バンコクの魅力!クロントゥーイ市場のディープな魅力を発見

タイ

「ガイドブックにあまり載っていないディープなバンコクを見てみたい!!」

タイのバンコクに行ってみたいと思った方は、このように考えた人は多いのではないでしょうか。

きらびやかな寺院や賑やかなナイトマーケットも素晴らしいですが、より地元向けのディープなタイを満喫したいなら、クロントゥーイ市場へ行くのがおすすめです。

活気と熱気に満ちたクロントゥーイ市場は、地元の生活に密着していて、まさにバンコクの縮図として親しまれています。

今回は、そんなクロントゥーイ市場の歩き方とディープな魅力を紹介します。

クロントゥーイ市場がどんなところか気になる方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてください!

クロントゥーイ市場 基本情報

バンコク最大規模の市場として知られるクロントゥーイ市場は、バンコクに住む地元民のためのローカル市場です。

営業時間は何と24時間営業で、時間に関係なく多くの人で賑わいます。

広大な敷地の市場内では、肉や魚、野菜や果物などあらゆる食材が並んでいて、店舗数は1,000店近くにも及びます。

バンコク市内にある屋台で使用している食材は、ほとんどこちらの市場で仕入れていて、食品の質には定評があることで有名です。

生きた鳥やカエルも販売されていたり、市場の一部がスラム街になっていたりと、バンコクのカオスな一面を見られます。

狭い路地をバイクやリヤカーが走り、大声で叫ぶ人がいるなど、客も売り手も常に真剣勝負で商売を展開している市場です。

クロントゥーイ市場は観光向けの市場では無いため、観光客が気軽に訪れるところではありません。

しかし、バンコクの庶民的な風景を見学したい方にとってはおすすめの場所です。

クロントゥーイ市場 売り場解説

クロントゥーイ市場は横長で約600mあり、かなり大規模な市場です。

市場の売り場は、大きく分けて4つに分かれています。

  • 日用品・お菓子売り場
  • 魚売り場
  • 肉売り場
  • 青果売り場
  • 生き物売り場

これからクロントゥーイ市場に足を運ぼうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

日用品・お菓子売り場

最初に紹介するのは、日用品・お菓子売り場です。

ここでは、スーパーマーケットと同様に生活必需品の日用品やお菓子を販売しています。

魚や肉売り場と比較すると、臭いの強さや殺伐感は感じないので、初めてクロントゥーン市場を歩く時はここを歩いて市場の雰囲気に慣れましょう。

とにかくお菓子の種類は豊富で、ビスケットのようなお菓子は種類が豊富でした。

袋や壺のような入れ物に入っているのがほとんどで、値段は50バーツ(約200円)と量を考えればかなり安い価格です。

とにかく色々な種類があるので、真剣に購入したいと思うと色々と悩んでしまいます。

量がかなり多いので、日本へのお土産に持って帰るにはかなり荷物がかさばるのでは?と思いました。

お土産として持ち帰るのに適切なのかどうかは不明ですが、おいしそうだと思ったら購入してみましょう。

魚売り場

続いて紹介するのは、魚売り場です。

魚売り場では店員さんが大声を上げたり、魚独特の生臭さが充満したりと、日常とはかけ離れた独特な雰囲気の漂い活気に満ち溢れています。

市場では、日本ではあまり見られない、いかにも東南アジアらしい魚が販売されています。

見たところ下処理されていない状態に見えますが、値段は50バーツ(230円)〜160バーツ(740円)と魚によってまちまちです。

市場では、日本ではあまり見かけない東南アジアらしい魚が販売されています。

こちらの魚も、3匹で100バーツ(460円)と値段だけ見れば安く設定されていました。

 

