福岡に飛行機で行きたいんだけど、大手航空会社以外で安くて良い航空会社って無いのかな?
この記事では、このような悩みを持つ人に答えていきます。
これについて結論を言うと、快適さと運賃の安さを求めて福岡に行くのであれば、スターフライヤーに乗るのが断然お得です。
どこから見ても映える黒い模様の機体でお馴染みで、大手の航空会社に負けない機内サービスと快適性を備えている航空会社です。
そんなスターフライヤーの乗り心地やサービスを、実際に搭乗した観点から解説していきます。
今までスターフライヤーのことは知っていたけど、どんな航空会社かわからない!と思っていた人も、この記事を読めばすぐに理解することができるので、是非参考にしてみてください!
目次
スターフライヤーとはどんな航空会社なのか?
こちらの黒一色に包まれた機体が、スターフライヤーです。
2002年に神戸を本社とする「神戸航空株式会社」として設立されるが、翌年の2003年に北九州空港が現在の海上空港となることからこれを見据えて本社を北九州に移転。
2006年に正式に国から運行許可が申請され、東京(羽田)発北九州行きの就航が開始されました。
以降北九州を拠点とする航空会社として、地域に密着したスタイルを確立。
その後路線も、
- 東京(羽田)〜関西空港
- 東京(羽田)〜福岡空港
- 東京(羽田)〜福岡
- 東京(羽田)〜山口宇部
- 関西〜福岡
- 中部国際空港〜福岡
と徐々に就航路線も増やしていきました。
2012年には北九州〜釜山路線を就航。
国際線にも進出しています。
北九州〜釜山は2年余りで廃止。現在国際線は運休中ですが中部/北九州〜台北桃園が就航しています。
その後、経営悪化などもあり低迷した時期もありましたが、ANAとのコードシェアやチェックインシステムの共用などを行って立て直し、現在に至ります。
九州の福岡県に旅行、出張に行く際には大変重宝で本数も多く、しかもリーズナブルな運賃で搭乗することもできる、大変便利な航空会社です。
スターフライヤー 搭乗時のチェックイン方法
ここでは、スターフライヤーに搭乗する時のチェックインの仕方について解説します。
スターフライヤーのチェックインは、ANAの国内線の自動チェックイン機で対応可能です。
自動チェックイン機を使用する前に、搭乗前日に登録したメールアドレスにスターフライヤーからメールが届くので、必ず確認してください。
そのメールには、9桁の確認番号が記載されていますので、その番号を機械に入力すれば手続きは完了。
航空券が発券されます。
この他にも、QRコードや支払い時に使用したクレジットカードを利用して発券することもできますよ。
手荷物を預ける場合は、カウンターに行きX線検査に荷物を通してから預けましょう。
縦横高さの合計が203cm以内の荷物を預けることができます。
重量は20kgまで無料です。
搭乗の20分前には、手続きと保安検査を済ませることができるように、余裕を持って行きましょう。
スターフライヤー 機材の紹介
保安検査を通過したら、指定されたゲートの前で搭乗を待ちます。
今回僕が搭乗したフライトは、SFJ61便。
中部国際空港を9時半に離陸して福岡空港に10時55分頃に到着するという約1時間30分のフライトです。
機材は、A320ー240型。
スターフライヤーでは、全ての路線でこの機材を使用しています。
それでは早速搭乗して、機材について紹介していきましょう!
スターフライヤー機材① 座席について
座席はこのような感じです。
機体と同様に、シートも黒一色に染まってます。
前面革張りのシートは座り心地が良く、以前に利用したスカイマークやANAと比較しても席の大きさにゆとりがある柔らかい造りでした。
腰にも優しく、腰痛持ちの人でも硬さを気にせず座ることができるので安心です。
価格もお得で定時運行確実な航空会社スカイマークの搭乗レビューです
ANAの国内線でB787に乗って乗り心地を確かめてきました【快適な空間】
頭の方は座高に合わせて、上下に高さを調節することができました。
首の負担も軽減され、睡眠中に首が疲れることはありません。
スターフライヤー機材② 足元の様子
座席の足元はこのようになっています。
前の席と足元までの間隔は、大体拳2個半くらいでかなり余裕のある感じでした。
短いフライトが中心のスターフライヤーではありますが、お得な料金(最安値で9,450円)でこれだけ上質な座席に座って旅ができるというのはありがたいことではないでしょうか。
足元には、このようにフットレストもあります。
前方には、機内情報誌などが入っている黒色の物入れが。
大きめに作られていて、文庫本3冊分は余裕で入れることができます。
スターフライヤー機材③ 液晶モニター
そして座席に座って僕が最も驚いたのはこちら。
なんと国内線ですが液晶モニターが全席に取りつけてありました。
タッチパネル式で、操作はシンプルです。
画面の下にあるリモコンでも操作が可能となっています。
画面の横には、USB電源もありました。
その下には、飲み物のカップを置くためのカップホルダーもあって、使い勝手の良い座席になっています。
スターフライヤー機材④ トイレ
トイレは前方と後方の2ヶ所に設置されています。
小さい機材なのでゆとりはあまりありませんが、清潔な状態を保っていて使いやすいトイレでした。
ちなみに使用の際近くにキャビンクルーさんがいる場合は、扉を開けてくださいますよ。
スターフライヤー 機内サービスの紹介
ここからは、スターフライヤーの機内サービスについて紹介していきましょう。
短いフライトだと思って侮るなかれで、スターフライヤーは他の格安フライトにも負けない良質な機内サービスを行っています。
僕自身、飛行機を降り立つ時は、
スターフライヤーを選んで大正解だった!
