【春と秋に特別拝観開催】京都の臨済宗相国寺派の寺を3つ紹介します

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  • 相国寺(しょうこくじ)
  • 金閣寺
  • 銀閣寺

これらのお寺は、京都を代表する観光名所として、毎年多くの観光客を集めているお寺です。

この3つのお寺には、共通点があります。

これらのお寺は、全て臨済宗相国寺派のお寺で、室町時代の足利家によって開基(かいざん)されました。

ほとんどの人は、何気なく見てきたと思いますが、実は同じ宗派で、尚且つ室町時代を語る上で重要なお寺なのです。

このことは、あまり知られてないことではないでしょうか?

 

この記事では臨済宗相国寺派のそれぞれのお寺の見所を紹介します。

現在相国寺では、春の特別拝観を開催していて、貴重な宝物を見られる絶好の機会です。

京都観光に行く前に、是非この記事を参考にしてみてください!

 

 

臨済宗相国寺派寺院 ①相国寺

臨済宗相国寺派の大本山の寺院です。
臨済宗には、臨済宗の寺格を示す京都五山という格付けランキングのようなものがあり、その中で相国寺は嵐山の天龍寺に続く第2位に格付けされています。
ちなみに、臨済宗南禅寺派の総本山として知られる南禅寺は、その格式の高さから別格扱いをされています。
同志社大学今出川キャンパスの裏にある広大な敷地の中は、自然あふれる森や池がある門前町のになっていて、地元住民が散歩したり自転車を走らせているのんびりした雰囲気でした。
まあ、緊急事態宣言時だったので、観光客が少なかったのも理由ではありますが。
室町時代に流行った、漢文学の学問である五山文学の中心として、多くの学僧がこの相国寺で学びました。
その中には、あの水墨画でおなじみの雪舟もいます。
また、これまでに6回ほど火事で焼失していて、現存している文化財は1500年後半から1600年前半にかけて建築されたものです。
その後も、当時日本で1番高い仏塔とされた7重の塔も落雷で崩壊されるなど、なかなかの波乱万丈な歴史を持つお寺でもあります。
相国寺では毎年春と秋の2回、
  • 法堂(はっとう)
  • 方丈
  • 開山堂

の3つの建物の内部を見学できる特別拝観を開催しています。

春は3月終わり頃から6月の頭まで、秋は9月の終わり頃から12月の半ばまで開催。

どちらの季節も、拝観時間はAM10時からPM16時までとなっていて、拝観料は、

大人 800円
65才以上と中高生 700円
となっています。
それでは、見学可能な3つの建物を順に見ていきましょう。

臨済宗相国寺特別拝観見所①  法堂(はっとう)

 

日本にある方堂の建築物としては、最古の歴史を誇る建物で、相国寺の象徴でもあります。

正面は28.72m、側面は22.80mという巨大な建造物です。

1551年に焼失してしまいましたが、1605年に徳川家康の命を受けた豊臣秀頼の寄進により、再建されたのが現在の法堂と言われてます。

残念なことに、中の撮影は禁止されていて、直接自分の撮影した様子は伝えることができません。

この法堂最大の見所は、蟠竜図という狩野永徳によって描かれた龍の絵で、法堂の天井にまるで生きているかのように描かれています。

 

別名八方睨みの龍」と言われ、竜の鋭い眼光がどこから見ても睨み続けているということから、こう呼ばれるようになりました。

さらにこの龍は、「鳴き龍」というもう一つの別名があります。

竜の真下あたりで、思いっきり手を打つと、その音が強烈に反響して返ってきて、それが泣き声のように聞こえることからこのように呼ばれています。

必ず須弥壇(しゅみだん)の横から手を鳴らさないと、その反響音は聞くことができません。

この反響音を聞くだけでも、相国寺を訪れる価値は十分にあります。

是非とも、ご自身で対面してみてください。

この他にも、貴重な仏像が安置されていて、そちらも必見なので見逃すことのないように。

 

