ジャカルタのランドマークとして知られるモナスの見どころを紹介!

インドネシア

数々の観光スポットがあり、経済発展が著しい街として知られるインドネシアの首都であるジャカルタ。

その中心にあるムルデカ広場の真ん中には、モナスという巨大な塔があります。ここはインドネシア独立の象徴として知られ、インドネシア人からも憧れの観光スポットとして有名です。

一体モナスには、どのような見どころがあるのでしょうか?

今回は、インドネシアの首都ジャカルタの観光地として知られるモナスの見どころについて解説します。

モナス アクセス紹介

ジャカルタおよびインドネシアの象徴として知られるモナスへは、ジャカルタのバスであるトランスジャカルタでアクセスできます。

コタ地区またはブロックM方面から行く場合、こちらのバス停で降りるのが便利です。

ブロックMやグランドインドネシア方面から行く場合、コタ方面行きバスに乗れば到着できます。

こちらは、タムリンスクウェアにあるムルデカ広場の入口です。

この道をそのまま真っ直ぐ進んで行けば、すぐにモナスが見えてきます。

ひろたか
ひろたか

ムルテガ広場はデモが不定期に発生します。そのため、道の横には多くの有刺鉄線が置かれているもの必見です。

モナス 基本情報

モナスは、ジャカルタの中心にある独立記念広場(ムルテガ広場)の真ん中に聳え立つ国家独立記念塔です。

全長が137mある白い大理石で作られた塔で、塔の頂上には青銅と純金メッキで作られた炎のオブジェがあります。

このオブジェは、高さ14メートル、直径6メートルに重さ14.5トンの青銅製で、表面には純金メッキが35kg貼られています。

「消えることのない永遠の炎」として知られ、独立して新しい国を建国するインドネシア人の魂の象徴です。

モナスはインドネシア初代大統領で、第3夫人にタレントのデビ夫人を持つスカルノ大統領の提案によって建設が進められ、1975年に完成しました。

塔の地下はインドネシアの歴史博物館となっていて、古代から現在までのインドネシアの歴史について学べます。

インドネシアの独立、または国民の象徴とも言える大切な建物であることから、インドネシアの人にとっては最も人気の高い観光スポットとして有名です。

炎のオブジェの下は展望台になっていて、高さ115mの景色からジャカルタ市内を一望できます。

モナス 入場方法

ここからは、モナスへの入場方法について解説します。

モナスの入場料は驚くほど安く、気軽に楽しめる観光スポットです。

ここからは、モナスの入場方法について解説します。

入口

モナスの入口は、少しわかりにくいですが正面の反対側にあります。入口は地下にありますので、地下道へと続く階段を下って行きましょう。

上の写真にある入場口に着いたら、左のチケットカウンターで入場券を購入します。

入場時は手荷物検査があり、金属探知機に荷物を通さなければなりません。

なおモナスは神聖な場所に値するため、露出の多い服を着ていくのは避けましょう。

入場料

モナスの入場料はこちらです。

展望テラスと博物館の入場料は、大人5,000ルピー(約48円)と観光施設とは思えない価格でした。

塔の頂上に行く場合は、大人15,000ルビー(約150円)とこれまた信じられない価格です。

ただし塔の頂上に入場できる人数は1日1,500人と限られていますので、入場する際は早めに行きましょう。

しかしこの価格で支払うには、JACKCARD、またはBank DKIというインドネシアで急速に普及しているプリペイドカードで支払わなければなりません。

カードを持っていない場合、受付で事情を説明して現金を支払えば、入場料がカードチャージして戻ってきます。

ひろたか
ひろたか

公共交通機関で使用できる、銀行で発行されるプリペイドカードでも支払い可能です。

今回私は、Bank DKIカードを入場するために作りました。

ちなみにこのカードは、現金をコンビニなどでチャージすれば、そのままトランスジャカルタや電車で使用できます。

開館時間

モナスの開館時間は、朝8時〜午後10時までです。

かなり早い時間から営業しているので、週末やインドネシアの祝日など混雑する時間帯に行くなら早めに出かけましょう。

なお毎週月曜日は定休日になります。

モナスの見どころ

ここからは、モナスの見どころを解説します。

入場門から入場したら、オレンジ色に光ったモナスへ繋がる大理石の地下通路を歩きましょう。

地上に出ると、雄大なモナスが目の前に姿を見せます。

それから、フェンスで作られた道に沿って進んで行きましょう。

しばらく進んで行くと、モナスの台座の下へと繋がる階段の入口に到着します。

ここがモナスの入口になりますので、そのまま階段を降りていきましょう。

博物館

モナスの地下には、広大な博物館が広がっています。

ここでは、インドネシアの古代から現代までの歴史を時系列で学べるようになっていました。

1945年8月17日にインドネシアが独立した際、スカルノ初代大統領が独立を宣言した際の宣言書のレプリカも展示されているなど、インドネシアの歴史を全て学べます。

また写真で見てもわかるように、来場者の多くは地べたに腰掛けリラックスし、中には弁当を食べる人もいるなどかなりゆるい雰囲気でした。

本当はダメな行為らしいですが、室内が涼しく大理石が冷たいので、どうしてもみんな腰掛けたり寝てしまったりするとのことです。

博物館ではインドネシアの歴史を崇高な模型で表現していて、こちらは大昔の原住民の様子を表したレプリカです。

オランダ統治時代の歴史も、わかりやすく紹介されていました。

インドネシアは1942年〜1945年まで日本に占領されていました。

統治時代のインドネシアに関しても、模型で詳しく解説されています。

こちらは、1928年にスカルノやハッタが主導していた民族運動の様子を記した模型です。