雑に置かれている左の魚は、一応生きています。

クロントゥーイ市場の魚は、このように生きたまま売られている魚がほとんどです。

クロントゥーイ市場では、このように生きたナマズをそのまま販売しているお店はたくさんあります。

今にも飛び出しそうなくらいの勢いで暴れまくっていて、ちょっとした恐怖を感じました。

魚以外には、真っ白なイカが売られていました。

ピチピチ跳ねている、活の良いエビも売られてました。

下ごしらえされているので、すぐに料理にも使えそうです。

ちなみにこれらの魚は、街中の屋台などで普通に食材として使用されています。

一見観光客とは関係ない市場だと思いますが、実は屋台で食べている魚がここから仕入れられた後、庶民の胃袋の中に入るのです。

肉売り場

次に紹介する売り場は、肉売り場です。

鶏肉や豚肉など、様々な種類の肉が販売されています。

驚くべきはなんと肉が野外に山積みになっている事です。

とにかく量を売りたいという魂胆なのかもしれませんが、かなりグロテスクな光景ですね。

こちらは鶏肉の売り場ですが、とにかく無造作に生肉が積み重なっています。
初めて訪れる方は、あまりのセンセーショナルさにドン引きすること確実です。

タイは1年中暑い気候のため衛生面で心配になりますが、生で食べる訳ではないのでおそらく問題無いのかもしれません。

肉の価格が安いのか高いのかの相場はわかりませんが、肉は魚と同様に屋台を経営する人に買われ、料理で使用されています。

青果売り場

続いて紹介するのは、青果売り場です。

タイの農家で採れた、瑞々しい野菜や果物が販売されています。
日本ではあまり見かけない野菜や果物も多く、見ていて飽きることはありません。

魚売り場や肉売り場のような生臭い匂いも少なく、初めて市場を訪れる人にとって散策しやすい環境です。

近年野菜の高騰がニュースを賑わせていますが、クロントゥーイ市場ではスーパーより安い価格で野菜を購入できます。

果物の品揃えも充実していました。

どれも新鮮そうで、思わず買って食べたくなるくらいおいしく見えます。

東南アジアの市場らしく、ドラゴンフルーツやドリアンも販売されていました。

青果売り場は肉売り場のような殺伐とした空気もあまりないので、初めて市場を訪れる方でも歩きやすいです。

生き物売り場

クロントゥーイ市場を象徴しているのが、写真のような生きた動物をそのまま販売しているところです。

なんとカエルがそのままの状態で、店先で販売されていました。

驚くのは死んだままのカエルだけでなく、生きたままのカエルも販売されているところです。

ひろたか
ひろたか

タイでは、カエルの肉は普通に食べられています。

生きたカエルは、網の中に5匹〜6匹にまとめて売られていて、カエルを捌いて欲しい場合はなんとその場で捌いてくれます。

ちなみに運がよければ、生きたカエルをババア、いやお婆さまが包丁でさばくシーンを見られます。

カエルの捌き方は、以下の通りです。

  1. まな板の上に仰向けにして喉元を包丁で切る
  2. 腹を切って内臓などを取り除く

このように、ものの数分で調理できる状態にしてしまってました。

このような光景は、日本で中々見られないので、もし見かけたら遠目で怪しまれないように観察しましょう。

グロテスクなものはこれだけではありません。

こちらでは生きた鶏を販売しています。

鳥籠に近づくと強烈な悪臭がするので、不快に思ったら近寄らない方が無難です。

こちらの籠には無数の鶏がいて、そのオリの上には捌かれて肉となった仲間たちが置かれていました。

なんとも怖い光景ですが、生き物を食べているという意味を改めて実感する光景とも言えます。

まるで芸術を表現するかのようです。

生きた鶏は小さな籠に閉じ込められ、中にはガチョウも販売されていました。

とにかく強烈な悪臭が放たれているので、慣れない人は戸惑うか近寄れないかもしれません。

何とも残酷な光景で一見動物虐待に見えますが、食べるために売られています。

運が良ければ、羽を剥いで捌かれている鶏が見られます。

クロントゥーイ市場では、生きたままのガチョウが多く販売されています。

時々恐怖を感じ逃げ出すガチョウもいるようで、市場近くのドブ川には、おそらく市場から逃げ出したであろうガチョウが羽を休めていました。

これらの光景は、初めて見る人にとってはかなり衝撃を持って受け取るかもしれません。

しかしこれも、東南アジアの文化の1つでもあります。

