島根県松江市の象徴ともいえる宍道湖は、島根県を代表する景観地として全国的に有名です。
この宍道湖で有名なのが、芸術といっていいくらいの美しさの夕日で、その美しさは多くの観光客を虜にしています。
「日本の夕陽百選」にも選ばれた夕焼けは、一生のうちに一回は見なければ損です!
場所によって様々な姿を見せる宍道湖の夕日。


でもどこで見るのがいいのかしら?
この記事ではこういった要望に答えていきましょう。
松江市には、様々な宍道湖の夕日撮影スポットがあります。
今回は、僕が選んだ撮影スポット5ヶ所を紹介していきますので、是非参考にしてみてください!
それでは参りましょう。
目次
宍道湖夕日撮影スポット その1 白潟公園
松江市街地にある宍道湖湖畔の公園です。
JR松江駅から西へ歩いて約13分、一畑電鉄松江しんじ湖温泉駅から穴道湖大橋を渡って徒歩約17分のところにあります。
公園内のあちらこちらには松の木が植えられていて、その木と夕日のコントラストがひじょうに美しく、綺麗な夕日を撮影するには最適な場所です。
白潟公園の入り口には、青柳楼の大燈籠(あおやぎろうのだいとうろう)があります。
かって宍道湖の近くにあった「青柳楼」という名前の料亭の名前から取ったこの大燈籠は、松江市がこの場所にあることを、宍道湖を航行する船に伝える灯台の役割を果たしていました。
公園内にはこの他にも色々なモニュメントがありますので、夕日と一緒に撮影するというのも中々いい物なのではないでしょうか。
公園入り口には売店(カフェスタイルのキッチンカー)も夕方に出ていたので、軽食や飲み物を買うこともできます。
駐車場もあるので、車でのアクセスが出来るのもGoodです。
穴道湖夕日撮影スポット その2 くにびき大橋
松江市を横に流れて宍道湖へ注ぐ大橋川に架かる橋の一つが、こちらのくにびき大橋です。
夕日の沈む頃になると、写真のように綺麗な夕日が、川の水面に見事な光の道を描きます。
大橋川は実際に見てみると、結構大きいです。
周囲に大きな建物が少ないので、夕日がここまで綺麗に見えるのかもしれないですね。
本当にここから見る夕日、松江市民が羨ましくなるくらいの美しさです。
晴れた1日の終わりに、これだけの美しい夕日を見れるのですから。
くにびき大橋は、JR松江駅の北口から、一畑百貨店のある交差点を北に進んでいってすぐのところです。
写真に写った景色の反対側は、オランダにある干拓地のような中瀬になっていて、天気が良ければ大山が綺麗に見えます。
そちらも見逃すことがないように!
宍道湖夕日撮影スポット その3 岸公園
岸公園は、島根県立美術館の前に位置する芝生の綺麗な公園です。
芝生の上は、因幡の白兎のオブジェが展示されています。
12体の跳ねる姿をしたウサギと夕日を一緒に撮影できるスポットということで、多くの観光客がスマホやカメラ片手に写真を撮っていました。
ペットを散歩させてる人も多く、謎の動かないウサギに少し戸惑っているような感じでしたね。
ウサギの前には、宍道湖で取れるシジミの殻が置いてあります。
このシジミの殻をウサギの目の前に置くと、幸せが訪れるという言い伝えがあるみたいです。
もし貝殻を用意できるのなら、試してみるのもいいかもしれませんね。
岸公園は美術館の前にあるということで、因幡の白兎以外にも色々なオブジェがあって楽しめます。
オブジェを上手く利用して、思い思いに夕日の写真を撮ってみましょう。
ちなみに、公園に隣接する島根県立美術館の1階ロビーはガラス張りになっていて、そこから夕日を鑑賞することもできます。
室内から見れるので、暑さや寒さを凌げて楽です。
ロビーは無料で入場できるので、気軽に入ってみましょう。
JR松江駅から、歩いて15分ほどです。
白潟公園に隣接しているので、そこで夕日を見てから岸公園に向かうのがベスト。
直接路線バスでアクセスもできますが、本数はかなり少ないので徒歩の方が良いかもしれません。
宍道湖夕日撮影スポット その4 袖師地蔵と石灰地蔵
次に紹介する撮影スポットは、袖師地蔵と石灰地蔵が建っているこの場所。
