
タイに旅行に行くんだけど、ちょっと変わったところに行きたい

バンコクはもう飽きたので、ちょっと離れた郊外へ遊びに行きたいけどどこへ行けばいいのだろう?
今回の記事では、こんな悩みを持つ人の悩みに答えていきます。
そんな方に今回おすすめしたい町が、今回紹介するマハーチャイです。
マハーチャイは、タイ国内では有名な港町として知られていて、バンコクから電車で1時間で行ける位置にあるので、気軽に行ける郊外の町として密かに人気があります。
果たしてマハーチャイとは、一体どんな街なのでしょうか?
今回は、タイ有数の港町として知られるマハーチャイへの行き方とその魅力について語りますので、ぜひ今後のタイ旅行の参考にしてみてください。
目次
マハーチャイという街はどこにあるか?
マハーチャイの町は、タイの首都バンコクから西へ約40km行ったところにあります。
チン川の河口付近にある港町で、タイでも有数の規模を誇る漁港があることから、毎日多くの漁船が出入りして、多数の海産物が水揚げされている町です。
港の近くでは、水揚げされた新鮮な海産物を販売する市場があり、タイ国内でも最大級の規模を誇っています。
魚介類の新鮮さには定評があって、バンコクからわざわざ食材を求めてマハーチャイへ買い付けに訪れる人もいるくらいです。
地図を見ると、バンコクから行くのは難しそうに思えますが、実は列車で簡単にアクセスできます。
タイ国鉄 マハーチャイ線
マハーチャイまでは、こちらのタイ国鉄が運行するマハーチャイ線に乗って行きます。
いかにもローカル路線という雰囲気のこちらの列車は、バンコク西部にあるウォンエンヤイ駅からマハーチャイ駅を約1時間で結んでいます。
森の中にある住宅街の中に、無理矢理鉄道を引いたような路線で、列車はこのように住宅のすれすれを走行します。
線路の横にはバナナやヤシの木、時には猿も現れたりします。
バンコクへ足を運ぶ沿線住民や、学校に行き来する子供達も乗車してきたりと、生活路線としての機能を果たしています。
バンコクウォンウェイヤイ〜マハーチャイ間の運賃
ウォンウェイヤイ〜マハーチャイ間の運賃は、なんと驚きの10バーツ(40円)という安さです。
1時間の旅路でこの金額、ちょっと疑いたくなる金額です。
切符は窓口でも購入できますが、写真左にある自販機でも切符を購入できるようになりました。

窓口はずっと開いておらず、列車の到着が近づくと開いて切符を買える仕組みです。
窓口には、次に出発する列車の時刻(上の写真の場合は10:40分)が掲載されてます。
実際問題、列車は走っている時上下に小刻みにゆれてました。
これは、レールの補修をしっかりとやって無いので、こうなっているらしいです。
それならもっと運賃を取ってもいいのではと思うのですが、タイ国鉄はあまり危機感を持っていない感じがしますね。
時刻表
こちらが、マハーチャイ線の時刻表になります。
左がマハーチャイ駅発、右がウォンウェイヤイ駅発の時刻表です。
1日に16本の列車が発着し、大体1時間に1〜2本の割合で運行されています。
上の方に「AC」と書いてあるのは、エアコンを搭載した車両が連結されているという意味です。
タイ語と英語両方で書かれてますので、わかりやすいかなと思います。
ウォンウェイヤイ駅までのアクセス

ウォンウェイヤイ駅って一体どこにあるの?
ここまで読んで、こんな疑問を抱いている方は多いと思いますので、ここからはマハチャイ線の起点駅であるウォンウェイヤイ駅について解説していきましょう。
ウォンウェイヤイ駅は、チャオプラヤー川を渡った西側のウォンウェイヤイ地区にあります。
巨大なロータリーの真ん中に立つタクシン大王像が印象的な、バンコクの下町です。
バンコクの中心街からは、BTSのシーロム線に乗ってウォンウェンヤイ駅で下車して徒歩10分で到着します。
ただ、BTSの駅から国鉄の駅までの道のりは長く、しかも暑さもあってかなり過酷な道のりです。
歩きたくない場合は、BTSウォンウェンヤイ駅からバイタクを使用するなどの対策をしてもいいかもしれません。
行き方は、BTSの駅から西へ歩いて行き、大きな交差点に差し掛かったら右折して真っ直ぐ歩けば到着できます。
右側の歩道を歩いてきたら、この歩道橋を渡って反対側へ向かいましょう。
歩道橋を渡り終えると、このように駅があることを知らせる看板が見えてきます。

駅なんかどこにあるの?
