【世界一の木造橋】パワースポットで有名な島田蓬莱橋の景色を紹介

静岡ガイド

静岡県島田市の大井川には、あのギネスブックに登録された世界一の木造橋が架かっています。

 

それがこちら。名前を蓬莱橋(ほうらいばし)と言います。

大井川に架かるこの橋は芸術と言えるくらい美しい橋でもあり、厄払いや長寿の御利益が叶うパワースポットとしても有名な橋です。

今回の記事では、蓬莱橋とは

  • どんな景色なのか?
  • パワースポットに何があるのか?

というのをまとめてみました。

見所が豊富なので、訪れる際は記事を読んでぜひ参考にしてください。

 

 

蓬莱橋のアクセス紹介

 

JR島田駅の南口から、藤枝方面へ向かってひたすら歩きショッピングモールのアピタに差し掛かったら、右へ曲がって大井川の河川敷の方向へ向かえば、蓬莱橋が見えてきます。

駅から蓬莱橋まで、徒歩約20分です。
ちょっと距離がありますね。

 

車で行くなら、新東名金谷ICから20分、東名吉田ICから15分で到着します。

 

 

こちらは、大型バスも駐車できる第1駐車場です。
この他に、河川敷の方にも駐車場がありますが、数に限りがあるので注意しましょう。

 

蓬莱橋ってどんな橋なの?

 

 

橋のたもとには、勝海舟の銅像がありました。
なぜ彼の銅像があるのかというと、牧之原台地の茶畑の発展は彼の貢献抜きには語れないからです。

勝海舟は1860年に渡米した際、日本の緑茶が世界的に価値のあるものとして認識したことで、1869年に勝海舟は中條景明と大草高重が指導する旧幕臣に、牧之原台地の茶畑の開拓を指示しました。

ひろたか
ひろたか

勝海舟はその後も、相談役になったり経済的援助を繰り返してきました。

こうして牧之原台地の開発が始まったのですが、当時の大井川には橋が無かったので川を渡るにも一苦労だったようでした。

ひろたか
ひろたか

小さな小舟で渡ってたので、かなり危険を伴うものでした。

増水した時は渡れなくなり、地元の人にとって悩みの種だったようです。

 

そこで島田の住人は、橋を架けてもらえるように静岡県令(今の静岡県知事)に願い出て、これが許可されて1879年に、茶畑開拓用と川の向こう岸の初倉地区を結ぶ橋として完成しました。

これによって、初倉地区の人々も島田の方へ生活用品の買い出しも容易になるなど、生活は大変便利になったのです。

 

 

蓬莱橋の全長は897.4m、幅2.4mのこの橋は、「世界一長い木造の橋」として1997年にギネスブックに登録されました。

 

 

橋のたもとには、証拠となるギネス公認の記念碑がありました。

蓬莱橋は897.4mの長さにちなんで、「やくなし(897.4)の長生き橋」と呼ばれ、渡ると縁起が良くなり長生きすることができると信じられています。

そのため、橋の対岸には願いが叶うお地蔵さんや長寿を願う鐘、七福神像などご利益のある見所が目白押しです。

ひろたか
ひろたか

夜にはライトアップされます。

明治時代から変わらぬその姿は、時代劇を中心に多くのテレビドラマのロケ地としても使用されています。

 

島田蓬莱橋 実際に渡ってみよう!

 

 

橋の入口には、2018年に茶店兼売店が開業しました。
ここは蓬莱橋の長さ897.4mに因んで「やくなし茶屋」と呼ばれていて、緑茶など島田のお土産を購入することができます。

ここでは、お茶で作ったジェラードアイスが人気です。

 

 

蓬莱橋を渡れるのは、歩行者と自転車のみ。
通行料は歩行者大人100円、子供10円、自転車100円となっています。

朝の8時30分から17時までは、写真の窓口で通行料を支払い、それ以外の時間帯は橋のたもとに料金箱がありますのでそこに料金を入れて通行してください。

大雨や台風接近で、大井川の水かさが増した時は、通行できない場合があるので注意。

実際、これまで何度か濁流で橋が流されたことはあります。

島田蓬莱橋 渡ってみたらこんな感じ

 