この写真は、夕日が沈んで少し経ってから撮影したのですが、なんともありがたみのある神々しい写真ですね。
手前に位置する大きい御地蔵さんが袖師地蔵。
そして、ちょっと隠れて見えなくなってしまいましたが、袖師地蔵の横にたたずむ小さい御地蔵さんが、石灰地蔵です。

石灰地蔵という名前は、地蔵を作った人の家の隣がシジミの貝殻から石灰を作っていたことからこの名前がついたとのことです。
2体は江戸時代からこの場所に存在して、今も宍道湖の安全を静かに見守り続けています。
地蔵が建っている周辺の沖は、船の難所と言われ、たびたび水難事故が発生していたみたいです。
そして、その度に多数の犠牲者を出していました。
その宍道湖の安全を祈願するために、この地に2体のお地蔵さんが建てられたのです。
実際宍道湖に行ってみると、かなり波と風が強かったです。
宍道湖は、我々の思った以上に過酷な環境にあるんですね。
この美しい景色を撮影しようと、この付近には本格的なカメラ機材を持ったカメラマンも待機しています。
訪れた日に遭遇したカメラマンは、何を血迷ったのか波打ち際すれすれで三脚を立てて、波と風に打たれ三脚が倒れそうになりながらも必死で夕日のベストショットを狙ってました。
おそらく、こうした人は1年中たくさん見かけるのでしょう。
宍道湖夕日撮影スポット その5 嫁ヶ島
最後に紹介するのは、宍道湖に浮かぶ嫁ヶ島と夕日のショットです。
ポツンと浮かぶ島と夕日のコントラスト、本当に綺麗でした!
全長110m、幅30mの大きさの嫁ヶ島は宍道湖を代表する景色の1つで、その美しさは小泉八雲を初め多くの文豪に愛されてました。
島には、竹生島(ちふく)神社という神社があります。
有名なイベントは、毎年8月に行われる陸地から嫁ヶ島までの約200mを歩くイベントです。
中々立ち入ることのできない島ということもあって、多くの人が参加します。
水深130mくらいなので、子供でも泳ぎながら簡単に行くことができるみたいですよ。
そんな嫁ヶ島と夕日の風景を人目見ようと、晴れた日には毎回多くの人が夕日を早い時間から待ち焦がれています。
嫁ヶ島が見える場所は、ベンチやテラスがあって、見物客は皆そこに腰掛けながら夕日を見つめていました。
白潟公園からこの場所まで、ゆっくり歩いて30分くらいで到着します。
遠いなーと思うかもしれませんが、道中夕日を観察しながら歩いていけばあっという間に到着するので大丈夫です。
この素晴らしい風景は、松江での思い出を生涯忘れえぬ物にしてくれるので、決して見逃すことのないようにしましょう!
宍道湖夕日撮影 宍道湖夕日指数について
松江市観光協会のHPでは、宍道湖夕日指数という数字を毎日発表しています。
この夕日指数を確認することによって、宍道湖の夕日が綺麗に見られる確率を確認することが出来、滞在中いつなら綺麗な夕日が見れるのかを、一眼で確認できるのでとても便利です。
1週間単位で表示され、指数50〜70までならば確実に見れます。
指数20以下になってしまうと、天候の影響もありますが見るのは難しくなりますね。
松江を訪れる際は、この夕日指数を必ずチェックしてから行ってください。
滞在中全て晴れればラッキーですが、もし天候が悪かった場合は運が悪かったということで諦めましょう。
まとめ
今回は、松江市にある宍道湖の定番撮影スポットを5ヶ所紹介しました。
今回紹介した押さえとくべき夕日スポットは、
- 白潟公園
- くにびき大橋
- 岸公園(島根県立美術館)
- 袖師地蔵と石灰地蔵
- 嫁ヶ島
の5ヶ所です。
松江市に観光へ行く際は、必す夕日を見て帰ることをおすすめします。
写真で見ても綺麗ですが、実際に行って見て見たら、想像以上の美しさに言葉を失ってしまいました。
夕方の貴重な時間を使って見に行く価値は存分にあります。
温泉もあって、美しい湖と川が流れる松江市。
是非一度訪れて見てください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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