大型の船である、「ぱいじま号」の座席です。

こちらは3×4×3の座席配置で、「あんえい号」よりは座りやすい席でした。

石垣島〜竹富島間の所要時間はわずか15分程の短い時間ですが、天候によっては波が高くなって揺れることがあります。

座席にはシートベルトがありますので、万が一の事故を防ぐためにもシートベルトは必ず締めるようにしましょう。

竹富島 入島券

竹富島へ行く場合は、こちらの自動販売機で入島券を購入してください。

竹富島は貴重な建造物や自然が手厚く保護されているので、これらの保護のために観光客は300円を支払うことになっています。

自然保護に協力するためにも、ここで入島券を購入しておきましょう。

ひろたか
ひろたか

入島券は竹富島のフェリーターミナルでも購入可能ですが、絶対に買わなければ島に入れないわけではありません。

入島券を購入したら、竹富島のフェリーターミナルで竹富島オリジナルグッズを引き換えにもらえます。

竹富島フェリーターミナル

石垣島を出港したフェリーは、約15分ほどでこちらの竹富島フェリーターミナルに到着します。

このターミナルからは石垣島だけでなく、本数は少ないですが近隣の小浜島や西表島、黒島も結ぶ船もあるターミナルです。

ちなみに竹富島フェリーターミナルは、少し大きめの建物に白い屋根がかかっている船着場が1つあるだけのシンプルな造りでした。

送迎バス

竹富島フェリーターミナルには、フェリーの到着時間に合わせて多くのマイクロバスやバンの車が停車しています。

これらの車は水牛車のアクティビティの出発地点や、レンタサイクルを利用する人をショップまで送迎するためのバスです。

フェリーを降りて左手を見ると、何台ものバスが停車していますので、目的に合わせてそれぞれのバスに乗り込みましょう。

フェリーターミナルから島の中心部までは約15分ほどですが、晴れた日は暑いので歩くのが大変です。

そうした旅行者の配慮のために、竹富島ではこのようなサービスが提供されています。

オフシーズンでしたら、予約をしなくてもバスに乗車できますが、観光シーズンは混雑する場合もありますので、できる限り予約をしてから足を運びましょう。

またまた余談ですが、竹富島には小さい島ながら路線バスがあります。

島の西側の美しいビーチとして知られるカイジ浜やコンドイビーチまでを結ぶバスで、7時から17時まで1時間に1本運行していますので、直接ビーチへ行きたい方はこちらもご利用ください。

石垣島行きフェリー時刻表

参考までにこちらが、竹富島発石垣島行きフェリーの時刻表です。

島の中心部からフェリーターミナルまでは徒歩で約15分、反対側までは約30分ほどかかりますので、この時刻表を見て帰りの船に乗り遅れないようにしましょう。

まとめ

今回は、石垣島から八重山周辺の離島を結ぶフェリーの拠点、石垣島フェリーターミナルの施設の詳細とフェリーがどんな乗り物なのかについて解説してきました。

石垣島フェリーターミナルは船に乗るだけでなく、お食事処やプラネタリウムなど観光施設としても魅力的な施設です。

竹富島だけでなく、小浜島や西表島、黒島などの島にもアクセスできますので、石垣島を訪れるならぜひ今回の記事を参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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