見た感じとても駅があるようには思いませんが、気にせず真っ直ぐ進んでいきましょう。
ウォンウェイヤイ駅
少し歩くと、突然このような行き止まり式の単線ホームが出現しました。
こちらが、マハーチャイ線の起点駅であるウォンウェイヤイ駅です。
タイ国鉄には改札口はありませんので、電車に乗らなくてもそのまま駅に入ることができます。
この駅、驚くことにホームが市場になっていて、人々はそこで自由に商売していました。
バナナなどのフルーツや衣服、飲食など必要な食糧はほとんどホームの上で購入できてしまいます。
このように、完全に普通の住宅街に溶け込んでいる行き止まり式の駅です。
隣の道路からは自由に線路に入れて、誰にも怒られることはありません。
タイ特有の、まったりした空気が流れていて、バンコクとは思えないくらいのんびりとした空気が充満していました。
線路のすれすれに商売で使用するであろう備品が置かれてました。
お店も線路のギリギリの位置に出店していて、かなり緩く、そして自由な雰囲気です。
駅の裏路地です。
精肉店や魚など、ちょっとした市場が広がっていました。
食品の生臭さやドブ川の臭さが混ざり合って、東南アジア独特の雰囲気を感じるならおすすめの場所です。
こちらは駅の待合スペースです。
利用者は皆、涼しいこちらの場所で列車を待ちます。
このように、タイ特有のまったりとした空気に浸りたいなら、この場所は最高です。
なおエアコンが無いので暑さはかなりこたえます。
こまめな水分補給は怠らないようにしましょう。
マハチャイ線 列車の紹介
駅で待っていると、轟音を轟かせて列車が到着しました。
マハーチャイ線は非電化で、全てディーゼル車を使用しています。
タイでは、プラットホームが低いので写真のようなかなりの段差がありますので、足元には十分に気をつけて乗降しましょう。

足を怪我している人や高齢者にとっては、かなりのハンデです!
最初に紹介するのが、10バーツの普通席です。
この席は、
- エアコン無し
- 座席が硬い
というかなり過酷な環境です。
クロスシートはこんな感じでした。
びっちり垂直で、快適さなど全くありません。
しかも砂埃が落ちていて、少し汚いです。
しかし、革の座席ならまだラッキーな方と言えるでしょう。
こちらのプラスチック座席の車両に当たってしまったら、さらに地獄です(笑い)。
とにかく座席が硬く、腰痛持ちの方にとっては最悪とも言える座席です。
しかも湿度が高く、快適とは程遠い過酷な環境でした。
ただ、列車が走っている際は風が入ってくるので、一応涼しいと言えば涼しいです。
1時間の道のりを快適に過ごしたい方におすすめなのが、こちらの冷房車両です。
1両しかありませんが、車内には冷房が効いていて、しかも背もたれ付きの椅子という快適ぶりなので、マハーチャイまでの1時間を快適に過ごすことができます。
タイ語では「ロットプラップアーカート」と言いますので、ここに座りたい場合は窓口で伝えましょう。
ちなみに料金は20バーツ(80円)で、エアコン無しの席より10バーツ高いです。
どうしてもエアコン付きで快適に移動したい!!!と思ったら、必ずこの席に座りましょう。
正直、快適度が桁違いです!!
といっても、座席は決して柔らかくは無く、非冷房車両よりましといった感じでした。
それでも、10バーツ課金すれば冷房ありの車両に座れるのでおすすめです!
