近鉄奈良線沿線の生駒山の麓の駅から見える絶景ビュースポットを紹介

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大阪府と奈良県を結ぶ近鉄奈良線。

この路線には、大阪市の絶景を一望できるスポットがあり、関西地区では密かな絶景スポットとして人気を集めています。

その場所というのは、瓢箪山(ひょうたんやま)駅から石切駅までの約3.1kmに当たる所で、大阪と奈良の県境に位置する生駒山を越えるために電車は急勾配を登っていかなければならない、近鉄奈良線きっての難所です。

その急坂を登るときに見える大阪市の景色は、本当に素晴らしく、特に夕方や夜景の景色は、関西でも1、2を争う美しさです。

瓢箪山〜石切間には、絶景の写真を撮影出来る撮影スポットがいくつかあるので、この記事では僕が見つけた撮影スポットを紹介していきます。

静かな住宅街で人出も多く無く、人混みを気にせず絶景を見たいという方は、是非ここへ行くことをおすすめします。

 

その美しい景色は、生涯忘れえぬものとして、あなたの心に焼きつくこと間違いなしです!

それでは、紹介していきましょう。

 

 

 

近鉄奈良線絶景スポット アクセス紹介

近鉄奈良線は、大阪難波駅と近鉄奈良駅を結ぶ路線で、一部電車は阪神電鉄の阪神なんば線にの乗り入れて、兵庫県まで結んでいます。
今回紹介する絶景ポイントは、大阪府東大阪市の東側にあたる生駒山の麓に当たる場所です。
ここは、昭和初期の頃に開発された関西では有名な高級住宅が立ち並ぶエリアでもあり、生駒山の麓という事からでしょうか、長い歴史を持つ神社やお寺が沿線にたくさん建てられています。
近鉄奈良線は瓢箪山駅を通過すると、急な坂を左にカーブしていって、ひたすら急勾配を上がっていくかなり過酷なルートです。
石切駅までの急勾配は、最大35.7バーミルにも及び、近郊電車の中ではトップクラスの急勾配として知られています。
バーミルとは、水平距離1000mあたりの高低差を表す単位で、参考までに難航ルートとして鉄道ファンには有名な旧信越本線の碓氷峠は66.7バーミル、福島県と山形県の間にある急勾配の難所板谷峠は38バーミル。
要するに、電車は1000mあたり30m登っているということになり、近鉄はかなり必死にこの坂を登っているのです。
瓢箪山駅から見た生駒山です。
線路の先には、左カーブとともに急坂になっていますね。
電車はこの急勾配を登っていって、新生駒山トンネルを潜って奈良県に入ります。
大阪や奈良の中心部から簡単にアクセスできるので行きやすく、この風景を見にいくだけに訪れる人も多いです。
ここからは、それぞれの駅ごとに絶景スポットを紹介していきましょう。

近鉄奈良線絶景スポット①  石切駅

最初は、石切駅から紹介しましょう。
この駅には、急行も停車するので大阪や奈良からも早く到着できます。
奈良県との境目にある駅で、ホームからは新生駒トンネルが見える駅。
駅周辺はコンビニや飲食店もあります。
最初に紹介するのは、石切駅から徒歩5分。
駅の東側にある石切駅前公園です。
公園の遊具に登って撮った写真がこちらです。
東大阪市内がここから一望できます。
この周辺、かなり急な坂道になっていて、自転車で移動するのは100%不可能な場所でした。
移動の際は、かなり体力を消耗しますので夏場は特に注意してください。
ここから見る景色、公園ということで落ちついて景色を見るには最適でしたが、フェンスが邪魔になって、綺麗な景色をとるまでには至りませんでした。
よって、少し駅の北側の方に移動して撮影スポットを探してみようと思い移動。
そして、先程の公園よりも綺麗に見える場所を発見しました。
ここは、石切駅から徒歩3分ほど行ったところにある、石切山手保育園のところにあるビュースポットです。
石切駅周辺で、1番駅から近くて景色がはっきりと見える場所です。
景色は素晴らしいですが、歩道が狭く、かつ結構交通量が多い場所なので、撮影や見学の際は車に気をつけて下さい。
後、住宅街ですので住民の迷惑にもならないように!
個人的には、この写真もお気に入りのひとつです。
ここは、先程の石切山手保育園を超えたところにある駐車場のところで撮りました。
石切駅周辺はこの他にも、石切神社や石切霊園、東石切公園といった見所がたくさんあります。
景色を見れるポイントは、これから紹介する2つの駅よりもたくさんあるので、お気に入りのスポットを自分で散策しながら探してみるのもおすすめです。

