バンコクの渋滞を回避!センセープ運河ボートの乗り方を徹底解説

タイ

「世界屈指の渋滞都市」バンコクで、タクシーやバスのイライラを避ける裏技が「センセープ運河ボート」です。

運河ボートはバンコクのセンセープ運河を走るボートで、地元住民の重要な足となっています。

観光客には馴染みが薄いものの、運河沿いの庶民的な生活や、スリル満点のスピード感を味わえる魅力満載の移動手段です。

この記事では、このユニークな交通手段の乗り方を徹底解説します。

バンコクで面白い体験をしてみたいと思った方は、必見です。

センセープ運河ボートの基本情報

まずは、センセープ運河ボートに乗る前に押さえておきたい基本情報を確認しましょう。

運河ボートは、使い方次第で非常に便利な乗り物です。

ここでは、以下の情報を解説します。

  • 料金
  • 運航ルート
  • 運航時間
  • 乗り場

バンコク観光でセンセープ運河ボートを利用したいと思ったら、ぜひこちらの情報を参考にしてください。

料金

こちらは、センセープ運河の料金表です。

料金は区間によって異なりますが、*最低10バーツ(約40円)から、起点から終点まで乗っても20バーツ(約80円)と、驚くほど格安です。

BTSやMRTよりも安く移動できるので、交通費を節約したい方にもおすすめです。

運行ルート

運行ルートは、西路線と東路線の2つに分かれています。

  • 西路線: カオサン通りに近いパンファー・リーラートからプラトゥナームを結びます。
  • 東路線: プラトゥナームからサバーン・クロンタンを経由してミンブリーを結びます。

西路線と東路線を乗り継いで移動する場合、必ず以下のプラトゥナーム船着場での乗り換えが必要です。

乗り換えは同じ船着場でできるので、迷う心配はありません。

また運河ボートの西路線は、カオサン通りや王宮などの寺院が軒を連ねる観光エリアまで足を運べる路線です。

プラトゥナームからカオサンの周辺へ足を運ぶ場合の交通手段はバスですが、時間帯によっては渋滞が酷く、たどり着くまでに時間を要してしまう恐れがあります。

しかしセンセープ運河のボートは、渋滞に巻き込まれることなくスムーズに移動できるので、バスより早く到着可能です。

カオサンやサイアム地区まで急いで行きたいと思ったら、ボートを利用してみてください。

運行時間

センセープ運河ボートの運行時間は、以下の通りです。

  • 平日: 5:00~20:30頃
  • 土日: 6:00~19:00頃

ボートは運行時間は決まっていますが、明確な時刻表は存在しません。

「待っていればその内来る」という気持ちで、気長に到着を待ちましょう。

乗り場

運河ボートの乗り場は、大抵橋の近くに設けられています。

日本の車と同じく、船の進行方向は左側通行です。

目的地に合わせて、適切な側の乗り場を選ぶようにしてください。

センセープ運河ボートに乗る手順を解説

ここからは、実際にセンセープ運河ボートに乗る手順を解説します。

運河ボートに乗る時から降りるまでの手順は、以下の通りです。

  1. ボートに乗り込む
  2. 料金を支払う
  3. 運河の景色を楽しむ
  4. 目的地で下船する

これらの手順を理解すれば、初めて乗る場合でも運河での航海を楽しめます。

センセープ運河ボートを利用してみたいと思ったら、ぜひこちらを参考にしてください。

1.ボートに乗り込む

船着場にボートが到着すると、係員が錨(いかり)で船を固定します。

起点となる船着場なら問題ありませんが、乗降時は安全のために必ず錨で船が固定されたことを確認して乗り込みましょう。

船の座席は、椅子と床共に木造で簡素な造りでした。
座席は、空いていればどこに座っても大丈夫です。

屋根は空いている場合もあれば、写真のように閉まっている場合もあります。

そのため、突然雨が降ってきても濡れることはありません。

こちらが、船の運転席です。

最前列で船頭さんの運転さばきを堪能したいと思ったら、こちらのベンチに座りましょう。

座席の横には、ビニールカバーが設置されています。

これは、すれ違うボートなどによって水しぶきがかかるのを防ぐためのものです。

近年は水しぶきがかかることは少なくなりましたが、うっかり水が目にかかると結膜炎の恐れがあるので、すれ違い時の水しぶきにはくれぐれも注意しましょう。

2.料金を支払う

ボートが出発し座席に着くと、係員が料金を集めに回ってきます。

英語は通じませんが、行先を伝えれば伝わるので、係員の指示に従って料金を払いましょう。

ボートが出発し、座席に着くと、係員が料金を集めに回ってきます。

行先を伝えて料金を支払うと、写真のような切符を渡されますので、降りるまで失くさないようにしましょう。

何が書かれているかは全てタイ語なので詳しくわかりませんが、「12BAHT」と書かれているため、この切符が12バーツ(約50円)を支払った証明になります。

3.運河の景色を楽しむ

ボートに乗っている間は、運河沿いに広がる庶民的な景色を楽しみましょう。

運河の横には民家がひしめき合っていて、洗濯物が干されていたり、住民が食事の準備をしていたりなど、住民の日常生活を覗けます。

運河ボートに乗れば、バンコク市民のリアルな生活を見られる貴重な体験ができます。

ボートはかなりのスピードを出して運転するので、船の後ろに来ると激しい波が発生します。

水かさが多い時は、運河横の歩道まで水しぶきが飛ぶ恐れがあります。

普段は静かな運河が突然荒れる光景は圧巻なので、その迫力を体感したいと思ったら後ろの席に座りましょう。

こちらは、船同士がすれ違う様子です。

この時はゆっくりと走行しますが、思わずぶつかりそうになるくらいスレスレの場所をすれ違います。

船がすれ違うと、稀ですが水しぶきがかかることがありますので、注意が必要です。

運河の水は、近隣住民が使用した生活用水の排出などで汚くなっています。

悪臭の酷い場所もあり、間違いなくここに落ちたら命は無いでしょう。

このように、センセープ運河ボートは庶民や観光客の足でありながら、かなりのスリルを体感できます。

10バーツ(40円)ほどでエキサイティングな航海を楽しめるので、バンコクを訪れたらぜひ乗っておくべきです。

4.目的地で下船する

目的地に着いたら、ボートを降ります。

船と足場とは段差があったり、隙間が空いている場合があったりするため、足元を見ながら気をつけて降りましょう。

混雑している場合は、なるべく出口に近い場所に座ればスムーズに降りられます。

スタッフは一応乗り降りを確認していますが、混雑している場合降りるのに戸惑っている間に出航してしまう場合も稀にあります。

そうならないためにも、降りる船着場をしっかり確認するようにしましょう。

なお料金を支払った時にもらった切符は、係員に渡す必要はありません。

バンコクセンセープ運河ボートは乗り方も簡単で便利!

バンコク市内を東西に走るセンセープ運河ボートは、乗り方も簡単で、かつ渋滞を避けてスムーズに移動できる人気の交通手段です。

地元の人だけでなく観光客にも親しまれており、バンコク中心街からカオサン通り方面にアクセスするのに便利です。

初心者でも簡単に利用できるので、ぜひセンセープ運河ボートの乗り方を覚えてバンコク観光を楽しみましょう。

タイトルとURLをコピーしました