 

通行料を支払ったら、早速蓬莱橋を渡ってみましょう。

蓬莱橋は、明治時代に架けられた時のままの状態を保っているので、見ての通り横の手すりは低く、全く意味の無い状態になっています。

こんなこと言うのもなんですが、あまり安全性というのは考えられてない感じになっているので、気をつけて渡りましょう。

 

 

蓬莱橋は思った以上に高さがあります。
木造なので、強風の吹く日や雨の日に渡るとかなり揺れるらしいです。

なのでなるべく晴天の日に渡る方が良いでしょう。

 

 

木造の橋である蓬莱橋は、これまでに何度も大雨による濁流の影響で損壊しました。

この写真、手前の木と奥の木の質が明らかに違います。
ここは以前流されて損壊してしまった部分です。

このような修繕した痕跡が、3ヶ所ほどありました。

 

 

長い間使用しているので、橋の木も腐りかけています。

 

 

木のつなぎ目をよく見てみると、地面がはっきりと見える箇所があちらこちらにありました。

これを見ると、今にも壊れてしまうんじゃないかと不安になります。

足を踏み締めると、「ギー」という音がしたり、誰かの歩く振動で橋が揺れたりして、かなりスリルのある橋です。

高いところが苦手な人にとっては、ちょっとしんどい橋なのかもしれません。

 

 

少し歩くと、川の部分に差し掛かります。
この日は前日に雨が降った影響でしょうか、かなり流れは急でした。

上から見下ろすと、結構恐怖を感じますね。

 

 

恐る恐る歩きながら、やっと橋の中間地点に到着しました。
中間部分には、このように「ど真ん中」とわかりやすく記されています。

ここで一息入れましょう。

 

 

さらに進んでいくと、メインの川に差し掛かりました。
ここが1番規模の大きい流れになっています。

 

 

恐る恐る川底を覗いてみました。
こちらもかなり水は透き通っていて綺麗です。

大井川は水質が高く水量も豊富なので、1年中この状態が保たれているのが良いですね。

 

 

この川を過ぎると、向こう岸まで後少しです。
なんか、森の中に吸い込まれていくような感じですね。

 

 

橋の揺れと高さに怯え、強烈な日差しに耐え続け、ようやく橋を渡り終えました。
こちらが、蓬莱橋の初倉側のたもとです。

やっと日陰に入れる気持ちと、無事に何もなくたどり着いた安心感で、着いた時はホッとしました。

島田蓬莱橋 初倉側の風景

 

 

こちらが蓬莱橋の初倉側のたもとです。

ゆっくり歩きながら、約15分ほどで渡りきることができます。
この日は暑い天気だったので、待望の日陰といった感じでした。

ゴールの部分は日陰でコケがあって滑りやすくなっているので、足元には気をつけましょう。

 

 

橋のたもとには、このような案内板がありました。
ここから隣にある島田大橋の方まで、7福神の銅像がある小路を散歩できます。

ただし、かなり険しい道のりなので、行く場合はそのつもりで。

 

蓬莱橋 初倉側の展望台周辺の見所

 

 

ここからは、蓬莱橋と島田市を見渡せる展望台を紹介します。

展望台の周辺は、縁起が良く願いが叶うとされるお地蔵さんがあることから、パワースポットとしても有名なので、そちらも合わせて紹介していきましょう。

15分近くかけて渡り切ったところに目に飛び込んできたのは、観光客向けに静岡土産を販売している露天でした。

気さくなおじさんが、挨拶して歓迎してくれます。
展望台の入口は、その露天の隣にありました。

 

 

こちらが展望台への登り口。
登り口には「蓬莱吉祥天女」という無病息災を祈る仏像がありました。

ここでは手を合わせて、

「オンマカシリエイソウカ!」

と3回唱えれば、願いがかなうと言われています。

 

祈りを終えたら、早速展望台へ向かいましょう。
少し山道を歩きますが、簡単に登れるので大丈夫です。

 

 

こちらは縁結びの地蔵です。

良縁や恋愛はもちろん、仕事やお金の願いもかなうとのこと。
写真右側にある小石に願い事を書いて、地蔵の前に奉納します。

有名な場所なんでしょうか、かなりの石が奉納されてましたね。

 

 

こちらが蓬莱橋を見渡せる展望台です。
展望台には、「HORAIBASHI」と書かれた木でできた巨大フレームがあり、記念撮影にピッタリの場所となっています。

ここで記念撮影をしていきましょう!