マハーチャイ線 道中
マハーチャイ線は、一般の住宅街のすれすれを全力で走って行きます。
そのために住人は普通に線路を歩いたりしているので、列車は常に「ブウォーーーーーーー!!!!」とクラクションを鳴らし続けて走るので、とにかくうるさいです。
先述したように日本の鉄道と違って、レールの保線工事があまりされていないのか、走行中やたらと上下または左右に揺れることがあります。
脱線するかしないかは運次第です。
線路のすれすれには、このようにバナナの木が多く生えています。
窓から手を出すと確実に負傷しますので、絶対に顔や手を出さないようにしましょう。(当たり前だ)
噂によると、窓から足を出してのんびりしていたら、木と足がぶつかって足を失った人がいるとかいないとか(恐怖)。
ワットタカット駅
先に紹介した、ウォンウェイヤイ駅からBTSのウォンウェイヤイ駅までは徒歩10分で、炎天下の中を歩いていかなければなりません。
もしそれが嫌な場合は、こちらのワットタカット駅を利用するのもおすすめです。
最寄りにBTSのワットタカット駅があり、タイ国鉄の駅まで徒歩3分で到着できるので、ウォンウェイヤイ駅から行くよりも楽にアクセスできます。
ワットタカット駅の位置はこちら。
高架の下を歩いて移動できるので、暑い日差しを避けれるので移動はかなり楽です。
マハチャイ駅
ウォンウェンヤイ駅を出て1時間、この駅がマハーチャイ駅です。
マハーチャイ駅のホームは一見平穏な感じに見えますが、奥に行くと凄い光景が広がっています。
駅は市場の中にあって、列車を降りたらもうそこは衣類や魚介類を売る市場という何ともカオスなたたずまいの駅でした。
商品は線路の上にありますが、電車が近づくと全力でどかします。
駅舎の中には、昔のマハーチャイの街並みを写した貴重な写真が展示されてました。
こちらが、駅舎内にある切符売り場です。
電車の到着が近づく時にだけ窓口は開き、それ以外は閉まってますので注意しましょう。
ホーム内はカオスの状況で、このように商店が広がっていました。
マハーチャイ駅の周辺は、このように市場が広がっています。
天気の良い時には、線路の上に唐辛子が干してあるなど、ある意味無法地帯です。
マハーチャイ駅の踏切では、列車が近づくと踏切を見張っている国鉄職員さんが手動で遮断機を降ろします。
この位置に立つと、電車はかなりの至近距離を通過していくので、かなりの迫力です。
ただ、一歩間違えると大事故につながりますので、無理して撮影はしないようにしましょう。
マハーチャイとはどんな街か?
マハーチャイは、バンコクの西の郊外にある港町で、毎日新鮮な魚介類が店頭に並ぶことでも有名な町です。
特にイカは有名で、お店の中には何とも美味しそうなイカが並んでました。
イカだけで無く、エビや魚、保存食として使用するであろう干物などが中心です。
色々な魚が売られていて、歩いているだけでも楽しい街です。
賑やかで威勢の良い声が飛ぶ活気のあるマハチャイ市場。
観光客が魚介類を購入するのは少し無理があるかもしれませんが、雰囲気を味わいながら歩くのがおすすめです。
もし新鮮な魚介類を味わいたいなら、こちらのレストランに行きましょう。
川沿いにあって、壁に魚の絵が書いてある建物の3階にあります。
このレストランは価格的には高級の部類に入るレストランですが、味は保証できます。
2018年頃はもっと古めかしい感じのレストランですが、2022年になったらこのように綺麗にリノベされてました。
海へと続く大きな川を眺めながら食べる食事は最高です。
ただ、決して真下は見ないようにしてください。
なぜなら、川の上は謎の水草で埋め尽くされているからです!
乾季(11月〜3月)に行った時には、ここまで水草はありませんでした。
この写真は6月に撮影したので、おそらく雨季はこんな感じかもしれませんね。
さらに水草の中をじっくり見ると、家庭ごみや洋式便器、洗濯機や謎の機械など、あらゆるものが不法投棄されているヤバい光景が見れます。
間違って食事中にそんな粗大ゴミを見てしまったら、飯がまずくなること確実です。
見た目も不気味な感じなので、食事中は水草を凝視しないようにしましょう!!