このように、インドネシアの現在に至るまでの歴史が全てこの場所に記されています。

解説はインドネシア語と英語が少々あるのみですが、インドネシアについて詳しく知りたい方にはおすすめのスポットです。

展示品を見終わったら、こちらの階段を登って展望テラスへ向かいましょう。

展望テラス

階段を登って行くと、こちらの展望テラスに到着します。

塔を支える台座部分に当たるところで、見学者は自由に地べたに腰掛けながらのんびり過ごしていました。

この場所からは、360度ムルテガ広場を一望できます。

モナスには展望テラスがあり、1番上の展望台のチケットが無くてもアクセスが可能です。

展望テラスへ行くなら、こちらの入口から階段を登って行きましょう。

階段は狭くやや急なので、気をつけて登り降りしましょう。

展望テラスから見た景色がこちらです。

ちょうどこの時間帯は雨が降っていました。

最悪なことに、この展望台は屋根が一切設置されていません。

そのため雨が降るとずぶ濡れになりますので、雨季(10月〜4月)は突然の雨に注意しましょう。

このテラスは高い場所にあるとは言えませんが、ムルデカ広場周辺の高層ビルを一望できます。

正面に見える建物は、インドネシア共和国国立図書館です。

急速に発展しているジャカルタの景色を、この場所からじっくり眺めてみましょう。

テラスからは、インドネシア最大の国立モスクとして知られるイスティクラルもはっきり見えました。

写真中央にある高いビルは、ジャカルタの国立図書館です。

 

モニュメント展望台

展望台へのチケットを持っている方は、炎のモニュメントの下にある展望台へアクセスが可能です。

 

こちらの出入口には展望台までつながっているエレベーターがあり、展望台への入場券を係員に見せて上へ登りましょう。

塔の下には展望台までつながっているエレベーターがあり、展望台への入場券を係員に見せて上へ登りましょう。

入場券は時間制になっていて、訪れた時間帯に必ず入れる訳ではありません。

残念ながら今回、私はモナスへの到着が遅れてしまったため、展望台へのチケットを入手できませんでした。

展望台はそれほど広いわけでなく、前述したように1日1,500人までと入場者数は限定されています。

展望台へ確実に入るなら、朝一(AM8時)にモナスへ行くのがおすすめです。

歴史のレリーフ

一通りモナスを見学したら、この階段を下って歴史のレリーフを見学しに行きましょう。

この階段は大理石でできていて、雨が降るとかなり滑りやすくなります。そのため私は、途中で足を滑らせて転倒し、お尻を強打して下まで落ちてしまいました(笑)。

雨季に訪れる際には、必ず手すりを持ってゆっくり降りましょう。

ひろたか
ひろたか

大理石は雨に濡れると、まるでスケートリンクのようにツルツルで危険です。大怪我のリスクもあるので、雨季に訪れる際は慎重に歩くようにしてください。

無事に階段を下ったところには、壁に立派なレリーフが刻まれていました。

インドネシアの直近までの歴史を記したレリーフで、ちょっとした記念撮影スポットとなっています。

人物の表情などがかなり細かく表現されているので、じっくり見て行きましょう。

ムルデカ広場

モナスを見学した後は、ムルデカ広場をゆっくり散策してみましょう。

昔は水牛の放牧地でしたが、オランダ統治時代に練兵場として整備され、その後は競技場などスポーツ施設が整備されました。

日本統治時代は、「イカダ広場」と称されていましたが、インドネシア独立をきっかけに現在の名前に改められます。

その後数年かけて整備が行われ、モナスが完成した翌年の1976年に現在の広場になりました。

面積は76haで、広大な緑地が広がっていて市民の憩いの場として親しまれています。

とにかく広く、おまけに1年中暑さも厳しいので、水の用意は忘れないようにしましょう。

広場の北側には、インドネシア最大の国立モスクとして知られるイスティクラルがあります。

南側には、国立図書館がありました。

他にも、最高裁判所や大統領官邸であるムルデカ宮殿など、広場周辺にはインドネシアの重要な機関が建ち並んでいます。

フードコート

ムルデカ広場の一角には、インドネシア料理を味わえるフードコートや衣服を売るマーケットがあります。

モナスを見学した後、ゆっくり食事を取りたいと思ったら、こちらへ訪れてみましょう。

フードコートが中心となっている市場は、この場所にあります。

こちらが、インドネシア料理を手頃な価格で味わえるフードコートです。

お店はたくさんありますが、メニューはどのお店もほとんど変わりません。

ナシゴレンやミーゴレンなど、安い料理であれば30,000ルピー(約280円)と、庶民価格で味わえるのでお得です。

メニューには英語が記載され、スタッフも簡単な英語での会話は可能なので、観光客でも安心して注文できます。

フードコートは、カフェ感覚でも利用可能です。

紐に吊るされている小さい袋は、全てコーヒー(甘い)でした。

ポットのお湯を入れて味わう仕組みで、値段は日本円で約40円と格安です。

衣料品もこのように、数多く販売されていました。

どの服も正直言って、日本人に似合うかどうかは不明です。

インドネシアらしいデザインの服が目白押しだったので、気になった方はチェックしてみてください。

まとめ

今回は、インドネシアの首都ジャカルタの人気観光地として知られる、モナスこと独立記念塔の見どころについて解説しました。

インドネシアの独立を記念した象徴的な存在であるモナスは、入場券も安く気軽に見学ができます。

インドネシアの歴史を学べる博物館や、ジャカルタ市内を一望できる展望台など、ジャカルタに行ったら必ず訪れておくべき場所です。

ぜひ今回の記事を参考にして、モナス見学を満喫しましょう!

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