【展望台など見どころ豊富】札幌大倉山ジャンプ競技場の楽しみ方を紹介

北海道

皆さんは、札幌市を代表する観光スポットとして有名な大倉山ジャンプ競技場をご存知でしょうか?

スキージャンプの聖地として名高いこの場所は、ジャンプ台の上に展望台が設けられていて、札幌市を一望できる他、ジャンプ台の急斜面を間近で体験することができます。

また「オリンピックミュージアム」も敷地内に併設されていて、1972年に開催された札幌五輪や、ウインタースポーツの魅力を学べたり食事を満喫できるなど、北海道の魅力を満喫できる施設です。

今回は、そんな大倉山ジャンプ台の楽しみ方を紹介していきます!

 

 

大倉山ジャンプ台へのアクセス

大倉山ジャンプ競技場までは、地下鉄とバスでアクセスできます。

大通公園の方から行く場合は、

  1. 札幌市営地下鉄東西線「大通駅」から宮の沢方面行きの電車に乗って約5分、「円山公園」駅で下車
  2. 「円山公園」駅バスターミナル4番のりばからJRバス「大倉山線 くらまる号」に乗車して終点下車

という順番でアクセスします。

円山公園駅のバスターミナルの4番乗り場はこちらです。
バスターミナルから大倉山までは、約15分かかります。

ちなみに時刻表はこうなっています。

円山バスターミナル〜大倉山ジャンプ競技場 9時15分〜16時15分(毎時15分発)
大倉山ジャンプ競技場〜円山バスターミナル 9時30分〜16時30分(毎時30分発)

大倉山ジャンプ競技場までの運賃は、大人210円、子供110円です。

ちなみにバスは、JR北海道によって運営されています。

夏場の7月1日から9月30日までは、夜景鑑賞のための「大倉山夜景号」という無料シャトルバスがあり、同じく円山公園駅のバスターミナルの3番のりばから発着しますので、夜景を見に行くなら便利なバスです。

大倉山夜景号の時刻表は、こちらを参考にしてください。

大倉ジャンプ競技場とは何か?

大倉ジャンプ競技場は、同じ札幌市内にある宮の沢ジャンプ競技場と並んで、日本を代表するラージヒルのスキージャンプ競技場として広く知られています。

1932年に開場した歴史の古いジャンプ台で、1972年には札幌冬季オリンピックのジャンプ競技の会場として使用されました。

 

冬だけでなく、夏もサマージャンプが開催されるなど、1年中競技や見学の観光客で賑わっているジャンプ台。

ジャンプ台の上は競技開催日以外は展望台になっていて、札幌市を一望できます。

展望台へはジャンプ台の向かって左側にあるリフトに乗って、簡単にアクセスが可能です。
一体どんなリフトなのか、早速紹介していきましょう。

大倉山ジャンプ台 リフト

こちらが展望台へ向かうリフトです。

ジャンプ台を正面から見て左側にあるこちらのリフトは、ジャンプ競技の選手もスタート地点に向かう際に使用します。

リフトの定員は2人で、展望台までの所要時間は約5分です。

係員の指示に従い、所定の立ち位置に移動してからリフトが来たと同時にタイミング良く着席。

そして着席と同時に安全バーを下ろせば、あとはそのまま頂上まで乗っていくだけです。

リフトの上からは、巨大なスキージャンプ台を間近で見ることができます。
ここがいわゆる「K点」と呼ばれるところで、ここから見渡すとかなりの迫力でした。

こちらが着地点です。

今はこのように競技場として整備されてましたが、以前はここで野外コンサートが開催されていました。

夏はこのように人工芝になっているジャンプ台ですが、冬は一面雪で覆い尽くされます。

遠目から見ると、なんだか畳のように見えるのは僕だけでしょうか?

