【ベトナム航空搭乗記】成田〜ハノイ線のエコノミークラスの乗り心地は?

ベトナム

東南アジアの国の中でも、物価が安く食べ物も美味しいことで人気のあるベトナムへ行くのに欠かせない航空会社が、ベトナムのナショナルキャリアとして知られるベトナム航空です。

特に成田空港からは、

  • ハノイ
  • ホーチミンシティ
  • ダナン

と主要3都市に直行便を結んでいます。

ベトナム旅行を考えている方にとっては、

どんな航空会社なんだろう?

と思っている方も多いのではないでしょうか?

今回はベトナムに3回観光で訪れた経験のある私が、成田〜ハノイ間を結んでいるベトナム航空のエコノミークラスの搭乗記をまとめましたので、ぜひベトナム旅行の参考にしてください!

ベトナム航空はベトナムのナショナルキャリア

ベトナム航空はベトナムのナショナルキャリアとして知られる航空会社で、前身は1956年に創設されたベトナム航空局という会社でした。

現在の「ベトナム航空」という名前になったのは1989年で、実質東南アジアの航空会社では新しい航空会社でもあります。

現在はベトナム国内18都市と世界28都市を結んでいて、2010年にはスカイチームに加入するなど、東南アジアを代表する航空会社として不動の地位を築きました。

2024年に就航30周年を迎える日本を結ぶ路線は、

  • 成田(ハノイ、ホーチミン、ダナン)
  • 羽田(ハノイ)
  • 関西(ハノイ、ホーチミン )
  • 中部(ハノイ、ホーチミン )
  • 福岡(ハノイ、ホーチミン )

と4都市5空港からベトナムへの直行便を運行しています。

路線はハノイやホーチミンがメインですが、近年では成田発ダナン行きの直行便も運行され、ますますベトナムへのアクセスが便利になりました。

日本発ベトナム行きの便の搭乗時刻は、午前9時〜10時台の朝方なので、到着してすぐ観光を満喫できます。(羽田は夕方出発)

逆にベトナム発日本行きの便は深夜便ですので、旅行最終日も夕食の時間まで観光が可能です。

運賃も比較的格安に設定されているので、近隣の東南アジアの国々や、オーストラリアへ行く時の乗り継ぎにも多く利用されています。

ベトナム航空 乗り方

ベトナムのナショナルキャリアとして知られているベトナム航空ですが、乗り方は一体どのようにすればよいでしょうか?

ここからは、そんなベトナム航空の乗り方について解説していきます。

航空券の予約方法

航空券の予約は、ベトナム航空のウェブサイトから簡単に予約できます。

他にもTrip.comやアゴダ、エクスペディアなどの大手予約サイトや、JTBやHISなどの旅行会社を通じて予約も可能です。

いずれのサイトでも予約する場合は、表示されている価格に手数料などが数千円かかりますので、注意しましょう。

チェックイン方法

成田空港からチェックインをする場合は、成田空港第1ターミナルの北ウイングに行ってチェックインをします。

ベトナム航空はスカイチームに加入していて、KLMやエールフランス、大韓航空などスカイチームに加盟している航空会社は全て北ウイングから発着します。
もし初めてベトナム航空を成田空港から利用する場合は、くれぐれもターミナルを間違えないようにしましょう。

カウンターに着いたら、パスポートと予約時にもらったEチケット、あるいは予約時にメールで届いた予約番号を見せます。

なおチェックイン時には、日本へ帰る際のチケットを見せる必要がありますので、忘れずに見せるようにしましょう。

ひろたか
ひろたか

メールで予約した場合は、メールに書かれている予約番号を見せれば大丈夫です。

預ける荷物を預けてチェックインが完了したら、保安検査場へ行きましょう。

スムーズに搭乗が行われるように、搭乗口には搭乗の20分前には到着するようにしてください。

ベトナム航空 機材

手続きが完了したら搭乗口に行き、搭乗となります。

成田発の機材は、ハノイホーチミン行きが「ドリームライナー」の愛称を持つB787、ダナン行きがA321です。

ちなみに大阪発はA350、名古屋と福岡はA321の機材を使用します。(機材変更あり)