 

 

そしてこれが、展望台から見た蓬莱橋と島田市の景色です。

いやー天気が良かったこともあって最高の景色でしたね。
大井川の大きさと水の美しさと、綺麗に伸びた橋のコントラストが絶妙で、まるで絵画のような景色です。

あまりの美しさに、しばらく見惚れてしまいました。

 

蓬莱橋 愛和の鐘と長寿の鐘

 

 

展望台の近くには、2つの大きな鐘があるので、ここで紹介していきましょう。

1つ目はこちら。
夫婦円満を唱えるながら鳴らすと効果があるとされる「愛和(あいわ)の鐘」です。

展望台のすぐ真後ろにあり、紐をふって音を出します。

山の中に響く鐘の音色は、大井川の美しい景色と調和して良い感じでした。

 

 

もう1つの鐘は「長寿の鐘」です。
無病息災に効果があるとされているこちらの鐘は、柱に掛かっているハンマーを使って鳴らします。

愛和の鐘より、良い音が響きました。
個人的には、こちらの鐘の音が好きです。

 

 

展望台と2つの鐘は、このような遊歩道で繋がっています。
今紹介したところは、5〜7分ほどで全て回れますので、御利益のために回ってみましょう。

 

蓬莱橋 橋から眺める美しい景色の紹介

 

 

蓬莱橋から見た島田市の様子です。
島田市は高いビルが少ないので、空や山が広く見えます。

ちなみに蓬莱橋の前には、ショッピングモール「アピタ」があるので、訪れた際に食べ物に困るようなことはありません。

 

 

こちらは金谷方面を見渡した景色です。

ここからは、島田市のシンボルとしても君臨している新東海製紙島田工場の赤い煙突が見えます。

もう少し空気が澄んでいたら、写真奥に写っている栗ヶ岳という山にある、木を使って描かれた「茶」の文字が見えるのですが、残念ながらこの日は見ることはできませんでした。

 

 

こちら側からは、晴れて空気が澄んでいたら富士山が見えます。

しかし、こちらも茶文字同様に姿は見えず。
富士山を見るならやっぱり真冬の晴天の方が良いのでしょうか?

目の前に見える大きな橋は島田大橋と言う橋です。

島田市から吉田町、富士山静岡空港にアクセスする際に利用するこの橋。
実際に渡ると結構高い橋で、車で渡ると少し恐怖感を感じます。

 

 

広大な茶畑がある牧之原台地です。

鬱蒼と森林が生い茂っている山のように見えますが、この上には美味しい静岡茶を生産している茶畑で埋め尽くされています。

橋の上から見たら、あまりの広大さに圧倒されました。
この山の上から見る大井川の景色は美しいと評判です。

富士山静岡空港も、この山の上にあります。
運が良ければ、橋の上から飛行機の離着陸を見れるかもしれません。

 


蓬莱橋を土手から見た写真です。
木造の橋に加えて、緑の草木が美しいコントラストを演出してました。

この場所から写真を撮影している人も多かったです。
橋の下から橋の上にいる人を撮影してる人もいました。

写生するにもベストな景色ですよね。

 

まとめ

今回は、世界一長い木造橋であり、パワースポットとしても名高い島田市の蓬莱橋を取り上げました。

流域面積の大きな大井川の大きさを理解するには最高の場所であり、橋のたもとには数々のパワースポットがあるので、運気を上昇させたいのなら必ず訪れるべき場所です。

何より橋の対岸の牧之原台地から見る大井川の景色は、静岡県でも5本の指に入るくらい美しい景色。
静岡県を訪れる機会があったら、ぜひ時間を作って蓬莱橋に訪れてみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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