エバー航空B777-300ERエコノミークラス搭乗記【ハノイ〜台北】

台湾

台湾を代表する快適な航空会社として、高い評価を得ているエバー航空。

日本発のフライトだけでなく、東南アジアの国から台湾に行くにも便利で、しかも航空券も比較的安く購入できます。

もし少しでも快適な飛行機で東南アジアから台湾を移動したいなら、エバー航空に乗るのがおすすめです。

今回は、ベトナムのハノイから台北を結ぶ、エバー航空のエコノミークラスの搭乗記をお送りします。

エバー航空 歴史

チャイナエアラインやスターラックスと共に、台湾を代表する航空会社として知られるエバー航空は、緑色の機体が特徴的な航空会社です。

その歴史は新しく、1989年4月に大手コンテナ輸送会社の長栄海運によって設立されました。

台湾の航空会社は、長らくチャイナエアラインの独走状態でしたが、瞬く間にその地位を確立し、現在は世界70都市以上を結んでいます。

ひろたか
ひろたか

日本では、12都市13空港(2024年現在)を結んでいて、桃園だけでなく羽田空港から台北松山空港までの便もあります。

2012年には、大手アライアンスであるスターアライアンスに加入して、大手航空会社の仲間入りを果たしました。

また過去に一度も死亡事故を起こしたことが無いなど、安全性の高い航空会社です。

2005年からはハローキティとコラボし、期待にキティちゃんが塗装された「ハローキティジェット」が運行され、現在ではエバー航空の象徴として愛されています。

エバー航空 チェックイン

空港に着いたら、まずはチェックインカウンターでチェックインしましょう。

エバー航空のカウンターは、ライトグリーンのカウンターが目印です。

カウンターに着いたら、予約メールまたは紙のEチケット、そしてパスポートを提示してチケットを発券してもらいましょう。

荷物は最大25kgまで預けられますので、預かる荷物がある場合は必ず申告してください。

チェックインが終わったら、保安検査を通過して指定されたゲートへ向かいましょう。

エバー航空 機材紹介

今回搭乗した飛行機は、ハノイノイバイ空港発台北桃園空港行きで、機材はB777-300ERです。

座席は3-3-3の座席配置のワイドボディ機で、中距離から長距離まで幅広く使用されています。

座席数は320席〜350席で、保有数は34台(2024年現在)とエバー航空の中で最も数の多い飛行機です。

ちなみにハノイ〜台北の所要時間は約2時間30分と、かなり短い時間のフライトとなります。

エバー航空 エコノミークラス座席

こちらが、エバー航空のエコノミークラスの座席です。
長さは82cmで、幅は38cmあり、形状記憶のクッション素材を使用しています。

座席のクッションは、リクライニングと同時に前へ移動するので、深夜便で睡眠を取る時でもゆっくり休める造りです。

3✖︎3✖︎3の座席で、かなり広めの座席でました。

座席についているヘッドレストは、上下に移動できますので、座ったらお好みの高さに合わせましょう。

前の座席との間隔は、このようになっています。

拳2個半くらいで、かなり余裕のある広さでした。

手前には安全のしおりなどが入っていて、ペットボトルも余裕で入るくらいの大きさです。

機内モニター

 

B777-300ERには、全ての座席に個人モニターが完備されています。

最新型のモニターで、USBケーブルを差し込んだり画面を斜めにするのが可能です。

 

