地球の歩き方といえば、長年に渡って海外旅行専門のガイドブックとして、多くの旅行者に愛用されてきたシリーズ本です。
国や地域ごとに発売されていて、観光情報やビザの取得方法までが掲載されているので、多くの旅行者はそれを片手に旅を楽しんできたのではないでしょうか?
そんな地球の歩き方に、この度初の日本国内専門の著書「地球の歩き方 東京」が発売されました。
この本を読めば、東京の
- 定番、穴場の名所
- 東京の歴史
- 名店のグルメ情報
など、今まで知らなかった東京の魅力を再発見できること間違いなしです。
この記事では、地球の歩き方東京の読むべきポイントを、
毎年、年に10回以上東京に通っている
私、松井ひろたかがレビューしていきます。
これから東京に旅行したいと思っている方も、長年東京に住んでいる方にとっても色々な発見のある本です。
是非この記事を読んで、参考にしてみて下さい!
地球の歩き方東京版 概要
これまで、海外の国と地域に関するガイドブックを発売してきた「地球の歩き方」が、満を時して発売した初の日本国内版のガイドブック。
2020年に発売されたこの本は、定番の場所からあまり知られてない東京の魅力や名所を、464ページに渡って余すことなく紹介している、とても読み応えのある本です。
情報量がとにかく放大で、東京出身の人や長年東京に暮らしてきた人にとっても、
えっ、こんなところがあったんだ!!
という新たな発見が生まれること間違い無しです。
東京の知られざる魅力や、穴場スポットがたくさん紹介されていて、東京に初めて行く人にもそうでない人にも読むごとに新鮮な驚きを感じることができる本です。
少しでも東京に興味がある方は、必読といってもいいでしょう。
地球の歩き方 東京 読むべきポイント
全部で464ページもある地球の歩き方東京版。
とにかく情報が豊富なので、
どこから読んだらいいんだろう?
と悩む人は多いのではないでしょうか?
ここからは、僕が個人的に選んだ地球の歩き方東京版の読むべきポイントを紹介していきます。
今回の記事で紹介する読むべきポイントは全部で7つ。
・東京で味わえる名店グルメ
・石器時代から現在までの東京都の歴史
・旅の準備と技術
・取り外せる別冊マップ
・地下鉄やJRの便利な乗り換え路線図
・必見のコラムや巻頭特集
それでは、順に見ていきましょう。
地球の歩き方東京 古くから続く江戸の伝統工芸や日本の伝統芸能を紹介
東京には、江戸時代から続く古い伝統工芸品がたくさんあります。
この本で紹介している工芸品は、
- 江戸切子
- 江戸愛染
- 江戸風鈴
- 染工芸
- 流漉き和紙
です。
この本では、それらの工芸品を実際に制作できる体験工房の様子を紹介しています。
普段の生活ではあまり意識しないところにある江戸の伝統工芸品。
その工房は、意外と駅の最寄りにあったりして便利なところにあります。
今まで知らなかった日本文化の一部を学ぶこともできるので、東京に行ったら必見の場所なので要チェックです。
他に東京では、伝統芸能を鑑賞できるスポットが数多く存在していて、ジャンルごとに基礎知識や歴史、観覧方法を知ることができます。
この本で紹介している伝統芸能は、
- 歌舞伎
- 能楽
- 寄席
- 大相撲
の4つです。
今までこれらにとっつきにくい印象を持っていた人でも、非常にわかりやすく紹介してあったので、すぐに理解することができます。
本書は日本文化に関する記事は多く、日本人として日本文化を改めて勉強するにも役に立つ本です。
実際体験せずに本を読むだけでも、勉強になること間違い無しの内容と言えます。
地球の歩き方東京 東京で味わえる名店グルメの紹介
正直他の旅行ガイドと比較すると、グルメ情報はそこまで多くありません。
しかし、紹介しているお店はどれも素晴らしいところばかりです。
江戸前寿司や高級料亭といった高級感あふれる名店から、神保町のカレー店やラーメン店、太田市場の海の幸やスイーツといったような気軽に味わえるお店まで幅広く紹介しています。
あなたのお好みの1件を、是非この本で探して見て下さい!
地球の歩き方東京 東京の歴史を学べる
地球の歩き方東京版には、旧石器時代から現代に至るまでの東京の歴史が事細かく年表でまとめてあります。
時代と西暦、元号が綺麗にまとめてあって、それぞれの年に日本や東京で何があったのかが細かく記載されているので、日本史の勉強をするにもおすすめです。
こちらの年表の中には、本書で取り上げられている老舗のお店や神社などが、いつ完成開業したのかもわかります。
地球の歩き方には、必ず最後の方のページにその国の歴史が年表で記されていますが、この東京版の年表はかなり詳しく書かれていて、制作側のプライドを感じさせる完成度の高さでした。
東京と日本の歴史の発展を同時に学べる、とても有益な項目です。
地球の歩き方東京 旅の準備と技術
地球の歩き方の巻末の方には、旅の準備と技術と題した項目があり、その国や地域で安全な旅をするための基本情報が掲載されています。
もちろん、地球の歩き方東京版にも他と同じように掲載されていて、東京を旅するための情報を入手することができます。
主な情報としては、
- 東京へ各地からのアクセス方法と所要時間
- 空港からのアクセスなどの交通情報
- 旅の予算(目的別にいくら持っていけばいいのか?)