渡し船 乗り方
マハーチャイの街からちょっと冒険したいなと思ったら、ぜひ川向こうへ向かうこちらの渡し船に乗船しましょう。
マハーチャイから向こう側のターチャロームと言う街を結ぶ小さい船で、料金はわずか2バーツ。
向こう岸のターチャロームの住人にとって、この船は買い物などで利用する生活路線でもあります。
なので、多くの乗客はバイクごと船に乗ってくるのが大半です。
船着場はこちら。
乗り方は簡単で、船着場の窓口で2バーツを支払って船が来るのを待ちましょう。
船が到着して停泊したら、速やかに船に乗ります。
船内はこんな感じです。
両サイドにベンチがあって、真ん中はバイク専用のスペースになってます。
船が停泊していると次々とバイクが乗り入れてきました。
ちなみに真ん中には、柵はありません。
これはすぐにバイクが侵入できるようにするためで、時々バイクはスピードを出して船に乗って来ますので落ちないよう気をつけましょう。
ちなみに、船の上ではバイクのエンジンを切るのがマナーのようです。
やがて、船は出港しました。
この船は川の河口を航行しているので、時々写真のような巨大貨物船に遭遇します。
ここはタイでも有数の港。
数多くの船が移動していたので、水運の上で重要な意味を持つ川であることがよくわかります。
わずか6分で、船はターチャロームの船着き場に到着しました。
慌ただしくバイクが船を乗り降りして行きますので、歩行者は端っこを歩きましょう。
買い物帰りの方も多かったので、この光景を見ると渡し船がいかに生活に欠かせない存在なのかがわかりますね。
船を降りたら、この暗い一本道を歩きましょう。
右側の窓口が、帰りの切符売り場です。
この場所、バイクが狭い道関係無くかなりのスピードで走行します。
かなり怖いので、十分気をつけましょう。
この道を出たら、目の前にはターチャロームの街が広がってます。
なお、船着場の入口は仏塔のエンブレムが目印なので、間違えないよう気をつけましょう。
ちなみに、帰り方は行きと全く同じです。
ターチャロームの街
こちらが、ターチャロームの街です。
はっきり言って、特に観光名所はありません。
大きい寺院が数件と、野良犬が数匹うろついているくらいです。
ただ、緩やかな時が流れた静かな街で、なんだか落ち着いた雰囲気になりました。
バンコクの喧騒に疲れた人にとっては、そのまったりした空気が癖になるので、観光地で無いタイの街を歩いてみたい方にはおすすめです。
ちなみに船着場から歩いて5分ほど西に行ったところには、メークロン線の起点である「バン・ラーエム駅」 があります。
狭い路地の奥に、忽然と現れる駅でした。
駅構内は自由に入場できて、構内には簡単な食べ物を売るお店とトイレ、切符を売る小屋があります。
駅員さんは2人常駐していて、安全確認や切符販売をしていました。
そしてこちらが、メークロン行きの列車です。
静かな駅に轟音をなびかせて現れるこの列車、中々の迫力でした。
この列車に乗って約1時間半で、鉄道が市場のすれすれを走ることで有名なメークロン市場へアクセスできます。
この場所へ直接アクセス可能です。
しかしこの列車、1日に4本のみという超ローカル線となってます。
一応ウォンウェイヤイ駅には時刻表がありますが、日帰りで行くにはスケジュールがかなりタイトです。
何しろメークロン発の最終列車が夕方で、逃してしまうとバンコクに戻れません!
日帰りで確実に行くなら、ウォンウェイヤイ駅発朝7時の列車に乗らなければならないという、かなり厳しい条件の路線です。

メークロン市場はバンコクからのツアーで行くのがおすすめです!!
まとめ
今回は、バンコク郊外の港町のマハーチャイへ列車を使用して行く方法と、見所について解説してきました。
バンコクから日帰りで気軽に足を運べますので、バンコクの喧騒から離れてのんびりした雰囲気を満喫したり、刺激を得たいならおすすめです。
バンコクに旅行に行くのなら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。