この画面で、様々なエンタメを満喫できます。

機内エンタメ

こちらが、機内エンタメのトップ画面です。

言語は英語や中国語などから選択できて、当然日本語も使用できます。

映画や音楽、TVや子供向けの映画など、幅広い作品が視聴可能です。

試しに左上の「スカイシアター」をクリックしてみましょう。

スカイシアターをクリックするとこのような画面になって、ジャンル別に好きな映画を選択すれば映画を見られます。

ニューリリースや注目作品は、毎月変わりますので、気になる方はエバー航空のHPを見て確かめてみてください。

日本にも多くのフライトが飛んでいますので、日本の映画も他のアジア系航空会社と比べても多い気がしました。

映画の量は充実していますが、日本発のフライトでは所要時間が3時間程で、見られる作品と時間は限られます。

機内マップ

続いては、フライトマップの解説です。

「スカイコンパス」の項目をクリックすれば、フライトの現在地を見られます。

ボーイングのドリームライナーとは異なり、立体式のマップではありませんが、きれいでわかりやすいマップでした。

フライトマップの画面では、飛行機の現在地と出発地、到着地の時間と、残りフライト時間が表示されます。

機内雑誌

座席のポケットには、こちらの機内雑誌が置いてあります。

「Eva SKY SHOP」と書かれたこちらの雑誌は、免税品のカタログでした。

本来なら、エバー航空が発行している機内情報誌「en Voyage」があるはずですが、このフライトには全ての座席に置かれていません。

その後公式HPを確認すると、機内情報誌は完全にダウンロード方式となっているのが分かりました。

もし雑誌の内容が気になったら、公式HPのこちらからダウンロードしてみてください。

バックナンバーも閲覧可能で、2024年8月現在2年前の雑誌まで見られます。

ダウンロードには、PDFファイルが必要です。

機内食

続いては、お待ちかねの機内食の紹介です。

この日はランチメニューで、種類はこれだけでした。

メインディッシュの上に小さいパンが1つ置いてあって、フルーツとケーキが備え付けられています。

銀紙をオープンすると、熱々の魯肉飯(ルーローハン)が出てきました。

甘辛い豚肉と、厚揚げや煮卵という台湾では定番の食べ物です。

辛みも少なく、日本人の口にも合って食べやすい魯肉飯でした。

匂いも味も食欲をそそる感じで、あっという間に完食できてしまいます。

飛行機によってメニューは異なりますので、エバー航空に乗ったら機内食もじっくり満喫しましょう。

トイレ

こちらが、B777-300ERのトイレです。

エコノミークラスには、真ん中に2ヶ所、1番後ろに2ヶ所あります。

長距離を飛ぶ飛行機ということで、比較的広めで余裕のある造りでした。

おむつ台も、比較的大きめになっています。

洗面所の隣には、長距離のフライトということで石鹸が4種類置かれていました。
紙コップも設置されているので、深夜便の場合に歯磨きをするのに便利です。

ビジネスクラス 座席

今回は座れませんでしたが、エバー航空のビジネスクラスの座席席はこのようになっています。

エバー航空はビジネスクラスを「ロイヤル=ローレルクラス」と呼んでいて、前方から11列目まででがこの座席です。

シートピッチは155cm〜188cmと広く、リクライニングを使用すればまるで自宅のベッドでくつろいでいる気分になれるとのこと。

1✖︎2✖︎1の座席図で、座席が快適なのはもちろんのこと、横にあるコンセントの差し込み口は、全ての電圧に対応しています。

右側にはカップホルダーがあり、リクライニングは後ろの人を気にしないで倒すのが可能です。

他にもLEDを使用した読書灯や個々に費用できる衛星電話が設置されているなど、3時間のフライトではもったいないくらい、充実した座席でした。

機内食では、あの台湾を代表する名店として知られる鼎泰豐(ディンタイフォン)の小籠包が食べられるそうです。

一度じっくり、この座席でゆっくり小籠包を味わってみたいですね。

プレミアムエコノミー 座席

次に紹介するのは、ビジネスとエコノミーの間に位置するプレミアムエコノミーの座席です。

ビジネスクラスの快適性には及びませんが、長さ96.5cm、横49.5cmとエコノミーの座席よりはるかに余裕があります。

足元はゆったりして快適にくつろげ、人間工学に基づいた快適で眠りやすいシートです。

フライト時には、保湿クリームやアイマスク、耳栓や歯ブラシなどのアメニティが無料で配布されます。

ビジネスクラスに乗るお金はないけれど、少し奮発して快適な席に座りたい!と思ったらおすすめです。

まとめ

今回は、台湾を代表する航空会社である、エバー航空のハノイ〜台北線について解説してきました。

ハノイ〜台北線で主に使用しされているのは、B777-300ERの大型機で、約3時間のフライトにしては十分すぎるくらい快適です。

座席も人間工学に基づいた快適なシートで、機内エンタメも充実していてあっという間の3時間を満喫できました。

日本からも多くの便が飛んでいますので、ぜひエバー航空を利用してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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