臨済宗相国寺特別拝観見所②   方丈

法堂の北側にある建物で、住職の居室のことを言います。
何度も消失しては再建されていて、現在の建物は後に紹介する開山堂と共に1807年に再建されたものです。
方丈には多くの部屋があって、ふすまには見事な水墨画が描かれていますが、これらの作品も撮影禁止なので、手元にはありません。
方丈には、このように緑あふれる前庭があり、ちょっとした癒しスポットにもなっています。
時間制限は特にないので、静かで物音もほとんどないこの場所で、物思いにふけるのも悪くないですよ。

臨済宗相国寺特別拝観見所③   開山堂

法堂の右隣にあり、相国寺を開山した夢想国師と相国寺を開基した足利義満の仏像が安置されている、相国寺の中では極めて神聖な場所といっていい所です。
こちらも不幸なことに、応仁の乱(1467年)と天明の大火(1788年)で消失した過去があります。
1807年に桃園天皇の皇后であった、恭礼門院の黒御殿だった所を賜って1807年に移築されたのが、現在の開山堂です。
見学という部分では、仏像と美しい枯山水を見学することができます。
綺麗に整った枯山水庭園を前に、ゆっくり床に腰掛けながら、緩やかな時の流れを感じリラックスする。
これが僕の個人的な開山堂の楽しみ方です。
このように、法堂の鳴き龍や貴重な芸術品や仏像が観れるのも、1年のうちの半年間だけです。
貴重な文化財が一気にみれるチャンスでもあるので、是非この目で確かめてみてはいかがでしょうか?

臨済宗相国寺 アクセス方法

アクセスは便利です。
地下鉄烏丸線今出川駅から徒歩5分で、相国寺に着きます。
同志社大学今出川キャンパスの向かいにあるので、迷うことはまずありません。

臨済宗相国寺派  金閣寺

京都を代表する観光地として、知らぬものはいないであろう有名なお寺です。
銀閣寺と共に、相国寺の境内塔頭(けいだいはっちゅう)の役割をもっています。
境内塔頭とは、総本山である相国寺を守るために弟子が設置した末寺院の事。
金閣寺というのは、上の写真の金閣のことを指していて、正式名称は鹿苑寺といいます。
金箔に包まれたその美しい姿は、訪れた人の心を掴んでやまないのです。
何を隠そう僕も、回数を覚えてないほど幾度となく金閣寺へ行きました。
元は鎌倉時代の公爵、西園寺公経の別荘だったこの場所を、室町幕府の将軍足利義満が譲り受け、山荘北山殿という名前で造ったのが始まりとされてます。
鹿苑寺内の庭や境内は、極楽浄土を表現したものとなっているとのこと。
義満はこの頃、中国との貿易を盛んにして新しい文化の形成に全力を尽くし、後に北山文化という新しい文化を形成していきました。
禅宗特有の建物で知られる庫裏(くり)を初めとした建物は、外からの見学だけとなっていて、見学者は鹿苑寺内を散策する感じになります。
金閣の裏は、起伏のある山道みたいになっていて、ちょっとしたハイキングコースみたいな感じです。
あちらこちらに湧水が流れていて、それらは足利義満が手洗いやお茶を立てる時の水として使われたりしていたとのこと。
このように、金閣寺は自然あふれる癒しスポットとしても有名です。
美しい金閣を見ながら、緑あふれる自然とマイナスイオンあふれる湧水に癒されてみてはいかがでしょうか?