タイに訪れて、少しでも刺激的な光景を見てみたいと思ったら、ぜひこちらを見にクロントゥーイ市場を訪れてみてください。

クロントゥーイ市場での注意点

活気に溢れるクロントゥーイ市場を歩く際には、以下のことに気を付ける必要があります。

  • 貴重品の管理に十分気を付ける
  • 市場内の衛生環境を理解しておく
  • 市場で働いている人への配慮を忘れない

これらの注意点を詳しく解説しますので、市場を訪問する際の参考にしてください。

貴重品の管理に十分気をつける

クロントゥーイ市場に行く際は、貴重品の管理には十分気をつけましょう。

クロントゥーイ市場は24時間大変賑わっている市場で、絶えず多くの人が行き交歌め、場合によってはスリや置き引きなどの軽犯罪が起こります。

ターゲットになりやすいので、高価なアクセサリーや時計を身につけるのは避けましょう。

多額の現金は持ち歩かないようにし、財布はズボンのポケットには絶対入れず、バッグは常に身体の前に持つなどして、荷物からは目を離さないようにしてください。

場所や時間帯によっては、歩くのも困難なくらいに大混雑している場所もあります。

スリなどに巻き込まれるのを避けたいと思ったら、人混みの多い場所を避けるのも効果的です。

市場内の衛生環境を理解しておく

クロントゥーイ市場を訪れる際には、市場内の衛生環境を理解した上で訪れるようにしましょう。

クロントゥーイ市場は生鮮食品を扱う市場ですが、日本の市場のような清潔さを期待することはできません。

特に生肉や魚を扱う場所は床が濡れていたり、水たまりができていたりしています。

生肉を販売しているエリアは肉の脂で地面が滑りやすくなっているため、足元には十分注意しましょう。

場合によっては、靴に臭いが染み込んでしまう恐れもあります。

スリップ事故を避けるためにも、サンダルや高価な靴は避けるようにしましょう。

もし食品を購入したい場合は、食中毒を避けるために衛生面に配慮したお店を選ぶようにしてください。

市場で働いている人への配慮を忘れない

クロントゥーイ市場を訪問する際は、市場で働いている人に対しての配慮を忘れないようにしましょう。

クロントゥーイ市場は地元の人々向けの市場であるため、観光客向けの場所ではありません。

そのためクロントゥーイ市場を見学する際は、彼らの生活を尊重する姿勢が大切です。

市場で働いている人は、自分の店である商品を少しでも売りたいため、常に真剣勝負で商売と向き合っています。

なので観光客に対して、不快を感じる人も少なくありません。

もしお店や商品を間近で撮影したい時は、必ずお店の人に許可を取るようにしましょう。何も言わずにカメラを向けると、不快を感じてトラブルに発展する可能性があるからです。

お店によっては、大声で怒鳴り散らす人も稀にいます。

また通路を塞いだり、大人数で広がって歩いたりすると、市場で働いている人の迷惑になりますので避けましょう。

市場内は自動車も普通に乗り入れてくる場所なので、十分に気をつけて歩きましょう。

 

これらの注意点を念頭に置いておけば、クロントゥーイ市場を安全に楽しく散策できます。
市場の活気や地元の人々との触れ合いを通して、バンコクの文化をより深く体験してみてください。

クロントゥーイ市場へのアクセス

クロントゥーイ市場は、地下鉄ブルーラインの駅から近い場所にあるため、アクセスは抜群です。

最寄り駅は「シリキット女王国際展示場」駅で、1番出口から歩いて5分で到着します。

バスでアクセスも可能ですが、路線が複雑なので地下鉄でアクセスする方が無難です。

ちなみに、バンコクの中心街の1つであるアソークからは1駅で行ける他、パッポンやチャイナタウンからもアクセスできます。

クロントゥーイ市場は、バンコクのディープな魅力を発見できる市場!

今回の記事は、バンコク最大の市場として知られるクロントゥーイ市場のディープな魅力を解説していきました。

24時間営業のクロントゥーイ市場には数多くの生鮮食品が販売されていて、屋台や飲食店を営むプロの料理人も買付けにくるので、常にエネルギーに満ちています。

衛生面ではちょっとと思うかもしれませんが、バンコクの庶民の生活を覗いてみたいと思う方には、おすすめの市場です。

バンコクを訪れた際には、ぜひ足を運んでみましょう。

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