こうして見ると、大倉山はかなりの急斜面ということが分かりますね。

左手に見えるこちらの建物は、審判室です。

審判は競技の際、ここで点数をつけたり失格などの判定を下します。

ジャンパーはここから跳躍します。

思っていた以上の迫力に驚きました。
下の方を見渡してみましたが、ここからでもかなりの高さです。

出発から5分、ついに展望台が見えてきました。

ここが、大倉山ジャンプ台の展望台になります。

帰りは、行きの同じようにリフトに乗って帰ります。
登りの時とはまた違った景色を堪能できますので、見逃さないようにしましょう。

リフトの営業時間と料金

リフトの料金がこちらです。

リフト券は、札幌オリンピックミュージアム3Fのチケット売り場で販売してますので、最初はそこに行ってチケットを買いましょう。

ちなみにこの建物の3階になります。

リフト券のみも購入可能ではありますが、この後に紹介する札幌オリンピックミュージアムのセット券を購入すれば、別々に購入するよりお得です。

ちなみに、札幌市では藻岩山ロープウェイと同様に、札幌市民は割引料金で利用できるようになっています。

個人的には、このシステムいいなと思いました。

ちなみに、営業時間は以下の通りです。

夏季営業(4月下旬〜10月終わり) 8時30分〜18時
夏の夜間延長営業(7月〜9月) 18時〜21時
冬期営業(11月〜4月下旬) 9時〜17時

ジャンプ大会が開催される場合は、リフトに乗ることはできません。

天候不順によって運休する場合もあります。

毎年4月の上旬には、リフトの定期点検の季節になりますので、リフトは運休になります。
詳しい詳細は大倉山ジャンプ競技場のHPで確認してください。

大倉山ジャンプ競技場 展望台

こちらが、大倉山の展望台から見た札幌市の景色です。

正面に大通など、札幌市中心部のビル群が見えました。

手前には円山球場をはじめとする円山公園、その後ろには藻岩山が見えました。

天気の良い日は、本当に緑が映えます。

こちらが展望台の中です。

夏の暑い日は暑く、冬はかなりの寒さなので基本はこの中から景色を眺めた方が快適だと思いました。

こちらが展望台から見た景色です。

夜は藻岩山でも紹介したように、オレンジ色に街が光ります。

時間に余裕がある方は、ぜひ足を運んでみましょう。

展望台は屋内だけで無く、屋外展望台もありました。

ここでは、ジャンプ台のスタート地点を間近で見ることができます。

ここから地上までの標高は約307m。
旧東京タワーの高さが333mですから、相当な高さであることが分かりますね。

この場所に来るだけで足がすくんでしまいました。

ひろたか
ひろたか

スキージャンプの選手の素晴らしさを実感できます!