臨済宗相国寺派 金閣寺 アクセスと拝観料

アクセスは、京都駅、四条河原町、北大路バスターミナルからバスが運行。
「金閣寺道」バス停で下車。
相国寺と金閣寺は、市バスで乗り換えなしでアクセスができます。
烏丸今出川バス停から、
  • 59系統
  • 急102系統

に乗れば、金閣寺道バス停まで直行で行けます。

参拝時間はAM9:00からPM5:00までで、

拝観料は

大人(高校生以上)400円
小中学生     300円

となっています。

 

臨済宗相国寺派  銀閣寺

京都市左京区にあり、市内東側に位置している銀閣寺。
こちらも京都観光の定番スポットとして、多くの観光客が訪れています。
正式名称は慈照寺(じしょうじ)。
金閣寺と共に、相国寺の境外塔頭(けいがいたっちゅう)として知られています。
室町幕府8代目将軍である足利義政によって造営された、山荘東山殿が始まりで、1490年に義政が死去したことで彼を弔うために、東山殿は慈照寺に名前を改められました。
ちなみに「銀閣寺」という名前がついたのは、江戸時代になってからで、金閣寺に対して銀閣寺という感じで付けられたとの由来があります。
応仁の乱のよって焼け落ちた東山の地に、義政が生涯をかけて造りあげた慈照寺のお寺の美しさは、一見の価値ありです。
ちょっと見づらいですが、こちらは銀閣寺の庭園です。
綺麗に整備された枯山水の庭園の中には、富士山を模した砂の塊の向月台があり、不思議な存在感を出しています。
銀閣寺の裏にある山は登れるようになっています。
銀閣や庭園が鬱蒼と茂る森の中にある感じで、独特な雰囲気を醸し出してますね。
写真右側に見える建物は、方丈で、その隣には東求堂があります
東求堂は、現在の4畳半茶室の原型と言われる茶室や、義政公や阿弥陀如来像も安置されています。
ここから見る銀閣寺は、間近で見るのとは違う味わいがありますね。
金閣寺が金で覆われているのに対し、銀閣寺は銀閣と呼ばれているのに銀は全く貼られてません。
これにはいくつかの説があって、
  1. 室町幕府の財政難説
  2. 最初から銀を貼る気なかった説

というような説がいくつかありますが、いずれも都市伝説レベルの話なので、はっきりしていません。

でも、個人的には庭の美しさは金閣寺より落ち着いていて、僕は銀閣寺の方がお気に入りですね。

この木目の色が、なんとも言えない落ち着いた感じを演出していていいですね。

金閣寺が派手なので、余計にそう感じてしまうからでしょうか?

静かで落ち着いた雰囲気を楽しみたいなら、銀閣寺はおすすめです。

 

臨済宗相国寺派 銀閣寺 アクセスと拝観料

アクセスは京都駅、祇園、四条河原町からバスに乗って「銀閣寺道」で下車して徒歩10分です。

同じ宗派のお寺というからなのでしょうか、相国寺と金閣寺も乗り換えなしで銀閣寺にアクセスできます。

  • 相国寺からは急102系統、203系統
  • 金閣寺からは急102系統、204系統
でアクセスが可能です。
拝観時間は、
  • 夏場(3月〜11月)AM8時30分〜PM5時00分
  • 冬場(12月〜2月)AM9時00分〜PM4時30分

拝観料は

大人 (高校生以上) 500円
子供 (小中学生)  300円
となっています。
この他に、東求堂や本堂を見学できる特別拝観を春と秋に開催しています。
銀閣寺の貴重な宝物品を間近で見れる絶好の機会です。
事前に受付で申し込むスタイルになっていて、ガイドの説明付きで1日に6回、定員10名のツアー形式です。
特別拝観は、入場料と別に1,500円が必要となっています。
今年の春の特別拝観は、残念ながら中止になりました。

まとめ

今回紹介した3つのお寺
  • 相国寺
  • 金閣寺
  • 銀閣寺

はお互いの寺同士、簡単にバスでアクセスできるので便利です。

相国寺の春の特別拝観は、6月まで開催しているので、行くなら今が狙い目ではないでしょうか?

静かな雰囲気ですので、心を落ち着くにはもってこいの場所と言えます。

木目の床に腰掛けながら、庭を見つめて心を癒しましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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