成田〜ダナン行きと名古屋、福岡発のA321機材は個人モニターが設置されてませんので、もし予約するならそのつもりで行きましょう。

今回は成田発ハノイ行きに乗りましたので、B787の座席について紹介していきます。 

成田からハノイ、ホーチミンに行く予定のある方は、ぜひ参考にしてください。

プレミアムエコノミー 座席

まず最初に紹介するのが、こちらのプレミアムエコノミー席です。

充電ポートが各座席に備わっていて、通常のエコノミークラスの座席よりもシートピッチが10%〜20%広めになっています。

B787の座席は2✖︎3✖︎2の配列で、合計35席です。

エコノミー 座席

こちらが、ベトナム航空のエコノミークラスの座席です。

シートは狭めで窮屈な感じの座席でしたが、座ってみると腰に負担がかからず座りやすい座席でした。

全ての席には枕と毛布が備わっていて、機内エンターテイメントを利用する時に使用するヘッドホンは、離陸後にCAさんから支給される仕組みです。

前との座席の間隔はこんな感じでした。

間隔は拳1.5個分と、大型機にしては若干狭い感じです。

肘掛けには音調調整や読書灯を動かすボタンがありましたが、一部テープを使用したいい加減な修繕がされているのが印象的でした。

機内エンタメ

B787には全ての座席に個人モニターが取り付けられていて、無料で映画やドラマ、音楽などを楽しめます。

映画はハリウッド映画や韓流、ベトナム映画などが見れますが、日本の作品は少なめでした。

以前マレーシア航空では、「半沢直樹」のドラマを見られましたが、ベトナム航空では日本のドラマは用意されていません。

【エコノミー搭乗記】マレーシア航空はお得な価格で快適に満喫できます

ちなみに今回搭乗したフライトには、新海誠監督の「すずめの戸締り」が見られました。

フライトマップは立体式になっていて、ずっと見続けていても飽きないようになっています。

モニターは、最初に「日本語」を選択すれば、日本語で操作が可能です。

機内情報誌

日本を発着するベトナム航空には、それぞれの座席に通常盤と日本語版の2種類の機内情報誌が置かれていました。

ベトナム航空の機内情報誌は「HERITAGE」という名前で、通常版はベトナム語と英語が一緒になっている雑誌です。

こちらが、「HERITAGE」の日本語版です。

内容は全編日本語で、ベトナムの観光情報や現地の日本企業の情報などが日本語で掲載されていました。

後ろのページには、ハノイの旧市街やホーチミンの中心街の地図もあるので、現地での観光にも使える本です。

英語が苦手なので機内情報誌を読むのが苦手な方は、ぜひこちらを読んでみてください。

トイレ

トイレはこちらです。

大型の飛行機なので、トイレのサイズは大きめでした。
扉のところに芳香剤がある以外は、特に特徴はありません。

エコノミークラスの方が使用できるトイレは、プレミアムエコノミーとの境目と1番後ろの2ヶ所です。

ベトナム航空 機内食

続いては、機内食の紹介です。

機内食は2種類あって、日本風とパスタ料理の2種類がありましたが、この日は日本風の方が早々に無くなってしまったので今回はパスタの機内食を紹介します。

メインディッシュ以外はキャベツを中心としたサラダと、シーチキンとエビのマヨネーズあえも付け合わされていて、ヘルシーな見た目でした。

メインディッシュはこちらです。

パスタの上に、鶏肉と野菜のあんかけ風のシンプルな料理となっています。

食欲をそそる匂いがして、あっという間に食べ切ってしまいました。

ドリンクはビールが無料で飲めて、ソフトドリンクはジュース類やウーロン茶、ホットドリンクはコーヒーと紅茶が用意されています。

ベトナム航空 ベトナム到着後

成田発ハノイ行きの便は約5時間程で、飛行機はハノイ・ノイバイ国際空港に到着します。

到着日によっても異なりますが、ベトナム空港の到着便はターミナルから離れた場所に駐機する、「沖止め」になる確率が高いです。

タラップ車を利用して飛行機から降り、目の前に停車しているバスに乗ってターミナルに向かいます。

ひろたか
ひろたか

バスの運転は少し荒いので、立って乗車する時は気をつけましょう!

駐機する場所はその時々によって異なりますが、場合によってはターミナルからかなり離れた場所になる場合もありますので、乗り継ぎをする場合は余裕を持った時間間隔にするのをおすすめします。

ターミナルに到着したらベトナムに入国する場合は入国審査を受け、別の便に乗り換える場合は入国審査前のエスカレーターで上の階に登り保安検査場の前に行きましょう。

無事保安検査が終わったら搭乗口は目の前なので、後は自分の乗る飛行機がいるゲートに行けば問題ありません。

ちなみにホーチミンタンソニアット空港に到着する際も、沖止めになる可能性が高いので、乗り継ぎを行う際は頭に入れておきましょう。

ハノイ・ノイバイ空港とホーチミン・タンソニアット空港は、国内線と国際線が別の建物です。

もし国内線に乗り継ぎする場合は、入国審査+ターミナル移動で時間がかかりますので、乗り継ぎには余裕を持って出かけましょう。

ベトナム航空 安全性

ベトナム航空について、

安全性はどうなっているんだろう?

と思っている方は多いかもしれません。

結論を言いますと、現在のベトナム航空になってから一度も重大事故を起こしていない安全な航空会社です。

東シナ海周辺を通過する際、多少気流の悪い場所を通過して揺れることはありますが、基本的に快適に満喫できます。

実際ベトナム航空は、国際商業航空運送協会(IATA)によって、世界のトップ航空会社の25社の1つに選ばれました。

しかし遅延率は2022年で約12.2%とやや高く、30分程度の遅れが起こる場合もあります。

ただ欠航率は0.2%とそこまで多くありませんので、ちゃんと運行されるのかな?と心配する恐れはそれほどありません。

まとめ

今回は、ベトナムのナショナルキャリアとして知られるベトナム航空の、成田〜ハノイ線の乗り心地について解説してまいりました。

ベトナムへの直行便ということで、どんな航空会社かわからないと悩んでいる方も多いと思いますが、快適で乗り心地の良い航空会社です。

ベトナムは日本から5時間〜6時間の飛行時間で到着でき、食べ物も人も優しい国として知られています。

そんなベトナムを快適に満喫したいなら、ぜひベトナム航空を利用してみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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