カフェセレステ

室内展望台の中には、カフェセレステという小さなラウンジカフェがあります。

ここでのおすすめは、北海道産の牛乳をふんだんに使用したソフトクリーム(350円)です。

こちらがソフトクリームです。

北海道興部町のノースブレインファームで作られた牛乳を使用しているこちらのソフトクリーム。

口に入れた瞬間、甘い風味が口の中全体に広がっていき、北海道にいることを強く実感できる味でした。

札幌市の美しい景色を眺めながら食べるソフトクリームは最高です。

他にもコーヒーなど、ドリンク類も販売してますので、美しい景色を見ながら優雅な一時を過ごしましょう。

大倉山ジャンプ台 その他の見所

1972年の札幌冬季オリンピックではジャンプ競技の会場として使用され、現在でも本格的なラージヒルの競技会が開催されている大倉山ジャンプ競技場。

ここでは、展望台以外の見所を紹介していきます。

「虹と雪のバラード」の歌碑

ジャンプ台の正面にあるのが、「虹と雪のバラード」の歌碑です。

この曲は、1972年の札幌冬季オリンピックのテーマソングとして使用された曲で、フォークデュオの「トワ・エ・モア」が歌って大ヒットしました。

河村文一郎氏が作詞し、「翼をください」の作曲でも知られる村井邦彦氏作曲のこの曲は、現在でも学校の教科書に載っていたりしている名曲です。

夜にはライトアップされ、さらに曲が流れることもあります。

観戦スタンド

美しい芝生が生茂るこちらのスペースは、ジャンプ競技の観戦席。

夏はこのように、日光浴をしながらのんびりするのもおすすめです。

ジャンプ台の横にあるのは、石段の観戦スタンドで、こちらでは間近でジャンプを見ることができます。

大倉山ジャンプ台 札幌オリンピックミュージアム

ジャンプ台を正面から見て右側にあるこちらの建物が、札幌市オリンピックミュージアムです。

こちらのミュージアムでは主に、

  • 1972年の札幌冬季オリンピックの記録
  • 冬季オリンピックなどオリンピック関連の展示
  • ウィンタースポーツの発展の歴史
  • 冬季五輪の競技をシュミレーションで体験

といった4つが中心となったミュージアムで、かなりの見応えがあります。

こちらがミュージアムの入口です。

入口を入ったら、最初にエレベーターで3階まで上がりましょう。

3階まで行くとミュージアムとリフトのチケットを販売していますので、そこで入場券を購入しましょう。

ひろたか
ひろたか

ミュージアム単体の入場料は大人600円で、中学生以下は無料です。

それではここから、ミュージアム内の展示物を紹介しましょう。

札幌冬季オリンピックの歴史

ここからは展示品の紹介です。
こちらは、1972年の札幌冬季オリンピックの当時の写真やポスター、それに伴う札幌市の発展の歴史を紹介しています。

招致のいきさつや会場の紹介など、リアルタイムで知らない方にも分かりやすい展示でした。

他にも当時「日の丸飛行隊」と呼ばれた笠谷幸雄、金野昭次、青地清二の3選手が当時使用していたスキー板やメダル、聖火リレーのトーチなど貴重な品が展示されてます。

貴重なアスリートの競技品の展示

こちらは、誰もが知っている冬季五輪で活躍したアスリートが実際に使用していたウェアなどの貴重な展示物があります。

こちらは、ジャンプ競技のレジェンド葛西紀明選手と高梨沙羅選手、スノーボードの竹内智香選手が使用していたスキー板やオリンピックで着用していたスキー板とスノーボードです。

カーリングのロコ・ソラーレの選手達のサイン入りユニフォームもありました。

こちらには、フィギュアの浅田真央さんと羽生結弦選手が着用していたジャージと、羽生選手が使用していたスケート靴も展示されています。

いずれも貴重な展示物で、ファンにはたまらないスポットです。

ウインタースポーツの歴史

こちらは、約70年以上前に実際に使用されていた木製のスキー板です。

オリンピックミュージアムでは、スキーやスケートなどのウインタースポーツの歴史を、貴重な展示物と共に紹介しています。

 

スキー競技などの発展の歴史を学べるチャンスです。

冬季五輪の競技をシミュレーションで体験

オリンピックミュージアムでは、冬季競技をシュミレータで体験することができます。

こちらは、ノルディックスキーの体験マシンです。
なんだかゲームセンターのスキーゲームのような感じでした。

こちらは、スキージャンプの体験ゾーン。

スキー板に立って、画面越しにジャンプ中の目線を体験できるようです。

ボブスレーと、スピードスケートのシミュレーションもありました。

子供から大人まで楽しめるアトラクションなので、時間のある方はぜひトライしてみましょう!


まとめ

という訳で今回は、札幌の大倉山ジャンプ競技場の展望台からの眺めや、楽しみ方を紹介してきました。

日本のラージヒルジャンプの聖地として親しまれている大倉山ジャンプ競技場は、美しい景色が見れる展望台やリフト、ウィンタースポーツを学べるミュージアムといった見所が満載のスポットです。

バスの本数は少ないですが、トータル1時間半〜2時間で回れます。

札幌に訪れたら、その大迫力のジャンプ台を堪能してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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