- 旅に役立つ情報(祝日、季節ごとの気候 etc)
- 安全情報
- 日本の習慣とマナー
といった情報を、事細かに知ることができるので大変便利です。
日本人にとってマナー等に関しては、
そんなことわかってるよ!
と思わず言ってしまうくらいのことが書いてありますが、個人的には自国の文化を見つめ直すという意味で、色々な発見があったので楽しく読ませていただきました。
外国人の目線で書いてある本であるということを意識して読んでみると、かなり面白いかもしれません。
個人的に、トラブル対策と習慣・マナーの項目は凄く勉強になりました。
地球の歩き方東京 別冊の取り出し式地図
本の巻末のところには、切り抜き式の東京の地図があります。
本そのものは400ページ近くあるので結構重く、旅行中に持ち歩くのは少し大変ですよね?
そんなことで、この切り取り式の地図はとても重宝します。
23区内が主要の地域ごとに地図になっているのはもちろん、23区外(府中、武蔵野、調布、立川、多摩)の地図も記載されていて、しかもわかりやすい作りの地図でした。
地図の裏表紙には、主要駅から主要駅の電車での所要時間と電車賃が書いてあって、いざという時便利です。
東京を訪れたら、是非この地図を片手に散策してみましょう。
地球の歩き方東京 わかりやすいJR、地下鉄の乗り換え路線図がある
東京の鉄道路線は、世界でも有数の乗り難しい鉄道と言っても過言ではありません。
- JRと私鉄の違い
- 地下鉄路線が私鉄電車に直接乗り入れして、東京都の外まで結んでいる
などといったように、東京に慣れてない人にとっては、困惑して迷ってしまうことは確実です。
そこで本書は、東京全体の路線図だけでなくて路線ごとに駅名を表記した乗り換え路線図を掲載。
JR山手線、中央線、総武線と東京メトロ9路線、都営地下鉄4路線の乗り換え路線図が本書には掲載されています。
地下鉄には、相互乗り入れする私鉄やJRも記載されていて、都外へのアクセス方法も簡単に知ることができるので便利です。
電車を利用するときは、1日乗車券を利用するのが便利。
交通ガイドのページには、東京で使える1日乗車券のリストが掲載されてます。
種類はたくさんあるので、本を読んで自分に合った乗車券を探してみましょう!
地球の歩き方東京 必読の巻頭特集やコラム
本書の中には、知られざる名所や定番の名所を、小特集としてまとめてあります。
特に「かわら版」と称したコラムは必読。
東京の知られざる貴重な建造物や、東京のお祭り、江戸時代から変わらない東京を紹介していて、中々読み応えがあるコラムです。
他にも、「文化財と建造物めぐり」のところも、個人的に読み応えがあって印象的でした。
江戸城や日本橋、浅草や小石川といった定番スポットにある歴史的建造物を、地図を交えながら紹介しています。
実際に散策できるように、名所の場所が地図で記され、訪れる順に番号が振られているので散策の際は便利。
他に、本書の初めの方に掲載されている巻頭特集も必読です。
この巻頭特集では、その時代に合わせたトレンドや最新スポットを取り上げ、その国や土地の魅力をさらに深掘りして取り上げています。
トピックもバラエティーにとんでいて、
- 東京最強パワースポット
- レトロ&進化系銭湯
- 文豪たちが愛した名店と味
- 東京の名物商店街
といった、東京を存分に楽しむための面白情報が、わかりやすく掲載されています。
ここで紹介したのはほんの一部。
この他にも、定番スポットや知られざるスポットにまつわるコラムが、たくさんあります。
購入してみたら、是非その目で確かめて、読んでみてください。
まとめ
今回は、海外旅行でお馴染みの地球の歩き方が初めて刊行した国内版の本、地球の歩き方東京版の内容をレビューしていきました。
この本は、とにかく情報が豊富に詰まっています。
この本を有効に活用すれば、今まで知らなかった東京の魅力を再発見できて、東京を旅行するのが今まで以上に楽しくなること間違い無しです。
コラムなどの、読み物も充実しているので、空き時間に小説を読む感じでも読めてしまいます。
東京は、古いものと新しいものが融合した世界でもトップクラスの魅力を持つ都市です。
この本を参考にして、魅力的な東京を自分自身で見つけてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。