近鉄奈良線絶景スポット②  額田駅

額田と書いて、「ぬかた」と読む額田駅。
この駅は各駅停車区間準急しか止まらない小さい駅で、奈良方面と大阪方面の改札口が別々になっているので、乗車の際はお間違えのないようにして下さい。
額田駅から急斜面の道を登って歩くこと約8分。
道中はかなりの急勾配で、慣れてないと歩くのはかなりしんどい坂道でした。
息を切らしながらたどり着いたその絶景スポットは、枚岡(ひらおか)公園です。
額田山の斜面を利用して開発された都市公園で、園内にはいくつかの展望台があり、大阪市の絶景を色々な場所から眺めることができます。
生駒山へのハイキングコースの入口としても知られていて、ちょっとした自然散策もできる近隣住民にとってのいこいの場でもあるこの公園。
春は桜、秋は紅葉が楽しめ、園内には滝もあります。
枚岡公園の入口のところから撮影した写真。
目の前が駐車場ということもあって、石切駅周辺より見晴らしが良い感じに写っていますね。
撮影した時間は、午後の5時頃。
雲一つ無い晴天で、太陽がはっきりと見える絶好のコンディションでした。
晴れているおかげで、六甲山もはっきり見れましたよ。
もっと天気が良かったら、淡路島の方まで見えるらしいです。
入口の所から、少し山を登った所で撮影してみました。
夕方とあって、空が段々と赤くなっていく綺麗な写真が取れました。
写真左側に、一際高いビルが見えますが、これは天王寺駅前にあるあべのハルカスです。
現時点で日本一高い(300m)と言われているあべのハルカス。
ここから見てみると、その高さを改めて実感できますね。

近鉄奈良線絶景スポット③  枚岡駅

額田駅から一駅のところにある枚岡駅。
ここも各駅停車区間準急しか止まらない駅で、額田駅と同様上下ホームごとに改札口のある駅です。
唐突ではありますが、今から55年前までは枚岡市という市であったことを皆さんご存知でしょうか?
地元の人以外はおそらく知らないでしょう。
実際僕も知らなかったので(笑)。
モノづくりの街としても有名な東大阪市は、実は誕生からまだ50年くらいしか経ってない新しい街なのです。
1967年に、近隣の布施市と河内市、そして枚岡市が合併して現在の東大阪市となりました。
その枚岡という地名のもとになった神社、「枚岡神社」の最寄駅がこの枚岡駅です。
駅の目の前にあるこの神社、河内国一ノ宮の古社として有名で、奈良の春日大社に枚岡神社の二分霊を祀ったことで、「元春日」とも呼ばれて親しまれています。
秋から冬にかけて大規模なお祭りが行われ、春には梅の花が咲き誇ることでも有名。
この梅林から見える景色も素晴らしいです。
あとすいません!
今回写真を撮るのを忘れてしまったので、枚岡神社のリンクを貼りますのでこちらを参考にしてください。
枚岡神社のHPはこちらから。

近鉄電車の車窓から収めた夕日の写真

そしてこの枚岡駅周辺で、綺麗な夕日を撮影することに成功しました。
それがこちらです。
枚岡駅の近くで、近鉄電車の車窓から撮った写真です。
六甲山の方に、綺麗な夕日が沈んでいきました。
これが冬の時期だったら、もっと空気が澄んで綺麗な夕日が撮れると思うのですが。
先程の写真より、もっと鮮明に撮れた夕日写真です。
大阪のビル街と夕日のコントラストが、美しくもあり切ない感じ。
夕日もこのように素晴らしいものですが、夜になると光で大阪の街が覆い尽くされて、芸術品ともいえる美しい夜景を見ることができます。
近鉄も、「夜景部」というサイトでその美しさを推していて、石切〜枚岡間の夜景撮影スポットやレストランを紹介していて、訪れる際のリサーチにとても便利なサイトでした。
夜景の写真を上手く撮るためのテクニックなんかも紹介していて、非常に有益なサイトです。
ぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は、近鉄奈良線沿線の絶景スポットを紹介しました。
  • 石切駅
  • 額田駅
  • 枚岡駅

この生駒山麓にある3つの駅は、大阪市と奈良市の中心部から区間準急で約20分ほどで到着できます。

アクセスも容易ですので、大阪や奈良観光のついでに訪れてみてはいかがでしょうか。
大阪から日帰りで奈良に観光に行く時も、近鉄奈良線を使ってアクセスすれば確実にこの景色が見れるのでおすすめです。
晴れていれば六甲山や淡路島が見えるこの景色、是非1度見に行って見てください。
きっと「行って良かった!」と思うこと間違いなしです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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