と心の中で思ったほど非常に満足度の高いフライトでありました。
そんな素晴らしいスターフライヤーの機内サービスを、ここでは2点紹介していきます!
スターフライヤー機内サービス① 機内エンターテイメント
機内エンタテイメントは、音楽を聴けるオーディオと、映像を楽しめるビデオの2種類があります。
各椅子に備えつけられている機内情報誌の中にチャンネルの紹介がされていますので、チェックしてみましょう。
オーディオチャンネルは4つ、ビデオは8つチャンネルがあります。
チャンネルは多くないですが、フライトの合間に見るものとしては十分の内容でした。
ビデオのチャンネルでは、NHKニュースや九州を題材にしたドキュメンタリーや短編映画を見ることができます。
その中でも面白かったのが、福岡のニュースをイギリス人のキャスターが英語で伝える「World Fukuoka News」です。
テレビ西日本が制作するこの番組は、実は報道番組ではなく福岡の魅力を英語で伝えるというバラエティ番組とのこと。
しかし、中身は本格的な英語でのニュースで、英語のリスニングの練習にもぴったりの内容でした。
この番組の注目は、お笑い芸人のゴリけんさんが片言英語でキャスターに福岡の文化を紹介するコーナーです。英語で必死に説明するゴリけんさんと、拙い英語を必死になって理解しようとするキャスターとのやりとりは面白かったです。
こちらの番組、実際にテレ西(FNS系列)で放送されていますので、興味のある方はチェックしてみてください。
液晶モニターでは、国際線の機材を彷彿とさせる現在地マップも見れます。
飛行中、どこを飛んでいるんだろう?と思ったら、すぐにこれを見て確認できるのでとても便利です。
国際線に乗るときはほぼ当たり前のように使っていたこの現在地マップですが、改めて使用してみると飛行機の位置が簡単にわかるので本当にありがたい存在だなと実感しました。
スターフライヤー機内サービス② こだわりコーヒーとチョコレート
離陸してからしばらくすると、ドリンクのサービスが始まります。
スターフライヤーで提供される飲み物は全部で5種類あり、全て無料です。
ドリンクサービスの1番のおすすめは、上の写真にあるオリジナルブレンドのコーヒーで、大手コーヒーチェーンのタリーズコーヒーとコラボしています。
濃くて苦味のあるコーヒーは、「大人の味」といった雰囲気で、スカイマークのネスカフェコーヒーとはまた違った味でした。
そして、コーヒーの美味しさをさらに引き立ててくれるのが、こちらのチョコレート「オリジナル・カレ・ド・ショコラ」です。
包み紙にも書いてありましたが、ベネズエラビターの甘さ控えめのチョコレートでした。
スカイマークのキットカットとの組み合わせとはまた違ったテイストで楽しめます。
小さいので、一瞬で食べ終えてしまうので、慎重に味わいながら食べましょう。
コーヒー以外にもソフトドリンクも注文でき、
- リンゴジュース
- 八女茶
- ミネラルウォーター
- オニオンスープ
とあるので、コーヒーの苦手な方でも大丈夫です。
スターフライヤー スターフライヤーマンとは何者か?
飛行機の離陸前には、お客様の安全の為に必ず流れるセーフティービデオ。
最近は、各航空会社も趣向を凝らしたビデオを制作して、お客さんを楽しませています。
スターフライヤーでは、快適な空の旅を守る空の守護神、スターフライヤーマンが出てきて、安全設備の紹介をします。
スターフライヤーの黒い機材をイメージしたロボットで、かなり精密でかっこいいデザインですね。
スターフライヤーマンのプロフィールはこちら。
身長2002m、
体重1217kg、
機体色はModern Black〜漆黒の機体〜
生年月日は3月16日
機種はAirbus A-302-200長所は何事にも最後まで絶対諦めないところ
短所は電子機器が発する電波で誤作動が起こる可能性がある
等等、デザインを含めてかなり精密に設定されています。
プロフィールの身長はスターフライヤーが創業した年の2002年から、体重の1217kgは創業の日の12月17日からきています。
このセーフティービデオ、かなりクオリティ高い映像でした。
搭乗した時は、見逃すことのないようにしましょう!
まとめ
中部国際空港を離陸して約1時間後、飛行機は福岡空港に到着しました。
快適なフライトで、あっという間の空の旅でしたね。
今回は、九州福岡を拠点とする黒い機体の航空会社、スターフライヤーの魅力をレビューしていきました。
革張りの大きな椅子に液晶モニターで見る機内エンタテイメント、美味しいコーヒーとチョコレートがサービスされるなど、リーズナブルな運賃で高級感漂うフライトを楽しめます。
福岡に行く際には、是非利用してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。